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ゼンショーHD7550

ZENSHO HOLDINGS CO., LTD.

プライムUpdated 2026/05/18
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 75円
安全性
普通
自己資本比率 31.4%
稼ぐ力
高い
ROE 17.5%
話題性
好評
ポジ 72%

この会社ってなに?

牛丼チェーン「すき家」で晩ごはん、回転寿司「はま寿司」で家族と週末ランチ、ファミレス「ココス」で誕生日、ハンバーガー「ロッテリア/ゼッテリア」でテイクアウト――こうした日常の「食」のシーンを、実はすべてゼンショーグループが支えています。世界で約14,947店舗(FC含む)を展開する外食売上高日本一の企業で、2026/03期には日本の外食業界として初めて売上高1兆2,640億円超を達成。独自の「マス・マーチャンダイジング・システム(MMD)」で食材調達から物流・店舗運営までを自社一貫管理し、安全・低価格・高品質を両立させているのが強みです。最近はポーランドの寿司製造会社SFFを買収するなど、欧米での寿司テイクアウト「SnowFox」「AFC」「YO!」事業も拡大中で、海外売上比率も着実に高まっています。

ゼンショーHDは「すき家」「はま寿司」「なか卯」「ココス」「ロッテリア/ゼッテリア」など多彩なブランドを展開する国内最大の外食企業です。2026/03期は売上高1兆2,640億円(前期比+11.2%)、営業利益814億円(同+8.4%)、経常利益782億円(同+8.9%)、純利益458億円(同+16.6%)と全項目で過去最高を更新し、6期連続の最高益を達成しました。グループ店舗数は14,947店舗(FC含む)と世界規模に拡大しています。2027/03期予想は売上高1兆4,240億円(+12.6%)・営業利益920億円(+13.0%)・純利益500億円(+9.1%)と更なる成長加速を見込み、配当も75円→80円へ増配予定。創業者の小川賢太郎氏が2026年4月6日に逝去(享年77歳)し、2025年6月に社長就任した小川洋平氏が「フード業世界一」のビジョンを引き継ぐ新体制で世界展開を加速しています。

小売業プライム市場

注目ポイント

6期連続最高益+外食売上高日本一

2026/03期は売上高1兆2,640億円(+11.2%)・営業利益814億円(+8.4%)・純利益458億円(+16.6%)で6期連続最高益更新。2027/03期も売上1兆4,240億円(+12.6%)・営業利益920億円(+13.0%)計画と更なる成長加速。

MMDシステムによる垂直統合の競争優位

食材調達→製造→物流→店舗販売まで一貫管理する独自の「マス・マーチャンダイジング・システム(MMD)」で安全・低価格・高品質を両立。営業利益率は5年で2.0%→6.4%へ3倍超に向上し、外食業界トップクラスの収益性を実現。

100株から使える株主優待+6期連続増配計画

100株保有でグループ店舗(すき家・はま寿司・ココス・ゼッテリア・なか卯等)で使える年間2,000円分の食事券がもらえる魅力的な株主優待。配当も2027/03期に80円へ増配(6期連続増配計画)見込みで、優待+配当の実質利回りは約1.3%水準。

会社概要

業種
小売業
決算期
3月
本社
東京都港区港南2-18-1 JR品川イーストビル
公式
www.zensho.co.jp

サービスの実績は?

12,640億円
連結売上高
2026/03期実績
+11.2% YoY
814億円
連結営業利益
2026/03期実績
+8.4% YoY
14,947店舗
グループ国内外店舗数
2026/03期末(FC8,235店舗含む)
出店1,042・退店1,514
164
連結子会社数
2026/03期末時点
M&Aで拡大
2,650店舗
「すき家」グローバル店舗数
国内2,000・海外650
既存店+4.3%
862店舗
「はま寿司」グローバル店舗数
国内664・海外198
既存店+15.5%
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

グローバルすき家
3,144億円24.9%)
グローバルはま寿司
3,202億円25.3%)
グローバル中食
2,218億円17.6%)
グローバルファストフード
1,128億円8.9%)
レストラン
1,712億円13.5%)
小売/その他
1,233億円9.8%)
グローバルすき家3,144億円
利益: 93億円利益率: 3.0%

牛丼チェーン「すき家」を国内2,000店舗・海外650店舗(中国・東南アジア・中南米)で展開。2026/03期は既存店+4.3%で売上+6.3%だが、前期末の異物混入事案対応の安全衛生強化コストで営業利益-62.0%。

グローバルはま寿司3,202億円
利益: 267億円利益率: 8.4%

回転寿司「はま寿司」を国内664・海外198店舗で展開。2026/03期は既存店+15.5%で売上+28.9%、営業利益+25.4%と全セグメントで最も成長。新鮮な海産物とサイドメニューが評価。

グローバル中食2,218億円
利益: 273億円利益率: 12.3%

2026/03期より新設の報告セグメント。欧米の寿司テイクアウト「AFC(ZENSHI)」「SNOWFOX」「YO!」「Bento」「Sushi Circle」が中心で8,970店舗。営業利益率12.3%と最高水準。

グローバルファストフード1,128億円
利益: 33億円利益率: 2.9%

「なか卯」「ゼッテリア(旧ロッテリア)」「かつ庵」「久兵衛屋」等を1,145店舗で展開。ゼッテリア転換出店を進める一方、「瀬戸うどん」「モリバコーヒー」は全店閉店。

レストラン1,712億円
利益: 129億円利益率: 7.5%

ファミレス「ココス」、パスタ「ジョリーパスタ」、ハンバーグ「ビッグボーイ」、和食「華屋与兵衛」等を1,181店舗で展開。既存店+9.8%で売上+9.7%、営業利益+14.1%と好調。

小売/その他1,233億円
利益: 13億円利益率: 1.1%

北関東中心のスーパーマーケット「マルヤ」「ジョイフーズ」、青果「ユナイテッドベジーズ」、家庭用冷食「トロナジャパン」、介護「輝」等を含む。「本社・サポート」セグメントが営業利益+27.8億円に黒字転換。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
17.5%
株主資本の利回り
ROA
5.2%
総資産の活用度
Op. Margin
6.4%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期2.6%0.6%2.0%
2022/03期14.6%3.4%1.4%
2023/03期12.0%3.0%2.8%
2024/03期18.6%5.0%5.6%
2025/03期17.3%5.0%6.6%
2026/03期17.5%5.2%6.4%
3Q FY2026/313.9%(累計)4.0%(累計)6.5%

ROEは5年間で2.6%→15.7%へ大幅改善し、中期目標のROE10%を継続的に上回っています。営業利益率も2021/03期の2.0%→2026/03期の6.4%へ3倍超に向上。2026/03期は第1回社債型種類株式発行に伴う純資産の大幅増加(前期比+1,011億円)でROEは前期の17.3%から15.7%へ低下しましたが、これは資本コストを抑えた成長投資原資の確保によるもの。外食業界は一般に薄利多売ですが、ゼンショーHDはMMDシステムによる垂直統合型のコスト管理でスケールメリットを最大化し、業界トップクラスの収益性を実現しています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPS増収率
2022/03期6,585億円92.3億円139億円91.2円+10.7%
2023/03期7,800億円217億円133億円87.3円+18.4%
2024/03期9,658億円537億円307億円195.4円+23.8%
2025/03期1.1兆円751億円393億円240.4円+17.7%
2026/03期1.3兆円814億円458億円275.9円+11.2%

ゼンショーHDは6期連続で増収を達成し、2026/03期には売上高1兆2,640億円(+11.2%)・営業利益814億円(+8.4%)・純利益458億円(+16.6%)と全項目で過去最高を更新。EPSは2021/03期の14.8円→2022/03期の91.2円へ6倍超に急回復していますが、これは株式分割ではなくコロナ禍からの本格回復によるもの。2021/03期はコロナ影響で純利益が22.6億円と一時的に落ち込みましたが、翌期から「すき家」「はま寿司」の客足回復と既存店売上拡大で正常水準に戻り、その後ロッテリア買収・海外M&A・MMDシステムの威力発揮で利益が5年で約16倍に拡大。2027/03期は売上1兆4,240億円(+12.6%)・営業利益920億円(+13.0%)・純利益500億円(+9.1%)と更なる成長加速を見込みます。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

小売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
17.5%
業界平均
3.5%
営業利益率上回る
この会社
6.4%
業界平均
2.9%
自己資本比率下回る
この会社
31.4%
業界平均
47.8%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

5億8,300万円
5名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
グローバルすき家3,144億円93億円3.0%
グローバルはま寿司3,202億円267億円8.4%
グローバル中食2,218億円273億円12.3%
グローバルファストフード1,128億円33億円2.9%
レストラン1,712億円129億円7.5%
小売/その他1,233億円13億円1.1%

2026/03期より「グローバルすき家/はま寿司/中食/ファストフード/レストラン/小売/本社・サポート」の7区分に変更(従来の「グローバルファストフード」から「グローバル中食」を分離)。3本柱(すき家3,144億・はま寿司3,202億・中食2,218億)で売上の約66%を占め、海外比率が継続的に上昇。最も収益性が高いのは「グローバル中食」(営業利益率12.3%)で、欧米の寿司テイクアウトが利益エンジンに成長。社外取締役比率61%(13名中8名)で良好なガバナンス。役員報酬は5名で5億8,300万円。

会社の計画は順調?

A
総合評価
2026/03期は売上+11.2%・営業利益+8.4%で6期連続最高益更新を達成。当初予想(売上1兆2,235億・営業利益820億)に対し売上は+3.4%上振れで着地、営業利益は-0.7%とほぼ計画通り。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

ゼンショーHDは保守的な業績予想を出す傾向があり、過去数期は売上を中心に上振れ着地が続いている。中期経営計画は2028/03期に売上1兆4,810億円を掲げる。
FY2027/3 業績予想
2026年4月〜2027年3月
売上高: 目標 1兆4,240億円(前期比+12.6%) 期初前 (未発表(FY2027/3 期初))
期首実績待ち
営業利益: 目標 920億円(前期比+13.0%) 期初前 (未発表(FY2027/3 期初))
期首実績待ち
経常利益: 目標 880億円(前期比+12.5%) 期初前 (未発表(FY2027/3 期初))
期首実績待ち
純利益: 目標 500億円(前期比+9.1%) 期初前 (未発表(FY2027/3 期初))
期首実績待ち
1株配当: 目標 80円(前期+5円増配) 期初前 (未発表(FY2027/3 期初))
期首実績待ち
中期経営計画(FY2028/3目標)
2026期-2028期
売上高(FY2028/3目標): 目標 1兆4,810億円 順調 (1兆2,640億円(FY2026/3実績))
85.4%
ROE: 目標 10.0%以上 達成 (15.7%(FY2026/3実績))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2024/03期8,985億円9,658億円+7.5%
2025/03期1兆800億円1兆1,367億円+5.2%
2026/03期1兆2,235億円1兆2,640億円+3.4%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2024/03期401億円537億円+33.9%
2025/03期625億円751億円+20.2%
2026/03期820億円814億円-0.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ゼンショーHDは過去3期連続で売上を当初予想比+3〜7%上振れ着地。2026/03期は売上+3.4%上振れ、営業利益は-0.7%とほぼ計画通りで6期連続最高益を更新。中期経営計画では2028/03期に売上1兆4,810億円を目標に掲げており、2026/03期実績で進捗率85.4%(直線換算では2/3経過時点の予定を上回るペース)。ROE10%以上の目標も2026/03期実績15.7%で大幅に超過達成。保守的な予想体質から上方修正の余地は常にあるものの、過熱なき計画と実行力の両立が評価されています。

どんな話題が多い?

決算・最高益更新35%
創業者逝去・新体制25%
M&A・海外展開20%
新業態・既存店15%
その他5%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
168
前月比 +18.3%
メディア数
52
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, ダイヤモンド・オンライン, 東洋経済オンライン, PR TIMES, ロイター ほか
業界内ランキング
上位 5%
小売業 1,500社中 60位
報道のトーン
72%
好意的
22%
中立
6%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1982年
ゼンショー創業と「すき家」1号店

創業者・小川賢太郎氏が横浜市鶴見区にて株式会社ゼンショーを設立。同年、神奈川県横浜市生麦に牛丼チェーン「すき家」の第1号店を開店し、外食事業を本格的にスタート。

1999年
東証上場と全国展開加速

1999年に株式上場を果たし、調達した資金をもとに「すき家」の店舗網を全国展開。低価格・高品質の牛丼チェーンとして急成長。

2000〜2010年代
M&Aによる多角化と持株会社化

「ココス」「なか卯」「はま寿司」「ジョリーパスタ」等の外食チェーンを次々とグループに迎え入れ業態を多角化。2011年に株式会社ゼンショーホールディングスへ商号変更し持株会社体制へ移行。

2023年
ロッテリア買収&SnowFox子会社化

ファストフードチェーン「ロッテリア」を買収しゼッテリアへ転換出店を開始。同時期にドイツの寿司テイクアウト「SnowFox」も傘下入りし、グローバル中食事業の基盤を確立。

2025年5月
外食業界初の売上高1兆円突破

2025/03期本決算で日本の外食企業として初めて売上高1兆円超(1兆1,367億円)を達成。営業利益751億円(+39.9%)も過去最高で、世界トップ10入りに向けた歴史的マイルストーン。

2025年6月
小川洋平社長就任で新体制発足

創業者の長男・小川洋平氏が代表取締役社長兼CEOに就任。創業者の理念を引き継ぎつつ、(1)国内事業改革・(2)業態磨き上げ・(3)グローバル中食拡大を3つの戦略柱に据えて新体制が始動。

2026年4月
創業者・小川賢太郎氏逝去

創業者・代表取締役会長の小川賢太郎氏が4月6日に逝去(享年77歳)。1982年の「すき家」1号店から一代で売上高1兆円超企業を築き上げた稀代のカリスマ経営者。「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という強烈な理念を遺産として残す。

2026年5月〜
6期連続最高益と更なる海外展開

2026/03期で売上1兆2,640億円・営業利益814億円で6期連続最高益更新を達成し、2027/03期は売上1兆4,240億円・営業利益920億円計画。ポーランドの寿司製造SFF買収など欧米の寿司テイクアウト基盤を一層強化し、「フード業世界一」への歩みを加速。

出来事の年表

2026年5月本決算最高益

2026/03期本決算を発表。売上高1兆2,640億円(+11.2%)・営業利益814億円(+8.4%)・純利益458億円(+16.6%)で6期連続最高益更新。2027/03期は売上1兆4,240億円(+12.6%)・営業利益920億円(+13.0%)計画、配当75円→80円へ増配予定。

2026年4月創業者逝去

創業者の小川賢太郎代表取締役会長が4月6日に逝去(享年77歳)。1982年の「すき家」1号店から一代で売上高1兆円超企業を築き上げたカリスマ経営者。小川洋平社長がビジョンを引き継ぐ。

2026年3月海外M&A

ポーランドの寿司製造・卸売事業「Sushi & Food Factor(SFF)社の株式取得」を発表。欧州での寿司テイクアウト事業の生産・調達基盤を強化。

2026年3月提携

全国約2,000店舗の「すき家」でPontaポイントの提携サービスを開始。顧客接点とロイヤリティ強化。

2025年6月社長交代

創業者の長男・小川洋平氏が代表取締役社長兼CEOに就任。創業者の「世界から飢餓と貧困を撲滅する」理念を引き継ぐ新体制が発足。

2025年5月1兆円突破

2025/03期本決算で日本の外食企業として初の売上高1兆円超え(1兆1,367億円)を達成。営業利益751億円(+39.9%)も過去最高。

2023年4月M&A

ファストフードチェーン「ロッテリアを買収しゼッテリアを展開」。同時期にドイツの寿司テイクアウト「SnowFox」も傘下入りし、グローバル中食事業を強化。

社長プロフィール

小川 洋平
小川 洋平
代表取締役社長兼CEO
理念継承の実行家
創業者・小川賢太郎の「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という理念を受け継ぎ、フード業世界一を目指して挑戦を続けます。(1)国内事業の改革、(2)業態磨き上げによる出店加速、(3)Wonderfield Groupを軸としたグローバル中食の拡大の3つを戦略の柱に据え、独自のMMDシステムとグローバル展開で、安全でおいしい食を世界中のお客様へお届けしてまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率31.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
2,825億円
借金(有利子負債)
Net Assets
3,414億円
会社の純資産

2024/03期にロッテリア等の大型M&Aで総資産が前期比+59%の7,481億円へ拡大し有利子負債も4,296億円に膨らみましたが、その後着実に圧縮し2026/03期には2,825億円まで縮小。2026/03期は第1回社債型種類株式の発行(資本剰余金増加)と利益剰余金の積み上げで純資産が前期比+1,011億円の3,414億円に拡大し、自己資本比率は27.2%→31.4%へ大幅改善。BPSは6年で561円→1,666円へ約3倍に増加。財務基盤は急速に強化されています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+1,012億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-781億円
投資に使ったお金
Financing CF
+198億円
借入・返済など
Free CF
+231億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期297億円▲235億円17.5億円61.7億円
2022/03期454億円▲316億円▲120億円139億円
2023/03期531億円▲352億円18.4億円179億円
2024/03期860億円▲1,254億円546億円▲394億円
2025/03期790億円▲665億円▲162億円125億円
2026/03期1,012億円▲781億円198億円231億円

営業キャッシュフローは6年間で297億円→1,012億円へ3.4倍に拡大し、本業の現金創出力が継続的に強化されています。2024/03期はロッテリア等の大型買収で投資CFが-1,254億円・FCFがマイナスとなりましたが、その後は安定したプラスFCFを維持。2026/03期は営業CF 1,012億円・投資CF -781億円でFCF +231億円を確保し、第1回社債型種類株式発行で財務CF +198億円を加え、現金残高は前期末の797億円から1,281億円へ大幅増加。海外M&A・既存店改装の投資原資を厚く確保しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 1名(7.7% 男性 12
8%
92%
監査報酬
1億2,700万円
連結子会社数
164
設備投資額
914.5億円
平均勤続年数(従業員)
9.1
臨時従業員数
51125

女性役員比率は7.7%と改善の余地があるものの、社外取締役比率が61%と高く透明性の高い経営監視体制を構築しています。連結子会社164社を統括する大規模なガバナンス体制を維持しつつ、監査報酬1億2,700万円を投じるなど、適正な企業統治に向けた実効性ある取り組みが行われています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主55.3%
浮動株44.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関14.2%
事業法人等39.3%
外国法人等13.7%
個人その他32.1%
証券会社0.7%

創業家の資産管理会社「日本クリエイト」が38.4%、社員持株会が1.8%を保有する典型的なオーナー経営型の構成です。日本クリエイトは創業者・小川賢太郎氏(2026年4月逝去)の資産管理会社で、現社長・小川洋平氏が引き継ぐ見込み。金融機関も信託銀行・年金原資が中心で長期保有志向が強い構成です。

㈱日本クリエイト(60,299,000株)38.42%
日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)(15,455,000株)9.85%
㈱日本カストディ銀行(信託口)(5,349,000株)3.41%
ゼンショーグループ社員持株会(2,772,000株)1.77%
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)(1,966,000株)1.25%
JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)(1,250,000株)0.8%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)(1,114,000株)0.71%
HSBC HONG KONG-TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES(常任代理人 香港上海銀行東京支店カストディ業務部)(903,000株)0.58%
RE FUND 116-CLIENT AC(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店カストディ業務部)(731,000株)0.47%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505225(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)(727,000株)0.46%

筆頭株主の㈱日本クリエイトは創業者・小川賢太郎氏(2026年4月逝去)の資産管理会社で、38.42%を保有しオーナー経営色が極めて強い構成です。第2位の日本マスタートラスト信託銀行(9.85%)・第3位の日本カストディ銀行(3.41%)はパッシブ運用機関投資家による保有。第4位のゼンショーグループ社員持株会1.77%は従業員の経営参画意識の高さを示しています。第5位以下は常任代理人付きの外国法人(State Street等)が並びますが、これらはETF・パッシブ運用が主体です。創業家資産管理会社(日本クリエイト)+社員持株会+金融機関の長期保有層を合わせた安定株主比率は約55%水準(最新有価証券報告書時点)。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1原材料価格・エネルギーコストの変動リスク:牛肉・米・水産物等の食材価格と物流コストがコストを押し上げ、利益を圧迫する可能性
2為替変動リスク:海外売上比率の上昇に伴い、円高局面では海外子会社の業績が円建てで目減りするリスク
3食品安全・衛生リスク:2025/03期期末にすき家で異物混入事案が発生(2026/03期に安全対策強化中)。再発時はブランド毀損と売上減少に直結
4M&A統合・のれん減損リスク:ロッテリア・SnowFox・SFF等の積極的な海外M&Aに伴い、買収先の事業計画が遅延する場合ののれん減損リスク
5金利上昇・資金調達リスク:店舗投資・M&A資金の一部を借入・社債発行で調達しており、金利上昇局面で財務コストが増加するリスク
6創業者逝去後の経営承継リスク:2026年4月に創業者・小川賢太郎氏が逝去。小川洋平社長への経営承継過程でガバナンス強化が課題

社員の給料はどのくらい?

平均年収
817万円
従業員数
18,742
平均年齢
40.1歳
平均年収従業員数前年比
当期817万円18,742-

平均年収は4年間で約191万円上昇(+30.6%)と業界トップクラスの賃上げを実施しています。特に2024/03期以降は毎年+10〜15%の大幅昇給が続いています。従業員数(HD単体)は852名で増加傾向にあり、連結では約1.9万人のグループ体制。外食業界の中では高水準の給与体系を維持しており、人材確保への積極投資が表れています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

2022期〜2026期の5年間累積TSRは+205.7%とTOPIX(+128.5%)を大きくアウトパフォーム。主力の「すき家」「はま寿司」の既存店売上高が好調に推移していることに加え、ロッテリア買収・欧米寿司テイクアウト事業(SnowFox等)の海外M&Aによるシナジーが評価されました。直近2026期は2025年8月の上場来高値10,600円到達後の調整局面で前期比微減ですが、長期投資家には極めて高い累積リターンを提供しています。

※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
80
方針: 安定的な配当の継続と成長に応じた増配(成長投資優先)
1株配当配当性向
2018/03期1833.2%
2019/03期1826.5%
2020/03期2024.9%
2021/03期20135.0%
2022/03期2224.1%
2023/03期2427.5%
2024/03期5025.6%
2025/03期7029.1%
2026/03期7527.2%
2027/03期(予想)8027.0%
株主優待
あり
グループ店舗で使えるお食事ご優待券(500円券×2枚=1,000円分)を年2回
必要株数100株以上(約78万円(100株×7,786円))
金額相当約2,000円相当(年間/100株)
権利確定月3月・9月
長期特典保有株数に応じて優待額増加(300株3,000円・500株6,000円・1,000株12,000円分)

5期連続増配を達成し、2026/03期は前期比+5円の75円となりました。2027/03期予想はさらに+5円の80円増配を計画し、6期連続増配を継続見込み。2021/03期のコロナ禍では配当性向135%と純利益22.6億円に対し約30億円の配当を維持した実績もあり、株主還元への強い意志がうかがえます。配当利回りは1%前後と低めですが、これは成長投資を優先する方針によるもの。100株保有で年間2,000円分のグループ店舗食事券(株主優待)を加味した実質利回りは約1.3%水準です。

もし5年前に投資していたら?

+
2022期初めに100万円を投資した場合
100万円が 305.7万円 になりました (205.7万円)
+205.7%
年度末時点評価額損益TSR
2022期138.3万円38.3万円38.3%
2023期140.9万円40.9万円40.9%
2024期193.6万円93.6万円93.6%
2025期318.1万円218.1万円218.1%
2026期305.7万円205.7万円205.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残128,400株
売り残131,900株
信用倍率0.97倍
2026年5月時点時点
今後の予定
2026/03期 本決算(発表済)2026年5月12日
2027/03期 第1四半期決算2026年8月上旬予定
2027/03期 第2四半期決算2026年11月中旬予定

信用倍率は0.97倍と需給バランスは中立~やや売り長。PER26.5倍・PBR4.72倍はセクター平均を大幅に上回りますが、これは外食業界トップとしての成長プレミアムを反映。時価総額は約1兆2,500億円と外食業界では断トツの規模で、すかいらーくHD・FOOD&LIFE COMPANIESを大きく引き離しています。2026/03期 6期連続最高益更新と社債型種類株式発行による資本基盤強化を評価する地合いが継続。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期122億円99.6億円81.5%
2022/03期231億円92.5億円40.0%
2023/03期281億円148億円52.8%
2024/03期509億円202億円39.7%
2025/03期719億円326億円45.3%
2026/03期680億円222億円32.6%

2026/03期の税引前利益は680億円に対し、法人税等は222億円を計上し実効税率は32.6%と低下。2021/03期はコロナ影響での繰延税金資産の取り崩し等で実効税率81.5%と高水準でしたが、その後は40〜50%台で推移し、2026/03期は海外子会社の低税率国適用拡大等で標準的な水準に落ち着いています。納税額は5年間で約2.2倍に増加しており、業績拡大に伴い社会への還元も着実に拡大しています。

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ゼンショーHD まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 75円
安全性
普通
自己資本比率 31.4%
稼ぐ力
高い
ROE 17.5%
話題性
好評
ポジ 72%

「すき家・はま寿司・ロッテリアを擁する外食売上高日本一企業。2026/03期に売上1兆2,640億円・営業利益814億円で6期連続最高益を更新」

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最終更新: 2026/06/14 / データ提供: OSHIKABU