オークワ8217
OKUWA CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段、近畿地方や東海地方で食料品や日用品の買い物をする時、もしかしたらオークワのスーパーを利用しているかもしれません。同社は「オークワ」や「パレマルシェ」といった名前のスーパーマーケットや、衣食住の商品が揃うスーパーセンターを運営しています。最近では、仕事で忙しい日や料理の時間を短縮したい時に便利な、お惣菜の専門店「ANDDELICA」も展開し始めています。あなたがお店で手にする新鮮な野菜やお肉、温かいお弁当の裏側で、オークワは地域の食生活を支えるために日々奮闘しているのです。
和歌山県を地盤とする食品スーパー大手のオークワは、近畿・東海地方で事業を展開しています。しかし、同業他社やドラッグストアとの競争激化、光熱費や人件費の高騰が収益を圧迫し、2025年2月期は売上高2,501.5億円(前期比1.1%増)を確保したものの、営業利益は13.28億円(同54.0%減)と大幅に減少し、最終損益は23.81億円の赤字に転落しました。この厳しい状況を打開すべく、惣菜専門店「ANDDELICA」などの新業態開発や、トヨタ販売店と連携した移動スーパーの実験、M&Aによる事業基盤の強化を急いでいます。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 和歌山県和歌山市中島185-3
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2017/02期 | 1.9% | 1.1% | 1.0% |
| 2018/02期 | 1.3% | 0.7% | 0.8% |
| 2019/02期 | 0.3% | 0.2% | 1.1% |
| 2020/02期 | 1.9% | 1.1% | 1.3% |
| 2021/02期 | 5.0% | 2.8% | 2.8% |
| 2022/02期 | 2.0% | 1.1% | 2.0% |
| 2023/02期 | 1.2% | 0.7% | 1.2% |
| 2024/02期 | 1.3% | 0.8% | 1.2% |
| 2025/02期 | 3.1% | 1.8% | 0.5% |
| 2026/02期 | 0.4% | 0.2% | 0.7% |
| 2025/02期 | - | - | 0.8% |
売上高純利益率やROEなどの収益性指標は、コスト増加や競争の影響を受け、2025/03期にはマイナスに転じるなど低下傾向にあります。売上高営業利益率も1%前後と低い水準に留まっており、強みである生鮮食品の強みを活かしつつ、販売管理費の抑制が急務です。今後は、DX推進や惣菜専門の新業態「ANDDELICA」の展開など、付加価値の創出による利益率の改善が収益性回復の鍵となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022/02期 | 2,665億円 | 52.3億円 | 15.2億円 | 34.7円 | -4.5% |
| 2023/02期 | 2,469億円 | 29.3億円 | 9.3億円 | 21.2円 | -7.4% |
| 2024/02期 | 2,474億円 | 28.9億円 | 10.0億円 | 22.8円 | +0.2% |
| 2025/02期 | 2,502億円 | 13.3億円 | 23.8億円 | -55.9円 | +1.1% |
| 2026/02期 | 2,527億円 | 18.8億円 | 2.6億円 | 6.4円 | +1.0% |
オークワの業績は、原材料高や競争激化を背景に営業利益が低水準で推移しており、直近の2025/03期は純損失を計上するなど厳しい状況が続いています。売上高は2,500億円規模を維持しているものの、店舗の改装や新業態への転換など、コスト負担が利益を圧迫する要因となりました。今後は、既存店の収益改善や新規出店、業務提携による経営効率化を通じて、2026/3期には黒字転換および営業利益21億円の達成を目指す方針です。 【2025/02期実績】売上2395億円(前期比0.9%)、営業利益19億円、純利益0百万円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
EDINET開示データおよび決算短信によれば、主力のスーパーマーケット事業が収益の柱であり、生鮮食品の価格転嫁や新業態「アンドデリカ」の展開による収益改善が図られています。経営上の主要なリスク要因として、地域内の競合激化や原材料費・物流費の高騰が挙げられており、それらに対するコストコントロールが業績を左右する構造です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 2,590億円 | — | 2,502億円 | -3.4% |
| 2024期 | 2,530億円 | — | 2,474億円 | -2.2% |
| 2023期 | 2,520億円 | — | 2,469億円 | -2.0% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 35億円 | — | 13億円 | -62.1% |
| 2024期 | 34億円 | — | 29億円 | -15.1% |
| 2023期 | 54億円 | — | 29億円 | -45.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は明確な中期経営計画を公表していませんが、毎期の業績予想が実質的な経営目標となります。しかし、過去3期連続で売上高・営業利益ともに期初予想を達成できていません。特に利益面での下振れが顕著で、2025期は営業利益予想を6割以上も下回り、最終赤字に転落しました。これは、競争環境の激化やコスト上昇といった外部環境の変化に対する経営計画の見通しの甘さを示唆しており、計画達成能力には深刻な課題があると言えます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
近畿地方の店舗にて無印良品の商品供給を開始し、品揃えを強化。
3-11月期連結決算で経常利益が3.6倍増益となり、最終損益が黒字に転換。
決算発表とあわせて株主優待制度の変更・拡充を発表し、投資家から好感。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
同社は強固な自己資本比率を維持しており、有利子負債ゼロの実質無借金経営を継続している点は、財務上の大きな強みと言えます。資産の大半は店舗設備等の有形固定資産が占めており、安定した資本基盤を背景に堅実な経営を行っています。自己資本比率も50%台後半で安定しており、急激な市場環境の変化に対しても高い耐性を持つ健全な財務体質を構築しています。 【2025/02期】総資産1292億円、純資産746億円、自己資本比率54.6%、有利子負債172億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2017/02期 | 81.7億円 | 80.7億円 | 13.7億円 | 1.0億円 |
| 2018/02期 | 81.7億円 | 33.5億円 | 48.4億円 | 48.2億円 |
| 2019/02期 | 73.2億円 | 37.0億円 | 21.6億円 | 36.2億円 |
| 2020/02期 | 96.1億円 | 47.0億円 | 15.8億円 | 49.1億円 |
| 2021/02期 | 138億円 | 50.3億円 | 65.2億円 | 87.4億円 |
| 2022/02期 | 85.9億円 | 70.2億円 | 31.4億円 | 15.7億円 |
| 2023/02期 | 59.3億円 | 66.8億円 | 5.3億円 | 7.5億円 |
| 2024/02期 | 96.9億円 | 79.4億円 | 9.5億円 | 17.5億円 |
| 2025/02期 | 66.0億円 | 87.4億円 | 28.9億円 | 21.4億円 |
| 2026/02期 | 76.2億円 | 57.5億円 | 20.2億円 | 18.7億円 |
営業キャッシュフローは安定してプラスを維持しており、スーパーマーケット事業から恒常的に現金を生み出す力を有しています。投資キャッシュフローは店舗改装や新設に伴う支出が先行しており、2025/03期には負のフリーキャッシュフローが発生しました。今後は既存店舗の収益力向上による営業キャッシュフローの最大化と、投資効率の精査を並行することで、中長期的な安定成長を目指しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2017/02期 | 26円 | 78.6% |
| 2018/02期 | 26円 | 115.8% |
| 2019/02期 | 26円 | 471.9% |
| 2020/02期 | 26円 | 80.3% |
| 2021/02期 | 26円 | 30.1% |
| 2022/02期 | 26円 | 74.8% |
| 2023/02期 | 26円 | 122.8% |
| 2024/02期 | 26円 | 114.1% |
| 2025/02期 | 26円 | - |
| 2026/02期 | 26円 | 403.7% |
| 権利確定月 | 2月 |
配当政策については、安定的かつ継続的な還元を基本方針としており、業績変動に関わらず年間26円の配当を維持する姿勢を見せています。配当性向は一時的に100%を超えるなど、利益水準に対して負担が大きい側面もありますが、株主還元の継続を重視しています。今後は収益の回復を通じてキャッシュフローベースでの配当余力を強化し、長期的な還元維持を目指す方針です。
株の売買状況と今後の予定
株価はPBR0.46倍と解散価値を大きく下回っており、市場からは資産効率の低さを懸念されています。PERは赤字転落前の利益水準で計算されているため割高に見えますが、今後の業績次第で大きく変動する可能性があります。信用取引では売り残が買い残を上回る「売り長」の状態で、株価の下落を見込む投資家が多いことを示唆しています。まずは次回の決算で業績の底打ちを確認できるかが焦点となります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2017/02期 | 32.3億円 | 17.5億円 | 54.2% |
| 2018/02期 | 23.5億円 | 13.5億円 | 57.5% |
| 2019/02期 | 30.4億円 | 27.9億円 | 91.9% |
| 2020/02期 | 37.5億円 | 23.3億円 | 61.9% |
| 2021/02期 | 80.2億円 | 42.3億円 | 52.8% |
| 2022/02期 | 54.6億円 | 39.4億円 | 72.1% |
| 2023/02期 | 31.5億円 | 22.2億円 | 70.5% |
| 2024/02期 | 31.0億円 | 21.0億円 | 67.7% |
| 2025/02期 | 14.4億円 | 38.2億円 | 265.1% |
| 2026/02期 | 19.7億円 | 17.1億円 | 86.6% |
法人税等の負担が利益水準に対して高止まりしているのは、主に赤字期における繰延税金資産の取り崩しや、恒常的な税務上の調整項目が反映されているためです。実際の利益水準が低下する中、税負担率が実質的に高い数値を示す年度が見られます。今後は営業利益の着実な改善に伴い、実効税率が適正水準へと収束していくことが期待されます。
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オークワ まとめ
「和歌山の老舗スーパー、利益なき繁忙から脱却すべく新業態とM&Aで活路を模索中」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。