8541プライム

愛媛銀行

The Ehime Bank,Ltd.

最終更新日: 2026年3月29日

BPS344.2円
自己資本比率4.6%
FY2025/3 有報データ

愛媛から四国へ、地域と共に未来を創る地場産業の応援団

地域価値を創造し、持続可能な地域社会の実現に貢献する、最も身近で信頼される銀行を目指します。

この会社ってなに?

あなたが愛媛県を訪れた際に見かける「ひめぎん」の愛称、それが愛媛銀行です。地元の商店街のお店が新しい商品を仕入れたり、農家の方が新しいトラクターを買ったりする時、その資金を融資という形で支えています。また、あなたが道後温泉エリアでスマートフォンを使ってキャッシュレス決済をする、その便利なサービスの裏側でも、JCBと協力して新しい仕組みを提供しているんです。愛媛の人々の暮らしやビジネスに寄り添い、地域の経済が円滑に回るための血液のような役割を担っています。

愛媛県を地盤とする第二地方銀行。FY2025の業績は、売上高661.5億円(前期比1.5%増)、純利益57.15億円(同13.1%増)と増収増益を見込む。新中期経営計画(FY2025-2027)では最終年度に純利益60億円、ROE 4%程度を目標に掲げ、資本効率の改善が急務。PBRは0.47倍と依然として解散価値を大きく下回る水準であり、株価を意識した経営と株主還元(FY2025予想配当34円)の強化が今後の焦点となる。

銀行業プライム市場

会社概要

業種
銀行業
決算期
3月
本社
愛媛県松山市勝山町2丁目1番地
公式
www.himegin.co.jp

社長プロフィール

西川 義教
代表取締役頭取
挑戦者
地域社会の持続的な発展に貢献するため、役職員一人ひとりが能力を最大限に発揮できる環境を整えます。常にお客さま本位の姿勢を貫き、変革への挑戦を続けることで、地域と共に成長し、新たな価値を創造してまいります。

この会社のストーリー

1915
愛媛貯金銀行として設立

産業組合思想を背景に、愛媛県松山市に愛媛貯金銀行を設立。地域の金融ニーズに応える第一歩を踏み出す。

1943
株式会社愛媛銀行に商号変更

戦時下の金融機関統合の流れの中で、普通銀行に転換し、株式会社愛媛銀行として新たなスタートを切る。

1971
大阪証券取引所第二部に上場

地域経済の成長とともに業容を拡大し、大阪証券取引所市場第二部に上場。社会的な信頼性を高める。

1973
東京証券取引所第二部に上場

さらなる飛躍を目指し、東京証券取引所市場第二部にも上場。全国的な知名度を獲得し、事業基盤を強化する。

1987
東証・大証第一部に指定

安定した経営実績が評価され、東京・大阪両証券取引所の市場第一部に指定される。地域を代表する金融機関としての地位を確立。

2022
東証プライム市場へ移行

東京証券取引所の市場再編に伴い、最上位であるプライム市場へ移行。より高いガバナンス水準が求められる中、持続的成長を目指す。

2024
第18次中期経営計画スタート

「サステナビリティ経営の実践」を基本方針に掲げ、地域価値創造と企業価値向上の両立を目指す新たな3カ年計画を開始した。

2031
新本店の完成(予定)

築65年を超える現本店を建て替え、防災機能や利便性を高めた新本店を2031年春に完成予定。地域への新たなシンボルを目指す。

注目ポイント

地域に根差した堅実経営と成長戦略

愛媛県を地盤に四国全域で事業を展開。中期経営計画では2027年3月期に純利益60億円以上を目指し、地域経済の活性化に貢献しながら着実な成長を図っています。

魅力的な株主優待制度

株主への感謝を込めて、保有株数に応じ愛媛県の特産品カタログギフトやデジタルギフトを進呈。地域産品を楽しみながら企業を応援できる人気の制度です。

DXとオープンイノベーションへの挑戦

次世代金融サービスのプラットフォーム開発や、フィンテック企業との連携を積極的に推進。地域の取引先の新規事業創出を支援するなど、未来に向けた挑戦を続けています。

サービスの実績は?

661.5億円
売上高(予想)
FY2025
+1.5% YoY
57.15億円
純利益(予想)
FY2025
+13.1% YoY
146.5
1株当たり純利益 (EPS)
FY2025予想
+13.2% YoY
34
1株当たり配当金(予想)
FY2025
+2円 YoY
23.2%
配当性向(予想)
FY2025

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 34円
安全性
注意
自己資本比率 4.6%
稼ぐ力
普通
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
34
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2021/33021.5%
FY2022/33020.3%
FY2023/33021.7%
FY2024/33224.7%
FY2025/33423.2%
2期連続増配
株主優待
あり
デジタルセレクトギフト(500円分)
必要株数100株以上(約15万円)
金額相当約500円相当
権利確定月3月

同社は安定的な配当の継続を重視しつつ、業績に応じた利益還元として増配を実施する方針です。現在の配当性向は20%台前半と余裕があり、将来的な増配余地を十分に確保しています。今後も強固な経営基盤のもと、株主への長期的な利益還元を継続する姿勢が期待されます。

同業比較(収益性)

銀行業の同業他社平均と比べると…

ROE
この会社: N/A業界平均: 7.7%
営業利益率
この会社: N/A業界平均: 100.0%
自己資本比率下回る
この会社
4.6%
業界平均
4.9%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3422億円
FY2023/3521億円
FY2024/3652億円
FY2025/3661億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/30円
FY2025/30円

愛媛銀行の直近5年間の業績は、2024年3月期に売上高が651億円へ急伸するなど、緩やかな拡大基調を辿っています。純利益は50億円から57億円の間で安定的に推移しており、地域密着型の金融機関として堅調な収益を確保しました。2025年3月期においても増収増益を達成しており、地域経済の回復に伴う安定した需要が経営を支えています。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率4.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
361億円
会社の純資産
1,357億円

財務健全性に関しては、総資産が約2.9兆円規模で推移しており、自己資本比率は4%台で安定しています。2024年3月期以降、有利子負債として約360億円から380億円程度の調達が見られますが、総資産規模に対しては適切なコントロール下にあると言えます。今後も強固な資本基盤を維持しつつ、持続可能な地域金融サービスを提供するための財務余力を確保しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+441億円
営業CF
投資に使ったお金
+208億円
投資CF
借入・返済など
-12.5億円
財務CF
手元に残ったお金
+649億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3389億円-395億円-46.9億円-5.6億円
FY2022/3846億円-243億円-70.3億円603億円
FY2023/3-746億円-460億円-11.7億円-1,206億円
FY2024/3-250億円130億円-12.9億円-120億円
FY2025/3441億円208億円-12.5億円649億円

営業キャッシュフローは銀行業務特有の資金貸出・預金変動に伴い大きな振幅がありますが、2025年3月期には441億円のプラスを記録し、本業の収益力が健在であることを示しました。投資キャッシュフローは保有証券の売買や有形固定資産の取得等により変動しており、戦略的な運用が行われています。全体として、FCF(フリーキャッシュフロー)は年度によりマイナスを計上することもありますが、財務活動によるキャッシュフローは抑制されており、資金繰りは安定しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1金利リスク当行グループは、市場関連リスクの中の1つのファクターとして金利リスクを管理しております
2資金調達・流動性に関するリスク当行グループは、資金調達や資金運用の状況について客観的な基準で把握し、流動性管理に万全を期しておりますが、当行グループの業績や財務状況が悪化した場合、あるいは市場環境が大きく変化した場合に、必要な資金の確保が困難になり、通常より著しく高い金利による資金調達を余儀なくされる可能性があります
3退職給付債務等の変動に係るリスク当行グループの退職給付費用や債務は、年金資産の期待運用利回りや将来の退職給付債務算出に用いる年金数理上の前提条件に基づいて算出しておりますが、実際の結果が前提条件と異なる場合や前提条件に変更があった場合には追加損失が発生する可能性があります
4規制変更のリスク当行グループは、現時点の規制(法律、規則、政策、実務慣行等)に従って業務を遂行しております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/386.8億円32.4億円37.3%
FY2022/393.3億円35.6億円38.1%
FY2023/383.5億円29.6億円35.5%
FY2024/379.1億円28.5億円36.1%
FY2025/378.3億円21.2億円27.1%

法人税等の支払額は、税引前当期純利益の増減に伴い概ね20億円から35億円の範囲で推移しています。2025年3月期は実効税率が27.1%と低下しており、これは税務上の調整や優遇税制の影響が考えられます。企業としての納税義務を適正に果たしながら、キャッシュフローへの影響をコントロールする姿勢が見られます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
649万円
従業員数
1,340
平均年齢
39.2歳
平均年収従業員数前年比
当期649万円1,340-

従業員の平均年収は649万円となっており、地方銀行業界における標準的な水準を維持しています。地域経済への貢献を背景に、安定した雇用環境を確保しつつ、地域金融機関として堅実な給与体系を運用しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主62.1%
浮動株37.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関22.1%
事業法人等40.1%
外国法人等8.5%
個人その他27.3%
証券会社2.1%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は愛媛銀行行員持株会。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(3,481,000株)8.86%
株式会社日本カストディ銀行 (信託口)(1,496,000株)3.8%
愛媛銀行行員持株会(1,347,000株)3.43%
株式会社伊予鉄グループ(1,127,000株)2.87%
大王海運株式会社(1,002,000株)2.55%
大王製紙株式会社(750,000株)1.91%
東京紙パルプ交易株式会社(700,000株)1.78%
住友生命保険相互会社(599,000株)1.52%
JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 みずほ銀行決済営業部)(494,000株)1.25%
株式会社大和証券グループ本社(458,000株)1.16%

金融機関や持株会による安定株主比率が高く、信託銀行の信託口が上位を占める一方で、地元企業や行員持株会が名を連ねており、地域密着型の経営体制が色濃く反映された構成となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

3億4,500万円
取締役9名の合計

EDINET開示情報によると、当行は銀行業務を中核に据え、連結子会社5社を通じて地域密着型の総合金融サービスを展開しています。主な事業リスクとして、国内の金利環境の変化や地域経済の動向、デジタル化に伴うシステム投資コストの増大などが挙げられています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 15名)
女性 2名(13.3% 男性 13
13%
87%
監査報酬
5,800万円
連結子会社数
5
設備投資額
16.7億円
平均勤続年数(従業員)
16
臨時従業員数
390

女性役員比率は13.3%となっており、さらなる多様性の推進が課題です。連結子会社5社を擁する地域中核企業として、監査報酬5,800万円を投じるなど、適正な監査体制を構築することで健全な企業統治を目指しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
新中計の目標は挑戦的だが達成可能圏内。過去の業績予想精度は改善傾向にある。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

新中期経営計画
FY2025~FY2027
純利益(単体): 目標 60億円以上 順調 (52.7億円)
87.8%
自己資本利益率 (ROE): 目標 4%程度 順調 (3.69%)
92.3%
OHR (経費率): 目標 60%台 順調
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202557億円未達計画通り
FY202443億円51億円+17.6%
FY2023非開示54億円N/A
FY2022非開示58億円N/A

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2024年4月から始まった新中期経営計画では、最終年度(2027年3月期)に単体純利益60億円以上、ROE 4%程度という具体的な数値目標を掲げています。これは低PBR改善に向けた強い意志の表れと見られます。FY2024の純利益実績は期初予想を上回る50.5億円で着地しており、計画達成に向けた進捗は順調です。今後は金利環境の変化を追い風としつつ、DX投資による業務効率化(OHR改善)と法人向けソリューション提供を両輪で進められるかが鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、ほぼ一貫してTOPIXをアンダーパフォーム(下回る成績)しています。これは、低金利環境の長期化による収益性の低迷と、PBRが1倍を大きく割り込む株価の低迷が主な要因です。株価上昇によるキャピタルゲインが限定的だったため、配当利回りだけでは市場平均のリターンに追いつけなかった形です。FY2024以降は株価が回復基調にありますが、今後TOPIXを上回るパフォーマンスを継続するには、新中計で掲げるROE目標の達成が不可欠です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+4.8%
100万円 →104.8万円
4.8万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202189.9万円-10.1万円-10.1%
FY202284.7万円-15.3万円-15.3%
FY202379.5万円-20.5万円-20.5%
FY2024107.2万円+7.2万円7.2%
FY2025104.8万円+4.8万円4.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残700,700株
売り残59,200株
信用倍率11.84倍
2026年3月20日時点時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年8月上旬
第2四半期決算発表2026年11月上旬
定時株主総会2026年6月下旬

PERは業界平均並みですが、PBRは0.47倍と依然として業界平均を下回り、市場からは厳しい評価を受けていることがうかがえます。信用倍率は11.84倍と高く、信用買い残が積み上がっているため、将来の株価上昇を見込む個人投資家が多い一方で、需給面では上値が重くなる可能性があります。まずはPBRの改善に向けた具体的な施策と業績の進捗が、市場の評価を変える上で重要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 30%
銀行業 105社中 32位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
DX・新サービス25%
店舗・設備投資20%
株主還元・その他15%

最近の出来事

2026年1月事業創出

新規事業創出プログラムの成果報告会を実施し、地域企業のイノベーション支援を強化。

2026年1月本店建替

築65年の本店建て替えを発表。防災機能の強化と顧客サービスの向上を図る。

2025年7月提携

JCBと協業し、道後温泉エリアにてNFCタグ決済サービスを導入。

最新ニュース

ポジティブ
愛媛銀行、2026年3月期第3四半期決算発表
2/02 · 株予報Pro

愛媛銀行 まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 34円
安全性
注意
自己資本比率 4.6%
稼ぐ力
普通
話題性
好評
ポジティブ 65%

「愛媛の地域経済を支える堅実地銀、DXと世代交代で低PBRからの脱却を目指す」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU