宮崎銀行8393
The Miyazaki Bank,Ltd.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが宮崎県でマイホームの夢を叶えるとき、新しい車を買うためにローンを組むとき、あるいは地元の商店街でお買い物をするとき、そのお金の流れを裏側で支えているのが宮崎銀行です。普段使っているATMや、商店のレジで見かけるキャッシュレス決済サービスも、実は同行が提供しているかもしれません。宮崎の暮らしやビジネスのあらゆる場面で、「いつもそこにある安心感」を提供している、地域にとってなくてはならない存在です。
宮崎県の指定金融機関である宮崎銀行は、地域経済の根幹を支える安定した事業基盤を持つ地方銀行です。2025期決算では売上高801.9億円、純利益97.84億円を達成し、増収増益で着地しました。PBRは0.17倍と極めて低い水準にあり、株価純資産倍率1倍割れの是正に向けた資本効率の改善が大きな経営課題となっています。宮崎太陽銀行の筆頭株主となるなど、将来の地銀再編も視野に入れた戦略的な動きが注目されます。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 宮崎県宮崎市橘通東4丁目3番5号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 4.0% | 0.2% | - |
| 2025/03期 | 5.2% | 0.2% | - |
| 3Q FY2026/3 | 5.9%(累計) | 0.3%(累計) | - |
当行の収益性は、地域密着型の金融サービスに加え、投資やコンサルティング業務による収益多角化が寄与しています。貸出利息だけでなく、役務取引等利益の積み上げにより安定した収益基盤を構築しています。今後も地銀再編やDX推進を通じたコスト効率化により、さらなる収益性の向上を目指しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 689億円 | — | 70.9億円 | 409.5円 | - |
| 2025/03期 | 802億円 | — | 97.8億円 | 574.0円 | +16.4% |
宮崎銀行は、地域経済の活性化を背景に連結純利益が着実に成長しており、2025/03期には過去最高水準の約97.8億円を記録しました。売上高にあたる経常収益も増加傾向にあり、金融情勢の変化や地域特化の事業戦略が奏功しています。次期2026/03期も104億円の純利益を見込んでおり、堅調な業績拡大が続いています。 【3Q 2026/03期実績】売上667億円(前年同期比11.6%)、純利益104億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
主な事業は銀行業を中心にリースやベンチャーキャピタル、信用保証などを展開する連結経営を行っています。事業リスクとして貸倒引当金や地域経済の変動による業績影響が挙げられ、地方特有の人口減少下での持続可能なビジネスモデル構築が重視されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 722億円 | — | 802億円 | +11.1% |
| 2024期 | 595億円 | — | 689億円 | +15.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 83億円 | — | 98億円 | +17.9% |
| 2024期 | 62億円 | — | 71億円 | +14.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画「First Call Bank」では、最終年度の目標としていた単体経常利益140億円を1年前倒しで達成(実績145億円)し、好調に進捗しています。また、過去2期の業績予想は期初予想を10%以上上回る実績で着地しており、保守的な予想を上振れさせる傾向が見られます。これは、金利環境の変化や貸出金の増加が想定以上に収益に貢献したことが背景にあります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第3四半期決算にて、2026年3月期の連結経常利益予想を上方修正し、最高益更新の可能性を示唆した。
SBI損保の自動車保険・がん保険の取り扱いに関する基本合意を行い、顧客向けサービスの拡充を図った。
取締役の報酬枠見直しおよび役員体制の刷新を実施し、ガバナンス強化とESG経営の推進を目指す方針を固めた。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
総資産は4兆円規模で推移しており、地域金融機関として強固な資産規模を維持しています。自己資本比率は4%台と銀行業として一般的な水準を確保しつつ、安定的な資金調達構造を築いています。また、有利子負債の管理を含め、健全な財務体質を維持することで地域経済を支える体制を整えています。 【3Q 2026/03期】総資産4.1兆円、純資産2165億円、自己資本比率4.4%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 2,565億円 | 973億円 | 19.9億円 | 1,592億円 |
| 2022/03期 | 4,877億円 | 149億円 | 17.3億円 | 4,728億円 |
| 2023/03期 | 1,963億円 | 273億円 | 19.0億円 | 1,690億円 |
| 2024/03期 | 48.8億円 | 949億円 | 17.3億円 | 900億円 |
| 2025/03期 | 1,243億円 | 305億円 | 29.1億円 | 937億円 |
銀行特有の営業キャッシュフローの変動は、預金残高や貸出金運用の状況を如実に反映したものです。投資活動によるCFは、地域内企業への融資や証券投資などを通じて機動的に調整されています。全体として、地方銀行としての資金循環を安定的に回すためのバランスを重視した経営が行われています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は11.1%であり、多様な視点を取り入れるガバナンス改革を進めています。連結子会社6社を抱える地方の基幹金融機関として、適切な監査体制の維持と透明性の高いディスクロージャーを推進し、地域経済インフラとしての責任を果たしています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 629万円 | 1,407人 | - |
従業員の平均年収は629万円であり、地方銀行業界の中では地域経済を支える安定した水準を維持しています。近年は業績の堅調な推移や増配などが続いており、人材獲得競争を見据えた賃上げや処遇改善への取り組みが期待される環境です。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXを下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、長らく続いた低金利環境下で銀行業界全体の収益性が低迷し、特に地方銀行の株価が伸び悩んだことが主な原因です。しかし、2025期にはTSRが164.8%まで上昇しており、金利正常化への期待やPBR改善策への注目から、市場の評価が変化しつつある兆候が見られます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 9円 | 15.7% |
| 2017/03期 | 9円 | 16.7% |
| 2019/03期 | 100円 | 17.7% |
| 2020/03期 | 100円 | 24.2% |
| 2021/03期 | 100円 | 21.6% |
| 2022/03期 | 100円 | 23.1% |
| 2023/03期 | 110円 | 23.4% |
| 2024/03期 | 100円 | 24.4% |
| 2025/03期 | 110円 | 19.2% |
株主優待制度は設けておりません。
宮崎銀行は、利益成長を通じた積極的な配当と機動的な自己株式取得を組み合わせ、総還元性向30%以上を目指しています。持続的な企業価値向上を重視し、株主への利益還元を重要な経営課題と位置付けています。配当方針として安定的かつ成長性のある還元を掲げており、投資家にとって魅力的な水準を維持しています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 106.4万円 | 6.4万円 | 6.4% |
| 2022期 | 99.1万円 | 0.9万円 | -0.9% |
| 2023期 | 115.3万円 | 15.3万円 | 15.3% |
| 2024期 | 141.5万円 | 41.5万円 | 41.5% |
| 2025期 | 164.8万円 | 64.8万円 | 64.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER3.1倍、PBR0.17倍と、業界平均と比較しても極端な割安水準にあります。一方で配当利回りは5.71%と高く、高配当株としての魅力があります。信用倍率は36.27倍と高い水準で、信用買い残が積み上がっているため、将来的な需給の悪化には注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 120億円 | 40.3億円 | 33.5% |
| 2022/03期 | 115億円 | 40.6億円 | 35.2% |
| 2023/03期 | 118億円 | 37.2億円 | 31.4% |
| 2024/03期 | 99.9億円 | 29.0億円 | 29.0% |
| 2025/03期 | 139億円 | 41.6億円 | 29.8% |
法人税等の支払額は、税引前利益の変動に伴い年間29億円から42億円程度の範囲で推移しています。実効税率は概ね30%前後で安定しており、適切な税務処理が行われています。業績連動で納税額が変動する構造となっており、収益の安定化が納税面でも重要な役割を果たしています。
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「『宮崎県の経済インフラ』を担う超低PBR地銀、再編の主役候補として静かに動き出す」
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