第四北越フィナンシャルグループ
Daishi Hokuetsu Financial Group,Inc.
最終更新日: 2026年3月28日
新潟から北関東へ、地域と共に未来を創るメガ地銀グループ
変化に対応し、地域No.1の課題解決力で、地域とお客さまの未来を共創する、最も信頼される金融グループを目指します。
この会社ってなに?
あなたが新潟県でお金を預けたり、住宅ローンを組んだりするとき、この銀行の窓口を訪れているかもしれません。また、普段利用する地元のスーパーやレストラン、工場などの多くが、事業を続けるために第四北越銀行から融資を受けています。つまり、この会社のサービスは、新潟の経済を血液のように巡り、私たちの生活を陰で支えているのです。最近では、スマートフォンアプリでの便利な取引も提供しており、株主になると新潟の特産品がもらえる優待制度もあります。
第四北越フィナンシャルグループは、新潟県内トップの第四銀行と第二位の北越銀行が統合して誕生した金融持株会社です。FY2024の純利益は前年比19.3%増の212.03億円と、金利上昇環境を追い風に好調な業績を維持しています。最大の戦略的動きは、2027年4月に予定されている群馬銀行との経営統合で、これにより総資産20兆円超の広域金融グループが誕生し、業界再編の核となることが期待されています。株価も52週高値圏で推移しており、市場の注目度は非常に高い状況です。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 新潟県新潟市中央区東堀前通七番町1071番地1
- 公式
- www.dhfg.co.jp
社長プロフィール

2020年に第四銀行と北越銀行の合併を機に発足し、『お客さまの期待と信頼に応え、地域社会の発展に貢献する』という経営理念を掲げています。地域で最も信頼される金融グループを目指し、地域経済の持続的な成長と活性化にグループ一丸となって取り組んでいきます。
この会社のストーリー
前身である第四国立銀行が新潟で設立。日本で4番目の国立銀行として、地域の金融を支える長い歴史が始まる。
新潟県トップの第四銀行と第二位の北越銀行が経営統合し、共同持株会社「第四北越フィナンシャルグループ」を設立。東証一部に上場。
傘下の第四銀行と北越銀行が合併し、「第四北越銀行」が発足。県内最大の金融機関として、より強力な営業基盤を確立した。
「第三次中期経営計画」をスタート。地域の課題解決と持続的成長に向けた具体的な戦略を掲げ、新たなステージへと歩みを進める。
AIを活用した電力運用プラットフォームの導入や、新潟日報との生成AI活用協定など、デジタルと環境分野での取り組みを加速。
群馬銀行との経営統合について最終合意。県境を越えた広域連携により、総資産20兆円超の新たな金融グループが誕生する道筋をつける。
群馬銀行との経営統合を予定。北関東・新潟エリアを核とする広域金融グループとして、地域経済へのより一層の貢献と企業価値向上を目指す。
注目ポイント
群馬銀行との経営統合により、総資産20兆円を超える広域メガ地銀グループへ。スケールメリットを活かし、地域経済の発展と企業価値の向上を目指します。
3期連続の増配を発表するなど、株主への利益還元に積極的です。安定した配当と、新潟の特産品が選べる魅力的な株主優待制度も実施しています。
再生可能エネルギー分野への投資やDX支援など、地域の持続可能な成長に貢献。サステナブルファイナンスの目標額を掲げ、地域と共に未来を創ります。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 20円 | 50.8% |
| FY2022/3 | 20円 | 36.1% |
| FY2023/3 | 20円 | 30.6% |
| FY2024/3 | 24.17円 | 30.5% |
| 権利確定月 | 3月 |
当社は株主還元を重視し、安定配当を維持しつつ業績連動型の増配を積極的に実施する方針です。現在の配当利回りは高水準であり、成長投資と株主還元とのバランスを考慮した配当政策をとっています。今後は経営統合による収益基盤の拡大を背景に、さらなる還元強化が期待されます。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当グループの業績は、地域経済の活性化に伴う資金需要の拡大や与信関連費用の減少により、売上収益および当期純利益ともに堅調な拡大基調を維持しています。FY2025/3には売上収益が約1,946億円、当期純利益が約293億円を記録し、前期比で増益を達成しました。今後も群馬銀行との経営統合を通じた広域展開により、さらなる収益成長を見込んでいます。
財務は安全?
財務健全性は強固に維持されており、自己資本比率は4%台で安定的に推移しています。総資産は11兆円規模に達し、地域金融機関として厚い資本基盤を保有していることが特徴です。有利子負債は極めて低水準に抑えられており、将来的なM&Aや新たな投資機会に対応できる高い流動性を確保しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 9,036億円 | -785億円 | -55.0億円 | 8,251億円 |
| FY2022/3 | 7,977億円 | -855億円 | -89.4億円 | 7,122億円 |
| FY2023/3 | -3,385億円 | -3,808億円 | -80.5億円 | -7,193億円 |
| FY2024/3 | 2,944億円 | -902億円 | -105億円 | 2,042億円 |
| FY2025/3 | -2,558億円 | 1,866億円 | -94.3億円 | -692億円 |
銀行業特有の資金運用により、営業キャッシュフローは毎期の貸出金や運用資産の変動に伴い大きく振れ幅が生じます。特に投資キャッシュフローにおける有価証券の売買や運用スタンスの変化が、フリーキャッシュフローに直接的な影響を与えています。財務キャッシュフローは主に配当金の支払いや資本政策に基づく支出により、継続してマイナス圏で安定しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 175億円 | 67.0億円 | 38.3% |
| FY2022/3 | 235億円 | 84.0億円 | 35.7% |
| FY2023/3 | 250億円 | 72.8億円 | 29.1% |
| FY2024/3 | 309億円 | 96.7億円 | 31.3% |
| FY2025/3 | 411億円 | 118億円 | 28.6% |
法人税等の支払額は、連結経常利益の増減に伴い変動しています。実効税率は概ね30%前後で推移しており、税効果会計の影響等により年度間で一定の調整がなされています。税引前利益の拡大とともに納税額も増加傾向にありますが、適正な税務処理が行われています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 1,181万円 | 3,504人 | - |
従業員の平均年収は1181万円と、地方銀行業界の中では極めて高い水準にあります。これは、新潟県内における圧倒的なシェアと、経営統合による効率化が進んだことで、着実な収益力を確保できていることが背景にあります。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は明治安田生命保険相互会社。
上位株主には日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託口が名を連ねており、機関投資家による保有割合が高い構成です。また、明治安田生命や日本生命などの事業法人も安定株主として名を連ねており、長期的な信頼関係が構築されています。
会社の公式開示情報
役員報酬
銀行業を中心に、リース、証券、クレジットカード、システム関連など多様な金融サービスを展開しています。2027年4月には群馬銀行との経営統合を予定しており、広域地銀グループへの再編を成長戦略の柱としている点が重要な開示情報です。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は6.6%と改善の余地がありますが、社外取締役を適切に登用し、監査等委員会設置会社として透明性の高い経営体制を構築しています。群馬銀行との経営統合に向け、強固なリスク管理とグループガバナンスの強化が求められるフェーズにあります。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 (予) | 293億円 | — | — | 進行中 |
| FY2024 | 195億円 | 210億円 | 212億円 | +8.7% |
| FY2023 | 165億円 | — | 178億円 | +7.7% |
| FY2022 | 150億円 | — | 151億円 | +0.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
当初250億円としていた最終年度(2027年3月期)の純利益目標は、好調な業績を受けて2度にわたり上方修正され、最終的に420億円という高い目標が設定されました。金利上昇の追い風に加え、2027年4月に予定されている群馬銀行との経営統合効果が織り込まれており、計画達成に向けた実行力が問われます。過去の業績予想は堅実で、実績が予想を上回る傾向にあり、経営の安定性が伺えます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、FY2024までTOPIXを一貫して下回るアンダーパフォームの状態でしたが、FY2025には299.4%とTOPIXの213.4%を大きく上回り、アウトパフォームに転じました。これは、金利上昇による収益環境の改善期待に加え、特に群馬銀行との経営統合発表が市場から高く評価され、株価が大幅に上昇したことが最大の要因です。株主還元策の強化と合わせ、企業価値向上への期待がTSRを押し上げる形となっています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 115.5万円 | +15.5万円 | 15.5% |
| FY2022 | 116.1万円 | +16.1万円 | 16.1% |
| FY2023 | 137.5万円 | +37.5万円 | 37.5% |
| FY2024 | 210.1万円 | +110.1万円 | 110.1% |
| FY2025 | 299.4万円 | +199.4万円 | 199.4% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は19.41倍と高い水準にあり、将来の株価上昇を期待した個人投資家の買いが多い状況を示唆しています。一方で、これは将来的な売り圧力となる可能性も秘めています。業界平均と比較すると、PER・PBRともに割高ですが、これは群馬銀行との経営統合による将来の成長期待が株価に織り込まれているためと考えられます。高い配当利回りは、株価の下支え要因として機能するでしょう。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
群馬銀行との2027年4月の経営統合に向けた最終合意を締結しました。
第3四半期累計の経常利益が前年同期比64.6%増の489億円となる好決算を発表しました。
Sustechと協業し、AIを活用した電力プラットフォームによる再エネ支援サービスを開始しました。
最新ニュース
第四北越フィナンシャルグループ まとめ
ひとめ診断
「新潟のガリバーが、群馬と手を組み『北関東の雄』を目指す地銀再編の主役」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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