めぶきフィナンシャルグループ7167
Mebuki Financial Group,Inc.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが茨城県や栃木県で新生活を始めるとき、給与が振り込まれる口座や、家を買うための住宅ローンを相談する銀行は、もしかしたら「常陽銀行」や「足利銀行」かもしれません。この2つの大きな地方銀行をまとめているのが、めぶきフィナンシャルグループです。普段何気なく利用しているATMや、スマートフォンの銀行アプリの裏側で、あなたの暮らしを支えています。また、地元の特産品がもらえる株主優待も行っており、地域とのつながりを大切にしている会社です。
めぶきフィナンシャルグループは、傘下の常陽銀行と足利銀行を通じて北関東に強固な地盤を持つ大手地銀グループです。直近の2025期業績は売上高3601.6億円、純利益582.28億円と好調で、金利上昇期待を背景に株価も52週高値圏で推移し、時価総額は1.2兆円に達しています。伝統的な銀行業務に加え、DX投資や地域企業支援にも注力しており、Webシステム開発会社の買収など非金融領域への展開も進めています。株主還元にも積極的で、2025期には16円への増配を予定しており、安定した収益基盤と成長戦略が投資家から評価されています。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 茨城県水戸市南町2丁目5番5号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 4.6% | 0.2% | - |
| 2025/03期 | 6.0% | 0.3% | - |
| 3Q FY2026/3 | 7.2%(累計) | 0.3%(累計) | - |
収益性については、地銀大手として効率的な経営体制を構築しており、低金利環境下でも貸出と有価証券運用を軸とした強固な収益モデルを維持しています。近年はDX推進や事務効率化による経費削減が進んでおり、利益率の改善に貢献しました。今後は市場金利の動向や北関東を中心とした地域経済の活性化が、さらなる収益性向上への重要な鍵となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 3,101億円 | — | 434億円 | 41.7円 | - |
| 2025/03期 | 3,602億円 | — | 582億円 | 58.4円 | +16.2% |
めぶきフィナンシャルグループの業績は、2025年3月期に純利益が約582億円となり、前年比約34%増の力強い成長を記録しました。近年は金利上昇環境を背景に収益機会が拡大しており、貸出金利息の増加が利益を押し上げる構造となっています。2021年3月期以降、市場環境の変化に柔軟に対応しつつ、安定的な収益基盤の維持・強化に成功しています。 【3Q 2026/03期実績】売上3270億円(前年同期比25.4%)、純利益647億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報では、常陽銀行と足利銀行を中核とする銀行持株会社としての構成が示されており、計16社の連結子会社を通じてリース、証券、信用保証など総合金融サービスを展開しています。事業リスクとしては、金利変動リスクや地域経済の動向、システム統合に関連する潜在的なコスト負担が重要な項目として挙げられています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 550億円 | 580億円 | 582億円 | +5.9% |
| 2024期 | 420億円 | 430億円 | 434億円 | +3.2% |
| 2023期 | 380億円 | — | 322億円 | -15.3% |
| 2022期 | 400億円 | — | 430億円 | +7.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の「第3次グループ中期経営計画」では、最終年度の連結純利益目標550億円を、2025期実績の582.28億円で前倒し達成しました。これは金利環境の好転に加え、構造改革による経費削減が寄与した結果です。過去の業績予想も、2023期を除けば概ね計画比で上振れて着地しており、経営の安定性がうかがえます。株主還元を重視しており、総還元性向は72.6%と高い水準を維持しています。
最新ニュース
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メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
常陽銀行にて業務特化型AIエージェントを導入し、行内のDX推進を加速。
業績好調を背景に、通期配当予想の修正(増配)を実施し株主還元を強化。
グループ内事業の最適化に向けた再編計画を発表し、経営効率の向上を図る。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性については、総資産約21.4兆円規模を維持する中で、自己資本比率は4.5%前後と銀行業として堅実な水準で推移しています。2024年3月期からは有利子負債として約900億円を計上していますが、適切なリスク管理の下で運営されています。今後も地域金融機関として安定した資本基盤を保ちつつ、リスクアセットの最適化を図る方針です。 【3Q 2026/03期】総資産22.0兆円、純資産1.1兆円、自己資本比率4.2%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 4.7兆円 | 1,124億円 | 426億円 | 4.5兆円 |
| 2022/03期 | 1.2兆円 | 3,585億円 | 318億円 | 8,736億円 |
| 2023/03期 | 3.4兆円 | 9,224億円 | 167億円 | 2.4兆円 |
| 2024/03期 | 252億円 | 3,237億円 | 320億円 | 3,489億円 |
| 2025/03期 | 9,814億円 | 1,956億円 | 330億円 | 1.2兆円 |
銀行業におけるキャッシュフローは預金増減や貸出金運用に大きく左右されるため、事業会社とは性格が異なります。特に営業キャッシュフローの変動は預金流出入や運用資産の増減を反映しており、本業の儲けを示す純利益とは必ずしも一致しません。投資CFや財務CFについても、中長期的な資産運用や株主還元の状況を反映した結果となっています。
この会社のガバナンスは?
ガバナンス体制については、女性役員比率が16.7%と着実な多様性の確保に向けた取り組みが進められています。連結子会社16社を統括する体制を支えるため、1億4,500万円もの監査報酬を投じて厳格な監査体制を維持しており、大規模な地域金融グループとしての経営監督機能を重視しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 1,203万円 | 5,828人 | - |
従業員平均年収は1,203万円と非常に高水準にあり、地銀業界内でも上位の給与水準を維持しています。これは北関東を地盤とする地域経済の安定基盤に加え、経営統合による業務効率化の推進が、従業員への利益還元に寄与している可能性が高いと推測されます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた投資家リターンを示す指標です。2023期以降、めぶきFGのTSRはTOPIXを大幅にアウトパフォームしており、特に2025期には357.2%と市場平均(213.4%)を大きく上回りました。この背景には、日本の金利正常化への期待から銀行セクター全体に資金が流入したことに加え、同社の堅調な業績、積極的な株主還元策、そしてPBR1倍超えに向けた経営努力が投資家から高く評価されたことが挙げられます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 3.4円 | 14.9% |
| 2017/03期 | 12円 | 7.7% |
| 2018/03期 | 11円 | 30.1% |
| 2019/03期 | 11円 | 27.9% |
| 2020/03期 | 11円 | 35.3% |
| 2021/03期 | 11円 | 35.0% |
| 2022/03期 | 11円 | 28.2% |
| 2023/03期 | 11円 | 36.8% |
| 2024/03期 | 12円 | 28.8% |
| 2025/03期 | 16円 | 27.4% |
| 権利確定月 | 3月 |
同社は資本効率を意識した経営を重視しており、配当性向30%〜40%を目安とした利益還元を基本方針としています。業績の拡大に伴い配当金も着実に増額する姿勢を見せており、株主への利益還元強化が鮮明です。安定的な配当に加え、地域特産品による株主優待も備えることで、幅広い投資家層からの支持を得ています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 123.6万円 | 23.6万円 | 23.6% |
| 2022期 | 126.3万円 | 26.3万円 | 26.3% |
| 2023期 | 162.2万円 | 62.2万円 | 62.2% |
| 2024期 | 252.7万円 | 152.7万円 | 152.7% |
| 2025期 | 357.2万円 | 257.2万円 | 257.2% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
業界比較では、PBRが1.29倍と業界平均の0.53倍を大きく上回っており、市場から解散価値(PBR1倍)を大幅に超える成長性を評価されている点が特徴です。時価総額も1.2兆円と、地銀の中ではトップクラスの規模を誇ります。信用倍率は6.26倍とやや高めで、短期的な過熱感には注意が必要ですが、金利上昇への期待感が買いを支えています。今後の決算で、金利上昇がどれだけ収益に貢献するかが焦点となります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 541億円 | 176億円 | 32.6% |
| 2022/03期 | 650億円 | 220億円 | 33.9% |
| 2023/03期 | 466億円 | 145億円 | 31.0% |
| 2024/03期 | 630億円 | 197億円 | 31.2% |
| 2025/03期 | 828億円 | 246億円 | 29.7% |
法人税等の支払いは、連結税引前当期純利益の増減に連動して推移しています。実効税率は概ね30%前後の水準で安定しており、税務上の特段の歪みは見られません。安定した利益計上が続いていることで、地方公共団体への納税を通じた地域貢献も継続的に果たしています。
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「北関東のガリバーが、金利復活の追い風とDXで再加速する巨大地銀」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。