第四北越フィナンシャルグループ7327
Daishi Hokuetsu Financial Group,Inc.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが新潟県でお金を預けたり、住宅ローンを組んだりするとき、この銀行の窓口を訪れているかもしれません。また、普段利用する地元のスーパーやレストラン、工場などの多くが、事業を続けるために第四北越銀行から融資を受けています。つまり、この会社のサービスは、新潟の経済を血液のように巡り、私たちの生活を陰で支えているのです。最近では、スマートフォンアプリでの便利な取引も提供しており、株主になると新潟の特産品がもらえる優待制度もあります。
第四北越フィナンシャルグループは、新潟県内トップの第四銀行と第二位の北越銀行が統合して誕生した金融持株会社です。2024期の純利益は前年比19.3%増の212.03億円と、金利上昇環境を追い風に好調な業績を維持しています。最大の戦略的動きは、2027年4月に予定されている群馬銀行との経営統合で、これにより総資産20兆円超の広域金融グループが誕生し、業界再編の核となることが期待されています。株価も52週高値圏で推移しており、市場の注目度は非常に高い状況です。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 新潟県新潟市中央区東堀前通七番町1071番地1
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 4.6% | 0.2% | - |
| 2025/03期 | 6.0% | 0.3% | - |
| 3Q FY2026/3 | 7.3%(累計) | 0.3%(累計) | - |
収益性は、貸出金利息収入の増加と経営効率化の推進により着実に向上しています。低金利環境下においても預貸金利益を安定的に確保し、コスト管理を徹底したことで純利益率が高まりました。今後はROE向上を経営目標の柱とし、持続的な企業価値の最大化を目指しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 1,821億円 | — | 212億円 | 118.7円 | - |
| 2025/03期 | 1,946億円 | — | 293億円 | 335.9円 | +6.9% |
当グループの業績は、地域経済の活性化に伴う資金需要の拡大や与信関連費用の減少により、売上収益および当期純利益ともに堅調な拡大基調を維持しています。2025/03期には売上収益が約1,946億円、当期純利益が約293億円を記録し、前期比で増益を達成しました。今後も群馬銀行との経営統合を通じた広域展開により、さらなる収益成長を見込んでいます。 【3Q 2026/03期実績】売上2001億円(前年同期比39.5%)、純利益339億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
銀行業を中心に、リース、証券、クレジットカード、システム関連など多様な金融サービスを展開しています。2027年4月には群馬銀行との経営統合を予定しており、広域地銀グループへの再編を成長戦略の柱としている点が重要な開示情報です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 (予)(予想) | 293億円 | — | — | 進行中 |
| 2024期 | 195億円 | 210億円 | 212億円 | +8.7% |
| 2023期 | 165億円 | — | 178億円 | +7.7% |
| 2022期 | 150億円 | — | 151億円 | +0.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
当初250億円としていた最終年度(2027年3月期)の純利益目標は、好調な業績を受けて2度にわたり上方修正され、最終的に420億円という高い目標が設定されました。金利上昇の追い風に加え、2027年4月に予定されている群馬銀行との経営統合効果が織り込まれており、計画達成に向けた実行力が問われます。過去の業績予想は堅実で、実績が予想を上回る傾向にあり、経営の安定性が伺えます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
群馬銀行との2027年4月の経営統合に向けた最終合意を締結しました。
第3四半期累計の経常利益が前年同期比64.6%増の489億円となる好決算を発表しました。
Sustechと協業し、AIを活用した電力プラットフォームによる再エネ支援サービスを開始しました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は強固に維持されており、自己資本比率は4%台で安定的に推移しています。総資産は11兆円規模に達し、地域金融機関として厚い資本基盤を保有していることが特徴です。有利子負債は極めて低水準に抑えられており、将来的なM&Aや新たな投資機会に対応できる高い流動性を確保しています。 【3Q 2026/03期】総資産10.8兆円、純資産5471億円、自己資本比率4.4%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 9,036億円 | 785億円 | 55.0億円 | 8,251億円 |
| 2022/03期 | 7,977億円 | 855億円 | 89.4億円 | 7,122億円 |
| 2023/03期 | 3,385億円 | 3,808億円 | 80.5億円 | 7,193億円 |
| 2024/03期 | 2,944億円 | 902億円 | 105億円 | 2,042億円 |
| 2025/03期 | 2,558億円 | 1,866億円 | 94.3億円 | 692億円 |
銀行業特有の資金運用により、営業キャッシュフローは毎期の貸出金や運用資産の変動に伴い大きく振れ幅が生じます。特に投資キャッシュフローにおける有価証券の売買や運用スタンスの変化が、フリーキャッシュフローに直接的な影響を与えています。財務キャッシュフローは主に配当金の支払いや資本政策に基づく支出により、継続してマイナス圏で安定しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は6.6%と改善の余地がありますが、社外取締役を適切に登用し、監査等委員会設置会社として透明性の高い経営体制を構築しています。群馬銀行との経営統合に向け、強固なリスク管理とグループガバナンスの強化が求められるフェーズにあります。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 1,181万円 | 3,504人 | - |
従業員の平均年収は1181万円と、地方銀行業界の中では極めて高い水準にあります。これは、新潟県内における圧倒的なシェアと、経営統合による効率化が進んだことで、着実な収益力を確保できていることが背景にあります。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、2024期までTOPIXを一貫して下回るアンダーパフォームの状態でしたが、2025期には299.4%とTOPIXの213.4%を大きく上回り、アウトパフォームに転じました。これは、金利上昇による収益環境の改善期待に加え、特に群馬銀行との経営統合発表が市場から高く評価され、株価が大幅に上昇したことが最大の要因です。株主還元策の強化と合わせ、企業価値向上への期待がTSRを押し上げる形となっています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2019/03期 | 30円 | 4.2% |
| 2020/03期 | 60円 | 42.5% |
| 2021/03期 | 60円 | 50.8% |
| 2022/03期 | 60円 | 36.1% |
| 2023/03期 | 60円 | 30.6% |
| 2024/03期 | 72.5円 | 30.5% |
| 権利確定月 | 3月 |
当社は株主還元を重視し、安定配当を維持しつつ業績連動型の増配を積極的に実施する方針です。現在の配当利回りは高水準であり、成長投資と株主還元とのバランスを考慮した配当政策をとっています。今後は経営統合による収益基盤の拡大を背景に、さらなる還元強化が期待されます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 115.5万円 | 15.5万円 | 15.5% |
| 2022期 | 116.1万円 | 16.1万円 | 16.1% |
| 2023期 | 137.5万円 | 37.5万円 | 37.5% |
| 2024期 | 210.1万円 | 110.1万円 | 110.1% |
| 2025期 | 299.4万円 | 199.4万円 | 199.4% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は19.41倍と高い水準にあり、将来の株価上昇を期待した個人投資家の買いが多い状況を示唆しています。一方で、これは将来的な売り圧力となる可能性も秘めています。業界平均と比較すると、PER・PBRともに割高ですが、これは群馬銀行との経営統合による将来の成長期待が株価に織り込まれているためと考えられます。高い配当利回りは、株価の下支え要因として機能するでしょう。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 175億円 | 67.0億円 | 38.3% |
| 2022/03期 | 235億円 | 84.0億円 | 35.7% |
| 2023/03期 | 250億円 | 72.8億円 | 29.1% |
| 2024/03期 | 309億円 | 96.7億円 | 31.3% |
| 2025/03期 | 411億円 | 118億円 | 28.6% |
法人税等の支払額は、連結経常利益の増減に伴い変動しています。実効税率は概ね30%前後で推移しており、税効果会計の影響等により年度間で一定の調整がなされています。税引前利益の拡大とともに納税額も増加傾向にありますが、適正な税務処理が行われています。
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第四北越フィナンシャルグループ まとめ
「新潟のガリバーが、群馬と手を組み『北関東の雄』を目指す地銀再編の主役」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。