あさひ
ASAHI CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月27日
あなたのサイクルライフのそばに。全国No.1の自転車専門チェーン
自転車ライフの「新しいアタリマエ」を創造し、お客様の期待を超え、自転車の持つ無限の可能性を追求する。
この会社ってなに?
あなたが新しい自転車を買おうと思った時、近所にある「サイクルベースあさひ」を訪れたことはありませんか?通学用のシティサイクルから最新の電動アシスト自転車まで、幅広い品揃えで迎えてくれます。実はあさひは、自社で企画・開発したオリジナルブランドの自転車も多く、手頃な価格で質の良い製品を提供しているのが強みです。購入後のパンク修理や定期的なメンテナンスといったアフターサービスも充実させており、私たちの身近な自転車ライフを裏側から支えている会社です。
自転車専門小売り最大手。FY2025は売上高815.9億円、営業利益54.85億円と増収増益を確保したものの、物価高騰による消費マインドの悪化で買い替え需要が低迷し、FY2026の業績予想を下方修正するなど、足元の事業環境は厳しい。この逆風に対し、同業のサカイサイクルとの業務提携によるEC基盤強化やプライベートブランド商品の拡充で打開を図る。株主優待は廃止したが、増配を継続しており、株主還元への意識は示されている。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 大阪府大阪市都島区高倉町3丁目11番4号
- 公式
- corporate.cb-asahi.co.jp
社長プロフィール

私たちは、自転車を通じてお客様一人ひとりの生活を豊かにすることを目指しています。安全・安心はもちろん、楽しさや便利さを提供し、持続可能な社会にも貢献できるような、新しいサイクルライフの創造に挑戦し続けます。
この会社のストーリー
「子供たちを笑顔にしたい」との思いから、大阪市で木製の子供乗り物や玩具の製造卸として事業を開始した。
大阪府寝屋川市に第1号店となる「サイクルベースあさひ 寝屋川店」をオープンし、自転車小売業に本格参入した。
現在のビジネスモデルの原型となる、郊外型大型店舗の展開を開始。豊富な品揃えと専門知識で顧客の支持を集めた。
事業の成長と社会的な信用の高まりを受け、東京証券取引所市場第二部への上場を果たし、企業として新たなステージへ進んだ。
上場からわずか1年で市場第一部へ。全国展開を加速させ、自転車専門チェーンとしての地位を確固たるものにした。
新しい生活様式の中で自転車需要が高まり、業績が大きく伸長。純利益で過去最高となる47億円を記録した。
創業から75周年。長年の感謝を伝えるとともに、次の時代に向けた新たな自転車ライフの提案を続けることを誓った。
同業のサカイサイクルと業務提携。互いの強みを活かし、特にEC分野でのサービスを強化し、顧客満足度の向上を目指す。
注目ポイント
自転車専門小売として売上高トップクラス。北海道から沖縄まで全国に500店舗以上を展開し、どこに住んでいても身近なサポートが受けられる安心感が強みです。
プライベートブランド(PB)商品の比率が高く、顧客のニーズをダイレクトに反映した商品開発力が魅力。電動アシスト自転車など、時代に合わせた製品も生み出しています。
長年にわたり安定したキャッシュフローを生み出す経営基盤が強みです。安定した配当を継続しており、株主への還元にも積極的な姿勢を見せています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2017/3 | 14円 | 16.9% |
| FY2018/3 | 14円 | 17.9% |
| FY2019/3 | 18円 | 19.9% |
| FY2020/3 | 18円 | 18.4% |
| FY2021/3 | 28円 | 15.5% |
| FY2022/3 | 28円 | 20.6% |
| FY2023/3 | 28円 | 21.7% |
| FY2024/3 | 45円 | 37.7% |
| FY2025/3 | 50円 | 36.6% |
| FY2026/3 | 50円 | 57.4% |
株主優待制度は2023年5月発行分を最後に廃止されました。
配当方針は、業績に応じた利益還元を重視しており、配当性向35%前後を目標としています。近年の増配により、株主還元を段階的に強化している点が評価されます。今後も持続的な成長と安定的な配当維持の両立を目指す方針です。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
あさひの売上高は自転車専門店の全国多店舗展開によりFY2021/3の695億円からFY2025/3には816億円へと着実な成長を遂げています。一方、純利益は前期の反動や消費マインドの減退により30億円から36億円の間で推移しており、FY2026/3予想では37億円の黒字を見込んでいます。自転車販売における電動アシスト比率の向上などが、安定的な収益基盤の維持に寄与しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2017/3 | 9.6% | 6.4% | 6.6% |
| FY2018/3 | 8.5% | 5.7% | 6.4% |
| FY2019/3 | 9.0% | 6.4% | 6.8% |
| FY2020/3 | 9.1% | 6.7% | 6.7% |
| FY2021/3 | 14.5% | 10.4% | 9.9% |
| FY2022/3 | 10.0% | 7.6% | 7.3% |
| FY2023/3 | 9.6% | 6.7% | 6.9% |
| FY2024/3 | 8.4% | 5.9% | 6.3% |
| FY2025/3 | 9.1% | 6.5% | 6.7% |
| FY2026/3 | 5.6% | 4.0% | 4.8% |
収益性は、FY2021/3の営業利益率9.9%をピークに、足元では6%台後半の安定した水準で推移しています。ROE(自己資本利益率)は9%前後を確保しており、効率的な資本活用がなされています。店舗網の拡大に伴う先行投資コストや原材料高の影響を受けつつも、専門小売としての高い収益性を維持している点が特徴です。
財務は安全?
財務状況は極めて健全であり、実質無借金経営を継続している点が最大の特徴です。自己資本比率は70%台を維持しており、盤石な財務基盤を有しています。豊富な純資産を活用し、新店舗の出店や既存店の改装、物流網の最適化といった成長投資を自己資金で賄う体制が整っています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2017/3 | 43.0億円 | -22.8億円 | -15.0億円 | 20.2億円 |
| FY2018/3 | 12.3億円 | -15.2億円 | 8.8億円 | -2.9億円 |
| FY2019/3 | 47.9億円 | -17.5億円 | -26.2億円 | 30.4億円 |
| FY2020/3 | 39.5億円 | -15.7億円 | -23.3億円 | 23.8億円 |
| FY2021/3 | 73.0億円 | -18.7億円 | -6.6億円 | 54.3億円 |
| FY2022/3 | 15.8億円 | -24.1億円 | -7.3億円 | -8.3億円 |
| FY2023/3 | 25.3億円 | -26.4億円 | -7.3億円 | -1.0億円 |
| FY2024/3 | 85.8億円 | -30.5億円 | -13.2億円 | 55.3億円 |
| FY2025/3 | 42.9億円 | -30.0億円 | -13.6億円 | 12.9億円 |
| FY2026/3 | 63.0億円 | -21.5億円 | -13.1億円 | 41.5億円 |
営業キャッシュフローは変動があるものの、安定した利益計上により年間で数十億円規模を確保しています。投資キャッシュフローは店舗網の拡大や物流基盤の強化を目的とした資本支出が主であり、将来の成長に向けた積極的な投資姿勢を示しています。財務キャッシュフローは主に配当金の支払いに充てられており、株主還元と事業投資のバランスを重視した資金循環となっています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2017/3 | 35.2億円 | 13.5億円 | 38.4% |
| FY2018/3 | 35.1億円 | 14.6億円 | 41.5% |
| FY2019/3 | 40.3億円 | 16.7億円 | 41.4% |
| FY2020/3 | 42.5億円 | 16.9億円 | 39.8% |
| FY2021/3 | 73.3億円 | 26.1億円 | 35.6% |
| FY2022/3 | 55.1億円 | 19.7億円 | 35.8% |
| FY2023/3 | 53.2億円 | 19.5億円 | 36.7% |
| FY2024/3 | 51.9億円 | 20.8億円 | 40.0% |
| FY2025/3 | 56.3億円 | 20.7億円 | 36.8% |
| FY2026/3 | 41.7億円 | 19.0億円 | 45.6% |
法人税等の支払額は、税引前利益の変動に連動して概ね年間20億円前後で推移しています。実効税率は概ね35%から40%の範囲内であり、各期の税務上の損益状況を適切に反映しています。将来の業績予想においても、税負担は利益規模に対して妥当な水準を想定しています。
会社の公式開示情報
国内最大級の自転車専門店『サイクルベースあさひ』を核とした単一セグメントでの展開が特徴です。主なリスク要因として、耐久消費財である自転車への需要低迷や原材料価格の高騰、および気候変動に伴う店舗の集客リスクが挙げられ、これらが業績予想の下方修正を招く要因となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 825億円 | — | 816億円 | -1.1% |
| FY2024 | 800億円 | — | 781億円 | -2.4% |
| FY2023 | 780億円 | — | 747億円 | -4.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 55億円 | — | 55億円 | -0.3% |
| FY2024 | 52億円 | — | 49億円 | -5.5% |
| FY2023 | 56億円 | — | 51億円 | -8.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は中期経営計画「VISION2025」を掲げていますが、具体的な数値目標の開示は限定的です。直近のFY2026業績予想では、当初売上高858億円、営業利益56.2億円を見込んでいましたが、消費者マインドの悪化による買い控えを理由に、第3四半期時点で経常利益を約23%下方修正しました。過去の業績予想も未達となるケースが散見され、外部環境の変化に対する計画の柔軟性や達成精度に課題が見られます。
株の売買状況と今後の予定
PER9.5倍、PBR0.89倍といずれも業界平均や市場全体と比較して割安な水準にあります。特にPBRは1倍を割り込んでおり、市場からは成長性について厳しい評価を受けていることが示唆されます。一方で、配当利回りは3.75%と比較的高く、株価が割安な水準で推移する中でのインカムゲインを期待する投資家には魅力的と言えます。信用倍率は2.90倍と標準的で、需給面での大きな偏りはありません。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
サカイサイクルとの業務提携を締結し、EC基盤の強化と生産効率の向上を図る。
耐久消費財の需要低迷を受け、2026年2月期の業績予想を22%の減益へ下方修正。
創業75周年を迎え、ブランド価値向上のための各種キャンペーンを実施。
最新ニュース
あさひ まとめ
ひとめ診断
「『街の自転車屋さん』の王者が、物価高の向かい風を受けながらECと提携で再加速のペダルを漕いでいる」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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