東京きらぼしフィナンシャルグループ7173
Tokyo Kiraboshi Financial Group,Inc.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが東京都内で事業を始める時、運転資金の相談に乗ってくれるのが「きらぼし銀行」かもしれません。また、スマートフォンで手軽に口座を開設できるネット銀行「UI銀行」も、実はこの会社が運営しています。普段使っている銀行の裏側で、地域の中小企業を支えたり、新しいデジタル金融サービスを提供したりすることで、東京の経済を活性化させているのです。株主になると、定期預金の金利が上乗せされたり、Amazonギフト券がもらえる優待制度もありますよ。
東京都を地盤とする3つの銀行が統合して誕生した金融グループ。2025期は売上高1,608.7億円、純利益313.61億円を見込み、順調な成長を続けている。PBRは1.08倍と銀行業としては評価されており、株価も52週高値圏で推移している。今後は従来の銀行業務に加え、SBIとの提携によるデジタル金融サービスやコンサルティングなど「金融にも強い総合サービス業」への進化が成長の鍵を握る。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 港区南青山三丁目10番43号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 7.4% | 0.4% | - |
| 2025/03期 | 8.5% | 0.4% | - |
| 3Q FY2026/3 | 7.1%(累計) | 0.4%(累計) | - |
収益性は、銀行本来の貸出業務に加え、コンサルティングやフィンテックといった多角的な収益源の拡大が貢献し、右肩上がりの成長を実現しています。ROEなどの資本効率指標も改善傾向にあり、限られた資本を効率的に活用して利益を創出する体制が整っています。デジタル専業銀行「UI銀行」など次世代金融モデルへの投資も、将来的な収益基盤の強化に向けた積極的な姿勢を示しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 1,383億円 | — | 257億円 | 839.6円 | - |
| 2025/03期 | 1,609億円 | — | 314億円 | 1027.7円 | +16.3% |
当グループの業績は、5期連続で増益を達成するなど非常に堅調に推移しています。経常収益は2021/03期の約933億円から2025/03期には約1,609億円まで拡大し、当期純利益も同じ期間で約42億円から約314億円へと大幅な成長を遂げました。これは、地盤である東京圏での貸出金利息の増加や、グループ全体での事業ポートフォリオ拡充が大きく寄与しています。 【3Q 2026/03期実績】売上1325億円(前年同期比13.2%)、純利益277億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
グループ連結子会社18社を抱え、銀行業務を中心にリースやフィンテック、コンサルティングなど「金融にも強い総合サービス業」を目指した多角的な事業展開を行っています。リスク要因として、金融市場の変動や国内金利の動向、サイバーセキュリティリスクなどが重要な開示対象となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 290億円 | — | 314億円 | +8.1% |
| 2024期 | 230億円 | — | 257億円 | +11.5% |
| 2023期 | 195億円 | — | 212億円 | +8.5% |
| 2022期 | 175億円 | — | 182億円 | +3.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画では、最終年度(2026期)の親会社株主純利益300億円以上を目標に掲げています。しかし、2025期の会社予想で既に313.61億円と目標を上回る見込みであり、計画は前倒しで達成される公算が大きいです。過去の業績予想も期初時点では保守的な傾向があり、期中に上方修正される、あるいは超過達成で着地するケースが続いており、経営の安定感が見られます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
「オープンイノベーション2025」を開催し、デジタル戦略の推進を対外的に強調しました。
アクセラレータープログラム「第4期 KicSpace Accelerator」を開始しました。
第3四半期決算にて経常利益398億円を計上し、成長軌道を維持しています。
代表取締役の異動および組織改正を発表し、経営体制の刷新を図りました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は、総資産が約7兆946億円まで拡大する中で、自己資本比率を5%強で維持しており、安定した資本基盤を構築しています。特筆すべきは、これまでゼロであった有利子負債が2024/03期以降、約302億円計上されていますが、これは業務拡大に伴う資金調達の一環と考えられ、全体資産に占める割合は限定的です。堅実な経営体質を維持しつつ、成長のための投資を継続するバランスの良い構成となっています。 【3Q 2026/03期】総資産7.3兆円、純資産4059億円、自己資本比率5.5%、有利子負債33億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 2,325億円 | 153億円 | 20.0億円 | 2,172億円 |
| 2022/03期 | 675億円 | 245億円 | 23.0億円 | 919億円 |
| 2023/03期 | 381億円 | 1,324億円 | 33.2億円 | 943億円 |
| 2024/03期 | 2,882億円 | 633億円 | 41.9億円 | 2,249億円 |
| 2025/03期 | 2,374億円 | 659億円 | 55.1億円 | 1,715億円 |
営業キャッシュフローは銀行特有の預金増減や貸出運用の影響により年度間で大きな変動が見られますが、安定した本業の利益創出能力がベースにあります。投資活動では事業ポートフォリオ構築に伴うキャッシュの動きが伴っており、一時的なマイナスが記録されることもありますが、全体として成長に向けたリソース配分が行われています。財務活動によるキャッシュフローは、配当の支払いなど株主還元を含めた安定した水準で管理されています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率25.0%(3名/9名)を達成しており、ダイバーシティ推進に積極的なガバナンス体制を構築しています。監査報酬として1億4,500万円を計上し、連結子会社18社を適切に統治する監査体制の維持にも注力しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 878万円 | 2,780人 | - |
従業員平均年収は878万円と銀行業界内でも比較的高い水準にあります。東京都内に強固な基盤を持つ金融グループとして、専門性の高い人材の確保に向けた処遇水準が維持されていると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、2022期以降、継続して市場平均であるTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。特に2024期には自社TSRが461.9%(TOPIX: 337.7%)、2025期には559.6%(TOPIX: 433.5%)と、その差は拡大傾向にあります。これは、安定した増配実績と、金融緩和修正の思惑やPBR改善への期待感を背景とした株価の著しい上昇が主な要因と考えられます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 60円 | 18.5% |
| 2017/03期 | 60円 | 7.2% |
| 2018/03期 | 60円 | 53.1% |
| 2019/03期 | 60円 | 39.1% |
| 2020/03期 | 60円 | 24.6% |
| 2021/03期 | 60円 | 46.6% |
| 2022/03期 | 75円 | 12.7% |
| 2023/03期 | 115円 | 16.6% |
| 2024/03期 | 145円 | 17.3% |
| 2025/03期 | 160円 | 15.6% |
| 必要株数 | 100株以上(約93万円) |
| 金額相当 | 約3,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
当グループは利益成長に合わせて配当金を継続的に引き上げる方針を採っており、過去5年間で配当額を約2.7倍に増額しています。配当性向は低い水準で維持されており、更なる増配余力がある点も投資家にとって魅力的な要素です。株主優待制度では、預金金利の優遇や電子ギフト券の提供など複数のコースを選択可能としており、幅広い株主ニーズに対応しています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 128.0万円 | 28.0万円 | 28.0% |
| 2022期 | 165.6万円 | 65.6万円 | 65.6% |
| 2023期 | 252.0万円 | 152.0万円 | 152.0% |
| 2024期 | 461.9万円 | 361.9万円 | 361.9% |
| 2025期 | 559.6万円 | 459.6万円 | 459.6% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較すると、PERは割安な水準ですが、PBRは1.08倍と銀行業の平均0.8倍を大きく上回っています。これは市場が同行の資本効率や成長性を高く評価している証左と言えるでしょう。一方で配当利回りは業界平均より低めですが、これは株価上昇が先行しているためです。信用倍率は33倍と高く、短期的な過熱感には注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 82.2億円 | 40.6億円 | 49.4% |
| 2022/03期 | 249億円 | 67.6億円 | 27.1% |
| 2023/03期 | 308億円 | 96.2億円 | 31.3% |
| 2024/03期 | 330億円 | 73.2億円 | 22.2% |
| 2025/03期 | 417億円 | 103億円 | 24.7% |
実効税率は年度により20%台前半から約50%まで変動が見られますが、これは一時的な税務上の調整や繰延税金資産の影響が主因です。2021/03期には税負担率が高まりましたが、近年の税引前利益の伸長に伴い、税率はおおむね標準的な水準で推移しています。企業の利益成長が安定しているため、適正な納税が行われている状況です。
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東京きらぼしフィナンシャルグループ まとめ
「『TOKYOに、つくそう。』を掲げ、3行合併で誕生した首都圏地銀がデジタルバンクと総合サービスで次の一手を狙う」
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