琉球銀行
Bank of The Ryukyus,Limited
最終更新日: 2026年3月29日
沖縄経済の成長を牽引する、地域No.1のリーディングバンク
地域経済の好循環サイクルを実現し、地域とともに成長する金融グループの実現。
この会社ってなに?
あなたが沖縄へ旅行したとき、街のあちこちで「りゅうぎん」の看板を見かけたことがあるかもしれません。那覇空港のATMや国際通りのお店で、知らず知らずのうちにサービスを利用している可能性があります。地元のスーパーやレストラン、ホテルなど、沖縄の多くのビジネスが琉球銀行の融資や決済サービスを利用して成り立っています。つまり、あなたが沖縄で楽しむ食事や買い物の裏側で、琉球銀行が地域経済を支える血液のような役割を果たしているのです。
琉球銀行は、預金・貸出金ともに沖縄県内でトップシェアを誇る地方銀行です。FY2025決算では、売上高691.9億円、純利益57.51億円を計上し、安定した収益基盤を維持しています。中期経営計画「Empower 2025」の下、DX診断サービスの展開や外部企業との積極的な提携を通じて、地域経済の活性化と自社の新たな成長を模索しています。日銀の政策転換による金利上昇局面での利ザヤ改善期待と、PBR0.69倍という割安感が投資家の注目を集めるポイントです。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 沖縄県那覇市久茂地1丁目11番1号
- 公式
- www.ryugin.co.jp
社長プロフィール

中期経営計画「Empower 2025」を掲げ、地域経済の好循環サイクルを実現し、地域とともに成長する金融グループの実現を目指しています。DXを地域課題解決の手段と位置づけ、多様な企業との連携を通じて、お客様や地域社会の発展に貢献し続けます。
この会社のストーリー
米軍統治下の沖縄で、地域経済の復興を支えるため「琉球銀行」として設立。県民の銀行として第一歩を踏み出す。
沖縄の本土復帰に伴い、外国為替銀行法に基づく銀行から日本の銀行法に基づく普通銀行へ転換。全国の金融ネットワークに加わる。
地域金融機関としての基盤を固め、さらなる飛躍を目指して株式を上場。社会的な信頼性を高める。
後継者不足などの課題を抱える県内中小企業の事業承継を支援するため、日本政策投資銀行と業務提携。地域企業の存続と発展を後押しする。
株主への公平な利益還元の観点から株主優待制度を廃止。配当による株主還元を重視する方針へ転換する。
ネットスターズやSEVENRICH Accountingなど、フィンテックや会計分野の企業と提携。DXやスタートアップ支援を加速させ、沖縄経済の新たな価値創造を目指す。
新たな本店ビルを開業し、フリーアドレス制を導入するなど、行員の働きがいを高める環境を整備。組織力の強化を図る。
「地域経済の好循環サイクルを実現し、地域とともに成長する」ことを目指し、サステナビリティ経営やDX支援を強化。沖縄の未来を金融の力でエンパワーしていく。
注目ポイント
預金・貸出金ともに沖縄県内でトップシェアを誇ります。メインバンクシェアは約42%に達し、県内経済に深く根差した地域密着型の経営で安定した収益基盤を築いています。
フィンテック企業やコンサルティング会社との業務提携を積極的に推進。キャッシュレス決済の導入支援やスタートアップ育成など、DXを通じて地域経済の課題解決に挑んでいます。
株主への利益還元を重視し、安定的な配当を継続しています。PBRは地銀平均を上回る水準で評価されており、今後の金利環境の変化や沖縄経済の成長による企業価値向上が期待されます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 25円 | 41.6% |
| FY2022/3 | 35円 | 26.7% |
| FY2023/3 | 35円 | 25.1% |
| FY2024/3 | 37円 | 27.3% |
| FY2025/3 | 38円 | 27.3% |
株主優待制度は廃止されており、実施されていません。
配当方針として、業績に応じた安定的かつ継続的な還元を重視しています。配当性向は30%程度を目安に設定されており、利益成長とともに増配を行う姿勢が定着しています。株主優待制度は過去に廃止されているため、現在は配当金を通じた利益還元が主軸となっています。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
琉球銀行の業績は、沖縄県内での高い貸出シェアを背景に堅調に推移しており、2025年3月期の純利益は約58億円を確保しました。観光需要の回復など地域経済の活性化が追い風となり、売上高は692億円まで拡大する見込みです。一方で、2026年3月期予想では経費増や貸倒引当金等の影響から純利益を約51億円と減益を見込んでいます。
財務は安全?
財務健全性に関しては、総資産約3兆円を抱える沖縄県内最大規模の地銀として安定した経営を行っています。自己資本比率は約4.7%で推移しており、金融機関として求められる規制水準を維持しています。自己資本の積み上げによりBPS(1株あたり純資産)も着実に増加しており、長期的には財務基盤の強化が進んでいます。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 2,954億円 | -747億円 | -17.4億円 | 2,207億円 |
| FY2022/3 | 2,861億円 | -387億円 | -22.3億円 | 2,475億円 |
| FY2023/3 | -523億円 | -1,167億円 | -29.1億円 | -1,690億円 |
| FY2024/3 | -373億円 | -2,178億円 | -18.1億円 | -2,551億円 |
| FY2025/3 | -1,516億円 | -167億円 | -22.5億円 | -1,682億円 |
銀行特有の勘定項目変動により営業キャッシュフローは年度によって大きく振れる傾向がありますが、本業の預貸金業務は堅調です。投資キャッシュフローのマイナスは、有価証券運用や地域企業への投融資によるもので、持続的な成長のための資産運用が行われています。財務キャッシュフローは安定しており、株主還元としての配当支払いが継続的に行われています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 38.4億円 | 12.7億円 | 32.9% |
| FY2022/3 | 79.3億円 | 23.4億円 | 29.5% |
| FY2023/3 | 85.0億円 | 26.0億円 | 30.6% |
| FY2024/3 | 84.5億円 | 28.0億円 | 33.1% |
| FY2025/3 | 83.3億円 | 25.8億円 | 30.9% |
法人税等の支払額は、税引前利益の変動に連動する形で推移しており、法定実効税率に基づき適正に納税されています。特別な税制優遇や繰延税金資産の影響による極端な変動は見られず、安定した利益計上が続いています。地方銀行としての公的役割から、地域経済への貢献とあわせて納税義務を全うしています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 622万円 | 1,794人 | - |
従業員平均年収は622万円で、地域経済の基盤を支える金融機関として相応の水準を維持しています。沖縄県内の高いシェアを背景とした安定した収益基盤が、従業員への安定的な報酬支給を支えていると考えられます。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。
大株主には日本マスタートラスト信託銀行等の信託口が上位を占めており、機関投資家による保有割合が高いことが特徴です。一方で、琉球銀行行員持株会や地元の法人・個人も名を連ねており、地域密着型の銀行として安定した資本基盤を形成しています。
会社の公式開示情報
役員報酬
連結子会社6社を通じてリースやカード、ITなど多角的な金融サービスを展開しています。人口減少に伴う地域経済の変動や、金利変動リスクを主要な事業リスクとして開示しており、DX推進による業務効率化を成長戦略の核に据えています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は15.3%であり、多様な視点を取り入れた経営体制の構築が進んでいます。監査報酬に5,800万円を投じるなど監査体制の充実に注力しており、地域経済のリーダーとして強固なガバナンスと経営の透明性確保を目指しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 51億円 | — | 58億円 | +12.8% |
| FY2024 | 51億円 | — | 57億円 | +10.8% |
| FY2023 | 55億円 | — | 59億円 | +7.2% |
| FY2022 | 46億円 | — | 56億円 | +21.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画「Empower 2025」では、FY2025の純利益60億円を目標に掲げています。直近FY2025実績は57.51億円と、目標達成に向けて順調に進捗しています。また、過去4期連続で期初予想を上回る純利益を達成しており、堅実な業績管理能力がうかがえます。DX推進や外部提携による非金利収益の拡大が、今後の計画達成の鍵を握るでしょう。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXをアンダーパフォームしています。これは、ゼロ金利政策が長期化したことで銀行業界全体の収益性が圧迫され、株価が伸び悩んだことが主な要因です。しかし、日銀の金融政策正常化が進む中、今後は利ザヤ改善による収益拡大と株価上昇を通じて、TSRがTOPIXを上回る展開も期待されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 75.9万円 | -24.1万円 | -24.1% |
| FY2022 | 80.8万円 | -19.2万円 | -19.2% |
| FY2023 | 96.3万円 | -3.7万円 | -3.7% |
| FY2024 | 125.4万円 | +25.4万円 | 25.4% |
| FY2025 | 124.4万円 | +24.4万円 | 24.4% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較すると、琉球銀行のPERは割高、PBRは割安感が薄れていますが、これは地域内での圧倒的なシェアと安定性が市場で評価されているためと考えられます。信用倍率は2.63倍と比較的落ち着いており、過熱感はありません。今後の決算では、金利上昇が貸出利ザヤにどう影響するかが最大の注目点となります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
新本店ビルが全面開業し、業務効率化に向けたグループアドレス制を導入。
沖縄海邦銀行との送金事務共同化によりコスト削減とオペレーション強化を実現。
県内金融機関初のポジティブインパクト融資を開始し、サステナビリティ経営支援を本格化。
最新ニュース
琉球銀行 まとめ
ひとめ診断
「沖縄経済の『ど真ん中』、貸出・預金首位のガリバーがDXとM&Aで新たな成長エンジンを探す旅」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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