7322プライム

三十三フィナンシャルグループ

San ju San Financial Group,Inc.

最終更新日: 2026年3月28日

BPS196.8円
自己資本比率4.5%
FY2025/3 有報データ

三重から未来へ、地域と共創する金融グループ

地域社会の持続的な発展を金融サービスで支え、全てのステークホルダーと共に成長する未来を創造すること。

この会社ってなに?

三重県や愛知県にお住まいなら、普段のお買い物や給料の受け取りで『三十三銀行』の看板を目にしたことがあるかもしれません。あなたが家を建てるために住宅ローンを組んだり、子どもの教育資金のために貯蓄を始めたりするとき、その相談に乗ってくれるのが彼らの仕事です。また、地元の商店や工場が新しい機械を導入したり、事業を拡大したりする際の資金調達もサポートしています。まさに、地域の暮らしとお金の流れを裏側で支えている存在なのです。

三重銀行と第三銀行の経営統合により誕生した地域密着型金融グループ。FY2025は売上高749.1億円、純利益86.53億円と増収増益を見込み、年間配当も100円への増配を予定している。統合による経費削減や営業力強化などのシナジー効果が収益を押し上げており、M&A仲介にも注力している。一方で、PBRは0.20倍と市場評価は依然として低く、今後の資本効率改善が課題となっている。

銀行業プライム市場

会社概要

業種
銀行業
決算期
3月
本社
三重県四日市市西新地7番8号
公式
www.33fg.co.jp

社長プロフィール

道廣 剛太郎
道廣 剛太郎
代表取締役社長
堅実派
当グループは、三重銀行と第三銀行の統合により、地域のお客さまから一層愛され、信頼される金融グループを目指しています。第3次中期経営計画を通じて、持続可能な社会・経済の実現に貢献し、企業価値向上との好循環を創り出すことで、地域社会と共に未来を切り拓いてまいります。

この会社のストーリー

2018
三十三フィナンシャルグループ設立

三重銀行と第三銀行が共同株式移転により経営統合し、株式会社三十三フィナンシャルグループを設立。地域経済の発展に貢献する新たな一歩を踏み出す。

2018
東京証券取引所・名古屋証券取引所に上場

設立と同時に東証一部(現・プライム市場)、名証一部(現・プレミア市場)に上場。広範な投資家からの信頼を得て、さらなる成長を目指す基盤を固める。

2021
傘下銀行の合併と「三十三銀行」の誕生

傘下の三重銀行と第三銀行が合併し、新たに「株式会社三十三銀行」が発足。経営資源を集中させ、より強固な営業基盤と効率的な運営体制を構築する。

2022
サステナビリティへの取り組み強化

「三十三フィナンシャルグループSDGs宣言」を制定。地域企業の脱炭素経営支援やビジネスプランコンテスト開催など、持続可能な地域社会の実現に向けた活動を本格化させる。

2023
株主優待制度を拡充

株主への感謝を示すとともに、中長期的な株式保有を促進するため、従来のカタログギフトや預金金利優遇に加え、QUOカードを贈呈する株主優待制度の拡充を発表。

2024
デジタル戦略の推進

顧客の利便性向上と業務効率化を目指し、来店予約サービスの開始やスマートフォン決済サービスとの連携など、非対面取引の拡大を積極的に推進。

2025
業績好調と中期経営計画の上方修正

順調な業績進捗を背景に、第3次中期経営計画の財務目標を上方修正。安定した収益力と成長性を市場に示す。

2026
地域創生会社の連結子会社化

「三十三地域創生株式会社」を連結子会社化。地域が抱える課題解決に一層コミットし、コンサルティング機能の強化を通じて地域経済の好循環創出を目指す。

注目ポイント

地域と共に歩むSDGs経営

地域企業の脱炭素経営支援やビジネスプランコンテストの開催など、地域社会の持続的な発展に貢献するSDGs活動を積極的に推進しています。

株主への感謝を込めた優待拡充

安定配当に加え、2023年からはQUOカードを導入するなど株主優待を拡充。個人投資家にとっても魅力的な株主還元策を実施しています。

合併シナジーによる着実な成長

銀行合併による経営効率化を着実に進め、M&A仲介などに注力することで収益力を強化。中期経営計画を上方修正するなど、力強い成長を示しています。

サービスの実績は?

2,378
従業員数
2025年3月時点
N/A
749.1億円
経常収益(売上高)
FY2025予想
+10.4% YoY
86.53億円
当期純利益
FY2025予想
+25.3% YoY
100
1株あたり配当金
FY2025予想
+20円 YoY
30.1%
配当性向
FY2025予想
±0.0% YoY

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 25円
安全性
注意
自己資本比率 4.5%
稼ぐ力
普通
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
25
方針: 配当性向30%程度目標
1株配当配当性向
FY2021/31848.9%
FY2022/31841.1%
FY2023/31830.2%
FY2024/32030.1%
FY2025/32530.1%
2期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

当社は株主還元を経営の重要課題と位置づけ、配当性向30%程度を目安とした安定的な利益還元を基本方針としています。近年は業績の向上に合わせて増配を継続しており、高水準の配当利回りを維持している点が特徴です。今後も持続可能な成長と併せて、株主への利益配分を積極的に進める姿勢を明確にしています。

同業比較(収益性)

銀行業の同業他社平均と比べると…

ROE
この会社: N/A業界平均: 7.7%
営業利益率
この会社: N/A業界平均: 100.0%
自己資本比率下回る
この会社
4.5%
業界平均
4.9%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3705億円
FY2023/3659億円
FY2024/3678億円
FY2025/3749億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/30円
FY2025/30円

当グループは、三重銀行と第三銀行の経営統合により設立された持株会社であり、近年は地域経済の回復や政策金利引き上げの恩恵を受けています。特に直近のFY2025/3期には純利益が86.5億円まで伸長し、5期連続で利益成長を実現しました。店舗の統廃合や業務効率化による収益構造の改善が、着実な増益基調を支えています。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率4.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
2,060億円

財務状況については、銀行業の特性上、資産規模は約4.5兆円と非常に大きく、自己資本比率は4%台で推移しています。預金を通じた強固な資金調達基盤を有しており、銀行業務上の有利子負債(預金)は安定的な流動性を確保しています。地域密着型の経営により、貸出先との良好なリレーションシップを通じた安定的な資産運用が継続されています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+97.4億円
営業CF
投資に使ったお金
-117億円
投資CF
借入・返済など
-21.2億円
財務CF
手元に残ったお金
-19.3億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/32,693億円529億円-22.3億円3,222億円
FY2022/33,749億円-50.5億円-22.5億円3,699億円
FY2023/3-3,825億円-1,439億円-323億円-5,264億円
FY2024/3671億円234億円-22.9億円905億円
FY2025/397.4億円-117億円-21.2億円-19.3億円

銀行業におけるキャッシュフローは預金・貸出という本業の変動により大きく振れる性質があります。FY2023/3の営業キャッシュフローの大幅なマイナスは、預金残高の変動や有価証券の買い入れ等による一時的な資金流出が主因です。基本的には顧客からの預金を原資に貸出を行うビジネスモデルであるため、営業CF単体での分析よりも、資金余力や貸出金運用の健全性を重視する必要があります。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1持株会社のリスク 当社は銀行持株会社であるため、その収入の大部分を傘下の銀行子会社から受領する配当金等に依存しております
2流動性リスク 当社グループは、適切な流動性管理に努めておりますが、経済環境の変化や金融市場全般または当社グループの信用状況の悪化等により、必要な資金が確保できなくなる場合や、通常よりも著しく高い金利による資金調達を余儀なくされる場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/334.1億円0円0.0%
FY2022/348.8億円0円0.0%
FY2023/387.4億円24.1億円27.5%
FY2024/397.5億円28.5億円29.2%
FY2025/3118億円31.0億円26.4%

近年の実効税率は約26%から29%の範囲で推移しており、一般的な法人税負担水準を維持しています。過去の無税期間は、繰越欠損金の活用や合併に伴う一時的な会計処理の影響が含まれていると考えられます。直近は税引前利益の拡大に伴い、適正な納税が行われています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
952万円
従業員数
2,378
平均年齢
53.51歳
平均年収従業員数前年比
当期952万円2,378-

平均年収は952万円と、地域金融機関として非常に高い水準を維持しています。長年の安定した地域経済への貢献と、グループ化による経営効率化が、高水準な賃金体系を支える背景にあると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主55.3%
浮動株44.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関28.2%
事業法人等27.1%
官公庁0.1%
外国法人等9.1%
個人その他32.2%
証券会社3.4%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は三十三フィナンシャルグループ 職員持株会・銀泉。

日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)(2,943,000株)11.25%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,236,000株)4.72%
三十三フィナンシャルグループ 職員持株会(1,126,000株)4.3%
銀泉株式会社(1,062,000株)4.06%
株式会社三井住友銀行(776,000株)2.96%
三井住友カード株式会社(670,000株)2.56%
JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)(325,000株)1.24%
SMBC日興証券株式会社(269,000株)1.03%
株式会社みずほ銀行(225,000株)0.86%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)(221,000株)0.84%

主要株主は信託銀行や大手銀行が占めており、機関投資家による保有割合が高い安定的な構成です。一方で、職員持株会が上位に名を連ねており、従業員がグループの経営に一定の関与を持つ体制が構築されています。

会社の公式開示情報

役員報酬

6,800万円
取締役9名の合計

三重銀行と第三銀行の経営統合により設立された持株会社であり、地域密着型の金融サービスを主軸としています。金利変動リスクや地域経済の動向が直接的な事業リスクとなる一方、デジタル化やコンサルティング業務による収益多角化を図っています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 1名(8.3% 男性 11
8%
92%
監査報酬
7,200万円
連結子会社数
9
設備投資額
37.2億円
平均勤続年数(従業員)
29.19
臨時従業員数
1112

監査等委員会設置会社として、社外取締役を登用した透明性の高い監査体制を確保しています。女性役員比率は8.3%とさらなる向上余地があるものの、連結子会社9社を束ねるグループ経営の規律が重視されています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
業績予想は保守的な傾向があるが、金利環境の変化を追い風に着実に上方修正を重ねている。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

(旧)第3次中期経営計画
FY2024〜FY2026
当期純利益: 目標 90億円 前倒し達成
100%
第3次中期経営計画(修正後)
FY2025〜FY2027
当期純利益: 目標 100億円以上 順調 (86.53億円)
86.5%
ROE: 目標 4%台後半 順調 (3.8%)
80%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202577億円84億円87億円+12.4%
FY202463億円65億円69億円+9.6%
FY202350億円58億円63億円+26.6%
FY202245億円49億円+9.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

三十三FGは現在、第3次中期経営計画を推進中です。当初目標を上回る進捗を受け、政策金利の引き上げによる影響等を踏まえ、FY2027の当期純利益目標を100億円以上に上方修正しました。過去の業績予想は期初時点で保守的に設定し、期中に上方修正するパターンが多く見られ、堅実な経営姿勢がうかがえます。統合シナジーと金利環境の好転を背景に、目標達成に向けた視界は良好と言えるでしょう。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた投資家リターンを示す指標です。FY2021からFY2025までの5年間、三十三フィナンシャルグループのTSRは一貫してTOPIX(東証株価指数)のパフォーマンスを下回っています(アンダーパフォーム)。これは、経営統合によるシナジー効果が市場の期待ほど株価に反映されてこなかったことや、長引く低金利環境が銀行業界全体の重荷となっていたことが背景にあります。株価がPBR0.2倍台と低迷していることが、TSRを押し下げる主な要因となっています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+85.1%
100万円 →185.1万円
85.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202198.1万円-1.9万円-1.9%
FY2022108.6万円+8.6万円8.6%
FY2023120.3万円+20.3万円20.3%
FY2024159.5万円+59.5万円59.5%
FY2025185.1万円+85.1万円85.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残417,800株
売り残11,300株
信用倍率36.97倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表2026-05-15
第8期 定時株主総会2026-06-25

PBRは0.20倍と業界平均の0.8倍を大幅に下回っており、極めて割安な水準にあります。これは、市場が同行の資本効率や将来の収益性を懸念していることを示唆します。一方で、予想配当利回りは6%を超え、高水準です。信用買残は売残を大きく上回っており、将来の株価上昇を見込んだ個人投資家の買いが多い状況ですが、需給面では上値が重くなる可能性があります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +15.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 35%
銀行業 105社中 32位
報道のトーン
65%
好意的
30%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務目標40%
株主還元・優待30%
M&A・業務提携20%
その他10%

最近の出来事

2025年11月業績上方修正

政策金利の引き上げによる影響等を背景に、第3次中期経営計画の財務目標を上方修正しました。

2025年10月アプリ機能拡充

三十三銀行アプリにスマートフォン決済「PayB」を組み込み、顧客の利便性と業務効率化を推進しました。

2026年3月連結子会社化

持続可能な地域社会の実現に向け、三十三地域創生を連結子会社化し、グループ価値向上を図りました。

最新ニュース

ポジティブ
第3次中期経営計画の財務目標の上方修正を発表
11/7 · 適時開示
ポジティブ
スマートフォン決済サービス「PayB」を三十三銀行アプリに組み込み開始
10/15 · ニュースリリース
中立
三十三地域創生の連結子会社化および山忠への融資実施を発表
3/12 · ダイヤモンドZai
ポジティブ
株主優待制度の拡充およびオリジナルQUOカードの新設
12/5 · 三十三フィナンシャルグループIR
中立
株式報酬制度の一部改定に関するお知らせ
5/9 · 三十三フィナンシャルグループIR

三十三フィナンシャルグループ まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 25円
安全性
注意
自己資本比率 4.5%
稼ぐ力
普通
話題性
好評
ポジティブ 65%

「三重県の二大銀行が統合、M&Aやデジタル化で『合併シナジー20億円以上』を追う金融グループ」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU