8336プライム

武蔵野銀行

The Musashino Bank,Ltd.

最終更新日: 2026年3月29日

BPS267.4円
自己資本比率4.8%
FY2025/3 有報データ

埼玉の経済を支える地域密着バンク、アライアンスで未来を拓く

埼玉県の経済発展に最も貢献する金融機関として、すべてのお客さまから信頼され、選ばれ続ける「地域No.1銀行」となること。

この会社ってなに?

あなたが埼玉県にお住まいだったり、お仕事をされていたりする場合、給与振込の口座や住宅ローンで武蔵野銀行を利用したことがあるかもしれません。また、大宮駅前など県内の主要な駅の近くで、オレンジ色の看板を目にしたことはありませんか?実は、あなたが普段利用する地元のお店やレストランも、事業の運転資金を武蔵野銀行から借りている可能性があります。このように、武蔵野銀行は地域の中小企業や個人の生活を金融面から支えることで、埼玉の経済を裏側で力強く動かしている存在なのです。

埼玉県を地盤とする地方銀行。FY2025決算では、売上高840.8億円、純利益131.46億円を達成し、続くFY2026も純利益140.00億円と6期連続の増益を見込むなど、業績は堅調に推移しています。PBRは0.26倍と依然として解散価値を大きく下回る水準ですが、5期連続の増配計画や株主優待の新設など、株主還元を強化する姿勢を明確に打ち出しています。今後は、千葉銀行との包括業務提携「千葉・武蔵野アライアンス」の深化による、首都圏での収益機会の拡大が成長の鍵を握ります。

銀行業プライム市場

会社概要

業種
銀行業
決算期
3月
本社
埼玉県さいたま市大宮区桜木町1丁目10-8
公式
www.musashinobank.co.jp

社長プロフィール

長堀 和正
長堀 和正
代表取締役頭取
堅実派
私たちは、中期経営計画「MCP 1/3」を着実に推進し、『地域No.1銀行』を目指しています。お客さま一人ひとりに寄り添い、埼玉県の経済を支えると共に、千葉銀行とのアライアンスを通じて新たな価値を創造し、持続的な成長を実現してまいります。

この会社のストーリー

1952
武蔵野銀行、誕生

埼玉県初の戦後地銀として、地域経済の復興と発展を使命に株式会社武蔵野銀行が設立される。地域社会と共に歩む歴史が始まった。

1969
東京証券取引所への上場

東京証券取引所市場第二部に上場。その後1970年には第一部に指定替えとなり、さらなる飛躍への基盤を固めた。

2000
金融ビッグバンと競争激化

金融自由化の流れの中、他行との競争が激化。地域密着の強みを活かしつつ、新たな金融サービスの提供が求められる時代に直面した。

2016
千葉銀行との包括業務提携

隣接する千葉銀行と「千葉・武蔵野アライアンス」を締結。広域連携により、競争力強化と新たな収益機会の創出を目指す大きな転換点を迎えた。

2021
アライアンス第2フェーズへ

提携5周年を機にアライアンスを深化。DXや人材交流を加速させ、より高度な金融サービスの共同開発に取り組む。

2023
新中期経営計画「MCP 1/3」スタート

「サステナビリティ経営の実践」を基本方針に掲げた新中期経営計画を開始。持続可能な地域社会の実現に向けた取り組みを本格化させる。

2026
アライアンスはフェーズ3へ、未来への挑戦

アライアンス10年の節目を迎え、AIや事務協働で10行以上の地銀を巻き込む「巨大地銀圏」構想を推進。株主優待制度も導入し、地域と株主への還元を強化しながら新たな成長を目指す。

注目ポイント

安定した株主還元

2022年3月期から増配を継続しており、2026年3月期も5期連続となる増配を計画。安定した配当で株主に利益を還元する姿勢が魅力です。

新設された株主優待制度

2026年9月末より、200株以上保有する株主を対象にQUOカードなどを贈呈する株主優待制度を導入。個人投資家にとって嬉しいインセンティブです。

「千葉・武蔵野アライアンス」による成長戦略

千葉銀行との広域連携により、DX推進や共同での人材育成、新サービス開発などを加速。地域金融の枠を超えた成長ポテンシャルを秘めています。

サービスの実績は?

840.8億円
経常収益(売上高)
FY2025実績
+3.7% YoY
131.46億円
純利益
FY2025実績
+16.7% YoY
125
1株当たり配当金
FY2025実績
+19.0% YoY
140.00億円
純利益予想
FY2026会社予想
+6.5% YoY
160
1株当たり配当金予想
FY2026会社予想
+28.0% YoY

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 41.67円
安全性
注意
自己資本比率 4.8%
稼ぐ力
普通
話題性
好評
ポジティブ 55%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
41.67
方針: 配当性向30%〜35%目標
1株配当配当性向
FY2021/326.6733.4%
FY2022/33033.5%
FY2023/331.6729.3%
FY2024/33530.9%
FY2025/341.6731.5%
4期連続増配
株主優待
あり
QUOカード1,000円分および定期預金金利優遇(+0.3%)
必要株数200株以上(約130万円)
金額相当約1,000円相当
権利確定月3月

武蔵野銀行は、業績連動と安定配当の両立を基本方針とし、2022年3月期以降の増配継続を株主還元の柱としています。現在の配当利回りは5%を超えており、高い水準で還元が行われている点が投資家にとって大きな魅力です。今後は配当性向の向上や株主優待の導入を通じて、さらなる株主価値の向上を目指す方針を掲げています。

同業比較(収益性)

銀行業の同業他社平均と比べると…

ROE
この会社: N/A業界平均: 7.7%
営業利益率
この会社: N/A業界平均: 100.0%
自己資本比率下回る
この会社
4.8%
業界平均
4.9%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3712億円
FY2023/3819億円
FY2024/3811億円
FY2025/3841億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/30円
FY2025/30円

武蔵野銀行の業績は、貸出金利息の安定した推移を背景に順調に推移しており、純利益は過去5年間で約80億円から約131億円まで拡大しました。特に2025年3月期には貸出ポートフォリオの最適化が進み、収益の柱である資金利益が大きく貢献しています。2026年3月期には純利益140億円を見込んでおり、地域経済の活性化に伴うさらなる収益成長が期待されています。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率4.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
1,901億円
会社の純資産
2,680億円

財務健全性は強固に維持されており、自己資本比率は約5%前後で推移する中で、資産の質を重視した経営が長期的な安定の源泉となっています。2024年以降、有利子負債として約1,900億円規模の調達を継続していますが、これは預金基盤以外の資金調達手段の多様化によるもので、流動性リスクは適切に管理されています。BPS(1株あたり純資産)も上昇傾向にあり、解散価値を意識した資本効率の向上が図られています。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-283億円
営業CF
投資に使ったお金
-376億円
投資CF
借入・返済など
-38.1億円
財務CF
手元に残ったお金
-659億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/34,257億円-577億円-26.9億円3,680億円
FY2022/31,243億円-708億円-26.6億円535億円
FY2023/3-2,256億円-776億円-32.4億円-3,032億円
FY2024/3-297億円-2,195億円-41.9億円-2,492億円
FY2025/3-283億円-376億円-38.1億円-659億円

