8253プライム

クレディセゾン

Credit Saison Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月29日

BPS387.7円
自己資本比率15.1%
FY2025/3 有報データ

「サービス先端企業」として、金融の未来を切り拓く挑戦者

2030年までに、カード事業の枠を超えたグローバルで新しい金融サービスを提供する「GLOBAL NEO FINANCE COMPANY」となることを目指しています。

この会社ってなに?

あなたがショッピングモールや百貨店で買い物をする時、「セゾンカード」を使ったことはありませんか?有効期限のない「永久不滅ポイント」で知られるあのカードを発行しているのが、クレディセゾンです。普段何気なく使っているクレジットカードの裏側で、あなたの買い物をスムーズで安全なものにするためのシステムを提供しています。実は、個人向けのカードだけでなく、企業向けのリース事業や、フリーランスの方が請求書の支払いを先延ばしにできる「支払い.com」といったサービスも手掛けており、お金に関する様々な場面で私たちの生活やビジネスを支えている会社です。

独立系クレジットカード大手のクレディセゾンは、FY2024に純利益729.87億円を達成し、好調な業績を記録しました。翌FY2025は純利益550.00億円を見込みますが、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画では事業利益1,000億円超という高い目標を掲げ、成長路線を継続します。主力のペイメント事業に加え、インドを中心とした海外事業の拡大が成長の鍵を握りますが、PBRは0.89倍と依然として1倍を割れており、株主還元強化と資本効率の改善が市場の注目点です。

その他金融業プライム市場

会社概要

業種
その他金融業
決算期
3月
本社
東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 52階
公式
corporate.saisoncard.co.jp

社長プロフィール

水野 克己
水野 克己
代表取締役社長
イノベーター
2030年に目指す姿『GLOBAL NEO FINANCE COMPANY』の実現に向け、中期経営計画を推進しています。挑戦に報い、成果を正しく評価する文化を築き、組織全体の活力を高めることで、連結事業利益1,000億円超の達成とPBR1倍超を目指します。

この会社のストーリー

1951
緑屋として創業

月賦百貨店「緑屋」として設立。戦後の消費を支える新たな割賦販売サービスを開始し、人々の暮らしに貢献した。

1982
セゾンカード誕生

日本初のサインレス決済や年会費無料のカードを発行。革新的なサービスでクレジットカード業界に新風を巻き起こした。

1989
社名を「クレディセゾン」に変更

総合ファイナンス企業への飛躍を目指し、緑屋からクレディセゾンへ商号変更。セゾンブランドの確立を進めた。

2000
ネット事業への挑戦とノンバンク化

セゾングループから独立し、ノンバンクとして本格的に始動。インターネット決済サービス「Netアンサー」を開始し、デジタル化の先駆けとなった。

2015
グローバル事業の本格化

インドネシアやベトナムの現地法人を通じて、海外での金融サービス事業を本格的に開始。成長市場への展開を加速させた。

2024
新中期経営計画スタート

「GLOBAL NEO FINANCE COMPANY」を目指し、2026年度に事業利益1,000億円超を目標とする新中期経営計画を始動した。

2026
全社員へ決算賞与支給

過去最高益達成を背景に、全社員に約100万円の決算賞与を支給。社員の努力に報いる企業文化を体現した。

注目ポイント

グローバル戦略で未来を拓く

国内市場に留まらず、成長著しいインドや東南アジアで金融事業を積極的に展開。2030年の姿「GLOBAL NEO FINANCE COMPANY」に向けた海外展開が大きな成長ドライバーです。

株主還元への強い意志

配当を年々増加させる累進配当を継続しており、株主への利益還元に積極的です。安定した配当と企業の成長の両方が期待できる点が魅力です。

多角化する事業ポートフォリオ

ペイメント事業を中核に、リース、ファイナンス、不動産関連、エンタメなど多角的に事業を展開。安定した収益基盤と新たな成長機会の創出を両立しています。

サービスの実績は?

130
1株当たり配当金(予想)
2026年3月期
+8.3% YoY
21.6兆円
年間ショッピング取扱高
FY2025実績
+7.4% YoY
2,437万人
カード会員数
2025年3月末時点
-1.1% YoY
1.85兆円
個品割賦取扱高
FY2025実績
+3.3% YoY
100億円
決算賞与支給額(全社員)
2024年支給実績
3,624
従業員数(連結)
2025年3月時点
+2.9% YoY

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 0百万円
配当
少なめ
1株 120円
安全性
注意
自己資本比率 15.1%
稼ぐ力
普通
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
120
方針: 安定配当・配当性向目標
1株配当配当性向
FY2021/34519.5%
FY2022/35524.3%
FY2023/37025.1%
FY2024/310523.2%
FY2025/312028.4%
4期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

配当方針として安定的な株主還元を重視しており、配当性向の向上を通じた増配傾向を継続しています。過去数年間で配当金額を大きく引き上げており、業績の成長を確実に株主に還元する姿勢を示しています。今後もキャッシュフローの状況を勘案しつつ、資本効率を高めながら持続的な利益還元を行う方針です。

同業比較(収益性)

その他金融業の同業他社平均と比べると…

ROE
この会社: N/A業界平均: 10.0%
営業利益率
この会社: N/A業界平均: 17.7%
自己資本比率下回る
この会社
15.1%
業界平均
22.2%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
営業利益

2026年3月期の業績予想では、売上高4,160億円、営業利益800億円を見込んでおり、強固なペイメント事業を軸に安定した利益成長を維持する計画です。従来の国内クレジットカード事業に加え、海外金融事業や不動産関連事業などの多角的な展開が収益を下支えしています。今後も決済プラットフォームの拡大とデジタル化の推進により、持続的な企業価値の向上を目指しています。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率15.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
3.0兆円
会社の純資産
7,190億円

2025年3月期末時点の総資産は4兆6,711億円と拡大傾向にあり、事業規模の拡大に伴い有利子負債も約3兆円と高い水準で推移しています。これは金融業特有の資金調達によるものですが、自己資本比率は15.1%を維持しており、健全な財務基盤を確保しています。資産内容の精査と資本効率の改善を継続し、強固な財務体質の維持に努めています。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-2,492億円
営業CF
投資に使ったお金
-153億円
投資CF
借入・返済など
+2,973億円
財務CF
手元に残ったお金
-2,644億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3-47.0億円-106億円62.3億円-153億円
FY2022/3-704億円-516億円1,293億円-1,221億円
FY2023/3-1,301億円-438億円2,245億円-1,739億円
FY2024/3-2,134億円-858億円2,467億円-2,992億円
FY2025/3-2,492億円-153億円2,973億円-2,644億円

金融事業特有の資金需要により、営業キャッシュフローは恒常的にマイナスですが、これは貸出債権等の営業資産が拡大していることによる正常な状態です。不足分を補うために、社債発行や借入による財務キャッシュフローで継続的に資金を調達するモデルをとっています。事業拡大に伴う一時的なキャッシュの流出は、将来の安定した金利・手数料収益に向けた先行投資と位置付けられます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは次のとおりであります
2なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります
3(1) 外部環境に関するリスク a.経済環境などの変化による影響 当社グループは、日本のみならず、インド、東南アジア、ラテンアメリカ地域において事業活動を展開しております
4これらの地域における経済環境の変動、為替相場の変動、政治・法令諸規制、自然災害、サイバーセキュリティ、人的資源、環境規制等のリスクが顕在化した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります
5当社グループでは、事業を展開している各国のリスク動向を継続的に監視し、適切なリスク管理体制を構築するとともに、柔軟な事業戦略を展開することで、リスクの低減及び持続的な成長の確保に努めております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率

2026年3月期の予想では、税引前利益800億円に対し法人税等を250億円計上しており、実効税率は約31.3%を見込んでいます。これは国内の法定実効税率に準じた水準です。利益の変動に応じて適正に納税を行い、連結ベースでの税務負担を管理しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
603万円
従業員数
6,450
平均年齢
44.1歳
平均年収従業員数前年比
当期603万円6,450-

従業員平均年収は603万円となっており、独立系クレジットカード会社として堅実な水準を維持しています。近年では構造改革による収益性向上の一環として全社員への決算賞与支給なども実施されており、業績連動型の報酬制度が従業員のモチベーション向上と人材投資に寄与していると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主47.7%
浮動株52.3%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関38.8%
事業法人等8.9%
外国法人等26.9%
個人その他22.6%
証券会社2.7%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主はスルガ銀行・大和証券グループ本社。

日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)(38,194,000株)25.37%
㈱日本カストディ銀行(信託口)(15,241,000株)10.13%
スルガ銀行㈱(8,224,000株)5.46%
㈱大和証券グループ本社(8,050,000株)5.35%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(3,963,000株)2.63%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301(3,850,000株)2.56%
㈱みずほ銀行(3,000,000株)1.99%
JPモルガン証券㈱(2,327,000株)1.55%
HSBC BANK PLC A/C M AND G (ACS) VALUE PARTNERS CHINA EQUITY FUND(2,209,000株)1.47%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(2,181,000株)1.45%

クレディセゾンの株主構成は、金融機関や信託銀行が上位を占める安定的な構造が特徴です。日本マスタートラスト信託銀行および日本カストディ銀行の信託口が合計で約35%を保有しており、機関投資家の影響力が大きい一方、スルガ銀行や大和証券グループ本社などの事業会社との提携関係も資本面で反映されています。

会社の公式開示情報

役員報酬

4億7,100万円
取締役8名の合計

EDINET開示情報によると、同社はペイメント、リース、ファイナンス、不動産、グローバル、エンタテインメントと多角的な事業セグメントを展開しています。主要なリスクとして、与信関連費用の変動や金利上昇局面における資金調達コストの増大、ならびにグローバル事業の拡大に伴うカントリーリスク等が挙げられています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 15名)
女性 2名(13.3% 男性 13
13%
87%
監査報酬
2億6,200万円
平均勤続年数(従業員)
14.9
臨時従業員数
3571

同社はガバナンス体制の強化に注力しており、取締役会における女性役員比率は13.3%となっています。独立社外取締役の活用に加え、監査報酬に2億6,200万円を投じるなど、適正な監視・監査体制を構築することで、グローバル企業としての透明性とコーポレートガバナンスの向上を推進しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
業績予想は保守的傾向だが、中計目標達成に向けた進捗は順調。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
FY2024〜FY2026
連結事業利益: 目標 1,000億円 順調 (719億円)
71.9%
ROE: 目標 9.5%以上 順調 (11.2%)
117.89%
PBR: 目標 1倍超 順調 (0.89倍)
89%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025550億円674億円664億円±0%
FY2024485億円685億円730億円+41.3%
FY2023420億円420億円436億円+3.8%
FY2022350億円350億円354億円+1.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

クレディセゾンは2027年3月期を最終年度とする中期経営計画を推進中です。最終目標として連結事業利益1,000億円超(FY2024実績719億円)、ROE9.5%以上を掲げています。初年度の実績は目標を上回るペースで進捗しており、特に利益成長が著しいです。一方で、PBR1倍超えも目標としていますが、現在の株価水準(0.89倍)ではまだ道半ばであり、今後の資本効率改善策や株主還元が目標達成の鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当による総合的な投資リターンを示す指標です。FY2024以降、クレディセゾンのTSRはTOPIXを大幅に上回る「アウトパフォーム」を記録しています。これは、FY2024の大幅な増益と、それに伴う50%の大幅増配が株価を押し上げたことが主な要因です。資本効率を意識した経営と積極的な株主還元策が、市場から高く評価されていることを示しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+212.2%
100万円 →312.2万円
212.2万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021109.3万円+9.3万円9.3%
FY2022111.7万円+11.7万円11.7%
FY2023147.3万円+47.3万円47.3%
FY2024274.8万円+174.8万円174.8%
FY2025312.2万円+212.2万円212.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残150,700株
売り残11,300株
信用倍率13.34倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
定時株主総会2026年6月下旬

クレディセゾンのPERは11.9倍、PBRは0.89倍と、その他金融業の業界平均と比較して割安な水準にあります。特にPBRは1倍を大きく下回っており、株価の割安感を示唆しています。一方で、配当利回りは3.09%と業界平均を上回っており、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。信用倍率は13.34倍とやや高く、短期的な需給の緩みを警戒する声もあります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, 会社四季報オンライン, Yahoo!ファイナンス
業界内ランキング
上位 10%
その他金融業 200社中 18位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績35%
DX・新規事業30%
提携・買収20%
株価・市況15%

最近の出来事

2026年3月サービス拡充

ペイトナーとの提携により、フリーランス向けのファクタリングサービスを強化。

2026年2月賞与支給

業績好調を背景に、全社員へ約100万円の決算賞与を支給する異例の決定。

2025年9月海外展開

海外CVCを通じてブロックチェーン技術特化型ファンド「Onigiri Capital」を設立。

クレディセゾン まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 0百万円
配当
少なめ
1株 120円
安全性
注意
自己資本比率 15.1%
稼ぐ力
普通
話題性
好評
ポジティブ 65%

「『永久不滅ポイント』の老舗が、脱・カード依存で金融コングロマリットへ変貌中」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU