8362プライム

福井銀行

The Fukui Bank,Ltd.

最終更新日: 2026年3月29日

BPS565.1円
自己資本比率3.1%
FY2025/3 有報データ

福井とともに未来を創る、地域密着型リーディングバンク

福井県のリーディングバンクとして、地域社会の持続的な発展をリードし、お客様から最も信頼され、選ばれる金融グループとなる。

この会社ってなに?

あなたが福井県で生活しているなら、福井銀行はとても身近な存在です。給料が振り込まれる口座、学費やマイホーム購入のためのローン相談など、人生の様々な節目でお世話になる銀行かもしれません。また、普段あなたが利用する地元の商店やスーパーも、実は福井銀行からの融資で事業を続けている可能性があります。同行は地域のお祭りやイベントを支援することもあり、福井の経済が円滑に回るための血液のような役割を担っているのです。

福井県を地盤とする地方銀行で、2026年5月に福邦銀行との合併を予定し、県内での圧倒的な地位を確立しつつあります。FY2025の業績予想は、売上高643.7億円、純利益71.66億円と、統合費用を吸収し大幅な増益を見込んでいます。金利上昇の恩恵や地域経済の活性化支援を追い風に、PBR0.60倍という割安感を背景に株価は52週高値圏で推移しており、今後のシナジー効果の発現が市場の注目点です。

銀行業プライム市場

会社概要

業種
銀行業
決算期
3月
本社
福井県福井市順化1丁目1番1号
公式
www.fukuibank.co.jp

社長プロフィール

長谷川 英一
長谷川 英一
代表取締役頭取
挑戦者
福井県のリーディングバンクとして、地域社会の持続的な発展に貢献することを目指しています。福邦銀行との合併を機に、『新・福井銀行グループ』として、お客様の多様なニーズに応える総合金融サービスを提供し、地域の課題解決業としてさらなる進化を遂げてまいります。

この会社のストーリー

1899
創業

福井県初の株式会社組織の銀行として「株式会社福井銀行」設立。地域の経済発展を支える第一歩を踏み出す。

1945
戦後の再建と発展

福井大空襲や福井地震からの復興を金融面から支援。地域のインフラ整備や産業振興に貢献し、地域経済とともに成長。

1973
東京証券取引所に上場

東京証券取引所市場第二部に上場(その後、第一部に指定替え)。全国的な信用を獲得し、さらなる飛躍への基盤を築く。

2018
デジタル化支援への取り組み開始

地域企業のデジタル化支援に本格的に着手。金融の枠を超え、企業の生産性向上やDX推進をサポートする体制を構築。

2024
福邦銀行を完全子会社化

福邦銀行を完全子会社化し、福井フィナンシャルグループを設立。県内金融機関の連携を強化し、経営基盤を盤石にする。

2026
福邦銀行との合併へ

福邦銀行と合併し、新「福井銀行」が誕生予定。福井県経済の活性化に向け、より強力な金融サービスを展開する。

2028
中期経営計画の目標達成へ

中期経営計画Ⅱの最終年度。地域社会の持続的発展への貢献と企業価値向上を目指し、3つの成長戦略(顧客基盤、収益構造、人財)を推進。

注目ポイント

福邦銀行との合併で地域最強バンクへ

2026年に福邦銀行と合併予定。福井県内の金融ネットワークを強化し、地域経済への影響力をさらに高めることで、安定した収益基盤の構築が期待されます。

地域創生への積極的な取り組み

単なる金融サービスに留まらず、企業のデジタル化支援やビジネスマッチング、スタートアップ企業への出資など、地域経済の活性化に多角的に貢献しています。

株主還元への意識と安定配当

安定的な配当を継続しており、業績予想の修正に合わせて増配を発表するなど、株主還元への意識が高いです。福井県の特産品が選べる株主優待も魅力の一つです。

サービスの実績は?

643.7億円
経常収益(売上高)
FY2025 会社予想
+16.1% YoY
71.66億円
当期純利益
FY2025 会社予想
+92.8% YoY
58
1株当たり配当金
FY2025 会社予想
+16.0% YoY
309.1
1株当たり利益 (EPS)
FY2025 会社予想
+92.0% YoY
169
経営改善支援先数
2025年9月時点

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 58円
安全性
注意
自己資本比率 3.1%
稼ぐ力
普通
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
58
方針: 配当性向30%~40%目安
1株配当配当性向
FY2021/35046.5%
FY2022/35026.5%
FY2023/35064.8%
FY2024/35031.1%
FY2025/35818.8%
1期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

配当政策においては、業績連動と安定的な株主還元の両立を目指しており、FY2025/3には1株あたり58円へ増配を実施するなど株主還元を強化しています。持続的な成長に向けた内部留保を確保しつつ、配当性向を意識した適正な利益分配を行う方針です。今後は福邦銀行との合併を経て、新体制下での資本効率向上と合わせた還元策の進展が注目されます。

同業比較(収益性)

銀行業の同業他社平均と比べると…

ROE
この会社: N/A業界平均: 7.7%
営業利益率
この会社: N/A業界平均: 100.0%
自己資本比率下回る
この会社
3.1%
業界平均
5.0%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3458億円
FY2023/3549億円
FY2024/3554億円
FY2025/3644億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/30円
FY2025/30円

当行の業績は、貸出金利息の増加など本業の収益改善を背景に右肩上がりの成長を遂げており、FY2025/3には純利益が約71.7億円に達しました。長年取り組んできた地域企業のデジタル化支援やコンサルティング業務による収益貢献が、近年の増収増益の主要因となっています。2026年5月の福邦銀行との合併を控え、経営統合費用の発生が見込まれるものの、統合によるコスト削減効果や規模の拡大が今後の成長を支える見通しです。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率3.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
1,134億円
会社の純資産
1,365億円

財務状況については、総資産が約4.3兆円規模へと安定的に推移しており、地域金融機関としての強固な資産基盤を維持しています。自己資本比率は3%台で推移しており、銀行業の特性上、他業種と比べて低く見えますが、リスク管理は適切に運用されています。2024年以降は有利子負債の計上が見られますが、これは合併に伴う資金調達や業務拡張のための戦略的投資と見られ、健全な財務体質を維持しつつ合併プロセスを進行しています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+1,121億円
営業CF
投資に使ったお金
-1,334億円
投資CF
借入・返済など
-23.6億円
財務CF
手元に残ったお金
-213億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/34,838億円-538億円-9.8億円4,301億円
FY2022/31,865億円1,112億円-17.6億円2,977億円
FY2023/3-2,588億円1,689億円-25.3億円-899億円
FY2024/3304億円-2,413億円-10.0億円-2,110億円
FY2025/31,121億円-1,334億円-23.6億円-213億円

営業キャッシュフローは銀行の預金増減や貸出金運用の影響を大きく受けますが、直近では本業の収益向上を反映してプラスに回帰しています。投資キャッシュフローのマイナス基調は、主に有価証券の運用や合併に向けたシステム投資等の積極的な資産運用によるものです。財務キャッシュフローは小規模な変動に留まっており、強固な自己資本を背景に安定した資金繰りが実現されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1不良債権の状況 当行グループの不良債権及び与信関係費用は、景気の動向、当行グループの融資先の経営状況、不動産価格の変動等によっては増加する可能性があり、この結果、当行グループの業績等に影響を及ぼし、自己資本を減少させる可能性があります
2当行グループの経営戦略、事業戦略が奏功しないリスク 当行グループは、様々な経営戦略、事業戦略を実施しておりますが、各種要因によりこれらの戦略が当初想定していた結果をもたらさず、収益性が悪化した場合、当行グループの業務遂行や業績等に影響を及ぼす可能性があります
3情報管理リスク 当行グループは、業務の特性上、多くの顧客情報や経営情報を保有しております
4特定地域への依存に係るリスク 当行グループは、特定の地域(福井県)を主な営業基盤としていることによる地域特性に係るリスクがあります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/342.3億円16.8億円39.7%
FY2022/3-7.5億円0円-
FY2023/37.9億円0円0.0%
FY2024/356.1億円19.0億円33.8%
FY2025/387.0億円15.3億円17.6%

法人税等の変動は、当該年度の純損益状況および税効果会計の影響を受けています。FY2022/3およびFY2023/3は経常収支や評価損益の変動により税引前利益が低調であったため、納税額は発生していません。足元のFY2025/3では利益の回復に伴い納税が行われており、実効税率が標準的な水準に近づきつつあります。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
546万円
従業員数
1,741
平均年齢
41.7歳
平均年収従業員数前年比
当期546万円1,741-

従業員の平均年収は546万円であり、地方銀行業界における標準的な水準を維持しています。近年は経営統合やDX推進に伴う業務効率化が進行していますが、安定した雇用と勤続年数の長さが特徴であり、地域経済を支える安定企業としての待遇が担保されています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主56.2%
浮動株43.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関27.2%
事業法人等29%
外国法人等4.4%
個人その他37.7%
証券会社1.7%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は明治安田生命保険相互会社・住友生命保険相互会社。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,935,000株)8.04%
明治安田生命保険相互会社(996,000株)4.14%
住友生命保険相互会社(768,000株)3.19%
福井銀行職員持株会(632,000株)2.63%
株式会社クスリのアオキ(561,000株)2.33%
日本生命保険相互会社(558,000株)2.32%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(484,000株)2.01%
株式会社DSG1(370,000株)1.53%
轟産業株式会社(340,000株)1.41%
QRファンド投資事業有限責任組合(289,000株)1.2%

福井銀行の株主構成は、金融機関や事業法人など安定株主が上位を占める傾向が強く、日本マスタートラスト信託銀行等の信託口が大株主として並びます。地域金融機関として職員持株会や地元企業の保有比率も一定程度存在しており、外部からの敵対的買収リスクに対する防衛的な構造となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1,700万円
取締役1名の合計

EDINET開示情報によると、福井銀行は福邦銀行との合併を通じた「新・福井銀行グループ」としての事業再編が最大の焦点です。連結子会社11社を擁し、地域密着型のコンサルティングやデジタル化支援を収益の柱としていますが、統合費用や市場金利の変動が業績に影響を与えるリスク要因として記載されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 15名)
女性 1名(6.7% 男性 14
7%
93%
監査報酬
8,300万円
連結子会社数
11
設備投資額
12.2億円
平均勤続年数(従業員)
16.14
臨時従業員数
533

女性役員比率は6.6%と依然として低い水準にあり、今後は女性登用の拡大がガバナンス上の課題となります。福邦銀行との合併に伴い、組織の再構築と監査体制の強化を図っており、連結子会社11社を統括するグループ経営として、持続可能な成長とリスク管理の両立を目指しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
旧中計は前倒しで達成、業績予想も直近は上振れており、計画達成能力は高いと評価できる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

旧:中期経営計画Ⅰ
FY2023~FY2025
連結当期純利益: 目標 40億円 前倒し達成 (71.66億円)
100%
連結コアOHR: 目標 70%台前半 達成
100%
連結自己資本比率: 目標 8%程度 達成
100%
連結ROE: 目標 3%台前半 前倒し達成
100%
中期経営計画Ⅱ
FY2026~FY2028
連結当期純利益: 目標 100億円以上 順調 (71.66億円)
71.7%
連結ROE: 目標 6%台 順調 (5.0%)
83.3%
中期経営計画Ⅰ
FY2022~FY2025
連結当期純利益: 目標 60億円 前倒し達成 (71.66億円)
119.4%
連結コアOHR: 目標 70%台 前倒し達成 (69.1%)
100%
連結ROE: 目標 4%台 前倒し達成 (5.0%)
125%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202558億円70億円72億円+23.6%
FY202440億円36億円37億円-7.1%
FY202320億円18億円-9.9%
FY202226億円43億円44億円+70.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

福邦銀行との経営統合費用が発生する中でも、旧中期経営計画Ⅰ(FY2022-2025)の主要目標(純利益、コアOHR、ROE)を全て前倒しで達成する見込みです。次期中計Ⅱ(FY2026-2028)では、統合シナジーを本格的に刈り取り、純利益100億円以上、ROE6%台という一段高い目標を掲げています。直近のFY2025業績予想も期初計画から大幅に上方修正しており、経営陣の計画遂行能力と収益拡大へのコミットメントは高く評価できます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、配当込みTOPIX(東証株価指数)を一貫して大きく下回る「アンダーパフォーム」という結果になっています。これは、地銀業界全体が直面する低金利環境や人口減少といった構造的な課題を背景に、株価が長期にわたって低迷していたことが主な要因です。ただし、直近の株価上昇により、今後はTOPIXとのパフォーマンス差が縮小していくことが期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+35.6%
100万円 →135.6万円
35.6万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021132.6万円+32.6万円32.6%
FY202299.6万円-0.4万円-0.4%
FY2023108.1万円+8.1万円8.1%
FY2024141.7万円+41.7万円41.7%
FY2025135.6万円+35.6万円35.6%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残312,400株
売り残38,000株
信用倍率8.22倍
2026年3月20日週時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年8月上旬
第2四半期決算発表2026年11月中旬

信用倍率は8.22倍と買い残が多く、株価上昇を期待する個人投資家が多い状況です。今後の金利動向や統合の進捗に関するニュースが株価を動かす材料となるでしょう。業界平均と比較するとPER・PBRはやや高めですが、これは福邦銀行との統合による将来の収益拡大期待が株価に織り込まれているためと考えられます。配当利回りは業界平均より低い水準です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, ダイヤモンド・オンライン
業界内ランキング
上位 20%
銀行業 75社中 12位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
合併・経営統合30%
地域連携・DX20%
株主還元10%

最近の出来事

2025年8月サービス開始

地域密着型福利厚生サービス「福利UP」の取り扱いを開始し、地元企業の生産性向上を支援。

2025年11月中間決算発表

連結中間純利益が期初予想を大幅に上回る132.3%の増加を達成し、好調な業績を維持。

2026年3月新中計策定

福邦銀行との合併を見据えた「中期経営計画Ⅱ」を策定し、持続可能な成長基盤を確立。

福井銀行 まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 58円
安全性
注意
自己資本比率 3.1%
稼ぐ力
普通
話題性
好評
ポジティブ 65%

「福井の地銀ガリバー、ライバル福邦銀を統合し『オール福井』体制で生き残りを図る地方創生のモデルケース」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU