JUMP

九州フィナンシャルグループ7180

Kyushu Financial Group,Inc.

プライムUpdated 2026/03/28
01 / 4 sections

まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 21円
安全性
注意
自己資本比率 5.0%
稼ぐ力
普通
ROE 4.5%(累計)
話題性
好評
ポジ 55%

この会社ってなに?

あなたが熊本や鹿児島へ旅行したとき、街のあちこちで見かける肥後銀行や鹿児島銀行。実はこの2つの銀行は、九州フィナンシャルグループという一つの家族なんです。地元の中小企業がお金を借りて新しいお店を始めたり、多くの人がマイホームの夢を叶えるために住宅ローンを組んだり、その裏側で地域経済を力強く支えています。あなたが普段利用するあのお店の決済サービスや、九州の特産品をネットで買える通販サイト「よかもーる」も、このグループが関わっているかもしれません。

肥後銀行と鹿児島銀行を傘下に持つ南九州最大の金融グループ。2025期は売上高2,512.9億円、純利益303.68億円と順調に業績を拡大しています。TSMCの熊本進出による地域経済の活性化が強力な追い風となっており、貸出金利息や手数料収入の増加が期待されます。配当性向30%を目安とした株主還元方針を掲げ、安定的な増配も投資家にとっての魅力となっています。

銀行業プライム市場

会社概要

業種
銀行業
決算期
3月
本社
熊本県熊本市西区春日1-12-3

サービスの実績は?

21
1株当たり配当金
2025期実績
+16.7% YoY
29.9%
配当性向
2025期実績
15.1%
純利益成長率
2025期
22
連結子会社数
2024年時点
5,000円相当
株主優待ポイント
1000株以上/1年以上保有
02 / 4 sections

なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
4.5%(累計)
株主資本の利回り
ROA
0.2%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
-
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2024/03期3.9%0.2%-
2025/03期4.3%0.2%-
3Q FY2026/34.5%(累計)0.2%(累計)-

地方銀行としての高い預金基盤を背景に、貸出金利息や手数料収益を積み上げることで安定的な収益性を確保しています。純利益の継続的な拡大は、地域DX支援や法人ソリューションの強化による収益構造の多様化が成果を上げている証左です。今後は低金利環境からの脱却による利ざやの改善や、非金利収益の更なる積み上げにより、ROEの持続的な向上を目指すフェーズにあります。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2024/03期2,226億円264億円61.0円-
2025/03期2,513億円304億円70.2円+12.9%

当グループの業績は、傘下の肥後銀行と鹿児島銀行を核とした地域金融サービスが堅調に推移し、経常収益が2025/03期には約2,513億円まで拡大しました。純利益においても、手数料ビジネスの好調や政策保有株式の売却益等が寄与し、2021/03期の約150億円から2025/03期には約304億円へと大幅な成長を遂げています。2026/03期は一時的な要因剥落を見込み減益予想としていますが、地域経済を支える強固な事業基盤を有しています。 【3Q 2026/03期実績】売上1858億円(前年同期比11.4%)、純利益310億円。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

銀行業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
4.5%(累計)
業界平均
5.2%
営業利益率
この会社: -業界平均: 13.2%
自己資本比率上回る
この会社
5.0%
業界平均
4.7%
03 / 7 sections

将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億8,800万円
取締役9名の合計

肥後銀行と鹿児島銀行を傘下に持ち、銀行業務を核にリース、カード、信託等の多角的な金融サービスを提供しています。事業リスクとしては、地域経済の人口減少や、保有する政策保有株式の縮減に伴う収益変動が特に重要な経営上の留意事項として開示されています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
純利益予想を大幅に上回る着地が続いており、経営陣の計画達成力は高いと評価できる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第4次グループ中期経営計画
2024期〜2026期
親会社株主に帰属する当期純利益: 目標 505億円 やや遅れ (303.68億円)
60.13%
配当性向: 目標 30%目安 順調 (29.9%)
99.67%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期250億円304億円+21.5%
2023期250億円247億円-1.3%
2022期129億円150億円167億円+29.1%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期2,000億円2,513億円+25.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の第4次中期経営計画では、最終年度(2026期)の純利益505億円を目指しています。2025期実績で既に303億円を達成しており、進捗は順調です。特に注目すべきは、会社予想を上回る実績を出す傾向がある点です。2025期の純利益は期初予想を20%以上も上回っており、TSMC進出による地域経済の好影響を的確に捉え、収益に結びつける力が高く評価されます。

どんな話題が多い?

決算・業績40%
DX・IT連携30%
株主還元20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +5.2%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES
業界内ランキング
上位 15%
銀行業 75社中 11位
報道のトーン
55%
好意的
30%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

04 / 3 sections

この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月業績好調

第3四半期累計の経常利益が前年同期比48.4%増を達成。

2025年12月子会社化

傘下の鹿児島銀行がパステムソリューションズを完全子会社化しDX支援を拡充。

2025年10月創立10周年

経営統合から10周年を迎え、地域共創事業を本格推進。

社長プロフィール

05 / 6 sections

安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率5.0%
0%4% (注意ライン)5% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
0円
借金(有利子負債)
Net Assets
7,597億円
会社の純資産

総資産は13兆円規模を維持しており、地域トップバンクとしての極めて強固な財務健全性を有しています。自己資本比率は5%前後で推移しており、銀行業としては一般的な水準ですが、適切なリスク管理のもとで地域経済への潤沢な資金供給を行える資本基盤が整備されています。また、近年はシステム統合やDX投資による効率化を推進しており、長期的にはコスト構造の改善を通じたさらなる財務基盤の強化を見込んでいます。 【3Q 2026/03期】総資産13.9兆円、純資産7597億円、自己資本比率5.0%。

お金の流れは?

本業で稼げていません
Operating CF
-3,921億円
本業で稼いだお金
Investing CF
+777億円
投資に使ったお金
Financing CF
-81.2億円
借入・返済など
Free CF
-3,144億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期7,948億円35.9億円53.2億円7,912億円
2022/03期1.8兆円1,710億円88.8億円1.7兆円
2023/03期1.6兆円2,521億円52.0億円1.4兆円
2024/03期1,532億円1,450億円65.0億円82.1億円
2025/03期3,921億円777億円81.2億円3,144億円

銀行業のキャッシュフローは、貸出金の増減や預金の流入出といった預金者からの資金移動が営業キャッシュフローに大きく影響するため、事業会社とは性格が異なります。営業キャッシュフローのマイナスは主に貸出金の増加による資金流出を意味しており、地域経済への積極的な融資姿勢を反映しています。投資キャッシュフローは証券運用の調整により変動しますが、全体として財務の安全性には影響を及ぼさない水準で管理されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 1名(7.1% 男性 13
7%
93%
監査報酬
1億5,600万円
連結子会社数
22
設備投資額
107.3億円
平均勤続年数(従業員)
15.8
臨時従業員数
815

女性役員比率は7.1%にとどまっており、多様性の推進は今後の課題です。一方で、連結子会社22社を抱える大規模な金融グループとして、監査報酬に1.5億円規模を投じるなど、適正な内部統制と監査体制の構築に注力しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主58.1%
浮動株41.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関34.4%
事業法人等23.6%
官公庁0.1%
外国法人等11.8%
個人その他27.4%
証券会社2.7%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は一般財団法人岩崎育英文化財団・明治安田生命保険相互会社。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(49,420,000株)11.4%
一般財団法人岩崎育英文化財団(20,936,000株)4.83%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(19,946,000株)4.6%
明治安田生命保険相互会社(18,568,000株)4.28%
九州フィナンシャルグループ従業員持株会(12,715,000株)2.93%
株式会社福岡銀行(12,620,000株)2.91%
宝興業株式会社(9,088,000株)2.09%
岩崎産業株式会社(7,616,000株)1.75%
株式会社宮崎銀行(6,212,000株)1.43%
日本生命保険相互会社(5,889,000株)1.35%

主要株主に日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行などの信託口が上位を占めており、機関投資家による保有割合が高い構成です。地元の金融機関や関連財団も名を連ね、地域経済との安定的な関係性を維持しつつも、市場の動向が株主構成に反映されやすい状況です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1貸倒引当金の状況当社グループでは、貸倒損失の発生状況や貸出先の状況、不動産・有価証券等担保の価値などに基づいて貸倒引当金を計上しておりますが、予想損失額算出の前提条件と比較して、著しい経済状態の悪化や不動産価格の下落などが生じた場合は、貸倒引当金の積み増しを行う必要があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります
2事務リスク当社グループにおいて、事務上の事故、不正・不祥事、事務処理体制の不備に起因する不適切な事務等が発生した場合、当社グループの業務や業績に影響を及ぼす可能性があります
3システムリスク当社グループにおいて、万が一システム障害等が発生した場合、当社グループの業務や業績に影響を及ぼす可能性があります
4法務リスク当社グループにおいて、法令解釈の相違、法的手続の不備、法令等に違反する行為等が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります
5人的リスク当社グループにおいて、人事処遇や労働時間管理などの人事労務上の問題や職場の安全衛生管理上の問題などに関連する重大な訴訟などが発生した場合、社会的信用の失墜等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります
6風評リスク当社グループに対する報道、記事、噂などにより、地域、お取引先及び投資家等の間で、事実と異なる風説や風評によって評判が低下した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
968万円
従業員数
4,670
平均年齢
45.7歳
平均年収従業員数前年比
当期968万円4,670-

従業員の平均年収は968万円と、地方銀行業界の中では相対的に高い水準を維持しています。経営統合による業務効率化と収益基盤の安定に加え、近年では物価上昇に対応した賃上げを積極的に実施していることが、この水準を支える背景となっています。

06 / 5 sections

株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)を見ると、2024期を除き、市場平均であるTOPIXを一貫して下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、長らく続いた低金利環境下で地方銀行の収益性が圧迫され、株価が伸び悩んでいたことが主な要因です。しかし、2024期にTSRがTOPIXを大幅に上回ったのは、TSMCの熊本進出という特需への期待感が株価を押し上げたためです。今後の金利正常化や地域経済の活性化が進めば、継続的なアウトパフォームも期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
21
方針: 配当性向30%目標
1株配当配当性向
2016/03期61.9%
2017/03期1237.4%
2018/03期1228.1%
2019/03期1224.4%
2020/03期1229.5%
2021/03期1235.2%
2022/03期1231.5%
2023/03期1221.0%
2024/03期1829.5%
2025/03期2129.9%
9期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

当グループは年間12円の安定配当を維持しつつ、配当性向30%を目安とした利益還元を基本方針としています。業績の拡大に合わせて増配を継続しており、株主還元への姿勢を強めています。また、創立10周年等の節目には記念配当や記念優待を実施するなど、長期保有株主に対する還元策も充実させています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 196.3万円 になりました (96.3万円)
+96.3%
年度末時点評価額損益TSR
2021期61.8万円38.2万円-38.2%
2022期67.6万円32.4万円-32.4%
2023期102.0万円2.0万円2.0%
2024期268.4万円168.4万円168.4%
2025期196.3万円96.3万円96.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残3,404,900株
売り残142,100株
信用倍率23.96倍
2026年3月13日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年8月中旬
第2四半期決算発表2026年11月中旬
株主優待権利確定日2027年3月末

信用倍率が20倍を超えており、信用買い残が積み上がっている状況は、短期的な株価の重しになる可能性があります。PERは業界平均より割高ですが、これはTSMC効果による高い成長期待が株価に織り込まれているためと考えられます。PBRは依然として1倍を割れており、資産価値の面からは割安感が残っています。今後の決算で市場の高い期待に応え続けられるかが焦点となります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期217億円66.7億円30.8%
2022/03期247億円80.0億円32.5%
2023/03期356億円109億円30.7%
2024/03期384億円120億円31.3%
2025/03期430億円126億円29.4%

法人税等の支払額は、税引前当期純利益の拡大に伴い、約67億円から直近では約126億円まで増加しています。実効税率は概ね30%前後の水準で安定しており、税務上の特異な変動は見られません。適正な納税を通じて地域経済への貢献を果たしており、安定した利益成長とともに着実な納税が継続されています。

07 / 3 sections

もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

九州フィナンシャルグループ まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 21円
安全性
注意
自己資本比率 5.0%
稼ぐ力
普通
ROE 4.5%(累計)
話題性
好評
ポジ 55%

「TSMC景気に沸く南九州の金融王、肥後と薩摩の強力タッグで地域経済をがっちり掴む」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU