東邦銀行
The Toho Bank,Ltd.
最終更新日: 2026年3月29日
福島の経済を支え、未来を拓く地域密着型リーディングバンク
地域社会の発展に貢献し、お客さまとともに未来を創造するリーディングバンクとなること。
この会社ってなに?
あなたが福島県で生活したり、旅行で訪れたりする際、ATMでお金をおろしたり、お店でキャッシュレス決済を使ったりすることがあるかもしれません。その裏側で、東邦銀行は地域の経済を支えています。例えば、あなたが家を建てる時の住宅ローン相談に乗ってくれたり、お給料が振り込まれる口座を提供したりしています。最近では、スマートフォンのアプリで簡単に残高を確認できたり、自動でお金を貯める「finbee」のような新しいサービスも始めており、あなたの「お金の管理」をより便利にしようとしています。株主になると、福島県のおいしい特産品が詰まったカタログギフトがもらえることもありますよ。
福島県を地盤とする地方銀行。県内預金シェア約45%、貸出金シェア約40%と圧倒的な基盤を持つ。2025年3月期は売上高704.4億円、純利益74.45億円と増収増益を達成し、好調な業績が続いている。近年は同県内の大東銀行の筆頭株主になるなど地銀再編の動きを主導する一方、野村證券との提携や生成AI導入によるDX推進で収益源の多角化を急いでいる。PBRは0.86倍と依然として1倍を割れているものの、継続的な増配姿勢は株主還元への意識の高まりを示唆している。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 福島県福島市大町3番25号
- 公式
- www.tohobank.co.jp
社長プロフィール

「すべてを地域のために」というコーポレートメッセージのもと、地域経済の持続的成長を支え、地域社会の発展に貢献することを使命としています。多様なソリューションの提供により、地域のリーディングバンクとしてお客さまとともに未来を創造してまいります。
この会社のストーリー
福島県内の3つの銀行(郡山商業銀行、会津銀行、白河瀬谷銀行)が合併し、株式会社東邦銀行として設立。地域経済の発展を支える基盤が築かれる。
東京証券取引所市場第二部に上場し、その後第一部に指定。さらなる成長と信頼性向上のためのステップを踏み出す。
未曾有の大災害である東日本大震災が発生。地域金融機関として、被災地の復旧・復興に向けた金融支援に全力を尽くす。
証券子会社「とうほう証券株式会社」を設立し、銀行・証券一体の総合金融サービス提供体制を強化する。
自動貯金アプリ「finbee」やクラウドファクタリングのOLTAなど、FinTech企業との提携を加速。デジタル技術を活用した新サービス提供に乗り出す。
同じく福島県を地盤とする大東銀行の株式を追加取得し、筆頭株主となる。県内地銀再編の動きを主導し、地域金融の安定化を図る。
野村證券との金融商品仲介業務における包括的業務提携を開始。お客様の多様化する資産運用ニーズに対応する体制を強化する。
2030年を見据えた長期経営計画を策定し、業績目標を上方修正。持続的な成長と企業価値向上を目指し、未来への挑戦を続ける。
注目ポイント
福島県内において預金シェア4割半ば、貸出金シェア約4割を誇るリーディングバンクです。地域経済に深く根差し、その発展を力強く支えています。
業績好調を背景に増配を発表し、配当性向の目標も引き上げています。株主への利益還元に積極的で、投資家にとって魅力的な企業です。
大東銀行の筆頭株主になるなど県内地銀再編を主導する一方、野村證券やFinTech企業との提携も推進。変革を恐れず新たな価値創造に挑戦しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 5円 | 0.3% |
| FY2022/3 | 7円 | 26.1% |
| FY2023/3 | 7円 | 39.3% |
| FY2024/3 | 7円 | 33.6% |
| FY2025/3 | 9円 | 30.2% |
| 権利確定月 | 3月 |
当行は配当性向の向上と安定配当を両立させる方針を掲げており、2026年3月期の年間配当金は16円へ増配を予定しています。株主還元を重視し、配当性向は30%強の水準を目標としています。株主優待制度も設けており、長期保有者にはさらなる特典があるなど、総合的な利回り向上が期待されます。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
東邦銀行の業績は、2026年3月期予想において純利益が80億円(前期比約7.5%増)に達する見込みであり、安定的な推移を見せています。FY2021/3の赤字から回復した後は、経営効率化と収益基盤の強化を推進し、FY2025/3には売上高が約704億円、純利益は74億円を計上しました。福島県内での高いシェアを背景に、強固な収益基盤を維持しています。
財務は安全?
財務健全性については、総資産規模が約6.6兆円から6.7兆円の水準で安定しており、自己資本比率は約3%前後で推移しています。FY2024/3以降、有利子負債が増加していますが、これは銀行業務に伴う資金調達の一環です。福島県内での預貸金シェアの高さを維持し、地域金融機関として安定したバランスシートを構築しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 8,560億円 | -1,336億円 | -12.7億円 | 7,224億円 |
| FY2022/3 | 5,021億円 | -444億円 | -12.7億円 | 4,577億円 |
| FY2023/3 | -7,598億円 | -497億円 | -19.0億円 | -8,095億円 |
| FY2024/3 | 1,143億円 | -3,028億円 | -17.3億円 | -1,886億円 |
| FY2025/3 | -2,072億円 | -3,503億円 | -28.4億円 | -5,574億円 |
キャッシュフローの変動は、預金増減や債券投資などの金融機関特有の資金運用行動を反映したものです。営業キャッシュフローは期間によって預金取り込みや貸出金の変動で大きく振れますが、これは銀行の本業に付随する正常な動きです。投資キャッシュフローは保有する有価証券の売買や店舗等の資産取得によるものであり、長期的な収益確保を目的としています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -40.9億円 | 0円 | - |
| FY2022/3 | 102億円 | 34.6億円 | 33.9% |
| FY2023/3 | 67.0億円 | 22.1億円 | 32.9% |
| FY2024/3 | 83.2億円 | 30.7億円 | 36.9% |
| FY2025/3 | 112億円 | 37.5億円 | 33.5% |
法人税等は税引前利益の変動に連動して発生しており、概ね実効税率に近い水準で納税されています。FY2021/3は赤字のため税負担がありませんでしたが、それ以降は業績の回復に伴い安定的に納税を実施しています。業績連動型の適正な税務処理が行われているといえます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 667万円 | 2,018人 | - |
従業員平均年収は667万円となっており、地方銀行業界における標準的な水準を維持しています。近年では金利ある世界への回帰や収益向上に伴い、業績連動型の報酬制度の拡充が見られ、効率的な営業体制の構築が年収の安定感に寄与しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は明治安田生命保険相互会社・東邦銀行従業員持株会・福島商事。
主要株主は日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託銀行の口が上位を占め、機関投資家の保有比率が高い構造です。一方で、従業員持株会や明治安田生命など国内の安定株主も名を連ねており、銀行としての公共性と安定したガバナンス体制が維持されています。
会社の公式開示情報
役員報酬
主な事業は銀行業を中心に構成され、グループ会社である「とうほう証券」の解散と野村證券との業務提携など、収益モデルの抜本的な構造改革を推進しています。また、地域経済の縮小や金利変動といった事業リスクに対し、DX推進やファクタリング事業の強化で多角的な収益確保を図っています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は10.0%と、取締役会における多様性の確保が今後の課題となっています。一方で、監査等委員会設置会社として適切な監査体制を構築しており、地域経済の持続的成長に向けた中長期的な経営計画を透明性高く開示している点が特徴です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 53億円 | 53億円 | 74億円 | +40.5% |
| FY2024 | 53億円 | — | 53億円 | -0.9% |
| FY2023 | 55億円 | — | 45億円 | -18.3% |
| FY2022 | 53億円 | — | 68億円 | +27.4% |
| FY2021 | 53億円 | — | -47億円 | 大幅未達 |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
長期経営計画「TXPLAN 2030」を推進中で、2026年3月期の純利益目標を112億円に上方修正しました。これは、金利環境の変化や有価証券関連損益の改善を見込んだものです。過去の業績予想はFY2023に-18.3%の未達となるなどブレがありましたが、FY2025は期初予想を40.5%上回る大幅な上振れ着地を果たしました。計画達成には、コア業務純益の安定的な成長と、市場環境に左右されない収益基盤の構築が鍵となります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXをアンダーパフォームしています。これは、長年の低金利環境が銀行業界全体の収益性を圧迫し、株価が伸び悩んだことが主な要因です。特に金利が収益に直結する銀行株は、市場全体の成長モメンタムから取り残されがちでした。ただし、直近の金利上昇や株主還元強化の動きを受け、FY2024以降はパフォーマンスの差が縮小傾向にあり、今後のキャッチアップが期待されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 95.1万円 | -4.9万円 | -4.9% |
| FY2022 | 82.5万円 | -17.5万円 | -17.5% |
| FY2023 | 89.6万円 | -10.4万円 | -10.4% |
| FY2024 | 145.1万円 | +45.1万円 | 45.1% |
| FY2025 | 144.8万円 | +44.8万円 | 44.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは21.2倍、PBRは0.86倍と、いずれも銀行業の業界平均を上回っており、市場からの期待が相対的に高いことを示唆しています。特にPBRは1倍割れ解消が地銀全体のテーマとなる中、平均を大きく超えている点はポジティブです。信用倍率は1.88倍と拮抗しており、短期的な過熱感は限定的です。今後は、市場の期待に応える持続的な利益成長を示せるかが株価の鍵となります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2026年3月期純利益を前期比50%増の112億円へ上方修正。
大東銀行株を約20億円で取得し筆頭株主に。
野村證券との金融商品仲介業務による包括的業務提携を開始。
最新ニュース
東邦銀行 まとめ
ひとめ診断
「福島県のガリバー地銀、再編の主導権を握りつつ金融DXで次の一手を模索中」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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