八十二長野銀行8359
Hachijuni Nagano Bank,Ltd.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
長野県にお住まいの方なら、給与が振り込まれる口座や、マイホームを建てるための住宅ローンで、旧八十二銀行や旧長野銀行のロゴを目にしたことがあるかもしれません。その二つの銀行が一つになり、『八十二長野銀行』として、より一層あなたの暮らしに寄り添う存在になりました。あなたが地元の商店で買い物をする時、そのお店の事業資金を裏側で支えているのも、実はこの銀行かもしれません。長野県全体の経済活動に、血液のようにお金を巡らせる、まさに社会のインフラを担っている会社です。
八十二銀行と長野銀行が2026年1月1日に合併し誕生した、長野県内で圧倒的シェアを誇る地方銀行。金利上昇の追い風を受け預貸金利差が改善し、2025年3月期の純利益は479.82億円(前期比29.4%増)と大幅増益を達成。さらに2026年3月期の純利益予想も当初の550億円から620億円へ上方修正するなど、好調な業績が続いています。2029年3月期を最終年度とする新中期経営計画では純利益850億円以上を掲げ、成長への意欲を示しています。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 長野県長野市大字南長野岡田町178番地
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 3.6% | 0.3% | - |
| 2025/03期 | 4.6% | 0.3% | - |
| 3Q FY2026/3 | 7.1%(累計) | 0.4%(累計) | - |
当行は預貸金利差の拡大や貸出需要の増加を背景に、着実な収益力向上を実現しています。自己資本利益率(ROE)を意識した経営が求められる中で、今後はグループ全体での資産効率化とコンサルティング機能の強化が鍵となります。地域密着型の強みを活かした収益モデルの構築により、持続的な成長性を高めています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 2,122億円 | — | 371億円 | 76.4円 | - |
| 2025/03期 | 2,542億円 | — | 480億円 | 101.2円 | +19.8% |
当行の業績は、長野銀行との合併効果や金利環境の改善により、大幅な増益基調を維持しています。2025年3月期には純利益が約480億円に達するなど、地域金融機関としての収益基盤が順調に拡大しました。今後も、合併シナジーを最大化し、効率的な業務運営を通じて安定的な収益確保を目指す戦略です。 【3Q 2026/03期実績】売上2089億円(前年同期比18.8%)、純利益477億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、同行は長野県を地盤とする地方銀行であり、2026年1月の合併により経営体制を刷新しました。主な事業リスクとしては、地域経済の縮小や金利動向の変化、システム統合に伴う運用リスクなどが挙げられます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2026 予想(予想) | 550億円 | 620億円 | — | +12.7% |
| FY2025 実績 | 470億円 | — | 480億円 | +2.1% |
| FY2024 実績 | 330億円 | — | 371億円 | +12.3% |
| FY2023 実績 | 230億円 | — | 241億円 | +4.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
長野銀行との合併を完了し、新たなスタートを切った八十二長野銀行は、2029年3月期を最終年度とする「第1次中期経営計画」を策定しました。最終年度の連結純利益目標を850億円以上(2025年3月期実績の約1.8倍)、ROEを7.5%以上と、高い目標を設定しています。金利上昇という外部環境の変化を的確に捉え、直近の業績予想も連続で上方修正しており、計画達成に向けた実行力には期待が持てます。
最新ニュース
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メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
八十二銀行と長野銀行が合併し、八十二長野銀行として新たなスタートを切る。
2029年3月期を最終年度とする第1次中期経営計画を策定し、純利益850億円以上を掲げる。
金利上昇による預貸金利差の拡大を背景に、26年3月期の純利益を620億円へ上方修正。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
当行の財務健全性は、地銀の中でも高い自己資本比率を維持しており、盤石な経営基盤を有しています。長野銀行との合併により総資産規模は拡大しましたが、リスクアセットの適切な管理により財務の安定性は損なわれていません。潤沢な自己資本を背景に、地域経済への資金供給機能と強固な貸借対照表のバランスを両立しています。 【3Q 2026/03期】総資産13.6兆円、純資産1.1兆円、自己資本比率5.0%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 1.4兆円 | 2,645億円 | 72.4億円 | 1.1兆円 |
| 2022/03期 | 8,102億円 | 4,993億円 | 68.6億円 | 1.3兆円 |
| 2023/03期 | 5,885億円 | 1,634億円 | 199億円 | 4,251億円 |
| 2024/03期 | 4,550億円 | 3,353億円 | 196億円 | 1,197億円 |
| 2025/03期 | 6,395億円 | 75.4億円 | 334億円 | 6,470億円 |
銀行特有の営業キャッシュフローの大きな変動は、主に預金増減や貸出金運用の結果によるものであり、本質的な収益性は確保されています。投資キャッシュフローは保有有価証券の売買に伴う変動を含みますが、全体として資金繰りは極めて安定しています。経営資源の最適な配分を通じて、地域経済への貢献と株主還元を両立するキャッシュフロー構造となっています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は14.2%とさらなる向上が期待される段階ですが、連結子会社16社を抱える大規模な組織として強固な監査体制を構築しています。今後は第1次中期経営計画に基づき、地域課題解決と資本効率の改善を両立させるガバナンスが求められます。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 819万円 | 4,121人 | - |
従業員の平均年収は約819万円と、地方銀行業界の中では相対的に高い水準を維持しています。長野県内での圧倒的なシェアと合併による経営統合が、安定した給与水準の背景にあると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。2023期以降、同行のTSRはTOPIXを大きく上回る「アウトパフォーム」を続けています。特に2024期は自社TSRが284.9%と、TOPIXの216.8%を大幅に超過しました。これは、金利上昇期待を背景とした株価の大幅な上昇に加え、増配を続けた株主還元策が評価された結果であり、株主価値の向上に成功していることを示しています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 15円 | 25.1% |
| 2017/03期 | 14円 | 27.0% |
| 2018/03期 | 13円 | 25.5% |
| 2019/03期 | 14円 | 31.0% |
| 2020/03期 | 14円 | 31.3% |
| 2021/03期 | 14円 | 30.6% |
| 2022/03期 | 16円 | 29.4% |
| 2023/03期 | 20円 | 40.1% |
| 2024/03期 | 24円 | 31.4% |
| 2025/03期 | 42円 | 41.5% |
| 権利確定月 | 3月 |
当行は株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、配当性向の向上と安定配当を両立する方針を採用しています。業績の拡大に伴い、1株当たりの配当金を積極的に増額しており、今後も持続的な還元強化が期待されます。株主優待制度の新設もあわせて、総合的な投資魅力の向上に取り組んでいます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 106.6万円 | 6.6万円 | 6.6% |
| 2022期 | 111.8万円 | 11.8万円 | 11.8% |
| 2023期 | 159.8万円 | 59.8万円 | 59.8% |
| 2024期 | 284.9万円 | 184.9万円 | 184.9% |
| 2025期 | 299.7万円 | 199.7万円 | 199.7% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較すると、PER・PBRともに割高な水準にあります。これは、長野県内での圧倒的なシェアと、合併後の成長期待が株価に織り込まれているためと考えられます。時価総額は1.0兆円と、地方銀行の中ではトップクラスの規模を誇ります。信用倍率は2.88倍とやや買い残が多いものの、過熱感のある水準ではなく、需給は安定していると言えるでしょう。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 321億円 | 97.6億円 | 30.4% |
| 2022/03期 | 380億円 | 114億円 | 29.9% |
| 2023/03期 | 349億円 | 108億円 | 30.8% |
| 2024/03期 | 352億円 | 0円 | 0.0% |
| 2025/03期 | 638億円 | 159億円 | 24.8% |
法人税等の支払額は、毎期の税引前利益の変動に準じて推移しています。2024/03期においては税務上の調整や繰延税金資産の処理などが影響し、一時的に実効税率が変動しました。原則として税法に基づき適正な納税が行われており、経営の透明性は高く保たれています。
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