ハイデイ日高
HIDAY HIDAKA Corp.
最終更新日: 2026年3月29日
駅前のオアシス!安くてうまい中華で人々の生活を支える
首都圏の駅前という最高の立地で、老若男女問わず全ての人々がいつでも気軽に立ち寄れる食のインフラとなることを目指します。
この会社ってなに?
あなたが仕事帰りや週末に、駅前で「日高屋」の赤い看板を目にしたことはありませんか?あのお店を運営しているのが、ハイデイ日高です。一杯390円のラーメンや、ビールと餃子で軽く一杯楽しむ「ちょい飲み」など、私たちのお財布に優しい価格で温かい食事を提供しています。忙しい日のランチや、ちょっと一息つきたい夜に、気軽に立ち寄れる場所。そんなあなたの日常のすぐそばにある、身近な食のインフラを支えている会社です。
首都圏の駅前を中心に「熱烈中華食堂日高屋」を展開する外食チェーン。コロナ禍で一時赤字に転落するも、経済活動の再開とともに業績は急回復。2025年2月期は売上高556.3億円、営業利益55.14億円を達成し、過去最高益を更新する見込みです。続く2026年2月期も売上高600.0億円、営業利益60.0億円の連続最高益更新を予想しており、物価高の中でも価格競争力を維持しながら力強い成長軌道に戻っています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 埼玉県さいたま市大宮区大門町2丁目118 大宮門街 SQUARE10階
- 公式
- www.hiday.co.jp
社長プロフィール
アルバイトから社長へと現場を知り尽くした経験を活かし、『おいしくて、安くて、ボリュームがある』というお客様の期待に応え続けます。同時に、従業員の成長と幸せを第一に考え、利益を分かち合うことで、会社全体の持続的な成長を目指しています。
この会社のストーリー
創業者・神田正氏が埼玉県さいたま市大宮にわずか5坪の中華料理店「来来軒」を開店。これがハイデイ日高の原点となる。
多店舗化を目指し、株式会社日高商事を設立。チェーン展開を本格化させ、着実な成長の礎を築く。
ラーメンとつまみ、アルコールを提供する新業態「ラーメン館」を大宮にオープン。後の「日高屋」の原型となり、新たな顧客層を獲得。
社名を「株式会社ハイデイ日高」に変更し、株式を店頭登録(現JASDAQ)。企業としての信頼性を高め、さらなる飛躍へのステージへ。
「中華食堂日高屋」の1号店を新宿にオープン。駅前一等地への出店戦略で首都圏を中心に急拡大し、同社の主力ブランドとなる。
金融危機による景気後退で株価は上場来安値を記録。しかし、低価格で日常使いできる「日高屋」の強みが再評価され、この困難を乗り越える。
中期経営計画を見直し、M&Aによる非連続な成長を目指す方針を発表。新潟へのFC出店も開始し、新たなエリアへの拡大に乗り出す。
注目ポイント
「最高の立地は最高の商品」という考えのもと、首都圏の駅前一等地に集中的に出店。圧倒的な利便性で、多くの人々の日常に溶け込んでいます。
中華そばが390円で楽しめるなど、高品質な食事を驚きの低価格で提供。物価高の中でも価格を極力据え置き、生活者の強い味方であり続けています。
「成長分配金」として18期連続で決算賞与を支給し、6年連続で賃上げを実施。従業員を大切にする姿勢が、企業の持続的な成長を支えています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 36円 | 0.6% |
| FY2022/3 | 24円 | 57.7% |
| FY2023/3 | 24円 | 60.0% |
| FY2024/3 | 35円 | 41.1% |
| FY2025/3 | 44円 | 40.8% |
| 権利確定月 | 8月 |
同社は安定的な配当の維持と成長に応じた株主還元を重視する方針を掲げています。配当性向の目標を定めつつ、業績向上に伴って着実に増配を実施しており、株主還元への意欲は高いです。株主優待制度と合わせた総合的な利回りによる還元にも取り組んでおり、中長期的な保有を推奨する設計となっています。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
コロナ禍での厳しい営業制限を受けたFY2021/3以降、同社は店舗運営の効率化と客数回復を推進し、過去最高水準の売上高成長を実現しました。FY2025/3には売上高556億円、当期純利益41億円を達成し、コロナ前の水準を大きく上回る収益力を取り戻しています。駅前立地という強みを活かした積極的な出店とメニュー戦略が奏功し、FY2026/3もさらなる増益が予想される順調な推移を見せています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -13.4% | -11.5% | -9.5% |
| FY2022/3 | 7.1% | 5.8% | -13.3% |
| FY2023/3 | 6.6% | 5.2% | 1.6% |
| FY2024/3 | 12.9% | 9.7% | 9.5% |
| FY2025/3 | 15.8% | 11.9% | 9.9% |
コロナ禍で営業赤字を計上した時期から一転、FY2025/3には営業利益率が9.9%まで改善し、高い収益性を回復しました。ROE(自己資本利益率)も15.8%まで上昇しており、資本を効率的に活用して利益を生み出す体質へと進化しています。店舗オペレーションの最適化と適正な価格転嫁が功を奏し、外食業界内でも安定して高い収益性を維持できています。
財務は安全?
同社は実質無借金経営を維持しており、自己資本比率が75%を超える極めて盤石な財務基盤を構築しています。潤沢な現預金を背景に、金融負債に頼ることなく自社資金による積極的な新規出店や設備投資が可能な状況です。高い自己資本比率は、外部環境の変化に左右されにくい安定した経営の裏付けとなっています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -44.7億円 | -2,700万円 | -13.8億円 | -45.0億円 |
| FY2022/3 | 43.9億円 | -2.5億円 | -11.4億円 | 41.4億円 |
| FY2023/3 | 41.0億円 | -26.9億円 | -9.2億円 | 14.1億円 |
| FY2024/3 | 59.6億円 | -23.1億円 | -11.1億円 | 36.5億円 |
| FY2025/3 | 53.6億円 | -14.7億円 | -33.7億円 | 38.9億円 |
営業活動によるキャッシュフローは回復基調にあり、FY2024/3には約60億円のプラスを創出するなど高いキャッシュ創出力を示しています。一方で、新規出店に伴う投資キャッシュフローは常にマイナスで推移しており、成長投資に資金を充てていることが分かります。財務活動については、配当支払いや自己株式取得などを通じて株主還元を積極的に行っているため、安定してマイナス(流出)となっています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -27.8億円 | 0円 | - |
| FY2022/3 | 25.9億円 | 10.1億円 | 38.9% |
| FY2023/3 | 24.7億円 | 9.5億円 | 38.5% |
| FY2024/3 | 47.6億円 | 15.2億円 | 32.0% |
| FY2025/3 | 56.5億円 | 15.6億円 | 27.6% |
FY2021/3には営業損失により税金費用は発生しませんでしたが、その後は業績の回復とともに納税額も増加しています。FY2025/3には約15.6億円を納税しており、法人税負担率は概ね30%前後で推移しています。今後の業績拡大に伴い、納税を通じた社会への貢献度も着実に高まる見込みです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 523万円 | 988人 | - |
平均年収は523万円となっており、外食産業の中では正社員の積極的な賃上げを継続している点が評価されます。定期昇給とベースアップを組み合わせることで、物価高への対応と人材確保を図る経営姿勢が反映されています。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はBNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT (常任代理人 三菱UFJ銀行)。
筆頭株主である創業者の神田正氏が約14%の株式を保有しており、一族や関連法人の影響力が強い安定した株主構成となっています。また、金融機関や取引先のビール会社・製粉会社などが安定株主として名を連ねており、長期的な信頼関係が構築されています。
会社の公式開示情報
役員報酬
単一のセグメントで中華食堂「日高屋」を展開し、首都圏の駅前・繁華街立地に特化したドミナント戦略が収益の柱です。主な事業リスクとして、原材料価格の高騰や深刻な人手不足、および食の安全管理体制への影響が挙げられています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が22.0%と、外食業界の中では多様性のある経営陣の登用が進んでおり、指名・報酬委員会の設置により透明性の高いガバナンス体制を強化しています。約3,000名の臨時従業員を抱える大規模な組織として、適正な労務管理が重要課題となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 520億円 | 550億円 | 556億円 | +7.0% |
| FY2024 | 440億円 | 480億円 | 488億円 | +10.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 52億円 | 53億円 | 55億円 | +6.0% |
| FY2024 | 30億円 | 45億円 | 46億円 | +54.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ハイデイ日高はFY2026を最終年度とする新中期経営計画を推進中です。売上高600億円、営業利益60億円という目標に対し、FY2025実績時点で売上高556.3億円、営業利益55.14億円と進捗率は90%を超えており、前倒し達成が視野に入っています。特に、コロナ禍で落ち込んだ業績をV字回復させた手腕は高く評価できます。また、近年の業績予想は期初予想を上回って着地する傾向があり、経営陣の計画達成に対するコミットメントは強いと言えるでしょう。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた投資家リターンを示す指標です。当社のTSRは、FY2021からFY2025までの5年間、一貫して市場平均であるTOPIXを下回って(アンダーパフォームして)推移しています。これは、同期間においてTOPIXが好調だったことに加え、当社の株価がコロナ禍の影響で一時的に大きく落ち込み、その後の回復が市場全体のペースに追いついていなかったことが背景にあります。しかし、直近の業績回復は著しく、今後の株価パフォーマンス改善によるTSRの向上が期待されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 106.3万円 | +6.3万円 | 6.3% |
| FY2022 | 113.4万円 | +13.4万円 | 13.4% |
| FY2023 | 127.5万円 | +27.5万円 | 27.5% |
| FY2024 | 169.3万円 | +69.3万円 | 69.3% |
| FY2025 | 173.6万円 | +73.6万円 | 73.6% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は2.57倍と比較的落ち着いており、過度な過熱感はありません。PBRは4.32倍と業界平均に比べて高い評価を受けていますが、これは同社の高い収益性(ROE 17.5%)と成長性が評価されているためと考えられます。時価総額は1,143億円と業界内でも上位に位置しており、安定した経営基盤を持つ企業として市場から認知されています。今後の決算発表で、高い期待に応えられるかが焦点となります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
3期連続の最高益を達成し、株主への配当増額も併せて発表しました。
独立性と客観性を高めるため、指名・報酬委員会を新設しました。
人件費高騰に対応し、6年連続となる平均7.1%の賃上げを決定しました。
最新ニュース
ハイデイ日高 まとめ
ひとめ診断
「『駅前のオアシス』が、値上げの波を巧みにかわし、ちょい飲み需要でV字回復を遂げる中華食堂の巨人」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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