エコス
Eco's Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月28日
M&Aで成長を加速する、関東地盤の地域密着型スーパーマーケット
圧倒的な鮮度と品揃えで、お客様に必要とされ続けるスーパーマーケットを目指します。
この会社ってなに?
あなたが週末に家族と買い物に行くスーパーマーケット、その一つが「エコス」や「TAIRAYA」かもしれません。エコスは私たちの食生活を支える身近なスーパーを、東京西部や北関東エリアでたくさん運営している会社です。他のスーパーが経営に困ったときに助け舟を出し、仲間(グループ会社)に加えることで成長してきました。だから、あなたが昔から通っているお店の裏側で、実はエコスグループが支えている、なんてこともあるかもしれません。毎日の食卓に並ぶ新鮮な野菜やお肉は、同社の店舗から届けられています。
東京・多摩地区を地盤とする食品スーパー大手。FY2025は売上高1,371.8億円、営業利益60.20億円と増収増益を達成しました。同業他社の買収(M&A)を成長戦略の中核に据え、与野フードセンターやココスナカムラなどを傘下に収めることで着実に事業エリアを拡大。PERは7.3倍と業界平均に比べて割安な水準にあり、継続的な増配方針と株主優待も投資家から評価されています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 東京都昭島市中神町1160-1
- 公式
- www.eco-s.co.jp
社長プロフィール

お客様に必要とされ続けるため、圧倒的な鮮度と品揃えを追求します。同時に、持続可能な社会の実現に向けて地球環境にも配慮し、地域社会と共に成長していくことを目指しています。
この会社のストーリー
東京都多摩地区を基盤として、地域に根差したスーパーマーケット事業を開始。後のエコスグループの礎を築く。
後に代表取締役社長となる平邦雄氏が取締役に就任し、新たな経営の舵取りが始まる。
日本証券業協会に株式を店頭登録し、パブリックカンパニーとして社会的な信用を高め、事業拡大への基盤を確立。
たいらやからエコスへと商号を変更し、新たなブランドイメージで企業成長を加速させる。
同業のスーパーマーケットを子会社化するなど、M&Aを成長戦略の柱とし、グループ規模の拡大を本格的に開始。
埼玉県を地盤とする与野フードセンターを買収し、ドミナント戦略を強化。グループの競争力を一層高める。
東京都内で店舗展開するココスナカムラをグループに加え、首都圏での事業基盤をさらに強化。
今後も地域社会に貢献しながら、M&Aや既存店の活性化を通じて、グループ全体の企業価値向上を目指す。
注目ポイント
与野フードセンターやココスナカムラなど、同業他社を積極的にM&Aでグループに加え、店舗網を拡大。シナジー効果で企業価値を高め続けています。
100株以上を1年以上継続保有すると、グループ店舗で使える優待券6,000円分またはコシヒカリ4kgがもらえます。日々の生活に役立つ魅力的な制度です。
「TAIRAYA」や「エコス」など複数の店舗ブランドを展開。それぞれの地域特性を大切にした「個店経営」を基本方針とし、地域のお客様から高い支持を得ています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 45円 | 31.2% |
| FY2022/3 | 50円 | 13.9% |
| FY2023/3 | 55円 | 38.2% |
| FY2024/3 | 60円 | 18.7% |
| FY2025/3 | 65円 | 17.6% |
| 必要株数 | 100株以上(約27万円) |
| 金額相当 | 約6,000円相当 |
| 権利確定月 | 2月・8月 |
エコスは株主への利益還元を重視しており、安定配当を基本としつつ増配傾向を継続しています。業績の成長に合わせて配当額を着実に引き上げており、長期的な視点での還元姿勢が評価されます。株主優待制度も充実しており、配当金と合わせることで個人投資家にとって魅力的な総合利回りを実現しています。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
エコスは、地域密着型のスーパーマーケット「TAIRAYA」などを展開し、M&Aを活用した積極的な店舗網の拡大により売上高を安定的に成長させています。FY2025/3には売上高が約1,372億円に達し、コスト管理の徹底により営業利益も順調に推移しています。今後も効率的な店舗運営を通じて、市場環境の変化に対応しながら持続的な増収増益を目指す見通しです。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 9.6% | 3.3% | 4.2% |
| FY2022/3 | 19.9% | 8.0% | 4.3% |
| FY2023/3 | 8.0% | 3.4% | 3.6% |
| FY2024/3 | 15.4% | 6.9% | 4.4% |
| FY2025/3 | 15.4% | 7.2% | 4.4% |
当社の収益性は、食料品スーパー業界の中でも安定した水準を維持しており、営業利益率は4%前後で安定的に推移しています。FY2022/3やFY2024/3にはROEが15%を超えるなど、資本効率を強く意識した経営が実現されています。競争が激しい小売業界において、徹底した在庫管理と地域ニーズへの適合が利益率の確保に貢献しています。
財務は安全?
財務健全性は年々強化されており、自己資本比率はFY2025/3時点で46.6%まで向上し、強固な財務基盤を構築しています。近年はM&Aの資金需要等で有利子負債が増加傾向にありますが、現預金や営業CFによる返済能力も十分です。安定した自己資本の積み上げにより、将来のさらなる成長投資に向けた十分な余力を保持しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 68.0億円 | -11.9億円 | -7.0億円 | 56.1億円 |
| FY2022/3 | 61.3億円 | -32.7億円 | -18.9億円 | 28.6億円 |
| FY2023/3 | 33.3億円 | -42.0億円 | -16.8億円 | -8.7億円 |
| FY2024/3 | 73.6億円 | -32.9億円 | -4.2億円 | 40.7億円 |
| FY2025/3 | 52.7億円 | -30.5億円 | -14.5億円 | 22.2億円 |
営業活動によるキャッシュフローは常にプラスを維持し、安定した本業の稼ぐ力が示されています。投資CFについては、店舗改装やM&Aを伴う新規出店への支出が中心となっており、将来の成長に向けた積極的な投資姿勢が鮮明です。一時的にFCFがマイナスになる時期もありましたが、総じて投資を回収する力は強く、健全なキャッシュフロー構造を維持しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 58.7億円 | 43.1億円 | 73.5% |
| FY2022/3 | 60.5億円 | 21.5億円 | 35.5% |
| FY2023/3 | 45.2億円 | 29.1億円 | 64.4% |
| FY2024/3 | 59.3億円 | 23.5億円 | 39.6% |
| FY2025/3 | 62.9億円 | 21.5億円 | 34.3% |
法人税等の実効税率は年度によって変動が見られますが、概ね法定税率に近い水準で推移しています。過去に税率が高騰している期は、M&Aに伴う税務上の調整や繰延税金資産の評価替えなどの一時的要因が含まれていると考えられます。直近では30%台前半の安定した水準に収まっており、税負担は適正にコントロールされています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 487万円 | 1,609人 | - |
従業員の平均年収は487万円となっており、食品スーパーマーケット業界の平均的な水準に位置しています。売上高の拡大やM&Aによる事業規模の拡大が進む中で、安定した雇用環境と地域密着型の労働条件を維持していることが特徴です。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は琢磨・タイラコーポレーション。
同社は創業家関連企業である株式会社琢磨(17.9%)と株式会社タイラコーポレーション(14.68%)が筆頭株主・第2位株主となっており、創業家による強固な経営支配体制が特徴です。機関投資家の保有も一定数存在しますが、創業家による安定的な議決権確保が経営の方向性に大きな影響を与えています。
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示データによると、連結子会社5社を擁し、M&Aを活用した成長戦略が収益の柱となっています。事業上の主なリスクとして、消費動向の変化や原材料価格の高騰、店舗運営における人件費負担の増加が挙げられており、効率的なオペレーションによる利益率改善が継続的な課題です。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が28.6%と小売業界としては比較的高水準であり、多様性のある経営体制を構築しています。監査体制については監査役会設置会社として適切な監視がなされており、連結子会社5社を統括する規模として透明性の高いガバナンス体制を維持しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 1,380億円 | 1,230億円 | 1,228億円 | -11.1% |
| FY2024 | 1,230億円 | — | 1,300億円 | +5.7% |
| FY2025 | 1,320億円 | — | 1,372億円 | +3.9% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 50億円 | 35億円 | 44億円 | -12.5% |
| FY2024 | 35億円 | — | 57億円 | +63.3% |
| FY2025 | 56億円 | — | 60億円 | +8.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2024年2月期に終了した中期経営計画では、売上高・利益ともに目標未達となりました。しかし、FY2024以降は期初予想を上回る着地が続いており、特にFY2024は営業利益予想を63%も上回る大幅な増益を達成しました。M&Aによる規模拡大と既存店の収益性改善が同時に進んでいることがうかがえます。現在は明確な中期計画を公表していませんが、FY2026の会社予想では売上高1,400億円、営業利益60億円を目標としており、FY2025の実績時点ですでに利益目標は超過、売上高も達成圏内と順調に進捗しています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当金を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。FY2025の当社TSRは156%と、TOPIXの184.8%を下回る結果(アンダーパフォーム)となりました。これは、安定的な配当成長はあるものの、直近1年の株価が市場平均(TOPIX)の上昇に追いついていないことが主な要因です。ただし、FY2022のように市場全体が軟調な局面ではTOPIXを上回る(アウトパフォーム)実績もあり、ディフェンシブ銘柄としての側面も持ち合わせています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 131.2万円 | +31.2万円 | 31.2% |
| FY2022 | 148.9万円 | +48.9万円 | 48.9% |
| FY2023 | 139.7万円 | +39.7万円 | 39.7% |
| FY2024 | 175.5万円 | +75.5万円 | 75.5% |
| FY2025 | 156.0万円 | +56.0万円 | 56.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
小売業の平均PER約20倍と比較して、当社のPERは7.3倍と著しく割安な水準です。PBRも1.09倍と解散価値に近い評価となっています。一方、信用取引では買い残が売り残を大幅に上回る信用倍率33.63倍となっており、将来の株価下落圧力となる可能性には注意が必要です。配当利回りは2.50%と平均を上回っており、株主優待も考慮すると個人投資家にとって魅力的な水準と言えるでしょう。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
株式会社ココスナカムラの株式を取得し、グループの事業規模拡大を推進。
第3四半期累計の営業収益は1,043億3,200万円となり、安定した収益基盤を維持。
株価が上場来高値を更新し、地域密着型経営の評価が市場で鮮明に高まる。
最新ニュース
エコス まとめ
ひとめ診断
「地場スーパーの救済型M&Aを重ね、北関東にドミナントを築く『食のインフラ』企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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