ひろぎんホールディングス7337
Hirogin Holdings,Inc.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが広島の街を歩いているとき、普段利用するお店や商店街がひろぎんの金融サービスで支えられているかもしれません。また、地元のカフェや雑貨屋さんが新しいチャレンジを始めるとき、その資金提供や経営相談に乗っているのもひろぎんです。最近では、わざわざ銀行の窓口に行かなくても、スマートフォンアプリで残高確認や振込が簡単にできるようになりました。もしかしたら、あなたが使っているその便利なアプリも、ひろぎんが提供しているサービスの一つかもしれませんね。
広島県を地盤とする地銀最大手。2025期の連結純利益は前期比29.4%増の358.35億円と大幅な増益を見込むなど、好調な業績が続いています。2020年のホールディングス化を機に、従来の銀行業務に加え、ITソリューションやM&A支援といった非金融領域を強化し、収益源の多角化を加速させている点が特徴です。5期連続の増配となる2025期の配当予想は48円と株主還元にも積極的で、金利上昇の追い風を受けながら新たな成長ステージを目指しています。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 広島県広島市中区紙屋町1丁目3番8号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 5.4% | 0.2% | - |
| 2025/03期 | 6.9% | 0.3% | - |
| 3Q FY2026/3 | 6.5%(累計) | 0.3%(累計) | - |
収益性については、コア業務である銀行業において効率的な資金運用が進んでいることが強みです。預貸金利回りのコントロールや手数料ビジネスの拡大により、着実な利益を生み出す体質を維持しています。今後もグループ全体での多角的な金融サービス提供により、収益基盤のさらなる安定を目指す方針です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 1,861億円 | — | 277億円 | 90.3円 | - |
| 2025/03期 | 2,014億円 | — | 358億円 | 118.5円 | +8.2% |
ひろぎんホールディングスの業績は、地域経済の回復や貸出金の拡大を背景に順調な成長を遂げています。2025/03期には当期純利益が約358億円に達し、前年比で大幅な増益を達成しました。金利環境の変化に伴う資金利益の改善が、全体の収益押し上げに大きく寄与しています。 【3Q 2026/03期実績】売上1736億円(前年同期比16.4%)、純利益330億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
広島銀行を中核とする総合金融グループとして、銀行業を主軸にリースや金融商品取引など多角的な収益モデルを構築しています。主な事業リスクとして、国内の低金利環境の継続や、地元経済の動向、信用リスクの変動が挙げられており、持続可能な収益確保が経営の重要課題です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 350億円 | 358億円 | 358億円 | +2.4% |
| 2024期 | 270億円 | — | 277億円 | +2.6% |
| 2023期 | 210億円 | — | 125億円 | -40.4% |
| 2022期 | 220億円 | — | 229億円 | +4.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の「中期計画2024」では、最終年度(2029期)に純利益500億円、連結ROE8%台前半という野心的な目標を掲げています。過去の中計では自己資本比率などの目標で未達が見られたものの、直近の業績予想は複数回にわたり上方修正されており、経営の精度は向上している印象です。金利上昇という追い風を活かし、非金融分野の強化がどこまで収益に貢献するかが計画達成の鍵となります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
「中期計画 2024」における経営指標の上方修正を実施し、収益力強化を公表。
TOPPANと連携し、CDPとMAを活用したデジタルマーケティングサービスを本格導入。
2026年3月期の期末配当予想を修正し、継続的な株主還元方針の強化を表明。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性に関しては、総資産が12兆円規模と非常に大きく、地域金融機関としての強固な基盤を有しています。自己資本比率は4%台で推移しており、銀行業特有のレバレッジ運営がなされています。今後もリスク管理を徹底しつつ、適切な資本配分を通じて健全性を確保する見込みです。 【3Q 2026/03期】総資産12.7兆円、純資産5596億円、自己資本比率4.0%、有利子負債300億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 1.5兆円 | 3,704億円 | 93.1億円 | 1.1兆円 |
| 2022/03期 | 2,169億円 | 1,983億円 | 226億円 | 186億円 |
| 2023/03期 | 4,687億円 | 658億円 | 81.0億円 | 4,029億円 |
| 2024/03期 | 7,833億円 | 1,194億円 | 159億円 | 6,639億円 |
| 2025/03期 | 8,974億円 | 2,025億円 | 177億円 | 1.1兆円 |
銀行業務の性質上、営業キャッシュフローは貸出金や預金変動の影響を大きく受け、年度間で大きく乱高下する傾向があります。特に本業の貸出金残高の増加や金融資産の運用状況によってプラスとマイナスが大きく入れ替わります。投資キャッシュフローについても同様に有価証券の運用・売却活動が主たる要因であり、通常の事業会社とは異なる資金フローの特徴を有しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が18.1%と地銀としては比較的高い水準にあり、多様な視点を取り入れるガバナンス体制が構築されています。12社の連結子会社を擁する規模感において、適正な外部監査体制(監査報酬1.13億円)を維持し、透明性の高い経営基盤を整えています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 1,040万円 | 3,689人 | - |
従業員の平均年収は1,040万円と、全国の地方銀行の中でも高水準にあります。これは地銀上位として広島県内での強固な収益基盤と、金融以外の多様なサービス展開による収益性の向上が、従業員への安定した還元に繋がっていると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当による総合的な投資リターンを示す指標です。2021期から2024期にかけてはTOPIXのパフォーマンスを下回る(アンダーパフォーム)状況が続いていましたが、これは金融緩和下での銀行株全体の低迷が背景にありました。しかし、2025期には自社TSRが209.1%とTOPIXの184.2%を大きく上回り、アウトパフォームに転じました。これは、金利正常化への期待感を背景とした株価の大幅な上昇と、積極的な増配による株主還元強化が投資家に評価された結果と言えます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2021/03期 | 12円 | 17.3% |
| 2022/03期 | 24円 | 32.5% |
| 2023/03期 | 27円 | 67.1% |
| 2024/03期 | 37円 | 41.0% |
| 2025/03期 | 48円 | 40.5% |
| 必要株数 | 100株以上(約13万円) |
| 金額相当 | 約500円〜15,000円相当(保有株数による) |
| 権利確定月 | 3月 |
配当方針として持続的な増配と株主への利益還元を強化する姿勢を明確に打ち出しており、業績の向上に伴い配当性向40%程度をターゲットに還元額を拡大させています。株主優待制度も整備されており、地域特産品などの還元を通じて個人株主の拡大に努めています。今後も安定した利益成長を前提に、株主との長期的な信頼関係の構築を目指します。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 106.0万円 | 6.0万円 | 6.0% |
| 2022期 | 105.2万円 | 5.2万円 | 5.2% |
| 2023期 | 106.0万円 | 6.0万円 | 6.0% |
| 2024期 | 183.2万円 | 83.2万円 | 83.2% |
| 2025期 | 209.1万円 | 109.1万円 | 109.1% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較すると、PER・PBRともに割高な水準にあり、市場からの高い成長期待が株価に織り込まれていることが示唆されます。一方で配当利回りは業界平均並みです。信用倍率は1.87倍と落ち着いており、過熱感は限定的です。今後の決算で、市場の高い期待に応える成長を示せるかが焦点となります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 310億円 | 94.7億円 | 30.5% |
| 2022/03期 | 271億円 | 41.6億円 | 15.4% |
| 2023/03期 | 188億円 | 62.7億円 | 33.4% |
| 2024/03期 | 342億円 | 64.6億円 | 18.9% |
| 2025/03期 | 522億円 | 163億円 | 31.3% |
法人税等の支払額は、毎期の税引前当期純利益と税効果会計の影響を受け変動しています。実効税率が標準的な数値と異なる年度があるのは、繰延税金資産の取り崩しや、税務上の損益項目(有価証券売却益等)の計上タイミングに起因します。安定した税務管理を行い、法令に基づいた納税を行っています。
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