愛媛銀行8541
The Ehime Bank,Ltd.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが愛媛県を訪れた際に見かける「ひめぎん」の愛称、それが愛媛銀行です。地元の商店街のお店が新しい商品を仕入れたり、農家の方が新しいトラクターを買ったりする時、その資金を融資という形で支えています。また、あなたが道後温泉エリアでスマートフォンを使ってキャッシュレス決済をする、その便利なサービスの裏側でも、JCBと協力して新しい仕組みを提供しているんです。愛媛の人々の暮らしやビジネスに寄り添い、地域の経済が円滑に回るための血液のような役割を担っています。
愛媛県を地盤とする第二地方銀行。2025期の業績は、売上高661.5億円(前期比1.5%増)、純利益57.15億円(同13.1%増)と増収増益を見込む。新中期経営計画(2025期-2027)では最終年度に純利益60億円、ROE 4%程度を目標に掲げ、資本効率の改善が急務。PBRは0.47倍と依然として解散価値を大きく下回る水準であり、株価を意識した経営と株主還元(2025期予想配当34円)の強化が今後の焦点となる。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 愛媛県松山市勝山町2丁目1番地
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 3.8% | 0.2% | - |
| 2025/03期 | 4.2% | 0.2% | - |
| 3Q 2026/03期 | 3.7%(累計) | 0.2%(累計) | - |
収益性については、預貸金利回りや手数料ビジネスの貢献により、安定した利益水準を維持しています。純利益が50億円規模で安定している背景には、経費効率の改善やDX推進による業務効率化の取り組みが寄与しています。今後も地域経済への融資を通じた利ざやの獲得と、非金利収益の積み上げが収益維持の鍵となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 652億円 | — | 50.5億円 | 129.4円 | — |
| 2025/03期 | 661億円 | — | 57.1億円 | 146.5円 | +1.5% |
愛媛銀行の直近5年間の業績は、2024年3月期に売上高が651億円へ急伸するなど、緩やかな拡大基調を辿っています。純利益は50億円から57億円の間で安定的に推移しており、地域密着型の金融機関として堅調な収益を確保しました。2025年3月期においても増収増益を達成しており、地域経済の回復に伴う安定した需要が経営を支えています。 【3Q 2026/03期実績】売上503億円(前年同期比6.6%)、純利益50億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、当行は銀行業務を中核に据え、連結子会社5社を通じて地域密着型の総合金融サービスを展開しています。主な事業リスクとして、国内の金利環境の変化や地域経済の動向、デジタル化に伴うシステム投資コストの増大などが挙げられています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 57.1億円 | — | 未達 | 計画通り |
| 2024期 | 43億円 | — | 50.5億円 | +17.6% |
| 2023期 | 非開示 | — | 53.9億円 | N/A |
| 2022期 | 非開示 | — | 57.8億円 | N/A |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2024年4月から始まった新中期経営計画では、最終年度(2027年3月期)に単体純利益60億円以上、ROE 4%程度という具体的な数値目標を掲げています。これは低PBR改善に向けた強い意志の表れと見られます。2024期の純利益実績は期初予想を上回る50.5億円で着地しており、計画達成に向けた進捗は順調です。今後は金利環境の変化を追い風としつつ、DX投資による業務効率化(OHR改善)と法人向けソリューション提供を両輪で進められるかが鍵となります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
新規事業創出プログラムの成果報告会を実施し、地域企業のイノベーション支援を強化。
築65年の本店建て替えを発表。防災機能の強化と顧客サービスの向上を図る。
JCBと協業し、道後温泉エリアにてNFCタグ決済サービスを導入。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
財務健全性に関しては、総資産が約2.9兆円規模で推移しており、自己資本比率は4%台で安定しています。2024年3月期以降、有利子負債として約360億円から380億円程度の調達が見られますが、総資産規模に対しては適切なコントロール下にあると言えます。今後も強固な資本基盤を維持しつつ、持続可能な地域金融サービスを提供するための財務余力を確保しています。 【3Q 2026/03期】総資産3.0兆円、純資産1450億円、自己資本比率4.6%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 389億円 | ▲395億円 | ▲46.9億円 | ▲5.6億円 |
| 2022/03期 | 846億円 | ▲243億円 | ▲70.3億円 | 603億円 |
| 2023/03期 | ▲746億円 | ▲460億円 | ▲11.7億円 | ▲1,206億円 |
| 2024/03期 | ▲250億円 | 130億円 | ▲12.9億円 | ▲120億円 |
| 2025/03期 | 441億円 | 208億円 | ▲12.5億円 | 649億円 |
営業キャッシュフローは銀行業務特有の資金貸出・預金変動に伴い大きな振幅がありますが、2025年3月期には441億円のプラスを記録し、本業の収益力が健在であることを示しました。投資キャッシュフローは保有証券の売買や有形固定資産の取得等により変動しており、戦略的な運用が行われています。全体として、FCF(フリーキャッシュフロー)は年度によりマイナスを計上することもありますが、財務活動によるキャッシュフローは抑制されており、資金繰りは安定しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は13.3%となっており、さらなる多様性の推進が課題です。連結子会社5社を擁する地域中核企業として、監査報酬5,800万円を投じるなど、適正な監査体制を構築することで健全な企業統治を目指しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 649万円 | 1,340人 | - |
従業員の平均年収は649万円となっており、地方銀行業界における標準的な水準を維持しています。地域経済への貢献を背景に、安定した雇用環境を確保しつつ、地域金融機関として堅実な給与体系を運用しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、ほぼ一貫してTOPIXをアンダーパフォーム(下回る成績)しています。これは、低金利環境の長期化による収益性の低迷と、PBRが1倍を大きく割り込む株価の低迷が主な要因です。株価上昇によるキャピタルゲインが限定的だったため、配当利回りだけでは市場平均のリターンに追いつけなかった形です。2024期以降は株価が回復基調にありますが、今後TOPIXを上回るパフォーマンスを継続するには、新中計で掲げるROE目標の達成が不可欠です。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 8円 | 24.4% |
| 2018/03期 | 32円 | 20.3% |
| 2019/03期 | 30円 | 21.1% |
| 2020/03期 | 30円 | 20.7% |
| 2021/03期 | 30円 | 21.5% |
| 2022/03期 | 30円 | 20.3% |
| 2023/03期 | 30円 | 21.7% |
| 2024/03期 | 32円 | 24.7% |
| 2025/03期 | 34円 | 23.2% |
| 必要株数 | 100株以上(約15万円) |
| 金額相当 | 約500円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
同社は安定的な配当の継続を重視しつつ、業績に応じた利益還元として増配を実施する方針です。現在の配当性向は20%台前半と余裕があり、将来的な増配余地を十分に確保しています。今後も強固な経営基盤のもと、株主への長期的な利益還元を継続する姿勢が期待されます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 89.9万円 | ▲10.1万円 | -10.1% |
| 2022期 | 84.7万円 | ▲15.3万円 | -15.3% |
| 2023期 | 79.5万円 | ▲20.5万円 | -20.5% |
| 2024期 | 107.2万円 | 7.2万円 | 7.2% |
| 2025期 | 104.8万円 | 4.8万円 | 4.8% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは業界平均並みですが、PBRは0.47倍と依然として業界平均を下回り、市場からは厳しい評価を受けていることがうかがえます。信用倍率は11.84倍と高く、信用買い残が積み上がっているため、将来の株価上昇を見込む個人投資家が多い一方で、需給面では上値が重くなる可能性があります。まずはPBRの改善に向けた具体的な施策と業績の進捗が、市場の評価を変える上で重要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 86.8億円 | 32.4億円 | 37.3% |
| 2022/03期 | 93.3億円 | 35.6億円 | 38.1% |
| 2023/03期 | 83.5億円 | 29.6億円 | 35.5% |
| 2024/03期 | 79.1億円 | 28.5億円 | 36.1% |
| 2025/03期 | 78.3億円 | 21.2億円 | 27.1% |
法人税等の支払額は、税引前当期純利益の増減に伴い概ね20億円から35億円の範囲で推移しています。2025年3月期は実効税率が27.1%と低下しており、これは税務上の調整や優遇税制の影響が考えられます。企業としての納税義務を適正に果たしながら、キャッシュフローへの影響をコントロールする姿勢が見られます。
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愛媛銀行 まとめ
「愛媛の地域経済を支える堅実地銀、DXと世代交代で低PBRからの脱却を目指す」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。