7180プライム

九州フィナンシャルグループ

Kyushu Financial Group,Inc.

最終更新日: 2026年3月28日

BPS151.9円
自己資本比率5.3%
FY2025/3 有報データ

熊本・鹿児島のトップバンクが結集!金融の力で九州の未来をデザインする広域地銀グループ

金融サービスの高度化とデジタル技術の活用により、九州のあらゆる社会課題を解決し、地域と共に未来を創造する価値共創グループを目指します。

この会社ってなに?

あなたが熊本や鹿児島へ旅行したとき、街のあちこちで見かける肥後銀行や鹿児島銀行。実はこの2つの銀行は、九州フィナンシャルグループという一つの家族なんです。地元の中小企業がお金を借りて新しいお店を始めたり、多くの人がマイホームの夢を叶えるために住宅ローンを組んだり、その裏側で地域経済を力強く支えています。あなたが普段利用するあのお店の決済サービスや、九州の特産品をネットで買える通販サイト「よかもーる」も、このグループが関わっているかもしれません。

肥後銀行と鹿児島銀行を傘下に持つ南九州最大の金融グループ。FY2025は売上高2,512.9億円、純利益303.68億円と順調に業績を拡大しています。TSMCの熊本進出による地域経済の活性化が強力な追い風となっており、貸出金利息や手数料収入の増加が期待されます。配当性向30%を目安とした株主還元方針を掲げ、安定的な増配も投資家にとっての魅力となっています。

銀行業プライム市場

会社概要

業種
銀行業
決算期
3月
本社
熊本県熊本市西区春日1-12-3
公式
www.kyushu-fg.co.jp

社長プロフィール

笠原 慶久
笠原 慶久
代表取締役社長
ビジョナリー
私たちは、肥後銀行と鹿児島銀行の統合により、九州の発展に貢献するという大きな使命を担っています。第4次中期経営計画のもと、デジタル技術を活用した『地域価値共創』を推進し、お客様や地域社会とともに持続的な成長を目指します。

この会社のストーリー

2015
九州フィナンシャルグループ設立

熊本県の肥後銀行と鹿児島県の鹿児島銀行が経営統合し、持株会社として株式会社九州フィナンシャルグループを設立。九州の広域地銀グループとして新たなスタートを切った。

2019
リース事業の強化

JR九州フィナンシャルマネジメントの株式を取得し、「JR九州FGリース」へ商号変更。グループ内の金融サービスを拡充し、事業領域を拡大した。

2020
コロナ禍への挑戦

新型コロナウイルス感染症の拡大という未曾有の危機に対し、地域経済を支えるため、顧客への資金繰り支援や経営相談に尽力した。

2022
台湾・玉山銀行との業務提携

半導体受託製造の世界最大手TSMCの熊本進出を背景に、台湾の民間金融機関「玉山銀行」と業務提携。グローバルなビジネスチャンスに対応する体制を構築した。

2023
DX支援子会社の設立

IT企業のパステムソリューションズを完全子会社化。地域企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を本格化し、新たな収益の柱を育てる。

2024
第4次中期経営計画スタート

「地域価値共創グループへの進化」を掲げる新中期経営計画を開始。資本コストや株価を意識した経営を明確にし、企業価値向上への取り組みを強化。

2025
設立10周年と株主還元

設立10周年を記念し、記念配当と記念株主優待の実施を発表。株主への感謝を示すとともに、今後の成長への自信を示した。

2026
デジタル通貨への挑戦

デジタル通貨の活用に関する共同検討を開始。将来のキャッシュレス社会を見据え、先進的な金融サービスの開発に取り組む。

注目ポイント

安定した株主還元方針

配当性向30%を目安とし、安定配当を維持する方針を掲げています。設立10周年記念配当を実施するなど、株主への利益還元に積極的な姿勢です。

九州経済の成長を牽引

TSMCの熊本進出など、活気づく九州経済の中核を担う金融グループです。台湾の銀行との提携やDX支援子会社設立など、成長分野へ積極的に投資しています。

PBR1倍割れからの脱却期待

PBR(株価純資産倍率)は1倍を割れており、市場評価が資産価値に追いついていない状況です。新中計で「株価を意識した経営」を明言しており、今後の改善が期待されます。

サービスの実績は?

21
1株当たり配当金
FY2025実績
+16.7% YoY
29.9%
配当性向
FY2025実績
15.1%
純利益成長率
FY2025
22
連結子会社数
2024年時点
5,000円相当
株主優待ポイント
1000株以上/1年以上保有

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 21円
安全性
注意
自己資本比率 5.3%
稼ぐ力
普通
話題性
好評
ポジティブ 55%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
21
方針: 配当性向30%目標
1株配当配当性向
FY2021/31235.2%
FY2022/31231.5%
FY2023/31221.0%
FY2024/31829.5%
FY2025/32129.9%
2期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

当グループは年間12円の安定配当を維持しつつ、配当性向30%を目安とした利益還元を基本方針としています。業績の拡大に合わせて増配を継続しており、株主還元への姿勢を強めています。また、創立10周年等の節目には記念配当や記念優待を実施するなど、長期保有株主に対する還元策も充実させています。

同業比較(収益性)

銀行業の同業他社平均と比べると…

ROE
この会社: N/A業界平均: 7.7%
営業利益率
この会社: N/A業界平均: 100.0%
自己資本比率上回る
この会社
5.3%
業界平均
4.9%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/31,876億円
FY2023/32,144億円
FY2024/32,226億円
FY2025/32,513億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/30円
FY2025/30円

当グループの業績は、傘下の肥後銀行と鹿児島銀行を核とした地域金融サービスが堅調に推移し、経常収益がFY2025/3には約2,513億円まで拡大しました。純利益においても、手数料ビジネスの好調や政策保有株式の売却益等が寄与し、FY2021/3の約150億円からFY2025/3には約304億円へと大幅な成長を遂げています。FY2026/3は一時的な要因剥落を見込み減益予想としていますが、地域経済を支える強固な事業基盤を有しています。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率5.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
140億円
会社の純資産
7,040億円

総資産は13兆円規模を維持しており、地域トップバンクとしての極めて強固な財務健全性を有しています。自己資本比率は5%前後で推移しており、銀行業としては一般的な水準ですが、適切なリスク管理のもとで地域経済への潤沢な資金供給を行える資本基盤が整備されています。また、近年はシステム統合やDX投資による効率化を推進しており、長期的にはコスト構造の改善を通じたさらなる財務基盤の強化を見込んでいます。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-3,921億円
営業CF
投資に使ったお金
+777億円
投資CF
借入・返済など
-81.2億円
財務CF
手元に残ったお金
-3,144億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/37,948億円-35.9億円-53.2億円7,912億円
FY2022/31.8兆円-1,710億円-88.8億円1.7兆円
FY2023/3-1.6兆円2,521億円-52.0億円-1.4兆円
FY2024/3-1,532億円1,450億円-65.0億円-82.1億円
FY2025/3-3,921億円777億円-81.2億円-3,144億円

銀行業のキャッシュフローは、貸出金の増減や預金の流入出といった預金者からの資金移動が営業キャッシュフローに大きく影響するため、事業会社とは性格が異なります。営業キャッシュフローのマイナスは主に貸出金の増加による資金流出を意味しており、地域経済への積極的な融資姿勢を反映しています。投資キャッシュフローは証券運用の調整により変動しますが、全体として財務の安全性には影響を及ぼさない水準で管理されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1貸倒引当金の状況当社グループでは、貸倒損失の発生状況や貸出先の状況、不動産・有価証券等担保の価値などに基づいて貸倒引当金を計上しておりますが、予想損失額算出の前提条件と比較して、著しい経済状態の悪化や不動産価格の下落などが生じた場合は、貸倒引当金の積み増しを行う必要があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります
2事務リスク当社グループにおいて、事務上の事故、不正・不祥事、事務処理体制の不備に起因する不適切な事務等が発生した場合、当社グループの業務や業績に影響を及ぼす可能性があります
3システムリスク当社グループにおいて、万が一システム障害等が発生した場合、当社グループの業務や業績に影響を及ぼす可能性があります
4法務リスク当社グループにおいて、法令解釈の相違、法的手続の不備、法令等に違反する行為等が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります
5人的リスク当社グループにおいて、人事処遇や労働時間管理などの人事労務上の問題や職場の安全衛生管理上の問題などに関連する重大な訴訟などが発生した場合、社会的信用の失墜等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります
6風評リスク当社グループに対する報道、記事、噂などにより、地域、お取引先及び投資家等の間で、事実と異なる風説や風評によって評判が低下した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3217億円66.7億円30.8%
FY2022/3247億円80.0億円32.5%
FY2023/3356億円109億円30.7%
FY2024/3384億円120億円31.3%
FY2025/3430億円126億円29.4%

法人税等の支払額は、税引前当期純利益の拡大に伴い、約67億円から直近では約126億円まで増加しています。実効税率は概ね30%前後の水準で安定しており、税務上の特異な変動は見られません。適正な納税を通じて地域経済への貢献を果たしており、安定した利益成長とともに着実な納税が継続されています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
968万円
従業員数
4,670
平均年齢
45.7歳
平均年収従業員数前年比
当期968万円4,670-

従業員の平均年収は968万円と、地方銀行業界の中では相対的に高い水準を維持しています。経営統合による業務効率化と収益基盤の安定に加え、近年では物価上昇に対応した賃上げを積極的に実施していることが、この水準を支える背景となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主58.1%
浮動株41.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関34.4%
事業法人等23.6%
官公庁0.1%
外国法人等11.8%
個人その他27.4%
証券会社2.7%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は一般財団法人岩崎育英文化財団・明治安田生命保険相互会社。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(49,420,000株)11.4%
一般財団法人岩崎育英文化財団(20,936,000株)4.83%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(19,946,000株)4.6%
明治安田生命保険相互会社(18,568,000株)4.28%
九州フィナンシャルグループ従業員持株会(12,715,000株)2.93%
株式会社福岡銀行(12,620,000株)2.91%
宝興業株式会社(9,088,000株)2.09%
岩崎産業株式会社(7,616,000株)1.75%
株式会社宮崎銀行(6,212,000株)1.43%
日本生命保険相互会社(5,889,000株)1.35%

主要株主に日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行などの信託口が上位を占めており、機関投資家による保有割合が高い構成です。地元の金融機関や関連財団も名を連ね、地域経済との安定的な関係性を維持しつつも、市場の動向が株主構成に反映されやすい状況です。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億8,800万円
取締役9名の合計

肥後銀行と鹿児島銀行を傘下に持ち、銀行業務を核にリース、カード、信託等の多角的な金融サービスを提供しています。事業リスクとしては、地域経済の人口減少や、保有する政策保有株式の縮減に伴う収益変動が特に重要な経営上の留意事項として開示されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 1名(7.1% 男性 13
7%
93%
監査報酬
1億5,600万円
連結子会社数
22
設備投資額
107.3億円
平均勤続年数(従業員)
15.8
臨時従業員数
815

女性役員比率は7.1%にとどまっており、多様性の推進は今後の課題です。一方で、連結子会社22社を抱える大規模な金融グループとして、監査報酬に1.5億円規模を投じるなど、適正な内部統制と監査体制の構築に注力しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
純利益予想を大幅に上回る着地が続いており、経営陣の計画達成力は高いと評価できる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第4次グループ中期経営計画
FY2024〜FY2026
親会社株主に帰属する当期純利益: 目標 505億円 やや遅れ (303.68億円)
60.13%
配当性向: 目標 30%目安 順調 (29.9%)
99.67%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025250億円304億円+21.5%
FY2023250億円247億円-1.3%
FY2022129億円150億円167億円+29.1%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20252,000億円2,513億円+25.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の第4次中期経営計画では、最終年度(FY2026)の純利益505億円を目指しています。FY2025実績で既に303億円を達成しており、進捗は順調です。特に注目すべきは、会社予想を上回る実績を出す傾向がある点です。FY2025の純利益は期初予想を20%以上も上回っており、TSMC進出による地域経済の好影響を的確に捉え、収益に結びつける力が高く評価されます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)を見ると、FY2024を除き、市場平均であるTOPIXを一貫して下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、長らく続いた低金利環境下で地方銀行の収益性が圧迫され、株価が伸び悩んでいたことが主な要因です。しかし、FY2024にTSRがTOPIXを大幅に上回ったのは、TSMCの熊本進出という特需への期待感が株価を押し上げたためです。今後の金利正常化や地域経済の活性化が進めば、継続的なアウトパフォームも期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+96.3%
100万円 →196.3万円
96.3万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202161.8万円-38.2万円-38.2%
FY202267.6万円-32.4万円-32.4%
FY2023102.0万円+2.0万円2.0%
FY2024268.4万円+168.4万円168.4%
FY2025196.3万円+96.3万円96.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残3,404,900株
売り残142,100株
信用倍率23.96倍
2026年3月13日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年8月中旬
第2四半期決算発表2026年11月中旬
株主優待権利確定日2027年3月末

信用倍率が20倍を超えており、信用買い残が積み上がっている状況は、短期的な株価の重しになる可能性があります。PERは業界平均より割高ですが、これはTSMC効果による高い成長期待が株価に織り込まれているためと考えられます。PBRは依然として1倍を割れており、資産価値の面からは割安感が残っています。今後の決算で市場の高い期待に応え続けられるかが焦点となります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +5.2%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES
業界内ランキング
上位 15%
銀行業 75社中 11位
報道のトーン
55%
好意的
30%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
DX・IT連携30%
株主還元20%
その他10%

最近の出来事

2026年2月業績好調

第3四半期累計の経常利益が前年同期比48.4%増を達成。

2025年12月子会社化

傘下の鹿児島銀行がパステムソリューションズを完全子会社化しDX支援を拡充。

2025年10月創立10周年

経営統合から10周年を迎え、地域共創事業を本格推進。

九州フィナンシャルグループ まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 21円
安全性
注意
自己資本比率 5.3%
稼ぐ力
普通
話題性
好評
ポジティブ 55%

「TSMC景気に沸く南九州の金融王、肥後と薩摩の強力タッグで地域経済をがっちり掴む」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU