北日本銀行8551
The Kita-Nippon Bank,Ltd.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが岩手でマイホームを建てようと住宅ローンを組んだり、お子さんの進学費用を準備したりするとき、親身に相談に乗ってくれるのが北日本銀行です。普段よく見かける地元のお店や、地域の工場が新しい挑戦をする際の資金面を支えるなど、東北の経済を裏側で力強く動かしています。最近では、スマートフォンアプリで残高照会や振込ができるサービスにも力を入れており、銀行をより便利で身近な存在に変えようとしています。
岩手県を地盤とする地方銀行。2025年3月期決算では、純利益が前期比30.5%増の40.11億円と大幅な増益を達成しました。好調な業績を背景に、配当も前期の80円から100円へと大幅に増配し、株主還元を強化しています。進行中の中期経営計画では、最終年度(2027年3月期)の純利益目標を30億円から40億円へと強気に上方修正しており、既に初年度で目標を達成するなど、成長戦略が着実に実を結んでいます。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 岩手県盛岡市中央通一丁目6番7号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 3.8% | 0.2% | - |
| 2025/03期 | 4.7% | 0.3% | - |
| 3Q 2026/03期 | 4.1%(累計) | 0.2%(累計) | - |
当行は預金残高や貸出金残高を堅実に積み上げることで、安定したコア業務純益の創出に注力しています。特に近年の純利益増加は、効率的な資金運用と経費抑制の成果が大きく反映されたものです。今後も地域企業へのコンサルティング機能の強化を通じて、収益性のさらなる向上を図る方針です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 290億円 | — | 30.7億円 | 121.5 | — |
| 2025/03期 | 264億円 | — | 40.1億円 | 158.5 | -9.0% |
当行の業績は、貸出金の着実な伸びに加え、事業構造改革やコスト削減の推進が奏功し、近年安定的な利益成長を維持しています。2025/03期には純利益が約40.1億円に達し、前年比で大幅な増益を達成しました。今後は市場環境の変動があるものの、地域密着型金融の深化により、持続的な収益基盤の構築を目指しています。 【3Q 2026/03期実績】売上222億円(前年同期比10.6%)、純利益30億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業リスクとして、地域経済の人口減少や低金利環境による利ざや縮小を抱えていますが、デジタル戦略や事業承継ファンドの活用による収益多角化を図っています。開示情報からは、効率化を推し進めつつ、地域特化型のユニークバンクを目指す経営方針が読み取れます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 233億円 | — | 264億円 | +13.3% |
| 2024期 | 239億円 | — | 290億円 | +21.4% |
| 2023期 | 224億円 | — | 236億円 | +5.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 28億円 | — | 40.1億円 | +43.3% |
| 2024期 | 23億円 | — | 30.7億円 | +33.6% |
| 2023期 | 24億円 | — | 26.6億円 | +10.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画では、最終年度(2027年3月期)の純利益目標を40億円としていましたが、計画初年度の2025年3月期に40.11億円を達成し、前倒しで目標をクリアしました。 これを受け、経常利益目標を40億円から60億円へ、自己資本比率も8.5%から9.5%へと大幅に引き上げています。過去の業績予想も保守的な傾向があり、期初予想を大幅に超過達成するケースが続いており、計画遂行能力は非常に高いと評価できます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
デジタルマーケティング支援ツール「C-mo」の導入推進に向け株式会社CS-Cとの提携を発表しました。
地域企業の生産性向上を目的としたAI活用・業務変革プロジェクトを始動し、地域金融機関としての役割を強化しています。
事業承継ニーズに対応するため、きたぎんキャピタルパートナーズと共に20億円規模の1号ファンドを設立しました。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
自己資本比率は5%台で推移しており、銀行業として一定の健全性を確保した財務体質を維持しています。近時は事業性貸出の増加に伴い総資産も1.5兆円規模まで拡大しており、リスク管理を徹底しながら貸出資産の質を向上させています。充実した純資産を背景に、地域経済を支える安定的な金融仲介機能を提供し続けています。 【3Q 2026/03期】総資産1.6兆円、純資産934億円、自己資本比率4.7%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 2,137億円 | ▲8.4億円 | ▲4.7億円 | 2,128億円 |
| 2022/03期 | ▲305億円 | ▲57.8億円 | ▲5.9億円 | ▲363億円 |
| 2023/03期 | ▲2,110億円 | 228億円 | ▲5.5億円 | ▲1,882億円 |
| 2024/03期 | ▲274億円 | 718億円 | ▲5.1億円 | 445億円 |
| 2025/03期 | ▲171億円 | ▲49.9億円 | ▲12.6億円 | ▲221億円 |
銀行特有の営業キャッシュフローの大きな変動は、主に預金増減や貸出金の回収・実行といった金融業務に伴うものです。投資キャッシュフローは主に有価証券の売買に伴うものであり、資金調達ニーズに応じて適宜調整されています。財務キャッシュフローは配当支払等の定常的な支出が中心であり、強固な経営基盤に基づく安定した資金管理が行われています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は7.1%と発展途上ですが、中計目標の見直しやデジタル活用を通じた組織変革を積極的に推進しています。監査体制としては監査報酬4,100万円を投じ、連結子会社2社を含めたグループ全体の統制強化と適正な開示体制を維持しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 573万円 | 781人 | - |
従業員平均年収は573万円であり、地方銀行業界の中では堅実かつ安定的な水準を維持しています。近年は収益性向上に向けたデジタル化推進や事業構造改革が進められており、成果の積み重ねが給与体系の安定感に寄与していると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)を見ると、一貫して市場平均であるTOPIXを下回る「アンダーパフォーム」が続いています。 2025期にはTSRが181.1%と大きく改善したものの、同期間のTOPIX(213.4%)には及びませんでした。これは、好調な業績や増配にもかかわらず、地銀セクター全体が市場の大きなテーマから外れていたことや、PBR1倍割れが示すような根強い割安感が株価の上値を抑えてきたことが背景にあると考えられます。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 20円 | 18.2% |
| 2017/03期 | 20円 | 18.8% |
| 2018/03期 | 20円 | 31.7% |
| 2019/03期 | 20円 | 39.4% |
| 2020/03期 | 20円 | 39.3% |
| 2021/03期 | 16.67円 | 27.7% |
| 2022/03期 | 20円 | 24.1% |
| 2023/03期 | 20円 | 18.9% |
| 2024/03期 | 26.67円 | 21.9% |
| 2025/03期 | 33.33円 | 21.0% |
| 権利確定月 | 3月 |
当行は株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、業績に応じた安定的な配当の実施を基本方針としています。近年は利益成長に合わせて配当金を引き上げており、株主への還元姿勢を強化しています。今後も適切な配当性向を維持しながら、中長期的な企業価値向上と調和した還元を継続していく方針です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 104.5万円 | 4.5万円 | 4.5% |
| 2022期 | 85.8万円 | ▲14.2万円 | -14.2% |
| 2023期 | 109.6万円 | 9.6万円 | 9.6% |
| 2024期 | 137.9万円 | 37.9万円 | 37.9% |
| 2025期 | 181.1万円 | 81.1万円 | 81.1% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PBRは0.45倍と、資産価値に対して株価が割安であることを示す1倍を大きく下回っており、業界平均並みです。一方、PERは業界平均をやや上回っており、成長性がある程度評価されていると考えられます。信用倍率は7.76倍と買い残が多く、将来の株価上昇を期待する投資家が多い一方で、短期的な需給の悪化には注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 28.1億円 | 12.9億円 | 45.9% |
| 2022/03期 | 27.8億円 | 6.7億円 | 24.0% |
| 2023/03期 | 35.0億円 | 8.4億円 | 24.0% |
| 2024/03期 | 41.0億円 | 10.3億円 | 25.0% |
| 2025/03期 | 55.8億円 | 15.7億円 | 28.1% |
税引前利益に対して概ね法定実効税率水準の法人税等を計上しています。各年度の税額は、その期の純利益水準と連動しており、適正な納税が行われています。一時的な税率の乖離は税効果会計等の影響によるもので、特段の異常値はありません。
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「岩手の地銀がDXと事業承継を両輪に、高収益な『ユニークバンク』へ脱皮中」
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