8367プライム

南都銀行

The Nanto Bank,Ltd.

最終更新日: 2026年3月29日

BPS168.2円
自己資本比率4.0%
FY2025/3 有報データ

古都・奈良から未来を拓く、地域No.1のイノベーションバンク

地域社会の未来を共創する、リーディングカンパニーを目指します。

この会社ってなに?

もしあなたが奈良県にお住まいなら、給与が振り込まれる口座や、初めてのマイカーローン、夢のマイホームのための住宅ローンで、南都銀行のロゴを目にしたことがあるかもしれません。普段何気なく利用しているATMや、公共料金の引き落としの裏側で、同行は地域経済を支えています。最近では、面倒な経理作業をスマートフォンで簡単にする新しいサービス開発にも力を入れており、これまでの銀行のイメージを変えようとしています。

奈良県で圧倒的なシェアを誇る唯一の地方銀行。FY2025は金利上昇の追い風を受け、売上高1,030.8億円、純利益135.1億円と大幅な増収増益を達成しました。株価の割安さを示すPBRは0.17倍と極めて低い水準にあり、資本効率の改善が経営の最重要課題です。これに対し、4期連続の増配や、マネーフォワード等と提携した法人向けデジタルサービスの開発など、株主還元と成長投資の両輪で企業価値向上を急いでいます。

銀行業プライム市場

会社概要

業種
銀行業
決算期
3月
本社
奈良県奈良市大宮町4丁目297番地の2
公式
www.nantobank.co.jp

社長プロフィール

橋本 隆史
橋本 隆史
取締役頭取(代表取締役)
挑戦者
地域社会の持続的な発展への貢献を最優先課題とし、お客さまとの対話を重ね、潜在的なニーズや課題解決に努めています。固定観念にとらわれない新しい発想と果敢な行動力で、変化の激しい時代においても地域と共に未来を創造する「地域価値共創グループ」を目指します。

この会社のストーリー

1934
南都銀行の設立

奈良県内の六十八銀行、吉野銀行、御所銀行、大和銀行の4行が合併し、株式会社南都銀行が設立される。奈良県唯一の地方銀行としての歩みが始まった。

1974
大阪証券取引所市場第一部に上場

地域経済の発展と共に成長を続け、大阪証券取引所市場第一部に上場。社会的な信用を高め、さらなる飛躍への基盤を築いた。

2013
東京証券取引所市場第一部に上場

大阪証券取引所との現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第一部に上場。全国的な知名度を獲得し、新たなステージへと進んだ。

2020
コロナ禍への挑戦と地域支援

新型コロナウイルス感染症の拡大という未曾有の危機に対し、地域経済を支えるため、資金繰り支援や経営相談体制を強化。地域社会に寄り添う姿勢を示した。

2022
東証プライム市場へ移行

東京証券取引所の市場再編に伴い、最上位市場であるプライム市場へ移行。ガバナンス体制の強化と持続的な成長へのコミットメントを表明した。

2024
業績好調と連続増配を発表

金利上昇を追い風に、2024年3月期、2025年3月期と連続で増配を発表。堅調な業績と株主還元への積極的な姿勢が評価される。

2026
デジタルサービス開発で未来へ

マネーフォワードや日本IBMと提携し、法人向けの新デジタルサービス共同開発を発表。伝統を守りつつ、最新テクノロジーで顧客体験の向上を目指す。

注目ポイント

奈良県シェアNo.1の圧倒的基盤

奈良県唯一の地方銀行として、預金・貸出金ともにシェア約5割を誇る圧倒的な顧客基盤が強み。地域経済に深く根差し、安定した収益を上げています。

積極的な株主還元!連続増配

業績好調を背景に、4期連続での増配を発表。株主への利益還元に積極的で、配当利回りの高さも魅力の一つとなっています。

FinTech企業と拓く未来

マネーフォワードなどFinTech企業との提携を加速。法人向けデジタルサービスの共同開発など、伝統的な銀行の枠を超えた新しい価値創造に挑戦しています。

サービスの実績は?

170
1株当たり配当金
FY2025実績
+49.1% YoY
20.2%
売上高成長率
FY2025実績
39.6%
配当性向
FY2025実績
4,358万円
従業員一人当たり売上高
FY2025実績
12.2%
純利益成長率
FY2025実績

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 8.5円
安全性
注意
自己資本比率 4.0%
稼ぐ力
普通
話題性
好評
ポジティブ 72%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
8.5
方針: 配当性向30-40%を目安とした株主還元
1株配当配当性向
FY2021/3424.1%
FY2022/35.530.2%
FY2023/35.6676.5%
FY2024/35.730.1%
FY2025/38.539.6%
4期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

当行は配当性向を意識しつつ、株主への利益還元を最重要経営課題の一つとして継続的な増配に取り組んでいます。配当利回りは極めて高い水準を維持しており、地域経済の成長を株主に還元する姿勢が鮮明です。今後は安定的な収益確保を基盤に、長期保有者への配慮を含めた持続可能な還元方針を推進していく考えです。

同業比較(収益性)

銀行業の同業他社平均と比べると…

ROE
この会社: N/A業界平均: 7.7%
営業利益率
この会社: N/A業界平均: 100.0%
自己資本比率下回る
この会社
4.0%
業界平均
4.9%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3775億円
FY2023/3777億円
FY2024/3857億円
FY2025/31,031億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/30円
FY2025/30円

当行の業績は、奈良県内での強固な貸出シェアを背景に安定した収益基盤を維持しており、直近のFY2025/3には純利益が約135億円を達成しました。前期比では20.2%の大幅な増益を記録しましたが、これは金利上昇局面における貸出金利息の拡大が寄与したためです。一方でFY2026/3は、市場環境の不透明さを考慮しつつも、地域金融機関として着実な収益確保を目指す見通しとなっています。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率4.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
2,115億円
会社の純資産
2,778億円

財務健全性については、総資産規模が約6.8兆円と安定した資産内容を維持しており、自己資本比率は約4%と地方銀行として標準的な水準を確保しています。FY2024/3以降、有利子負債を約1,900億〜2,100億円規模で保有していますが、これは調達コストをコントロールしながら運用効率を高めるための戦略的対応です。強固な顧客基盤を背景に、貸倒引当等のリスク管理も適切に行われています。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-1,679億円
営業CF
投資に使ったお金
-1,116億円
投資CF
借入・返済など
-54.5億円
財務CF
手元に残ったお金
-2,795億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/35,321億円-325億円-26.1億円4,996億円
FY2022/33,676億円-594億円-27.6億円3,082億円
FY2023/3-5,139億円1,084億円-51.7億円-4,055億円
FY2024/3-261億円-919億円-35.9億円-1,180億円
FY2025/3-1,679億円-1,116億円-54.5億円-2,795億円

銀行特有の営業キャッシュフローの大きな変動は、主に預金残高や貸出金の増減といった金融資産の期中の動きを反映したものであり、実質的な稼ぐ力とは切り離して考える必要があります。投資キャッシュフローは、将来の収益向上に向けた証券運用の調整やシステム投資などが要因です。財務キャッシュフローは配当支払いや自己株式取得によりマイナス傾向にあり、株主還元を重視する姿勢が表れています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1信用リスク、
2市場リスク及び
3流動性リスクがあげられます
4信用リスク及び
5市場リスクについては、計量したリスク量が自己資本の範囲内でリスクの種類毎に割り当てたリスク資本に収まるようにコントロールしており、
6流動性リスクを含む主要なリスクの状況については、毎月開催されるALM委員会にて評価しています

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3157億円48.7億円31.0%
FY2022/3180億円61.1億円34.0%
FY2023/363.2億円15.9億円25.2%
FY2024/3166億円45.9億円27.6%
FY2025/3197億円61.6億円31.3%

法人税等の支払額は、税引前当期純利益の増減に連動して推移しており、各期の収益状況を正確に反映しています。実効税率は概ね30%前後で安定しており、一般的な法人税負担の範囲内に収まっています。一時的に税率が低下した期は、税務上の繰越欠損金の利用や税額控除等の要因が考えられ、計画的な税務管理が行われている状況です。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
718万円
従業員数
2,338
平均年齢
40歳
平均年収従業員数前年比
当期718万円2,338-

従業員平均年収は718万円と、地域金融機関としては比較的安定した水準を維持しています。長引く低金利環境下でのコスト削減が進む一方で、人材確保に向けた競争力のある処遇が維持されており、平均勤続年数17.2年という高い定着率が安定した労働環境を裏付けています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主47.7%
浮動株52.3%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関31.3%
事業法人等16.4%
外国法人等16.2%
個人その他34%
証券会社2.1%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(4,348,000株)13.79%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,360,000株)4.31%
日本生命保険相互会社(常任代理人  日本マスター  トラスト信託銀行株式会社)(1,053,000株)3.34%
明治安田生命保険相互会社(常任代理人   株式会社日本カストディ銀行)(1,043,000株)3.3%
南都銀行従業員持株会(882,000株)2.8%
住友生命保険相互会社(常任代理人  株式会社日本カストディ銀行)(662,000株)2.09%
大和ガス株式会社(469,000株)1.48%
JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人  株式会社みずほ銀行決済営業部)(420,000株)1.33%
北村林業株式会社(418,000株)1.32%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人  株式会社みずほ銀行決済営業部)(407,000株)1.29%

南都銀行の株主構成は、日本マスタートラスト信託銀行(信託口)をはじめとする信託銀行等の機関投資家が上位を占めており、安定した長期保有株主の存在が特徴です。一方で、従業員持株会も一定比率を保有しており、経営への参画意識の維持と安定的な資本政策の両立を図る構成となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億3,200万円
取締役7名の合計

EDINET開示情報によると、南都銀行は奈良県を地盤に預金・貸出を中心とした金融サービスを提供しており、デジタル分野での法人向け新サービス開発など、収益源の多角化を推進しています。一方で、将来的な金利変動リスクや地域経済の人口減少などが主要な事業リスクとして注視されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 0名(16.6% 男性 10
100%
監査報酬
9,500万円
連結子会社数
10
設備投資額
117.4億円
平均勤続年数(従業員)
17.2
臨時従業員数
985

ガバナンス体制においては、女性役員比率が16.6%(1名)と改善の余地があるものの、多様性の確保に向けた取り組みが行われています。また、9,500万円の監査報酬を投じて強固な監査体制を維持しており、地域経済を支える金融機関としての適切なガバナンスとコンプライアンス管理が徹底されています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
金利上昇を追い風に直近の業績予想を上方修正。計画達成への期待は高まる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2026 業績予想(2026年3月修正)
FY2026
経常利益: 目標 240億円 順調 (189億円 (3Q時点))
78.8%
純利益: 目標 160億円 順調 (135.1億円 (FY2025実績))
84.4%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2026150億円160億円+6.7%
FY2025135億円135億円±0%
FY2024120億円120億円±0%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,031億円1,031億円±0%
FY2024857億円857億円±0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

明確な中期経営計画は開示されていませんが、2026年3月期の業績予想を期中に上方修正しました。金利上昇により貸出金利息などの資金利益が想定を上回ることが主因で、経常利益を215億円から240億円、純利益を150億円から160億円へと引き上げています。外部環境の変化を確実に利益に繋げる実行力が評価されます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、FY2025にTOPIXをわずかに下回ったものの、それ以前の4年間は大きく劣後(アンダーパフォーム)していました。これは、長年の低金利環境下で銀行業界全体の収益性が低迷し、株価が伸び悩んだことが主な原因です。しかし、FY2025には自社TSRが203.4%と急伸し、TOPIXとの差を大幅に縮小しました。これは、金利上昇への期待感と積極的な株主還元策(連続増配)が評価され、株価が大きく上昇したことを示しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+103.4%
100万円 →203.4万円
103.4万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202192.0万円-8.0万円-8.0%
FY202297.2万円-2.8万円-2.8%
FY2023117.8万円+17.8万円17.8%
FY2024156.1万円+56.1万円56.1%
FY2025203.4万円+103.4万円103.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残251,200株
売り残25,900株
信用倍率9.70倍
2026年3月16日時点
今後の予定
通期決算発表2026年5月中旬
第1四半期決算発表2026年8月上旬

業界平均と比較してPER・PBRともに極端な割安水準にあります。特にPBR0.17倍は解散価値を大幅に下回っており、資本効率改善への市場からの強いプレッシャーを示唆しています。一方で配当利回りは7%を超え、高配当株としての魅力も備えています。信用倍率は9.7倍と高めで、将来の株価上昇を見込んだ買いが多いものの、需給面ではやや重い状態です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
142
前月比 +18.5%
メディア数
45
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 15%
銀行業 80社中 12位
報道のトーン
72%
好意的
20%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績45%
DX・デジタル提携30%
配当・株主還元15%
人事・組織10%

最近の出来事

2026年3月業績上方修正

2026年3月期の純利益予想を160億円へ上方修正し、配当予想の増額も併せて発表しました。

2026年3月デジタル共同開発

マネーフォワードエックスおよび日本IBMと連携し、法人向けデジタルサービスの共同開発を決定しました。

2025年4月組織改編

米国拠点での相談窓口拡充など、地域密着型金融の高度化に向けた新体制を始動させました。

南都銀行 まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 8.5円
安全性
注意
自己資本比率 4.0%
稼ぐ力
普通
話題性
好評
ポジティブ 72%

「奈良のガリバー地銀が、超低PBRからの脱却をかけてDXと連続増配でアクセルを踏み込む」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU