8551プライム

北日本銀行

The Kita-Nippon Bank,Ltd.

最終更新日: 2026年3月29日

BPS1006.1円
自己資本比率5.7%
FY2025/3 有報データ

東北の未来をデザインする、挑戦し続けるユニークバンク

豊かな人間力と創造的開発力で未来をデザインする、“ユニークバンク”を目指します。

この会社ってなに?

あなたが岩手でマイホームを建てようと住宅ローンを組んだり、お子さんの進学費用を準備したりするとき、親身に相談に乗ってくれるのが北日本銀行です。普段よく見かける地元のお店や、地域の工場が新しい挑戦をする際の資金面を支えるなど、東北の経済を裏側で力強く動かしています。最近では、スマートフォンアプリで残高照会や振込ができるサービスにも力を入れており、銀行をより便利で身近な存在に変えようとしています。

岩手県を地盤とする地方銀行。2025年3月期決算では、純利益が前期比30.5%増の40.11億円と大幅な増益を達成しました。好調な業績を背景に、配当も前期の80円から100円へと大幅に増配し、株主還元を強化しています。進行中の中期経営計画では、最終年度(2027年3月期)の純利益目標を30億円から40億円へと強気に上方修正しており、既に初年度で目標を達成するなど、成長戦略が着実に実を結んでいます。

銀行業プライム市場

会社概要

業種
銀行業
決算期
3月
本社
岩手県盛岡市中央通一丁目6番7号
公式
www.kitagin.co.jp

社長プロフィール

石塚 恭路
取締役頭取
挑戦者
私たちは、地域社会の持続的な発展に貢献することを使命とし、10年ビジョンである『ユニークバンク』の実現を目指しています。豊かな人間力と創造的開発力を通じて、お客さま一人ひとりの未来をデザインし、サステナブルな社会の実現に向けて挑戦し続けます。

この会社のストーリー

1942
北日本銀行の設立

岩手県盛岡市に設立され、地域経済の発展を支える金融機関としての歩みをスタートさせる。

1982
東京証券取引所市場第二部に上場

安定した経営基盤を築き、さらなる成長を目指して東京証券取引所に上場を果たし、社会的信用を高める。

1984
東京証券取引所市場第一部に指定

上場からわずか2年で市場第一部へ指定替えとなり、地域を代表する銀行としての地位を確立した。

2020
株主優待制度の変更

株主との長期的な関係構築を目指し、株主優待の適用条件に「1年以上の継続保有」を追加する制度改定を実施した。

2023
コーポレートスローガン「さあ、ユニークバンクへ。」を制定

10年ビジョンの実現に向け、新たなスローガンを制定。デジタル化やサステナビリティなど、時代の変化に対応する姿勢を鮮明にした。

2025
事業承継ファンドの設立

後継者不在に悩む地域企業を支援するため、20億円規模の事業承継ファンドを設立。地域経済の活性化に新たな一手として取り組む。

2026
地域企業のDX支援を加速

システム開発会社との資本業務提携や、企業のAI活用を支援するプロジェクトを開始し、地域のデジタル化を強力に後押しする。

2027
中期経営計画目標の上方修正

好調な業績を背景に、中期経営計画の最終年度目標である経常利益を40億円から60億円へと大幅に引き上げ、成長への自信を示した。

注目ポイント

「ユニークバンク」への挑戦

地域密着の堅実な経営に加え、事業承継ファンド設立やIT企業との提携によるDX支援など、伝統的な銀行の枠を超えた新しい挑戦を続けています。

積極的な株主還元

安定した配当に加え、1年以上の継続保有で地域特産品などが選べる株主優待制度を実施。株主との長期的な関係を大切にしています。

上方修正した成長目標

中期経営計画の経常利益目標を当初の40億円から60億円へと大幅に引き上げました。これは銀行の力強い成長性への自信の表れです。

サービスの実績は?

1.56兆円
総資産
2025年3月期末時点
+2.3% YoY
1.45兆円
預金残高
2025年3月期末時点
+2.0% YoY
1.11兆円
貸出金残高
2025年3月期末時点
+1.1% YoY
100
1株当たり配当金
2025年3月期実績
+25.0% YoY
+30.5%
純利益成長率
2025年3月期 vs 2024年3月期
増益

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 100円
安全性
注意
自己資本比率 5.7%
稼ぐ力
普通
話題性
好評
ポジティブ 55%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
100
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2021/35027.7%
FY2022/36024.1%
FY2023/36018.9%
FY2024/38021.9%
FY2025/310021.0%
2期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

当行は株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、業績に応じた安定的な配当の実施を基本方針としています。近年は利益成長に合わせて配当金を引き上げており、株主への還元姿勢を強化しています。今後も適切な配当性向を維持しながら、中長期的な企業価値向上と調和した還元を継続していく方針です。

同業比較(収益性)

銀行業の同業他社平均と比べると…

ROE
この会社: N/A業界平均: 7.7%
営業利益率
この会社: N/A業界平均: 100.0%
自己資本比率上回る
この会社
5.7%
業界平均
4.9%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3231億円
FY2023/3236億円
FY2024/3290億円
FY2025/3264億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/30円
FY2025/30円

当行の業績は、貸出金の着実な伸びに加え、事業構造改革やコスト削減の推進が奏功し、近年安定的な利益成長を維持しています。FY2025/3には純利益が約40.1億円に達し、前年比で大幅な増益を達成しました。今後は市場環境の変動があるものの、地域密着型金融の深化により、持続的な収益基盤の構築を目指しています。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率5.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
249億円
会社の純資産
865億円

自己資本比率は5%台で推移しており、銀行業として一定の健全性を確保した財務体質を維持しています。近時は事業性貸出の増加に伴い総資産も1.5兆円規模まで拡大しており、リスク管理を徹底しながら貸出資産の質を向上させています。充実した純資産を背景に、地域経済を支える安定的な金融仲介機能を提供し続けています。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-171億円
営業CF
投資に使ったお金
-49.9億円
投資CF
借入・返済など
-12.6億円
財務CF
手元に残ったお金
-221億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/32,137億円-8.4億円-4.7億円2,128億円
FY2022/3-305億円-57.8億円-5.9億円-363億円
FY2023/3-2,110億円228億円-5.5億円-1,882億円
FY2024/3-274億円718億円-5.1億円445億円
FY2025/3-171億円-49.9億円-12.6億円-221億円

銀行特有の営業キャッシュフローの大きな変動は、主に預金増減や貸出金の回収・実行といった金融業務に伴うものです。投資キャッシュフローは主に有価証券の売買に伴うものであり、資金調達ニーズに応じて適宜調整されています。財務キャッシュフローは配当支払等の定常的な支出が中心であり、強固な経営基盤に基づく安定した資金管理が行われています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1目標とする経営指標」に記載しております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/328.1億円12.9億円45.9%
FY2022/327.8億円6.7億円24.0%
FY2023/335.0億円8.4億円24.0%
FY2024/341.0億円10.3億円25.0%
FY2025/355.8億円15.7億円28.1%

税引前利益に対して概ね法定実効税率水準の法人税等を計上しています。各年度の税額は、その期の純利益水準と連動しており、適正な納税が行われています。一時的な税率の乖離は税効果会計等の影響によるもので、特段の異常値はありません。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
573万円
従業員数
781
平均年齢
40歳
平均年収従業員数前年比
当期573万円781-

従業員平均年収は573万円であり、地方銀行業界の中では堅実かつ安定的な水準を維持しています。近年は収益性向上に向けたデジタル化推進や事業構造改革が進められており、成果の積み重ねが給与体系の安定感に寄与していると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主47.2%
浮動株52.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関22.2%
事業法人等25%
外国法人等3.7%
個人その他46%
証券会社3.2%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は明治安田生命保険相互会社。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(761,000株)9.16%
明治安田生命保険相互会社(370,000株)4.46%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(350,000株)4.21%
北日本銀行従業員持株会(212,000株)2.55%
住友生命保険相互会社(136,000株)1.64%
SMBC日興証券株式会社(110,000株)1.32%
後藤 康文(100,000株)1.2%
株式会社十文字チキンカンパニー(100,000株)1.2%
カメイ株式会社(91,000株)1.09%
損害保険ジャパン株式会社(77,000株)0.92%

金融機関や保険会社が上位を占めており、日本マスタートラスト信託銀行等の信託口が約13%を保有するなど安定株主が目立つ構成です。従業員持株会も2.55%を保有し、長期的な経営安定を志向する大株主が多い一方で、特定の個人や事業会社による過度な支配を受けにくい分散型の構成となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億2,900万円
取締役8名の合計

事業リスクとして、地域経済の人口減少や低金利環境による利ざや縮小を抱えていますが、デジタル戦略や事業承継ファンドの活用による収益多角化を図っています。開示情報からは、効率化を推し進めつつ、地域特化型のユニークバンクを目指す経営方針が読み取れます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 1名(7.1% 男性 13
7%
93%
監査報酬
4,100万円
連結子会社数
2
設備投資額
5.0億円
平均勤続年数(従業員)
17
臨時従業員数
313

女性役員比率は7.1%と発展途上ですが、中計目標の見直しやデジタル活用を通じた組織変革を積極的に推進しています。監査体制としては監査報酬4,100万円を投じ、連結子会社2社を含めたグループ全体の統制強化と適正な開示体制を維持しています。

会社の計画は順調?

S
総合評価
期初予想を大幅に上回る着地が続いており、中計目標も前倒しで達成・上方修正と極めて好調。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画「BRANDING THE KITAGIN QUALITY 2027」
FY2023~FY2026
経常利益: 目標 60億円以上 やや遅れ (41.85億円)
69.8%
当期純利益: 目標 40億円以上 前倒し達成 (40.11億円)
100.3%
自己資本比率: 目標 9.5%以上 順調 (9.00%)
94.7%
(旧)中期経営計画目標
FY2023~FY2026
経常利益: 目標 40億円以上 達成 (41.85億円)
104.6%
当期純利益: 目標 30億円以上 達成 (40.11億円)
133.7%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025233億円264億円+13.3%
FY2024239億円290億円+21.4%
FY2023224億円236億円+5.5%
純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202528億円40億円+43.3%
FY202423億円31億円+33.6%
FY202324億円27億円+10.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画では、最終年度(2027年3月期)の純利益目標を40億円としていましたが、計画初年度の2025年3月期に40.11億円を達成し、前倒しで目標をクリアしました。 これを受け、経常利益目標を40億円から60億円へ、自己資本比率も8.5%から9.5%へと大幅に引き上げています。過去の業績予想も保守的な傾向があり、期初予想を大幅に超過達成するケースが続いており、計画遂行能力は非常に高いと評価できます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)を見ると、一貫して市場平均であるTOPIXを下回る「アンダーパフォーム」が続いています。 FY2025にはTSRが181.1%と大きく改善したものの、同期間のTOPIX(213.4%)には及びませんでした。これは、好調な業績や増配にもかかわらず、地銀セクター全体が市場の大きなテーマから外れていたことや、PBR1倍割れが示すような根強い割安感が株価の上値を抑えてきたことが背景にあると考えられます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+81.1%
100万円 →181.1万円
81.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021104.5万円+4.5万円4.5%
FY202285.8万円-14.2万円-14.2%
FY2023109.6万円+9.6万円9.6%
FY2024137.9万円+37.9万円37.9%
FY2025181.1万円+81.1万円81.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残126,500株
売り残16,300株
信用倍率7.76倍
2026年3月18日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2026年7月下旬
2026年3月期 第2四半期決算発表2026年10月下旬
2026年3月期 通期決算発表2027年5月中旬

PBRは0.45倍と、資産価値に対して株価が割安であることを示す1倍を大きく下回っており、業界平均並みです。一方、PERは業界平均をやや上回っており、成長性がある程度評価されていると考えられます。信用倍率は7.76倍と買い残が多く、将来の株価上昇を期待する投資家が多い一方で、短期的な需給の悪化には注意が必要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +5.2%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 32%
銀行業 102社中 33位
報道のトーン
55%
好意的
30%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務30%
経営戦略・DX35%
提携・事業支援25%
その他10%

最近の出来事

2026年3月業務提携

デジタルマーケティング支援ツール「C-mo」の導入推進に向け株式会社CS-Cとの提携を発表しました。

2026年2月DX推進

地域企業の生産性向上を目的としたAI活用・業務変革プロジェクトを始動し、地域金融機関としての役割を強化しています。

2025年12月新ファンド

事業承継ニーズに対応するため、きたぎんキャピタルパートナーズと共に20億円規模の1号ファンドを設立しました。

北日本銀行 まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 100円
安全性
注意
自己資本比率 5.7%
稼ぐ力
普通
話題性
好評
ポジティブ 55%

「岩手の地銀がDXと事業承継を両輪に、高収益な『ユニークバンク』へ脱皮中」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU