山形銀行8344
The Yamagata Bank,Ltd.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが山形県で生活するとき、山形銀行はとても身近な存在です。例えば、給与が振り込まれる口座を開いたり、マイホーム購入のために住宅ローンを組んだりする場面で活躍しています。また、地元の商店や工場が事業を続けるための資金を融通するなど、地域の経済を血液のように巡って支えています。最近では、スマートフォンアプリで口座開設ができたり、キャッシュレス決済に対応したりと、あなたの暮らしをより便利にするサービスも提供しています。
山形県内地盤の地銀首位。2025期は、金利環境の変化を追い風に、純利益が前期比112.1%増の44.12億円とV字回復を達成しました。これを受け、年間配当を10円増配の45円とし、株主還元姿勢を強化。次期2026期には純利益50.00億円と更なる増益を見込んでおり、新たな中期経営計画ではROE5%以上、配当性向40%以上を目標に掲げ、資本効率の改善と企業価値向上を目指しています。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 山形県山形市旅篭町2-2-31
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 1.5% | 0.1% | - |
| 2025/03期 | 3.2% | 0.1% | - |
| 3Q FY2026/3 | 2.6%(累計) | 0.1%(累計) | - |
当行の収益性は、経費率のコントロールと貸出利ざやの改善により、着実な利益創出体質を確立しています。特に近年の純利益は30億円から40億円台で安定しており、効率的な資金運用が経営を支えています。今後はDX推進による業務効率化を進め、さらなるROE(自己資本利益率)の向上を図る方針です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 551億円 | — | 20.8億円 | 65.0円 | - |
| 2025/03期 | 529億円 | — | 44.1億円 | 138.2円 | -4.1% |
当行の業績は、貸出金利息収入などのコア収益が底堅く推移しており、2026年3月期には純利益で約50億円を見込むなど安定した成長基調を維持しています。近年は金利ある世界への回帰に伴い、資金運用収益の改善が進んだことが寄与しました。地域密着型の強みを活かした金融サービスの提供により、今後も地域経済の活性化と連動した着実な収益確保が期待されます。 【3Q 2026/03期実績】売上452億円(前年同期比16.9%)、純利益41億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
地方銀行としての預金・融資・為替業務を主軸としつつ、投資専門子会社を通じたM&A仲介やDX支援など、非金融分野への事業領域拡大を加速させています。少子高齢化による地域経済の縮小が主なリスク要因として認識されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 50億円 | 65億円 | 63億円 | +25.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 35億円 | 45億円 | 44億円 | +26.1% |
| 2024期 | 32億円 | — | 21億円 | -35.0% |
| 2023期 | 32億円 | — | 34億円 | +7.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
山形銀行は2025期よりROE5%以上、配当性向40%以上を掲げる新計画を開始しました。2025期は純利益が会社予想を大幅に上回りV字回復を遂げ、新計画達成に向け好調な滑り出しを見せています。一方で、過去の業績予想にはブレも見られるため、今後の金利動向や与信費用のコントロールが計画達成の鍵となります。株主還元強化の姿勢は明確であり、投資家の期待も高まっています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比15.5%増の57.4億円となり、通期計画の上方修正を実施しました。
株主還元強化の一環として累進的配当の導入を決定し、配当性向を40%目標へ引き上げる旨を公表しました。
山形大学と連携協定を締結し、DXを通じた地域イノベーションの創出に向けた支援体制を構築しました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
当行の財務健全性は、地方銀行として強固な基盤を維持しており、総資産は約3兆円規模を安定的に保持しています。自己資本比率は4%台で推移しており、地域金融機関として求められる十分な資本の厚みを備えています。近年は有利子負債が増加傾向にありますが、資金調達環境の変化に応じた機動的な対応がなされています。 【3Q 2026/03期】総資産3.2兆円、純資産1528億円、自己資本比率4.8%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 4,402億円 | 1,329億円 | 9.8億円 | 3,073億円 |
| 2022/03期 | 4,502億円 | 1,947億円 | 15.4億円 | 2,556億円 |
| 2023/03期 | 4,693億円 | 754億円 | 12.1億円 | 3,939億円 |
| 2024/03期 | 1,454億円 | 942億円 | 11.3億円 | 512億円 |
| 2025/03期 | 428億円 | 570億円 | 16.4億円 | 142億円 |
当行のキャッシュフローは、銀行業特有の預金増減に伴う営業活動キャッシュフローの変動が大きく見えますが、本業である貸出・運用業務は安定して継続されています。投資活動キャッシュフローは有価証券の売却などが影響し、期によってプラスマイナスが入れ替わる構造となっています。銀行業としての健全な流動性を保ちつつ、地域経済への資金供給を通じた事業成長に注力しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が20.0%と地方銀行としては高い水準にあり、多様な視点を取り入れた経営を行っています。監査体制の強化やコーポレートガバナンスの充実を図る一方で、地域経済の活性化を成長戦略の中核に据え、持続可能な経営体制を構築しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 683万円 | 1,175人 | - |
平均年収は約683万円であり、地方銀行業界における標準的な水準です。地域の雇用を支える金融機関として安定した給与体系を維持しており、長期間にわたる雇用安定性が高い点が特徴です。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、株価変動と配当を合算した総合的な投資リターンを示す指標です。山形銀行のTSRは、分析期間(2021期〜2025期)を通して一貫してTOPIXをアンダーパフォーム(下回る)しています。これは、日本の金利が長らく低水準で推移し、銀行業界全体の収益性が圧迫され、株価が伸び悩んだことが主な要因です。しかし、直近の2025期ではTSRが118.8%と改善傾向にあり、今後の金利環境の変化や株主還元強化によって、TOPIXを上回るリターンを達成できるかが焦点となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 7円 | 17.0% |
| 2017/03期 | 7円 | 20.9% |
| 2019/03期 | 35円 | 28.4% |
| 2020/03期 | 30円 | 38.5% |
| 2021/03期 | 30円 | 34.3% |
| 2022/03期 | 35円 | 33.4% |
| 2023/03期 | 35円 | 32.6% |
| 2024/03期 | 35円 | 53.8% |
| 2025/03期 | 45円 | 32.6% |
| 権利確定月 | 3月 |
当行は配当方針として累進配当の導入を公表しており、連結純利益に対する配当性向40%を目標としています。株主還元を重要な経営課題と位置づけ、安定的かつ持続的な配当の増加を目指す姿勢を明確にしました。また、株主優待制度も整備されており、配当と優待を組み合わせたトータルでの還元強化が進められています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 87.1万円 | 12.9万円 | -12.9% |
| 2022期 | 69.6万円 | 30.4万円 | -30.4% |
| 2023期 | 83.1万円 | 16.9万円 | -16.9% |
| 2024期 | 98.1万円 | 1.9万円 | -1.9% |
| 2025期 | 118.8万円 | 18.8万円 | 18.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PBRは0.58倍と依然として割安感がありますが、地銀平均の0.53倍をやや上回っており、市場からの改善期待が株価に織り込まれつつある状況です。信用倍率は6.25倍と買い残が多く、株価上昇に伴う将来的な売り圧力には注意が必要かもしれません。今後は株主還元策の強化が、PERやPBRといった指標の更なる改善に繋がるかが注目されます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 48.4億円 | 19.9億円 | 41.1% |
| 2022/03期 | 54.9億円 | 20.9億円 | 38.1% |
| 2023/03期 | 55.4億円 | 21.0億円 | 38.0% |
| 2024/03期 | 37.6億円 | 16.8億円 | 44.7% |
| 2025/03期 | 65.0億円 | 20.9億円 | 32.2% |
当行の法人税等の負担率は、各期の税引前利益の変動に応じておおむね30%から45%の範囲で推移しています。これは一般的な実効税率に準拠した税務処理が行われていることを示しています。利益水準の変動が大きかった期において一時的に率が変動していますが、恒常的な税務リスクを示すものではありません。
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