大分銀行8392
THE OITA BANK,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが大分県でマイホームを建てようと住宅ローンを組んだり、お子さんの進学のために教育ローンを考えたりするとき、相談に乗ってくれるのが大分銀行です。普段使っているお店のレジの裏側では、そのお店の売上管理や事業拡大の資金繰りを大分銀行が支えているかもしれません。また、将来のためにNISAやiDeCoで資産運用を始めたいと思ったとき、専門的なアドバイスを提供してくれるのも同行の役割です。このように、大分銀行は地域の個人や企業の「お金」に関するあらゆる場面で、暮らしと経済を支える重要な役割を担っています。
大分銀行は、大分県を地盤とする地方銀行中位行です。2025期には経常収益779.2億円、純利益75.55億円を達成し、5期連続の増益を見込むなど業績は堅調に推移しています。特に、野村證券との包括的業務提携が奏功し、金融商品仲介業務の預かり資産残高は7,000億円を突破しました。PBR 0.15倍という極端な割安水準にあり、株式分割や株主優待導入など資本効率改善への取り組みが今後の株価評価の鍵となります。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 大分県大分市府内町3丁目4-1
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 3.2% | 0.1% | - |
| 2025/03期 | 3.5% | 0.2% | - |
| 3Q FY2026/3 | 3.8%(累計) | 0.2%(累計) | - |
当行の収益性は、地域金融機関として安定した収益基盤を構築している点が強みです。預金金利負担の管理と、野村證券との提携による預かり資産営業部門の強化が、効率的な収益確保に寄与しています。今後も高コスト体質の改善に向けた業務のAI化を進め、持続的な利益創出を図る姿勢です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 732億円 | — | 65.4億円 | 413.8円 | - |
| 2025/03期 | 779億円 | — | 75.5億円 | 485.6円 | +6.4% |
大分銀行の業績は、貸出金利息の安定した推移や金融商品仲介事業の貢献により、増収基調を維持しています。直近の2025/03期決算では当期純利益が約76億円に達し、前年度比で6.4%の成長を遂げました。今期はさらなる拡大を見込み、純利益で約90億円を目指す堅調な推移を計画しています。 【3Q 2026/03期実績】売上695億円(前年同期比18.1%)、純利益75億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINETの開示情報では、大分県を地盤とする銀行業として預金・貸出業務を中心に、野村證券との提携による預かり資産営業などを推進しています。主なリスク要因として、地域経済の動向や人口減少、および金利変動に伴う有価証券運用への影響などが挙げられており、収益構造の多角化が課題です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 66億円 | 82億円 | 76億円 | +14.5% |
| 2024期 | 52億円 | — | 65億円 | +25.7% |
| 2023期 | 45億円 | — | 54億円 | +20.2% |
| 2022期 | 45億円 | — | 54億円 | +19.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
大分銀行は現在「中期経営計画2024」を推進中です。当初は2025期の純利益目標を70億円としていましたが、業績が好調に推移したため、目標を75億円へ上方修正し、既に2025期実績で75.55億円と達成しています。この背景には、野村證券との提携によるアセットコンサルティング事業の成功や、貸出金利息の増加があります。期初の業績予想を大きく上回る実績を継続的に出しており、経営計画の達成能力は高く評価できます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
野村證券との提携による金融商品仲介資産残高が7,000億円を突破しました。
2026年3月期第3四半期決算にて、連結経常利益が前年同期比13.5%増の111.37億円と順調な業績を維持。
投資家層の拡大を見据え、1株を5株に分割する株式分割および新株主優待制度を実施。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
自己資本比率は約4.6%前後で推移しており、銀行業特有のレバレッジを考慮した水準を保っています。2024/03期以降は有利子負債の計上が見られますが、総資産規模の拡大に伴う資金調達の最適化が図られていると判断されます。強固な地域顧客基盤を背景に、貸倒引当金等のリスク管理も適切に運用されています。 【3Q 2026/03期】総資産4.6兆円、純資産2358億円、自己資本比率4.3%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 3,415億円 | 1,657億円 | 12.6億円 | 1,759億円 |
| 2022/03期 | 4,703億円 | 342億円 | 11.9億円 | 4,361億円 |
| 2023/03期 | 959億円 | 1,201億円 | 12.6億円 | 2,160億円 |
| 2024/03期 | 1,327億円 | 154億円 | 14.8億円 | 1,481億円 |
| 2025/03期 | 1,182億円 | 297億円 | 34.4億円 | 885億円 |
銀行特有の営業キャッシュフローは、貸出金や預金残高の変動により年度間で大きく増減する傾向があります。積極的な証券投資や貸出金運用の結果、投資キャッシュフローは流動的に変化していますが、これは金融機関としてのポートフォリオ調整の一環です。財務キャッシュフローについては、配当支払いや自己株式の取り扱いが安定しており、規律ある資金管理が行われています。
この会社のガバナンスは?
ガバナンス体制においては女性役員比率が18.1%となっており、多様な視点を取り入れる経営改革を推進しています。7社からなる連結子会社を統括する体制をとり、監査報酬に6,400万円を充てるなど適切な監査体制の維持に注力しています。経営の透明性向上と地域金融機関としての責任を果たすための基盤整備が進められています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 677万円 | 1,653人 | - |
従業員の平均年収は677万円となっており、地方銀行業界の中では堅実な水準を維持しています。近年ではデジタル化や法人営業体制の強化に伴い、専門人材の確保と育成が急務となっており、行内の業務効率化による生産性向上と、それに伴う処遇の適正化が今後の重要なテーマです。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
大分銀行のTSR(株主総利回り)は、2021期から2024期まで4期連続でTOPIXをアンダーパフォーム(下回るパフォーマンス)していましたが、2025期には205.8%となり、TOPIXの213.4%に肉薄し、改善傾向が見られます。これは、近年の増配や株価上昇が寄与した結果です。長らく株価がPBR1倍を大きく下回る水準で低迷していたことがTOPIX劣後の主な要因でしたが、金融政策の正常化期待や資本効率改善への取り組みが、今後のTSR向上につながるか注目されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 7円 | 11.1% |
| 2017/03期 | 7円 | 14.6% |
| 2019/03期 | 80円 | 21.9% |
| 2020/03期 | 80円 | 24.8% |
| 2021/03期 | 80円 | 34.8% |
| 2022/03期 | 80円 | 23.5% |
| 2023/03期 | 90円 | 26.3% |
| 2024/03期 | 95円 | 23.0% |
| 2025/03期 | 110円 | 22.7% |
| 権利確定月 | 3月 |
配当方針は安定配当を基調としつつ、業績に応じた利益還元を積極的に行う方針です。近年の増益を背景に配当額を着実に引き上げており、株主還元への意識が高まっています。今後も健全な財務基盤を維持しながら、持続的な配当成長を目指す姿勢が示されています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 117.1万円 | 17.1万円 | 17.1% |
| 2022期 | 108.9万円 | 8.9万円 | 8.9% |
| 2023期 | 120.3万円 | 20.3万円 | 20.3% |
| 2024期 | 176.4万円 | 76.4万円 | 76.4% |
| 2025期 | 205.8万円 | 105.8万円 | 105.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
大分銀行の株価指標は、PBRが0.15倍と解散価値を大幅に下回る水準にあり、業界平均(0.45倍)と比較しても極めて割安です。一方で配当利回りは5.52%と高く、高配当株としての魅力があります。信用倍率は5.78倍とやや高めで、将来の株価上昇を見込んだ買いが多い状況ですが、需給の悪化には注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 67.7億円 | 31.5億円 | 46.6% |
| 2022/03期 | 72.5億円 | 18.7億円 | 25.8% |
| 2023/03期 | 78.0億円 | 23.9億円 | 30.6% |
| 2024/03期 | 90.8億円 | 25.5億円 | 28.0% |
| 2025/03期 | 111億円 | 35.3億円 | 31.9% |
法人税等の支払いは、連結税引前利益の変動に概ね連動しています。実効税率は年度によって30%前後で推移しており、税効果会計の影響や繰延税金資産の調整などが含まれています。企業活動による利益獲得に応じた納税を適切に履行しており、特段の異常値は見られません。
もっと知る
まとめと、関連情報・似た会社へ
大分銀行 まとめ
「大分県のガリバー地銀が、野村證券とのタッグで富裕層の資産管理ビジネスに本格進出」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。