琉球銀行8399
Bank of The Ryukyus,Limited
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが沖縄へ旅行したとき、街のあちこちで「りゅうぎん」の看板を見かけたことがあるかもしれません。那覇空港のATMや国際通りのお店で、知らず知らずのうちにサービスを利用している可能性があります。地元のスーパーやレストラン、ホテルなど、沖縄の多くのビジネスが琉球銀行の融資や決済サービスを利用して成り立っています。つまり、あなたが沖縄で楽しむ食事や買い物の裏側で、琉球銀行が地域経済を支える血液のような役割を果たしているのです。
琉球銀行は、預金・貸出金ともに沖縄県内でトップシェアを誇る地方銀行です。2025期決算では、売上高691.9億円、純利益57.51億円を計上し、安定した収益基盤を維持しています。中期経営計画「Empower 2025」の下、DX診断サービスの展開や外部企業との積極的な提携を通じて、地域経済の活性化と自社の新たな成長を模索しています。日銀の政策転換による金利上昇局面での利ザヤ改善期待と、PBR0.69倍という割安感が投資家の注目を集めるポイントです。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 沖縄県那覇市久茂地1丁目11番1号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 4.0% | 0.2% | - |
| 2025/03期 | 4.1% | 0.2% | - |
| 3Q FY2026/3 | 5.4%(累計) | 0.3%(累計) | - |
収益性については、預金および貸出業務がメインの銀行業として、地域密着型の強みを活かした収益基盤を構築しています。純利益率が安定して推移しており、沖縄県内での圧倒的な顧客基盤が収益を支えています。今後もDX推進やM&A支援を通じた手数料収入の拡大が、収益性向上の鍵となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 660億円 | — | 56.5億円 | 135.7円 | - |
| 2025/03期 | 692億円 | — | 57.5億円 | 139.0円 | +4.9% |
琉球銀行の業績は、沖縄県内での高い貸出シェアを背景に堅調に推移しており、2025年3月期の純利益は約58億円を確保しました。観光需要の回復など地域経済の活性化が追い風となり、売上高は692億円まで拡大する見込みです。一方で、2026年3月期予想では経費増や貸倒引当金等の影響から純利益を約51億円と減益を見込んでいます。 【3Q 2026/03期実績】売上600億円(前年同期比16.3%)、純利益81億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
連結子会社6社を通じてリースやカード、ITなど多角的な金融サービスを展開しています。人口減少に伴う地域経済の変動や、金利変動リスクを主要な事業リスクとして開示しており、DX推進による業務効率化を成長戦略の核に据えています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 51億円 | — | 58億円 | +12.8% |
| 2024期 | 51億円 | — | 57億円 | +10.8% |
| 2023期 | 55億円 | — | 59億円 | +7.2% |
| 2022期 | 46億円 | — | 56億円 | +21.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画「Empower 2025」では、2025期の純利益60億円を目標に掲げています。直近2025期実績は57.51億円と、目標達成に向けて順調に進捗しています。また、過去4期連続で期初予想を上回る純利益を達成しており、堅実な業績管理能力がうかがえます。DX推進や外部提携による非金利収益の拡大が、今後の計画達成の鍵を握るでしょう。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
新本店ビルが全面開業し、業務効率化に向けたグループアドレス制を導入。
沖縄海邦銀行との送金事務共同化によりコスト削減とオペレーション強化を実現。
県内金融機関初のポジティブインパクト融資を開始し、サステナビリティ経営支援を本格化。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性に関しては、総資産約3兆円を抱える沖縄県内最大規模の地銀として安定した経営を行っています。自己資本比率は約4.7%で推移しており、金融機関として求められる規制水準を維持しています。自己資本の積み上げによりBPS(1株あたり純資産)も着実に増加しており、長期的には財務基盤の強化が進んでいます。 【3Q 2026/03期】総資産3.1兆円、純資産1461億円、自己資本比率4.9%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 2,954億円 | 747億円 | 17.4億円 | 2,207億円 |
| 2022/03期 | 2,861億円 | 387億円 | 22.3億円 | 2,475億円 |
| 2023/03期 | 523億円 | 1,167億円 | 29.1億円 | 1,690億円 |
| 2024/03期 | 373億円 | 2,178億円 | 18.1億円 | 2,551億円 |
| 2025/03期 | 1,516億円 | 167億円 | 22.5億円 | 1,682億円 |
銀行特有の勘定項目変動により営業キャッシュフローは年度によって大きく振れる傾向がありますが、本業の預貸金業務は堅調です。投資キャッシュフローのマイナスは、有価証券運用や地域企業への投融資によるもので、持続的な成長のための資産運用が行われています。財務キャッシュフローは安定しており、株主還元としての配当支払いが継続的に行われています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は15.3%であり、多様な視点を取り入れた経営体制の構築が進んでいます。監査報酬に5,800万円を投じるなど監査体制の充実に注力しており、地域経済のリーダーとして強固なガバナンスと経営の透明性確保を目指しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 622万円 | 1,794人 | - |
従業員平均年収は622万円で、地域経済の基盤を支える金融機関として相応の水準を維持しています。沖縄県内の高いシェアを背景とした安定した収益基盤が、従業員への安定的な報酬支給を支えていると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXをアンダーパフォームしています。これは、ゼロ金利政策が長期化したことで銀行業界全体の収益性が圧迫され、株価が伸び悩んだことが主な要因です。しかし、日銀の金融政策正常化が進む中、今後は利ザヤ改善による収益拡大と株価上昇を通じて、TSRがTOPIXを上回る展開も期待されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 35円 | 12.9% |
| 2017/03期 | 35円 | 20.5% |
| 2018/03期 | 42円 | 18.2% |
| 2019/03期 | 35円 | 23.5% |
| 2020/03期 | 35円 | 30.3% |
| 2021/03期 | 25円 | 41.6% |
| 2022/03期 | 35円 | 26.7% |
| 2023/03期 | 35円 | 25.1% |
| 2024/03期 | 37円 | 27.3% |
| 2025/03期 | 38円 | 27.3% |
株主優待制度は廃止されており、実施されていません。
配当方針として、業績に応じた安定的かつ継続的な還元を重視しています。配当性向は30%程度を目安に設定されており、利益成長とともに増配を行う姿勢が定着しています。株主優待制度は過去に廃止されているため、現在は配当金を通じた利益還元が主軸となっています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 75.9万円 | 24.1万円 | -24.1% |
| 2022期 | 80.8万円 | 19.2万円 | -19.2% |
| 2023期 | 96.3万円 | 3.7万円 | -3.7% |
| 2024期 | 125.4万円 | 25.4万円 | 25.4% |
| 2025期 | 124.4万円 | 24.4万円 | 24.4% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較すると、琉球銀行のPERは割高、PBRは割安感が薄れていますが、これは地域内での圧倒的なシェアと安定性が市場で評価されているためと考えられます。信用倍率は2.63倍と比較的落ち着いており、過熱感はありません。今後の決算では、金利上昇が貸出利ザヤにどう影響するかが最大の注目点となります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 38.4億円 | 12.7億円 | 32.9% |
| 2022/03期 | 79.3億円 | 23.4億円 | 29.5% |
| 2023/03期 | 85.0億円 | 26.0億円 | 30.6% |
| 2024/03期 | 84.5億円 | 28.0億円 | 33.1% |
| 2025/03期 | 83.3億円 | 25.8億円 | 30.9% |
法人税等の支払額は、税引前利益の変動に連動する形で推移しており、法定実効税率に基づき適正に納税されています。特別な税制優遇や繰延税金資産の影響による極端な変動は見られず、安定した利益計上が続いています。地方銀行としての公的役割から、地域経済への貢献とあわせて納税義務を全うしています。
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琉球銀行 まとめ
「沖縄経済の『ど真ん中』、貸出・預金首位のガリバーがDXとM&Aで新たな成長エンジンを探す旅」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。