アルビス7475
ALBIS Co.,Ltd.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが富山県、石川県、福井県で「今日の夕飯どうしようかな?」とスーパーに立ち寄るとき、そこが「アルビス」かもしれません。アルビスは、北陸地方の人々の食卓を支える、地域に根ざしたスーパーマーケットです。新鮮な地元の食材が手に入るのはもちろん、最近では一部の店舗で「無印良品」の日用品や食品も買えるようになりました。あなたが普段利用するお店の裏側で、より便利で魅力的な買い物体験を提供するために、ネットスーパーのような新しい挑戦を続けている会社です。
北陸3県を地盤とする食品スーパー大手。2025期は売上高981.9億円、営業利益20.63億円と堅調な業績を維持しています。三菱商事を筆頭株主に持つ安定した経営基盤が強みですが、利益率はやや横ばい傾向にあります。近年はネットスーパー『Stailer』の導入や一部店舗での無印良品の商品取り扱いを開始するなど、デジタル化と品揃え拡充で新たな顧客層の獲得と収益性向上を目指しています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 射水市流通センター水戸田3-4
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 5.3% | 3.1% | - |
| 2022/03期 | 7.3% | 4.4% | - |
| 2023/03期 | 5.6% | 3.5% | - |
| 2024/03期 | 5.0% | 3.2% | 2.2% |
| 2025/03期 | 5.1% | 3.2% | 2.1% |
| 3Q FY2026/3 | 3.3%(累計) | 1.9%(累計) | 2.1% |
同社の収益性は、スーパーマーケット業界特有の薄利多売構造を反映し、営業利益率は2%前後で安定的に推移しています。ROE(自己資本利益率)は5%前後を維持しており、資本効率を重視した経営を行っていますが、より高い収益性を確保するためには販管費の抑制やプライベートブランド等の付加価値向上が今後の課題となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 942億円 | — | 14.9億円 | 170.9円 | - |
| 2022/03期 | 921億円 | — | 21.1億円 | 240.6円 | -2.3% |
| 2023/03期 | 946億円 | — | 16.8億円 | 192.5円 | +2.7% |
| 2024/03期 | 978億円 | 21.4億円 | 15.4億円 | 178.5円 | +3.4% |
| 2025/03期 | 982億円 | 20.6億円 | 16.2億円 | 187.7円 | +0.4% |
アルビスの業績は、北陸地方を中心とした安定した店舗展開により、売上高が約980億円前後で推移する底堅い売上基盤を維持しています。営業利益は店舗運営の効率化に取り組む一方で、原材料価格の高騰や人件費の上昇により、20億円台前半での横ばい傾向が続いています。今期は売上高で1,000億円の大台突破を目指すなど、効率的な経営体制の強化を推進しています。 【3Q 2026/03期実績】売上757億円(通期予想比74%)、営業利益16億円(同72%)、純利益10億円(同64%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
北陸3県を中心にスーパーを展開する同社は、三菱商事との連携による商品供給網の強化が事業リスクを低減させる強みとなっています。一方で、原材料価格の上昇や人手不足に伴う人件費の増加が利益面での主要な経営リスクとして開示されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 994億円 | — | 982億円 | -1.2% |
| 2024期 | 975億円 | — | 978億円 | +0.3% |
| 2023期 | 948億円 | — | 946億円 | -0.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 22億円 | — | 21億円 | -6.5% |
| 2024期 | 16億円 | — | 21億円 | +37.8% |
| 2023期 | 26億円 | — | 19億円 | -25.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の第四次中期経営計画では、売上高1,020億円、営業利益22.5億円を目標としています。2025期実績は売上高981.9億円(進捗率96.2%)と順調ですが、営業利益は20.6億円(進捗率91.4%)とややビハインドしています。過去の業績予想を見ると、利益予想が期初計画から大きく変動する傾向があり、特に2023期は営業利益が25%の大幅未達となりました。コストコントロールと収益性改善が計画達成の鍵となります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第四次中期経営計画を策定し、収益基盤の強化に向けた新たなロードマップを公表しました。
富山県・福井県の5店舗にて無印良品の商品取り扱いを開始し、品揃えの強化を図りました。
第3四半期累計決算にて、経常利益が前年同期比11.7%減の18.18億円となり、収益の伸び悩みが顕在化しました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
貸借対照表を見ると、長らく有利子負債ゼロの無借金経営を維持してきましたが、直近では設備投資等の影響により有利子負債が210億円規模まで増加しています。それでも自己資本比率は60%超をキープしており、強固な財務体質は依然として維持されています。強固な資産背景を活かし、店舗の改装やDX投資を積極的に行うことで、競争力の維持を図っています。 【3Q 2026/03期】総資産578億円、純資産325億円、自己資本比率55.1%、有利子負債96億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 56.1億円 | 19.4億円 | 24.0億円 | 36.6億円 |
| 2022/03期 | 42.1億円 | 21.5億円 | 10.6億円 | 20.6億円 |
| 2023/03期 | 40.3億円 | 15.9億円 | 32.2億円 | 24.4億円 |
| 2024/03期 | 44.7億円 | 23.1億円 | 27.2億円 | 21.6億円 |
| 2025/03期 | 30.6億円 | 49.1億円 | 24.8億円 | 18.5億円 |
本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは安定して30億円から56億円を確保し、堅実な事業運営がうかがえます。一方で投資活動については、店舗の改装や新規設備投資により資金が流出しており、2025年3月期には投資が先行したことでフリーキャッシュフローがマイナスに転じました。今後はこれらの投資効果による売上・利益のさらなる拡大が期待されます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は12.5%で、今後さらなる多様性の確保が求められます。監査報酬3,000万円を投じる強固な監査体制を構築しており、連結子会社2社を統括する管理体制の下でガバナンスの向上に取り組んでいます。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 518万円 | 991人 | - |
従業員平均年収は518万円となっており、地域密着型の食品スーパーマーケットとしては標準的な水準です。北陸地方の雇用環境や小売業界の平均的な賃金体系を反映しており、業績の推移に応じた安定的な処遇が維持されています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
同社のTSR(株主総利回り)は、分析対象期間(2021期〜2025期)において、一貫してTOPIXのパフォーマンスを下回っています(アンダーパフォーム)。これは、安定配当を継続しているものの、株価が長期的に横ばいから軟調に推移し、キャピタルゲインが限定的であったことが主な要因です。PBRが1倍を大きく下回るなど市場評価が低い状態が続いており、今後の成長戦略によって株価を再評価させ、TSRを向上させることが経営の重要課題と言えます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 50円 | 24.6% |
| 2017/03期 | 60円 | 23.5% |
| 2018/03期 | 70円 | 24.5% |
| 2019/03期 | 70円 | 29.8% |
| 2020/03期 | 70円 | 66.9% |
| 2021/03期 | 70円 | 41.0% |
| 2022/03期 | 70円 | 29.1% |
| 2023/03期 | 70円 | 36.4% |
| 2024/03期 | 70円 | 39.2% |
| 2025/03期 | 70円 | 37.3% |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
配当方針として安定配当の維持を掲げており、長年1株当たり年間70円の配当を継続しています。業績の変動に関わらず安定した利益還元を行っており、投資家にとって予測可能性の高い銘柄です。今後は配当性向の推移を見守りつつ、長期保有特典を含む優待と合わせたトータルリターンが魅力となります。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 122.6万円 | 22.6万円 | 22.6% |
| 2022期 | 115.0万円 | 15.0万円 | 15.0% |
| 2023期 | 130.8万円 | 30.8万円 | 30.8% |
| 2024期 | 146.2万円 | 46.2万円 | 46.2% |
| 2025期 | 151.7万円 | 51.7万円 | 51.7% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較してPER・PBRともに大幅に割安な水準にあります。特にPBRは1倍を大きく下回っており、資産価値に対して株価が低く評価されている状態です。一方、配当利回りは業界平均を上回っており、インカムゲインを重視する投資家にとっては魅力的です。信用倍率は0.31倍と売り残が多く、将来の株価下落を見込む投資家が多いものの、株価上昇時には買い戻しによる踏み上げも期待されます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 28.7億円 | 13.8億円 | 48.0% |
| 2022/03期 | 30.5億円 | 9.4億円 | 30.9% |
| 2023/03期 | 24.6億円 | 7.7億円 | 31.4% |
| 2024/03期 | 26.7億円 | 11.3億円 | 42.2% |
| 2025/03期 | 26.1億円 | 9.8億円 | 37.7% |
法人税等の支払いは、連結納税制度や税制上の繰延税金資産の調整により、各期で実効税率に変動が見られます。概ね法定税率に近い水準で推移していますが、業績変動に応じて適切に納税を行っています。今後の予想実効税率は約27.8%を見込んでおり、安定的な税コスト管理を行っています。
もっと知る
まとめと、関連情報・似た会社へ
アルビス まとめ
「北陸の食卓を支える地域密着スーパーが、無印良品やネットスーパー導入で新たな顧客層を開拓する挑戦者」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。