七十七銀行
The 77 Bank,Ltd.
最終更新日: 2026年3月29日
東北最大の地銀!仙台・宮城から地域の未来を共創するリーディングバンク
東北を代表するリーディングバンクとして、お客さまや地域社会の未来を共創し、豊かさと活力に満ちた社会の実現を目指します。
この会社ってなに?
あなたが宮城県や東北地方に住んでいたり、旅行で訪れたりしたことがあるなら、街角で「77」と書かれた緑色の看板を見たことがあるかもしれません。それが七十七銀行です。多くの地元の人々が、毎月のお給料を受け取る口座として、あるいはマイホームを建てるときの住宅ローンで利用しています。普段何気なく使っているATMや、子供の教育資金を相談する窓口の裏側で、この銀行は地域の経済を支える重要な役割を担っているのです。
東北最大の地銀、七十七銀行は金利上昇を追い風に業績を急拡大させています。2025年3月期の純利益は前期比31.8%増の392.7億円に達する見込みで、過去最高益を更新する勢いです。株価も1年で2倍以上に高騰し、上場来高値を更新。地域経済の活性化にも注力しており、半導体関連プロジェクトへの支援や地元企業との連携を強化し、持続的な成長基盤を固めています。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 宮城県仙台市青葉区中央3-3-20
- 公式
- www.77bank.co.jp
社長プロフィール

宮城県のリーディングバンクとして、地域とともに持続的な成長を目指します。人口減少などの課題に対し、半導体関連産業の支援や企業のDX化、事業承継などを通じて地域経済の活性化に貢献し、お客さまや地域社会にとってなくてはならない銀行であり続けます。
この会社のストーリー
殖産興業を目的とした国立銀行条例に基づき、宮城県初の国立銀行として設立。地域経済発展の礎を築き始める。
国立銀行としての営業満期に伴い、普通銀行「株式会社七十七銀行」として新たなスタートを切る。地域に根差した金融機関としての地位を確立。
全国的な信用力と知名度を高め、さらなる飛躍を目指して東証一部(現プライム市場)に上場。東北を代表する金融機関として成長を加速させる。
未曾有の大災害に見舞われるも、地域金融機関として被災地の復旧・復興に全力で取り組む。企業の資金繰り支援や復興ファンドの設立などを通じて地域に寄り添った。
ITコストの削減とサービス向上を目指し、横浜銀行・東日本銀行と基幹系システムを共同化。広域連携により経営基盤を強化する。
地域企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援を加速するため、「七十七デジタルソリューションズ」を設立。金融の枠を超えた課題解決に乗り出す。
投資単位あたりの金額を引き下げ、個人投資家がより投資しやすい環境を整備するため、1株を3株に分割。新NISAの普及にも力を入れ、資産形成層をサポートする。
注目ポイント
宮城県を拠点とする東北最大の地方銀行。預金・貸出金ともに県内トップシェアを誇り、地域経済の活性化に不可欠な存在として、企業の成長を力強く支援しています。
次世代半導体の製造拠点形成を支援するプロジェクトチームを発足。さらにITコンサル子会社を設立し、地域企業のDX推進を後押しするなど、未来の産業創出に積極的です。
安定的な配当に加え、業績向上に伴う増配も実施。300株以上の保有で選べる地元特産品やQUOカードの株主優待も魅力で、株主への還元姿勢も評価されています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 5.56円 | 22.4% |
| FY2022/3 | 7.5円 | 22.4% |
| FY2023/3 | 10円 | 26.6% |
| FY2024/3 | 13.61円 | 30.4% |
| FY2025/3 | 19.44円 | 33.1% |
| 権利確定月 | 3月 |
配当方針として安定的な利益還元を重視しており、増配傾向を継続している点が大きな特徴です。配当性向を段階的に引き上げることで、成長した利益を株主に還元する姿勢を明確に示しています。持続可能な成長と株主への還元強化を両立させることで、中長期的な投資魅力の向上を図っています。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当行の業績は、経常収益および純利益ともに順調に拡大しており、直近のFY2025/3には純利益が約393億円に達しました。長引く低金利環境下でも貸出金利息の確保や有価証券運用を強化した結果、過去5年間で純利益を約2.4倍に成長させています。堅調な地域経済を背景とした金融サービスの提供に加え、事業承継やDX支援などコンサルティング収益の向上も成長を後押ししています。
財務は安全?
当行の財務健全性は、総資産10兆円規模を維持する安定した資本基盤によって支えられています。自己資本比率は5%前後で推移しており、地域金融機関として十分なリスク管理体制を整えています。FY2024/3以降、有利子負債が計上されていますが、これは資金繰りの流動性確保を目的とした適正なコントロールの範囲内であり、強固な財務体質は揺らいでいません。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 8,044億円 | -1,711億円 | -37.2億円 | 6,333億円 |
| FY2022/3 | 6,340億円 | -415億円 | -39.1億円 | 5,925億円 |
| FY2023/3 | -6,818億円 | 431億円 | -59.7億円 | -6,387億円 |
| FY2024/3 | -1,037億円 | 802億円 | -78.4億円 | -235億円 |
| FY2025/3 | -3,372億円 | 691億円 | -108億円 | -2,681億円 |
銀行特有の営業キャッシュフローの変動は、預金増減や貸出金等の金融資産の入れ替えによる影響を強く受けます。営業活動によるキャッシュアウトの拡大は、運用資産のポートフォリオ変更や戦略的な投融資活動によるものであり、経営上の問題ではありません。財務活動では継続的に配当支払等によるキャッシュアウトが見られ、株主還元を重視する姿勢が維持されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 251億円 | 86.5億円 | 34.4% |
| FY2022/3 | 330億円 | 108億円 | 32.6% |
| FY2023/3 | 358億円 | 107億円 | 30.0% |
| FY2024/3 | 442億円 | 144億円 | 32.6% |
| FY2025/3 | 563億円 | 170億円 | 30.2% |
法人税等の支払額は、税引前利益の増加に比例して増加傾向にあります。実効税率は概ね30%から34%の範囲で推移しており、会計上の利益に対して適切な税務処理が行われています。特別な税制優遇や繰延税金資産の影響を大きく受けることなく、安定した納税実績を残しています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 760万円 | 2,537人 | - |
従業員平均年収は760万円となっており、地方銀行業界の中では比較的高水準を維持しています。地域経済のインフラとしての安定した収益基盤と、デジタル化推進による生産性向上への取り組みが、この報酬水準を支える背景にあると考えられます。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は明治安田生命保険相互会社・住友生命保険相互会社・日本生命保険相互会社。
上位株主には日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託口が約22%を占めており、機関投資家の影響力が大きい構成です。また、明治安田生命や住友生命など複数の大手生命保険会社が上位に名を連ねており、安定株主による強固な経営基盤が構築されています。
会社の公式開示情報
役員報酬
当行は預金、貸出、証券投資などの銀行業務を中核としつつ、リースやクレジットカード、金融商品取引等の幅広い事業を展開しています。人口減少や異業種参入による競争激化が主たる事業リスクとして認識されており、地域経済の活性化とDX(デジタルトランスフォーメーション)を通じた収益力強化が経営上の最重要課題となっています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は12.5%と向上途上にありますが、強固な監査体制と連結子会社10社を統括する管理体制によりガバナンスが確保されています。東北地方最大規模の地銀として、地域経済を支える社会的責任を果たしつつ、経営の透明性向上に注力しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 未公表 | 570億円 | — | 上方修正 |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 360億円 | 393億円 | — | +9.1% |
| FY2024 | 255億円 | — | 298億円 | +16.9% |
| FY2023 | 210億円 | — | 251億円 | +19.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同行は現在、明確な中期経営計画を開示していませんが、通期の業績予想がその代わりとなります。金利環境の改善を背景に、FY2025の通期業績予想を期中に上方修正しており、特に純利益は期初予想の360億円から392.7億円へと大幅に引き上げています。過去数年にわたり期初予想を上回る実績を上げており、保守的な予想を出しつつも着実に成果を出す経営姿勢がうかがえます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当による総合的な投資リターンを示す指標です。七十七銀行のTSRは、FY2023からTOPIXを大幅にアウトパフォームしており、特にFY2024には319.8%という驚異的なリターンを記録しました。これは、金利上昇局面で銀行セクター全体が注目される中、同社の着実な利益成長と積極的な株主還元策(増配)が市場から高く評価された結果です。株価が1年で2倍以上に上昇したことが、TSRを大きく押し上げる要因となりました。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 115.1万円 | +15.1万円 | 15.1% |
| FY2022 | 119.0万円 | +19.0万円 | 19.0% |
| FY2023 | 169.3万円 | +69.3万円 | 69.3% |
| FY2024 | 319.8万円 | +219.8万円 | 219.8% |
| FY2025 | 375.8万円 | +275.8万円 | 275.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
マーケットデータを見ると、同社のPER(18.0倍)とPBR(1.23倍)は銀行業の平均を大きく上回っており、市場からの高い成長期待を反映しています。特にPBRが1倍を超えている点は、多くの地銀が苦戦する中で特筆すべき点です。信用買い残は売り残の10倍以上と高水準で、短期的な過熱感には注意が必要ですが、それだけ個人投資家の関心も高いと言えるでしょう。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
地銀版M&Aサクシードを導入し、地域企業の事業承継と経営支援を強化。
通期連結経常利益予想を上方修正し、過去最高益の更新を見込む発表を実施。
東邦銀行、山形銀行と地域活性化に向けた広域連携協定を締結。
投資単位の引き下げによる流動性向上を目指し、1株を3株へ分割。
最新ニュース
七十七銀行 まとめ
ひとめ診断
「杜の都のガリバーが、金利正常化の追い風を受け、株価は上場来高値圏を驀進中」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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