営業キャッシュフローの変動は、預金増減や貸出金運用による銀行特有の資金移動によるものです。投資キャッシュフローは主に有価証券の運用と店舗網の最適化に向けられており、将来の収益拡大を見据えた資産配分が行われています。財務キャッシュフローは配当支払いを中心とした株主還元に充てられており、安定したキャッシュ創出能力を背景に計画的な資金循環がなされています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1信用リスク及び
2流動性リスク 内外の経済情勢や市場環境の変化、当行の財務内容の悪化等の理由により、必要な資金が確保できなくなる場合や、通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされる可能性があります
3感染症の流行に伴うリスク 新型コロナウイルス等の各種感染症の世界的大流行による国内外及び地域経済の活動停滞、当行役職員の感染者発生等により業務運営の全部又は一部に支障を来す場合、業績や財務内容に影響を及ぼす可能性があります
4情報管理リスク 当行が管理している顧客情報や経営情報等の漏えい、紛失、改ざん、不正使用等が発生した場合、当行の社会的信用の失墜等により、業績や財務内容に影響を及ぼす可能性があります
5外部委託等に伴うリスク 当行の委託先において、委託業務に関する事務事故、システム障害、情報漏えい等が発生した場合、当行の社会的信用の失墜等により、業績や財務内容に影響を及ぼす可能性があります
6年金債務 当行の年金資産の時価が下落した場合、あるいは年金資産の運用利回りが低下した場合には、業績や財務内容に影響を及ぼす可能性があります
7固定資産の減損会計 当行が保有する固定資産については、「固定資産の減損に関する会計基準」を適用しておりますが、当該会計基準等に何らかの変更がある場合や所有する固定資産に損失が発生した場合には、業績や財務内容に影響を及ぼす可能性があります
8規制及び制度等の変更に伴うリスク 当行は現時点での規制・制度に従って業務を遂行しておりますが、将来における法律、規則、政策、実務慣行、解釈、会計制度等の変更により、業績や財務内容に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3128億円47.9億円37.4%
FY2022/3135億円44.9億円33.3%
FY2023/3156億円47.7億円30.5%
FY2024/3163億円50.0億円30.7%
FY2025/3181億円49.5億円27.4%

法人税等の支払額は、経常利益の拡大に伴い年々約50億円前後の水準で安定して推移しています。実効税率は概ね30%前後で推移しており、会計上の税率と大きな乖離はなく、税務上の損金算入等を適切に行っています。近年の税率低下傾向は、一時的な税務処理や税効果会計の調整によるもので、安定した納税を継続しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
684万円
従業員数
1,990
平均年齢
40.5歳
平均年収従業員数前年比
当期684万円1,990-

従業員平均年収は684万円となっており、地方銀行の一般的な水準と比較して地域経済を支える銀行業として標準的かつ安定した給与体系を維持しています。長年の勤続を奨励する人事制度が反映されており、堅実な業績を背景に支給水準が維持されています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主59.5%
浮動株40.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関36.8%
事業法人等22.6%
外国法人等17.5%
個人その他20.9%
証券会社2.1%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。

日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)(4,231,000株)12.76%
株式会社日本カストディ銀行 (信託口)(2,603,000株)7.85%
株式会社千葉銀行(925,000株)2.79%
QRファンド投資事業有限責任組合 無限責任組合員 株式会社QRインベストメント(914,000株)2.75%
明治安田生命保険相互会社(735,000株)2.22%
住友生命保険相互会社(702,000株)2.12%
武蔵野銀行従業員持株会(698,000株)2.1%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ 銀行決済営業部)(673,000株)2.03%
前田硝子株式会社(605,000株)1.82%
日本生命保険相互会社(507,000株)1.53%

武蔵野銀行の株主構成は、金融機関や保険会社などの機関投資家が上位を占める安定的な構造です。日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託口が約2割を保有するほか、株式会社千葉銀行や明治安田生命など、長期的・戦略的な保有者が多く、経営の安定性が担保されています。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億500万円
取締役6名の合計

EDINET開示情報によると、銀行業を中心にリース業や信用保証業などの金融サービスを連結子会社8社で展開しています。主な事業リスクとして、地域経済の動向や金利変動、および人口減少に伴う貸出先企業の経営環境の変化が挙げられており、収益維持に向けた地域密着型の戦略が不可欠となっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 1名(7.7% 男性 12
8%
92%
監査報酬
6,600万円
連結子会社数
8
設備投資額
31.4億円
平均勤続年数(従業員)
16.4
臨時従業員数
710

女性役員比率は7.0%であり、ダイバーシティの推進において改善の余地があるものの、監査等委員会設置会社へ移行することで監督機能を強化しています。連結子会社8社を擁する地域金融グループとして、ガバナンス体制の高度化と地域密着型の経営判断を両立させています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
前期中計を前倒しで達成し、業績予想も保守的で上振れが続くなど、計画達成能力は高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

旧・業績予想
FY2025
経常収益: 目標 780.0億円 達成 (840.8億円)
107.8%
当期純利益: 目標 122.0億円 達成 (131.46億円)
107.8%
1株当たり配当金: 目標 105円 達成 (125円)
119%
新中期経営計画「MCP 2/3」
FY2026〜FY2028
親会社株主に帰属する当期純利益: 目標 160億円 順調 (140億円 (FY2026予想))
87.5%
ROE: 目標 4%台後半 順調
80%
総還元性向: 目標 50% 順調 (38.7% (FY2026予想))
77.4%
中期経営計画「MCP 1/3」
FY2023〜FY2025
親会社株主に帰属する当期純利益: 目標 130億円 前倒し達成 (131.46億円)
101.1%
ROE: 目標 4%程度 達成 (4.1%)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025122億円131億円+7.8%
FY2024109億円113億円+3.3%
FY2023107億円109億円+1.5%
FY202282億円90億円+9.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

前期の中期経営計画「MCP 1/3」では、最終年度の純利益目標130億円を131.46億円で着地させ、前倒しで達成しました。また、過去4期連続で期初に出す純利益予想を上回って着地しており、堅実な業績管理能力がうかがえます。2026年4月から開始した新中計「MCP 2/3」では、最終年度(FY2028)に純利益160億円、ROE4%台後半という高い目標を掲げており、株主還元も強化する方針です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、配当込みの投資リターンを示す指標です。当社のTSRはFY2021からFY2025までの5年間、一貫してTOPIX(東証株価指数)を下回って推移(アンダーパフォーム)しています。これは、長年の株価低迷が主な要因です。しかし、近年の積極的な増配と株価の回復基調により、今後はTOPIXとの差が縮小していくことが期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+172.9%
100万円 →272.9万円
172.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021138.6万円+38.6万円38.6%
FY2022140.1万円+40.1万円40.1%
FY2023180.7万円+80.7万円80.7%
FY2024241.4万円+141.4万円141.4%
FY2025272.9万円+172.9万円172.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残209,700株
売り残7,900株
信用倍率26.54倍
2026年3月19日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年7月下旬
第2四半期決算発表2026年11月上旬
第3四半期決算発表2027年1月下旬

PER5.0倍、PBR0.26倍と、銀行業界平均と比較しても株価は極めて割安な水準にあります。一方で、2026年3月期の予想配当利回りは5.88%と非常に高く、高配当利回り銘柄としての魅力があります。信用倍率は26.54倍と高い水準で、将来の株価上昇を見込んだ個人投資家の買いが多い状況ですが、需給面では上値が重くなる可能性も指摘されます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス ほか
業界内ランキング
上位 30%
銀行業 105社中 32位
報道のトーン
55%
好意的
35%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務40%
地域連携・アライアンス30%
株主還元20%
その他10%

最近の出来事

2026年3月アライアンス戦略

千葉銀行との包括業務提携フェーズ3を推進し、AIやDXを活用した事務の共同化を加速。

2026年1月株主優待新設

2026年9月末を初年度とするQUOカード進呈等の株主優待制度の導入を決定。

2025年5月増配継続

2025年3月期に1株当たり125円の配当を実施し、翌期も5期連続の増配となる160円の配当を計画

武蔵野銀行 まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 41.67円
安全性
注意
自己資本比率 4.8%
稼ぐ力
普通
話題性
好評
ポジティブ 55%

「『千葉・武蔵野アライアンス』を軸に、低PBRからの脱却を目指す埼玉の堅実銀行」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU