武蔵野銀行8336
The Musashino Bank,Ltd.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが埼玉県にお住まいだったり、お仕事をされていたりする場合、給与振込の口座や住宅ローンで武蔵野銀行を利用したことがあるかもしれません。また、大宮駅前など県内の主要な駅の近くで、オレンジ色の看板を目にしたことはありませんか?実は、あなたが普段利用する地元のお店やレストランも、事業の運転資金を武蔵野銀行から借りている可能性があります。このように、武蔵野銀行は地域の中小企業や個人の生活を金融面から支えることで、埼玉の経済を裏側で力強く動かしている存在なのです。
埼玉県を地盤とする地方銀行。2025期決算では、売上高840.8億円、純利益131.46億円を達成し、続く2026期も純利益140.00億円と6期連続の増益を見込むなど、業績は堅調に推移しています。PBRは0.26倍と依然として解散価値を大きく下回る水準ですが、5期連続の増配計画や株主優待の新設など、株主還元を強化する姿勢を明確に打ち出しています。今後は、千葉銀行との包括業務提携「千葉・武蔵野アライアンス」の深化による、首都圏での収益機会の拡大が成長の鍵を握ります。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1丁目10-8
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 4.3% | 0.2% | - |
| 2025/03期 | 4.8% | 0.2% | - |
| 3Q FY2026/3 | 4.9%(累計) | 0.2%(累計) | - |
当行の収益性は、預貸金業務を核としつつ、効率的な経営体制の構築により着実な向上を見せています。純利益の継続的な成長は、貸出資産の質的向上とリスク管理の徹底によって実現されており、地域密着型銀行としての強みが発揮されています。今後もデジタル化による事務コスト削減と、法人向けコンサルティング提案の強化により、収益基盤のさらなる安定化が図られる見通しです。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 811億円 | — | 113億円 | 339.7円 | - |
| 2025/03期 | 841億円 | — | 131億円 | 397.4円 | +3.7% |
武蔵野銀行の業績は、貸出金利息の安定した推移を背景に順調に推移しており、純利益は過去5年間で約80億円から約131億円まで拡大しました。特に2025年3月期には貸出ポートフォリオの最適化が進み、収益の柱である資金利益が大きく貢献しています。2026年3月期には純利益140億円を見込んでおり、地域経済の活性化に伴うさらなる収益成長が期待されています。 【3Q 2026/03期実績】売上759億円(前年同期比22.3%)、純利益128億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、銀行業を中心にリース業や信用保証業などの金融サービスを連結子会社8社で展開しています。主な事業リスクとして、地域経済の動向や金利変動、および人口減少に伴う貸出先企業の経営環境の変化が挙げられており、収益維持に向けた地域密着型の戦略が不可欠となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 122億円 | — | 131億円 | +7.8% |
| 2024期 | 109億円 | — | 113億円 | +3.3% |
| 2023期 | 107億円 | — | 109億円 | +1.5% |
| 2022期 | 82億円 | — | 90億円 | +9.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
前期の中期経営計画「MCP 1/3」では、最終年度の純利益目標130億円を131.46億円で着地させ、前倒しで達成しました。また、過去4期連続で期初に出す純利益予想を上回って着地しており、堅実な業績管理能力がうかがえます。2026年4月から開始した新中計「MCP 2/3」では、最終年度(2028期)に純利益160億円、ROE4%台後半という高い目標を掲げており、株主還元も強化する方針です。
最新ニュース
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メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
千葉銀行との包括業務提携フェーズ3を推進し、AIやDXを活用した事務の共同化を加速。
2026年9月末を初年度とするQUOカード進呈等の株主優待制度の導入を決定。
2025年3月期に1株当たり125円の配当を実施し、翌期も5期連続の増配となる160円の配当を計画。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は強固に維持されており、自己資本比率は約5%前後で推移する中で、資産の質を重視した経営が長期的な安定の源泉となっています。2024年以降、有利子負債として約1,900億円規模の調達を継続していますが、これは預金基盤以外の資金調達手段の多様化によるもので、流動性リスクは適切に管理されています。BPS(1株あたり純資産)も上昇傾向にあり、解散価値を意識した資本効率の向上が図られています。 【3Q 2026/03期】総資産5.6兆円、純資産2781億円、自己資本比率4.7%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 4,257億円 | 577億円 | 26.9億円 | 3,680億円 |
| 2022/03期 | 1,243億円 | 708億円 | 26.6億円 | 535億円 |
| 2023/03期 | 2,256億円 | 776億円 | 32.4億円 | 3,032億円 |
| 2024/03期 | 297億円 | 2,195億円 | 41.9億円 | 2,492億円 |
| 2025/03期 | 283億円 | 376億円 | 38.1億円 | 659億円 |
営業キャッシュフローの変動は、預金増減や貸出金運用による銀行特有の資金移動によるものです。投資キャッシュフローは主に有価証券の運用と店舗網の最適化に向けられており、将来の収益拡大を見据えた資産配分が行われています。財務キャッシュフローは配当支払いを中心とした株主還元に充てられており、安定したキャッシュ創出能力を背景に計画的な資金循環がなされています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は7.0%であり、ダイバーシティの推進において改善の余地があるものの、監査等委員会設置会社へ移行することで監督機能を強化しています。連結子会社8社を擁する地域金融グループとして、ガバナンス体制の高度化と地域密着型の経営判断を両立させています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 684万円 | 1,990人 | - |
従業員平均年収は684万円となっており、地方銀行の一般的な水準と比較して地域経済を支える銀行業として標準的かつ安定した給与体系を維持しています。長年の勤続を奨励する人事制度が反映されており、堅実な業績を背景に支給水準が維持されています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、配当込みの投資リターンを示す指標です。当社のTSRは2021期から2025期までの5年間、一貫してTOPIX(東証株価指数)を下回って推移(アンダーパフォーム)しています。これは、長年の株価低迷が主な要因です。しかし、近年の積極的な増配と株価の回復基調により、今後はTOPIXとの差が縮小していくことが期待されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 90円 | 24.0% |
| 2017/03期 | 80円 | 27.5% |
| 2018/03期 | 80円 | 24.5% |
| 2019/03期 | 80円 | 50.1% |
| 2020/03期 | 80円 | 33.2% |
| 2021/03期 | 80円 | 33.4% |
| 2022/03期 | 90円 | 33.5% |
| 2023/03期 | 95円 | 29.3% |
| 2024/03期 | 105円 | 30.9% |
| 2025/03期 | 125円 | 31.5% |
| 必要株数 | 200株以上(約130万円) |
| 金額相当 | 約1,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
武蔵野銀行は、業績連動と安定配当の両立を基本方針とし、2022年3月期以降の増配継続を株主還元の柱としています。現在の配当利回りは5%を超えており、高い水準で還元が行われている点が投資家にとって大きな魅力です。今後は配当性向の向上や株主優待の導入を通じて、さらなる株主価値の向上を目指す方針を掲げています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 138.6万円 | 38.6万円 | 38.6% |
| 2022期 | 140.1万円 | 40.1万円 | 40.1% |
| 2023期 | 180.7万円 | 80.7万円 | 80.7% |
| 2024期 | 241.4万円 | 141.4万円 | 141.4% |
| 2025期 | 272.9万円 | 172.9万円 | 172.9% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER5.0倍、PBR0.26倍と、銀行業界平均と比較しても株価は極めて割安な水準にあります。一方で、2026年3月期の予想配当利回りは5.88%と非常に高く、高配当利回り銘柄としての魅力があります。信用倍率は26.54倍と高い水準で、将来の株価上昇を見込んだ個人投資家の買いが多い状況ですが、需給面では上値が重くなる可能性も指摘されます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 128億円 | 47.9億円 | 37.4% |
| 2022/03期 | 135億円 | 44.9億円 | 33.3% |
| 2023/03期 | 156億円 | 47.7億円 | 30.5% |
| 2024/03期 | 163億円 | 50.0億円 | 30.7% |
| 2025/03期 | 181億円 | 49.5億円 | 27.4% |
法人税等の支払額は、経常利益の拡大に伴い年々約50億円前後の水準で安定して推移しています。実効税率は概ね30%前後で推移しており、会計上の税率と大きな乖離はなく、税務上の損金算入等を適切に行っています。近年の税率低下傾向は、一時的な税務処理や税効果会計の調整によるもので、安定した納税を継続しています。
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武蔵野銀行 まとめ
「『千葉・武蔵野アライアンス』を軸に、低PBRからの脱却を目指す埼玉の堅実銀行」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。