オートウェーブ
AUTOWAVE Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月30日
千葉地盤の堅実経営!カーライフの未来と新事業に挑戦する割安株
カーライフを総合的にサポートするサービスを核に、地域社会から必要とされる企業グループへと進化し続けます。
この会社ってなに?
あなたが愛車のタイヤを交換したり、オイル交換や車検を受けたりするとき、その裏側でオートウェーブのような会社が活躍しています。カー用品の販売はもちろん、車のメンテナンスや点検といった「クルマの健康診断」を一手に引き受けてくれる、街の頼れる主治医のような存在です。最近では、普段のお買い物で利用する「業務スーパー」の運営も手がけており、意外なところであなたの生活を支えているかもしれません。車のことなら何でも相談できる、身近なパートナー企業なのです。
千葉県を地盤とするカー用品店の老舗、オートウェーブは、FY2025に売上高88.7億円、営業利益2.74億円を達成しました。FY2026は売上高95.7億円(前期比+8.0%)、営業利益3.42億円(同+24.8%)と増収増益を見込んでおり、収益性の回復が期待されます。カー用品販売から車検や新車リースといったサービス重視への業態転換を進めつつ、業務スーパーFCという異業種にも参入し、収益源の多角化を模索しています。PBR0.54倍という割安な株価水準も投資家からの注目点です。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 千葉市稲毛区宮野木町1850番地
- 公式
- auto-wave.co.jp
社長プロフィール
カー用品市場の変化に迅速に対応し、経営基盤の強化に取り組んでいます。従来のカー用品販売に加え、車検や新車リースといったサービス事業を強化し、お客様の多様なニーズに応えることで、持続的な成長を目指します。
この会社のストーリー
千葉県にてカー用品の専門店として創業。地域に密着した店舗展開を開始し、カーオーナーのニーズに応える第一歩を踏み出しました。
創業から10年で株式上場を果たし、社会的信用と資金調達力を獲得。さらなる事業拡大に向けた経営基盤を確立しました。
カー用品業界の競争が激化し、経営的に厳しい時期を経験。株価も上場来安値を記録するなど、大きな試練に直面しました。
単なる物販から脱却し、車検やメンテナンスなどサービスを重視する業態への転換を本格化。新たな中期経営計画を掲げ、変革に乗り出しました。
ペーパーレス化ソリューション「BizRobo! Paper-free」を導入。バックオフィス業務の効率化を進め、より顧客サービスに注力できる体制を構築しました。
カー用品事業で培った店舗運営ノウハウを活かし、業務スーパーのフランチャイズ事業を開始。新たな収益の柱を育てる挑戦を始めました。
業態転換の成果が現れ、増収増益を達成。安定した収益基盤を背景に増配も実施し、株主への還元姿勢を強化しました。
自動車関連サービスを深化させるとともに、異業種にも挑戦し事業を多角化。地域の人々のカーライフと生活の両面を支える企業グループを目指します。
注目ポイント
企業の資産価値に対して株価が割安とされるPBR1倍割れの水準で推移。今後の事業成長が評価されれば、株価水準の是正が期待できます。
従来のカー用品販売から、車検やメンテナンスなどの安定収益が見込めるサービス事業へ転換中。時代の変化に対応する柔軟な経営戦略が魅力です。
主力の自動車関連事業に加え、業務スーパーのフランチャイズ運営など新事業にも挑戦。事業の多角化による将来的な収益源の拡大が期待されます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2017/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2018/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2019/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2020/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2021/3 | 2円 | 20.3% |
| FY2022/3 | 2円 | 21.2% |
| FY2023/3 | 2円 | 11.1% |
| FY2024/3 | 3円 | 16.5% |
| FY2025/3 | 3円 | 16.1% |
現在、株主優待制度は廃止されており、配当による還元を基本としています。
配当方針は、業績連動を基本としつつも安定配当を維持する方針を掲げており、配当性向は20%前後を目標としています。直近では業績の安定成長を背景に増配を実施しており、株主還元への意識が向上しています。今後も収益拡大に合わせて持続的な還元を目指す姿勢であり、長期的な投資魅力の向上に努めています。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の業績は、主力であるカー用品販売から車検や整備などのサービス重視型モデルへの転換が奏功し、売上高はFY2021/3の約71億円からFY2026/3(予想)には約96億円へと順調に拡大傾向にあります。利益面でも業務効率化や新規事業の模索により、純利益はFY2021/3の約1.4億円から直近では約2.7億円規模まで成長を続けています。今後もメンテナンス需要を取り込むことで、安定的な増収増益基調を維持できる見通しです。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 4.4% | 1.8% | - |
| FY2022/3 | 4.2% | 1.8% | - |
| FY2023/3 | 7.3% | 3.5% | - |
| FY2024/3 | 6.9% | 3.6% | 4.0% |
| FY2025/3 | 6.7% | 3.6% | 3.1% |
収益性は、高付加価値な車検・整備事業へのシフトにより、営業利益率がFY2021/3の1.7%からFY2024/3には4.0%まで改善するなど、着実な向上が見られます。一方で、ROE(自己資本利益率)は6%から7%台で推移しており、資本効率の面では一定の水準を確保しています。今後は、さらなる採算性の高いサービスの拡充により、利益率の安定化と向上を目指すフェーズにあります。
財務は安全?
財務健全性は、有利子負債のコントロールと純資産の積み増しにより、自己資本比率は55.0%まで向上しており、強固な財務体質を構築しています。FY2024/3以降に有利子負債が発生していますが、潤沢な資産背景と利益蓄積により健全な範囲内に収まっています。総資産に対する純資産の厚みも増しており、経営環境の変化に対しても高い耐性を備えています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 5.7億円 | -1.9億円 | -2.6億円 | 3.8億円 |
| FY2022/3 | 5.6億円 | -2.9億円 | -6.3億円 | 2.7億円 |
| FY2023/3 | 3.7億円 | -2.5億円 | -2.8億円 | 1.2億円 |
| FY2024/3 | 5.4億円 | -2.6億円 | -2.3億円 | 2.8億円 |
| FY2025/3 | 3.3億円 | -2.0億円 | -2.4億円 | 1.2億円 |
営業キャッシュフローは毎期プラスを維持しており、本業による安定的な資金獲得能力があることを示しています。投資キャッシュフローは店舗改装や新サービスへの投資が継続していることを反映しており、将来の収益基盤強化に充当されています。財務キャッシュフローは借入金の返済や配当支払いなどによるマイナスが続いており、着実なキャッシュの還元と健全な負債管理が行われています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 2.2億円 | 8,200万円 | 36.6% |
| FY2022/3 | 2.4億円 | 1.1億円 | 43.4% |
| FY2023/3 | 4.1億円 | 1.5億円 | 36.6% |
| FY2024/3 | 4.3億円 | 1.6億円 | 38.3% |
| FY2025/3 | 4.1億円 | 1.4億円 | 34.5% |
過去の各年度における実効税率は概ね35%から43%の範囲で推移しており、標準的な税負担率の範囲内で納税が行われています。FY2022/3には一時的に税率が上昇しましたが、これは繰延税金資産の評価など会計上の調整が影響した可能性があります。FY2026/3予想では実効税率が低下していますが、これは税効果会計の適用や税務上の優遇措置などが反映された計画となっております。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 514万円 | 184人 | - |
従業員平均年収は514万円となっており、小売業界の平均水準と大きく乖離はありません。堅実な店舗運営とサービスシフトを進める中で、従業員の労働環境改善が今後の継続的な課題となっています。
誰がこの会社の株を持ってる?
浮動株比率が高く、株式の流動性が高い反面、株価変動が大きくなりやすい傾向があります。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はオートウェーブ従業員持株会。
筆頭株主である廣岡大介氏が15.88%を保有し、関連会社や持株会を含めると創業家および関係者による支配的な影響力が強固です。機関投資家の保有比率は低く、市場の浮動株比率は比較的限られた構成となっています。
会社の公式開示情報
役員報酬
カー用品販売から車検・整備、業務スーパーFCといったサービス重視型の業態転換を推進しています。市場縮小が続くカー用品需要に対して、非自動車領域への進出による収益源の多角化を経営リスクの低減策として掲げています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は14.3%であり、多様性確保の途上にあります。監査体制の強化と経営の透明性向上を掲げており、地域密着型企業として小規模ながらコーポレート・ガバナンス・コードへの準拠を図る体制を整えています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 85億円 | — | 89億円 | +4.2% |
| FY2024 | 84億円 | — | 84億円 | +0.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 3億円 | — | 3億円 | -14.9% |
| FY2024 | 3億円 | — | 3億円 | +0.6% |
| FY2023 | 1億円 | — | 3億円 | +108.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
オートウェーブは現在、明確な中期経営計画を公表していませんが、単年度の業績予想を達成する形で事業を推進しています。FY2024は売上・利益ともに期初予想を僅かに上回り着地しました。一方で、FY2025は売上高こそ予想を超えたものの、利益面では未達となりました。カー用品販売からサービス業への転換を進める中でのコスト管理が今後の計画達成の鍵となります。会社は資本コストを意識した経営目標の策定に言及しており、今後の具体的な計画開示が待たれます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
同社のTSR(株主総利回り)は、FY2022、FY2024、FY2025と3期にわたりTOPIXをアンダーパフォームしています。これは、同期間における株価の伸びが市場平均に及ばなかったことが主な要因です。一方で、FY2023には業績の急回復を背景にTOPIXを大幅にアウトパフォームした実績もあります。安定的な配当は下支え要因ですが、株価が市場全体のトレンドに乗り切れていない現状があり、継続的な業績成長による株価上昇が今後の課題となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 143.2万円 | +43.2万円 | 43.2% |
| FY2022 | 121.6万円 | +21.6万円 | 21.6% |
| FY2023 | 251.1万円 | +151.1万円 | 151.1% |
| FY2024 | 193.2万円 | +93.2万円 | 93.2% |
| FY2025 | 181.8万円 | +81.8万円 | 81.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用取引では売り残がなく、買い残のみが積み上がっており、将来の株価上昇を期待する個人投資家が多い状況です。業界平均と比較すると、PER・PBRともに著しく割安な水準にあり、バリュー株としての側面が強いと言えます。時価総額が22億円と小型であるため、機関投資家の参入は限定的ですが、その分、個人の需給で株価が大きく動く可能性があります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
第3四半期累計経常利益が17%増益を達成し、配当予想を1円増額修正するなど業績の好調さが市場に評価されました。
中間決算において経常損益175百万円を計上し、事前予想を上回る進捗率を示しました。
資本コストを意識した経営指針の策定を公表し、中長期的な企業価値向上への取り組みを強化しました。
最新ニュース
オートウェーブ まとめ
ひとめ診断
「千葉地盤の老舗カー用品店が、脱・物販依存で車検・リースと意外な『業務スーパー』に活路を見出す二刀流経営」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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