プロクレアホールディングス7384
Procrea Holdings,Inc.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが青森県で生活したり、観光で訪れたりする際、ATMでお金をおろしたり、住宅ローンを組んだり、地元のお店で支払いをしたりする場面で、その多くを支えているのがこの会社です。実は、青森で長年親しまれてきた「青森銀行」と「みちのく銀行」が一つになって誕生しました。あなたが手にする青森のリンゴや海産物も、この銀行が支える農家や漁師さんたちが作ったものかもしれません。普段何気なく利用している銀行サービスの裏側で、彼らが地域の経済を力強く支えているのです。
2022年に青森銀行とみちのく銀行が経営統合して誕生した、青森県内最大の金融グループ。統合初年度(2023期)は会計処理により純利益489.57億円を計上しましたが、実力ベースでは2025期に純利益12.27億円と大幅な減益を見込んでいます。2025年1月の両行合併による本格的なシナジー創出が急務であり、第2次中期経営計画では地域共創ファンドなどを通じた地元経済の活性化を成長戦略の柱に据えています。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 青森県青森市勝田1丁目3番1号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 1.6% | 0.0% | - |
| 2025/03期 | 0.8% | 0.0% | - |
| 3Q FY2026/3 | 2.7%(累計) | 0.1%(累計) | - |
当グループは地銀再編の過渡期にあり、合併に伴うシステム統合費や経営効率化に向けた投資が先行して発生しています。安定した貸出金利息収入を確保する一方で、経営統合による拠点統廃合や業務効率化を通じたコスト削減による収益性の改善が求められています。地域経済との共創を通じた新たな収益源の開拓が今後のROE向上に向けた重要な戦略です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 768億円 | — | 28.2億円 | 99.2円 | - |
| 2025/03期 | 847億円 | — | 12.3億円 | 43.2円 | +10.2% |
当グループは青森銀行とみちのく銀行の経営統合により発足し、2025年1月には両行の合併が完了するなど構造改革を進めています。直近の業績では、金融利益が当初予想を上回ったことや経費削減効果により、純利益は前期比で回復基調にあります。今後は合併シナジーの最大化と第2次中期経営計画による収益基盤の強化が、さらなる成長の鍵となります。 【3Q 2026/03期実績】売上679億円(前年同期比9.4%)、純利益47億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、同社は青森県を地盤とする銀行グループであり、2025年1月に傘下銀行の合併を完了させるなど経営統合を加速させています。主なリスク要因には、地域の人口減少による与信環境の変化や経済活動の停滞が挙げられ、これらへの対応として地域共創ファンドを通じたスタートアップ支援など新たな収益源の確保を急いでいます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 12億円 | — | 12億円 | +2.3% |
| 2024期 | 28億円 | — | 28億円 | +0.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 846億円 | — | 847億円 | +0.1% |
| 2024期 | 768億円 | — | 769億円 | +0.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
青森銀行とみちのく銀行の統合効果を刈り取るべく、第2次中期経営計画では2028年3月期に連結当期純利益80億円という高い目標を掲げています。しかし、直近の2025期実績は12.27億円と、目標達成には大きな飛躍が必要です。旧計画が未達に終わっている点も踏まえると、計画達成能力には疑問符が付きます。一方で、業績予想の精度は高く、堅実な経営姿勢も伺えます。
最新ニュース
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メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
青森銀行とみちのく銀行の合併によるグループ経営の完全統合を完遂。
第2次中期経営計画を策定し、連結純利益80億円の目標を掲げる。
連結子会社を合併し、経営効率化を推進。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
総資産規模は約6兆円と地域経済を支える規模を維持しており、自己資本比率は2%台で推移しています。銀行業の特性上、資産規模に対し自己資本比率は低位にありますが、リスク資産の管理を徹底することで健全性の維持と地域金融機関としての公共的役割を果たしています。今後も第2次中期経営計画に基づき、資本効率を意識した経営が継続される見込みです。 【3Q 2026/03期】総資産6.1兆円、純資産1657億円、自己資本比率2.9%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2023/03期 | 5,084億円 | 726億円 | 28.7億円 | 4,358億円 |
| 2024/03期 | 6.4億円 | 1,043億円 | 220億円 | 1,050億円 |
| 2025/03期 | 4,703億円 | 1,906億円 | 14.4億円 | 2,797億円 |
営業キャッシュフローの大きな変動は、預金増減や貸出金運用などの金融機関特有の資金繰りによるものです。投資キャッシュフローは保有有価証券の売買や戦略的な投資活動を反映しており、資金の還流と資産運用のバランスを重視した動きとなっています。合併統合に伴う一時的な支出は落ち着きを見せ、現在は安定的な営業基盤の構築へシフトしています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は7.0%と低水準にあり、今後ダイバーシティ経営の推進と登用が重要な課題となっています。監査等委員会設置会社として監査体制を強化しており、連結子会社10社を擁するグループ全体でのガバナンス高度化と、地域貢献を両立させる持続可能な経営体制の構築を図っています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた投資家リターンを示す指標です。2023期はTOPIXを上回りましたが、2024期以降は2年連続でTOPIXを大幅に下回る(アンダーパフォーム)結果となりました。これは、統合後の収益力向上に時間を要しており、市場全体の株価上昇トレンドに乗り切れなかったことが主な要因と考えられます。株主還元の強化と、中期経営計画の達成による利益成長が、今後のTSR改善の鍵となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2023/03期 | 50円 | 2.9% |
| 2024/03期 | 50円 | 50.4% |
| 2025/03期 | 50円 | 115.7% |
| 必要株数 | 100株以上(約30万円) |
| 金額相当 | 約3,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
当グループは株主に対する利益還元を経営の重要課題と位置づけ、連結配当性向の向上を目指した安定的な配当を実施しています。経営統合後の業績変動期においても、株主還元姿勢を維持するため年間50円の配当を継続しています。第2次中期経営計画期間においても、持続的な成長と株主価値向上を両立させる方針です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2023期 | 111.9万円 | 11.9万円 | 11.9% |
| 2024期 | 101.7万円 | 1.7万円 | 1.7% |
| 2025期 | 96.1万円 | 3.9万円 | -3.9% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PBRは0.56倍と依然として解散価値(1倍)を下回りますが、銀行セクター平均の0.65倍に近づいています。一方、PERは70.0倍と業界平均を大幅に上回り、これは直近の利益水準の低さによるもので、今後の利益回復が織り込まれている可能性があります。信用倍率は3.5倍と買い残が優勢で、株価上昇への期待感が比較的高い状況です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2023/03期 | 51.1億円 | 0円 | 0.0% |
| 2024/03期 | 40.9億円 | 12.8億円 | 31.2% |
| 2025/03期 | 24.3億円 | 12.1億円 | 49.5% |
法人税等の支払額は各期の税引前利益の変動および税効果会計の影響を受けています。2023/03期は特別要因により税負担が軽微でしたが、翌期以降は連結納税の適用等を含め適正な納税が行われています。2025/03期の実効税率が高位に見えるのは、税引前利益の減少に対し固定的な税負担が発生したこと等が要因です。
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