プロクレアホールディングス
Procrea Holdings,Inc.
最終更新日: 2026年3月28日
青森の未来を共に創る、地域密着型金融グループ
金融サービスの提供を通じて地域経済の好循環を生み出し、青森県のすべての人が豊かさと幸せを実感できる未来を創造することを目指します。
この会社ってなに?
あなたが青森県で生活したり、観光で訪れたりする際、ATMでお金をおろしたり、住宅ローンを組んだり、地元のお店で支払いをしたりする場面で、その多くを支えているのがこの会社です。実は、青森で長年親しまれてきた「青森銀行」と「みちのく銀行」が一つになって誕生しました。あなたが手にする青森のリンゴや海産物も、この銀行が支える農家や漁師さんたちが作ったものかもしれません。普段何気なく利用している銀行サービスの裏側で、彼らが地域の経済を力強く支えているのです。
2022年に青森銀行とみちのく銀行が経営統合して誕生した、青森県内最大の金融グループ。統合初年度(FY2023)は会計処理により純利益489.57億円を計上しましたが、実力ベースではFY2025に純利益12.27億円と大幅な減益を見込んでいます。2025年1月の両行合併による本格的なシナジー創出が急務であり、第2次中期経営計画では地域共創ファンドなどを通じた地元経済の活性化を成長戦略の柱に据えています。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 青森県青森市勝田1丁目3番1号
- 公式
- www.procrea-hd.co.jp
社長プロフィール
「地域の可能性に挑戦し、明るく豊かな未来を創造する」というパーパスのもと、グループの総合力を結集し、金融の枠を超えたサービスを提供します。地域社会の持続的な成長に貢献し、皆さまから信頼され、選ばれる金融グループを目指して挑戦を続けてまいります。
この会社のストーリー
青森銀行とみちのく銀行が経営統合し、共同持株会社「プロクレアホールディングス」を設立。東京証券取引所に上場し、新たなスタートを切りました。
「挑戦と創造」をテーマに掲げ、2022年度から3カ年の第1次中期経営計画を開始。グループシナジーの最大化と持続的な成長基盤の構築を目指しました。
地域の新たな事業や産業を育成・支援するため、総額10億円規模の「地域共創ファンド」を設立。スタートアップ企業などへの投資を通じて地域経済の活性化を図ります。
傘下のあおぎんリースとみちのくリースを合併し、「青森みちのくリース」が誕生。グループ内の連携を強化し、より効率的で高品質なサービス提供体制を構築しました。
経営統合の集大成として、傘下の青森銀行とみちのく銀行が合併し、新「青森銀行」として営業を開始。県内トップの金融機関として、地域への貢献をさらに加速させます。
「『挑戦と創造 2nd stage』~地域の好循環を目指して~」をスローガンに第2次中期経営計画を策定。2027年度に連結当期純利益80億円を目指す新たな目標を掲げました。
中期経営計画の目標達成を通じて、強固な経営基盤を確立。金融サービスの枠を超え、青森県の経済と社会の発展をリードする存在を目指し、挑戦を続けます。
注目ポイント
青森銀行とみちのく銀行という、地域を代表する2つの銀行が統合して誕生。県内経済に大きな影響力を持ち、地域創生のキープレイヤーとして未来を担います。
1年以上継続保有の株主を対象に、青森の特産品などが選べるカタログギフトを進呈。3,000円相当(100株以上)からと、投資しながら地域を応援できる魅力的な制度です。
地域のスタートアップや新事業を支援する「地域共創ファンド」を設立。従来の銀行業務にとどまらず、地域の未来を育てる投資で新たな価値創造に挑戦しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2023/3 | 50円 | 2.9% |
| FY2024/3 | 50円 | 50.4% |
| FY2025/3 | 50円 | 115.7% |
| 必要株数 | 100株以上(約30万円) |
| 金額相当 | 約3,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
当グループは株主に対する利益還元を経営の重要課題と位置づけ、連結配当性向の向上を目指した安定的な配当を実施しています。経営統合後の業績変動期においても、株主還元姿勢を維持するため年間50円の配当を継続しています。第2次中期経営計画期間においても、持続的な成長と株主価値向上を両立させる方針です。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当グループは青森銀行とみちのく銀行の経営統合により発足し、2025年1月には両行の合併が完了するなど構造改革を進めています。直近の業績では、金融利益が当初予想を上回ったことや経費削減効果により、純利益は前期比で回復基調にあります。今後は合併シナジーの最大化と第2次中期経営計画による収益基盤の強化が、さらなる成長の鍵となります。
財務は安全?
総資産規模は約6兆円と地域経済を支える規模を維持しており、自己資本比率は2%台で推移しています。銀行業の特性上、資産規模に対し自己資本比率は低位にありますが、リスク資産の管理を徹底することで健全性の維持と地域金融機関としての公共的役割を果たしています。今後も第2次中期経営計画に基づき、資本効率を意識した経営が継続される見込みです。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2023/3 | -5,084億円 | 726億円 | -28.7億円 | -4,358億円 |
| FY2024/3 | 6.4億円 | 1,043億円 | -220億円 | 1,050億円 |
| FY2025/3 | 4,703億円 | -1,906億円 | -14.4億円 | 2,797億円 |
営業キャッシュフローの大きな変動は、預金増減や貸出金運用などの金融機関特有の資金繰りによるものです。投資キャッシュフローは保有有価証券の売買や戦略的な投資活動を反映しており、資金の還流と資産運用のバランスを重視した動きとなっています。合併統合に伴う一時的な支出は落ち着きを見せ、現在は安定的な営業基盤の構築へシフトしています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2023/3 | 51.1億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 40.9億円 | 12.8億円 | 31.2% |
| FY2025/3 | 24.3億円 | 12.1億円 | 49.5% |
法人税等の支払額は各期の税引前利益の変動および税効果会計の影響を受けています。FY2023/3は特別要因により税負担が軽微でしたが、翌期以降は連結納税の適用等を含め適正な納税が行われています。FY2025/3の実効税率が高位に見えるのは、税引前利益の減少に対し固定的な税負担が発生したこと等が要因です。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。
同社の株主構成は、日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託銀行の信託口が上位を占めるという、日本の金融機関に典型的な機関投資家中心の構造です。その他、地元企業である十文字チキンカンパニーや、青森みちのく銀行の行員持株会が名を連ねており、地域経済との深い結びつきと安定株主の存在が特徴となっています。
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、同社は青森県を地盤とする銀行グループであり、2025年1月に傘下銀行の合併を完了させるなど経営統合を加速させています。主なリスク要因には、地域の人口減少による与信環境の変化や経済活動の停滞が挙げられ、これらへの対応として地域共創ファンドを通じたスタートアップ支援など新たな収益源の確保を急いでいます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は7.0%と低水準にあり、今後ダイバーシティ経営の推進と登用が重要な課題となっています。監査等委員会設置会社として監査体制を強化しており、連結子会社10社を擁するグループ全体でのガバナンス高度化と、地域貢献を両立させる持続可能な経営体制の構築を図っています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 12億円 | — | 12億円 | +2.3% |
| FY2024 | 28億円 | — | 28億円 | +0.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 846億円 | — | 847億円 | +0.1% |
| FY2024 | 768億円 | — | 769億円 | +0.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
青森銀行とみちのく銀行の統合効果を刈り取るべく、第2次中期経営計画では2028年3月期に連結当期純利益80億円という高い目標を掲げています。しかし、直近のFY2025実績は12.27億円と、目標達成には大きな飛躍が必要です。旧計画が未達に終わっている点も踏まえると、計画達成能力には疑問符が付きます。一方で、業績予想の精度は高く、堅実な経営姿勢も伺えます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた投資家リターンを示す指標です。FY2023はTOPIXを上回りましたが、FY2024以降は2年連続でTOPIXを大幅に下回る(アンダーパフォーム)結果となりました。これは、統合後の収益力向上に時間を要しており、市場全体の株価上昇トレンドに乗り切れなかったことが主な要因と考えられます。株主還元の強化と、中期経営計画の達成による利益成長が、今後のTSR改善の鍵となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2023 | 111.9万円 | +11.9万円 | 11.9% |
| FY2024 | 101.7万円 | +1.7万円 | 1.7% |
| FY2025 | 96.1万円 | -3.9万円 | -3.9% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PBRは0.56倍と依然として解散価値(1倍)を下回りますが、銀行セクター平均の0.65倍に近づいています。一方、PERは70.0倍と業界平均を大幅に上回り、これは直近の利益水準の低さによるもので、今後の利益回復が織り込まれている可能性があります。信用倍率は3.5倍と買い残が優勢で、株価上昇への期待感が比較的高い状況です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
青森銀行とみちのく銀行の合併によるグループ経営の完全統合を完遂。
第2次中期経営計画を策定し、連結純利益80億円の目標を掲げる。
連結子会社を合併し、経営効率化を推進。
最新ニュース
プロクレアホールディングス まとめ
ひとめ診断
「青森ツートップ地銀が合体、県内経済の『最後の砦』として地域創生に全ベット」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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