群馬銀行8334
The Gunma Bank,Ltd.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが群馬県やその周辺で暮らしているなら、群馬銀行のATMでお金をおろしたり、給与振込の口座として利用しているかもしれません。マイホームを建てるときには住宅ローン、子どもの進学資金には教育ローンでお世話になることもあるでしょう。また、あなたがよく利用する地元のスーパーや工場も、群馬銀行からの融資で事業を拡大している可能性があります。普段何気なく利用しているサービスやお店の裏側で、群馬銀行は地域経済を支える重要な役割を担っているのです。
群馬県を地盤とする地銀上位行。2025年3月期は純利益439.00億円(前期比+41.0%)と大幅な増益を見込み、5期連続の増配も計画するなど好調を維持しています。最大の注目点は、新潟県の第四北越フィナンシャルグループとの2027年4月を目処とした経営統合です。この県境を越えた大型再編により、総資産で地銀トップ5に入る規模となり、金利上昇局面での収益拡大が期待されます。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 群馬県前橋市元総社町194番地
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 5.7% | 0.3% | - |
| 2025/03期 | 7.7% | 0.4% | - |
| 3Q FY2026/3 | 8.2%(累計) | 0.4%(累計) | - |
収益性については、預貸金業務の拡充による利ざやの確保が順調に進んでいます。特に金利ある経済環境への復帰を追い風に、貸出金利息収入が着実に積み上がっている点が特徴です。経営効率を高めるための生成AI導入やDX推進によるコスト削減も、利益率向上を強力に後押ししています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 2,004億円 | — | 311億円 | 78.4円 | - |
| 2025/03期 | 2,204億円 | — | 439億円 | 113.8円 | +10.0% |
当行の経常収益は2021年3月期の約1,433億円から2025年3月期の約2,204億円へと順調に拡大を続けています。この成長は、地域経済における圧倒的なメインバンクシェアに加え、融資業務の効率化やDX推進が寄与した結果です。当期純利益も過去数年で倍増しており、強固な収益基盤の構築に成功しています。 【3Q 2026/03期実績】売上1993億円(前年同期比19.8%)、純利益448億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、銀行業務を中心にリースや証券などの金融サービスを連結子会社6社で展開する構造です。第四北越フィナンシャルグループとの経営統合に向けた動きが最大のリスク兼成長因子となっており、システム統合や重複業務の効率化による収益力の向上が今後の焦点です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 280億円 | 400億円 | 439億円 | +56.8% |
| 2024期 | 285億円 | — | 311億円 | +9.2% |
| 2023期 | 280億円 | — | 279億円 | -0.2% |
| 2022期 | 210億円 | — | 264億円 | +25.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2028年3月期に連結純利益600億円を目指す新中期経営計画「Growth with “Purpose”」が進行中です。これは2025年3月期見込み(439億円)から約1.4倍の高い目標であり、第四北越FGとの経営統合によるシナジー効果が前提となっています。過去の中計ではサステナブルファイナンス目標などを前倒しで達成しており、計画遂行能力には定評があります。業績予想も保守的に出す傾向があり、期中に上方修正されるケースが多く見られます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
融資業務における生成AIの本格導入を開始し、業務効率化を推進。
業績予想および配当予想の上方修正を実施し、株主還元の強化を発表。
第四北越フィナンシャルグループとの2027年4月の経営統合に向けた最終合意を締結。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
当行の財務健全性は、地方銀行の中でも高い水準を維持しています。自己資本比率は安定しており、貸出金を中心とした健全な資産運用を行うことで強固なバランスシートを保持しています。近年はリスクアセットの管理も適正に行われており、将来の再編や投資に向けた十分な資本力を確保しています。 【3Q 2026/03期】総資産10.8兆円、純資産6055億円、自己資本比率5.1%、有利子負債600億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 2.0兆円 | 4,984億円 | 51.6億円 | 1.5兆円 |
| 2022/03期 | 4,596億円 | 1,278億円 | 92.8億円 | 3,318億円 |
| 2023/03期 | 6,562億円 | 1,533億円 | 80.7億円 | 8,095億円 |
| 2024/03期 | 3,945億円 | 4,110億円 | 159億円 | 165億円 |
| 2025/03期 | 5,971億円 | 550億円 | 323億円 | 5,422億円 |
銀行特有の営業キャッシュフローの変動は、主に預金増減や貸出金の回転に起因するものです。マイナスの営業キャッシュフローは資金貸出の積極化を示すケースも多く、業績悪化を直接意味するものではありません。財務活動では配当金支払いや自己株取得が継続しており、株主還元を重視した資金配分が行われています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は13.0%であり、ダイバーシティ推進に向けた体制整備が進行中です。監査体制については、監査報酬7,800万円を投じて外部監査の独立性を担保しています。連結子会社6社を抱える地方銀行トップクラスの規模を維持しつつ、持続的な企業価値向上に取り組む体制が構築されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 776万円 | 2,927人 | - |
従業員平均年収は776万円となっており、地方銀行業界の中では比較的高水準な給与水準を維持しています。この背景には、群馬県内での圧倒的なシェアと堅実な収益基盤があり、地域経済の安定性に支えられた人財投資の成果が反映されています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、2024期以降にTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。これは、日銀の金融政策修正期待による金利上昇が銀行セクター全体の追い風となったことに加え、第四北越FGとの経営統合発表が株価を大きく押し上げたことが主因です。特に2025期は自社TSRが409.6%と驚異的な伸びを示しており、市場がこの経営統合を極めてポジティブに評価していることを示しています。株価上昇と積極的な増配が組み合わさり、株主への総還元がTOPIXを大きく上回る結果となりました。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 12円 | 18.8% |
| 2017/03期 | 12円 | 20.2% |
| 2018/03期 | 13円 | 19.9% |
| 2019/03期 | 13円 | 24.0% |
| 2020/03期 | 13円 | 24.6% |
| 2021/03期 | 13円 | 40.4% |
| 2022/03期 | 14円 | 22.1% |
| 2023/03期 | 18円 | 26.4% |
| 2024/03期 | 22円 | 28.1% |
| 2025/03期 | 45円 | 39.5% |
| 権利確定月 | 3月 |
当行は安定的な配当継続を基本方針としつつ、業績連動型の増配を積極的に実施することで株主還元を強化しています。過去5年間で配当額を大幅に引き上げており、累進的な配当姿勢が評価されています。今後も資本効率を意識した持続的な還元が見込まれます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 125.0万円 | 25.0万円 | 25.0% |
| 2022期 | 116.2万円 | 16.2万円 | 16.2% |
| 2023期 | 148.8万円 | 48.8万円 | 48.8% |
| 2024期 | 288.2万円 | 188.2万円 | 188.2% |
| 2025期 | 409.6万円 | 309.6万円 | 309.6% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
第四北越FGとの経営統合への期待から、株価は業界平均を大きく上回る水準で評価されています。特にPBRは1.55倍と、業界平均の0.44倍を大幅に超過しており、市場の期待の高さがうかがえます。信用倍率は2.86倍と比較的落ち着いており、過熱感は限定的です。今後は、統合によるシナジーが市場の期待を超える形で具現化できるかが、さらなる株価上昇の鍵となります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 201億円 | 65.8億円 | 32.8% |
| 2022/03期 | 391億円 | 127億円 | 32.4% |
| 2023/03期 | 383億円 | 104億円 | 27.1% |
| 2024/03期 | 438億円 | 127億円 | 28.9% |
| 2025/03期 | 620億円 | 181億円 | 29.2% |
法人税等の支払いは、連結当期純利益の増加に伴い順調に推移しています。実効税率は概ね30%前後で安定しており、適切な税務処理が行われています。特別な税効果会計の影響を除けば、課税所得に応じた標準的な負担状況といえます。
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