JUMP

アークランズ9842

ARCLANDS CORPORATION

プライムUpdated 2026/03/29
01 / 4 sections

まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 40円
安全性
普通
自己資本比率 36.8%
稼ぐ力
普通
ROE 6.5%
話題性
不評
ポジ 25%

この会社ってなに?

あなたが週末にDIYの材料を買いにホームセンターへ行くとき、そこは「ビバホーム」や「ムサシ」かもしれません。また、お昼に手頃で美味しいカツ丼が食べたくなったとき、思わず「かつや」に立ち寄ったことはありませんか?これらの店舗を運営しているのがアークランズです。さらに最近では人気の食品スーパー「ロピア」とも提携し、あなたの毎日の買い物をより便利でお得にしようとしています。普段の暮らしのすぐそばで、アークランズはあなたの生活を支えているのです。

新潟地盤のホームセンター大手。2025期の売上高は3,157.3億円、営業利益は162.31億円と、コロナ特需の反動で減益傾向が続いています。LIXILビバ買収によるシナジー創出に加え、最近では食品スーパー「ロピア」との業務提携やリフォーム会社の買収など、「住」と「食」の両領域でM&Aを積極化し、成長の再加速を目指しています。PBRは0.93倍と1倍を割れており、市場からの評価改善が課題となっています。

小売業プライム市場

会社概要

業種
小売業
決算期
2月
本社
新潟県三条市上須頃445

サービスの実績は?

249店舗
ホームセンター店舗数
2026年2月末時点
(ビバホーム含む)
639店舗
外食事業店舗数(かつや等)
2026年2月末時点
(連結子会社)
95.1%
小売事業 既存店客数
2025期通期 前年同月比
前年割れ
103.5%
小売事業 既存店客単価
2025期通期 前年同月比
前年超え
40
1株当たり配当金
2025期実績
3期連続同額
02 / 4 sections

なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
6.5%
株主資本の利回り
ROA
2.4%
総資産の活用度
Op. Margin
4.2%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2017/02期7.2%5.7%8.6%
2018/02期7.5%6.1%8.9%
2019/02期7.4%6.1%9.0%
2020/02期6.0%4.8%8.5%
2021/02期10.0%3.8%9.0%
2022/02期16.5%4.5%5.9%
2023/02期8.6%2.6%6.0%
2024/02期7.8%2.6%5.2%
2025/02期8.5%3.0%5.1%
2026/02期6.5%2.4%4.2%

収益性については、事業拡大に伴う投資やコスト増の影響を受け、売上高営業利益率は5%台前半で推移しており、利益率の改善が今後の重要な経営課題です。ROE(自己資本利益率)は8%台を維持しており、資本の効率的な活用を模索しています。今後は既存店売上の活性化とコスト構造の最適化により、収益性の向上を目指すフェーズにあると言えます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/02期1,785億円160億円87.3億円137.5円+58.4%
2022/02期3,572億円209億円164億円258.4円+100.1%
2023/02期3,135億円189億円96.6億円152.3円-12.2%
2024/02期3,107億円161億円91.3億円177.2円-0.9%
2025/02期3,157億円162億円101億円162.6円+1.6%

アークランズは、ホームセンター「ムサシ」や「ビバホーム」の運営と外食事業を軸に展開しており、2025年3月期の売上高は約3,157億円で微増となりました。2026年3月期には外食事業の成長やホームセンター事業の効率化により、売上高3,350億円、純利益116億円と増収増益の回復基調を見込んでいます。今後はロピアとの業務提携を通じた食品事業の強化が、さらなる収益拡大の鍵となります。 【2026/02期実績】売上3411億円(前期比8.0%)、営業利益142億円、純利益81億円。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

小売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
6.5%
業界平均
3.5%
営業利益率上回る
この会社
4.2%
業界平均
2.9%
自己資本比率下回る
この会社
36.8%
業界平均
47.9%
03 / 7 sections

将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億5,400万円
取締役6名の合計

主な事業セグメントはホームセンター事業と「かつや」等を含む外食事業の二本柱です。開示情報では、店舗運営における消費動向の変化や原材料コストの上昇リスクなどが事業上の重要なリスク要因として挙げられています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
過去の中計は未達。直近の業績予想も利益面で下方修正が目立ち、達成力には課題が残る。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第2次中期経営計画
2025期〜2027期
売上高: 目標 5,000億円 やや遅れ (3,157.3億円)
63.1%
経常利益: 目標 400億円 やや遅れ (168.3億円)
42.1%
旧中期経営計画
2021期〜2024期
売上高: 目標 3,800億円 未達 (3,107.0億円)
80.4%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期3,150億円3,150億円3,157億円+0.2%
2024期3,200億円3,107億円-2.9%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期185億円170億円162億円-12.3%
2024期201億円161億円-19.8%
2023期257億円189億円-26.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2030年度の長期ビジョン(売上高5,000億円、経常利益400億円)達成に向けた第2次中期経営計画が進行中です。しかし、前中計が売上高目標3,800億円に対し実績3,107億円と未達で終了した経緯があります。直近2期の業績予想も営業利益が期初予想を大幅に下回るなど、外部環境の変化に対応しきれていない面が見られます。食品スーパー「ロピア」との提携など、M&Aによるトップライン向上が計画達成の鍵となりそうです。

どんな話題が多い?

決算・業績修正45%
M&A・提携25%
新サービス・優待20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
142
前月比 -12.5%
メディア数
45
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, PR TIMES
業界内ランキング
上位 30%
小売業 1,200社中 360位
報道のトーン
25%
好意的
35%
中立
40%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

04 / 3 sections

この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年12月業務提携

食品スーパー「ロピア」との業務提携を発表し、食品事業の拡大と店舗シナジーを強化。

2026年1月業績修正

26年2月期の純利益を80億円へと下方修正を発表し、市場の注目を集めた。

2026年4月新サービス

共通会員プログラム『ACPO』を始動させ、オンラインと店舗体験のシームレスな統合を図る。

社長プロフィール

05 / 6 sections

安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率36.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
927億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,284億円
会社の純資産

財務健全性は、2024年3月期に約3,179億円の有利子負債が発生しましたが、2025年3月期には約2,296億円まで負債の着実な削減を進めています。自己資本比率は36.1%へと向上しており、バランスシートの改善基調が鮮明です。強固な資産基盤を背景に、今後は財務の安定性を維持しながら成長投資を行う体制が整いつつあります。 【2026/02期】総資産3462億円、純資産1284億円、自己資本比率36.8%、有利子負債927億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+310億円
本業で稼いだお金
Investing CF
+50.9億円
投資に使ったお金
Financing CF
-364億円
借入・返済など
Free CF
+361億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2017/02期85.5億円43.1億円4.0億円42.3億円
2018/02期95.5億円7.7億円39.9億円87.8億円
2019/02期104億円69.8億円1.7億円34.1億円
2020/02期84.9億円84.5億円16.8億円3,400万円
2021/02期65.3億円980億円970億円915億円
2022/02期280億円196億円36.8億円84.1億円
2023/02期205億円131億円140億円73.8億円
2024/02期168億円69.5億円154億円98.4億円
2025/02期310億円50.9億円364億円361億円

営業活動によるキャッシュフローは安定してプラスを維持しており、本業で稼ぐ力は健在です。2025年3月期は投資キャッシュフローがプラスに転じているほか、財務キャッシュフローの大きなマイナスは借入金の返済や負債圧縮が順調に進んでいることを裏付けています。結果としてフリーキャッシュフローが大幅に拡大しており、強固なキャッシュポジションを背景に将来の成長投資や株主還元へ回せる余力が生まれています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
監査報酬
7,000万円
連結子会社数
14
設備投資額
182.5億円
平均勤続年数(従業員)
13.3
臨時従業員数
9786

女性役員比率は11.1%にとどまっており、女性の登用拡大が今後の課題です。監査等委員会設置会社として監査体制の強化を図っており、連結子会社14社を抱える企業グループとして、グループ全体でのガバナンス高度化を目指しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主28.5%
浮動株71.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関16.7%
事業法人等11.9%
外国法人等13.7%
個人その他56.1%
証券会社1.6%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はアークランズ取引先持株会。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(5,668,000株)9.09%
有限会社武蔵(3,863,000株)6.2%
アークランズ取引先持株会(2,118,000株)3.39%
坂本 勝司(1,508,000株)2.42%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,414,000株)2.27%
アークランズ従業員持株会(1,353,000株)2.17%
坂本 晴彦(1,248,000株)2%
ビービーエイチ フォー フィデリティー ロープライス ストック ファンド (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(1,077,000株)1.72%
坂本 洋司(1,056,000株)1.69%
野村信託銀行株式会社(投信口)(964,000株)1.54%

大株主には日本マスタートラスト信託銀行などの信託口が上位を占め、機関投資家の保有比率が高い一方、創業家関連の有限会社武蔵や坂本氏個人も名を連ねる安定株主構造です。従業員持株会や取引先持株会も一定割合を保有しており、中長期的な安定株主の確保に努めています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1感染症の流行について 当社グループの店舗周辺地域において、新型ウイルス等の感染症が大流行し、当社グループの販売活動や物流体制が阻害された場合、また、人的被害が拡大した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります
2金利について 当社グループは、M&Aに係る資金等を金融機関からの借入金により調達しており、有利子負債への依存度が高い水準にあります
3食材の調達について 当社グループは、豚肉、鶏肉、米、野菜等の食品を扱っているため、口蹄疫や豚コレラ、鳥インフルエンザ、BSE等の疫病の問題、又は天候不順などによる農作物の不作や残留農薬などの問題等により食材の調達に影響を受ける可能性があります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
574万円
従業員数
3,762
平均年齢
40.5歳
平均年収従業員数前年比
当期574万円3,762-

従業員平均年収は574万円で、ホームセンター業界の平均的な水準を維持しています。近年、LIXILビバの買収や外食事業の統合による規模拡大を進めており、人的資本への投資や労働環境の整備が今後どのように推移するかが注目されます。

06 / 5 sections

株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)を見ると、2024期および2025期においてTOPIXをアンダーパフォームしています。これは、コロナ禍のDIY特需で急騰した株価が、その後の業績の伸び悩みと共に調整局面に入ったことが主因です。LIXILビバ買収後のシナジー効果が市場の期待ほど発現せず、利益率が低下したことも株価の重しとなりました。株価がTOPIXの上昇に追随できていない状態が続いており、株主還元と成長戦略の両面でのてこ入れが求められます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
40
方針: 安定配当
1株配当配当性向
2017/02期2520.2%
2018/02期27.520.6%
2019/02期3021.4%
2020/02期3025.1%
2021/02期3516.3%
2022/02期358.7%
2023/02期4016.8%
2024/02期4022.6%
2025/02期4024.6%
8期連続増配
株主優待
あり
権利確定月2月・8月

配当方針は、中長期的な利益成長に伴う安定配当の継続を基本としています。配当性向は20%台半ばで推移しており、業績成長に応じて将来的な増配の余地を残した持続可能な還元策を採用しています。株主優待と合わせた総合的な投資魅力の向上に注力している点が特徴です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 153.3万円 になりました (53.3万円)
+53.3%
年度末時点評価額損益TSR
2021期141.4万円41.4万円41.4%
2022期138.8万円38.8万円38.8%
2023期131.3万円31.3万円31.3%
2024期155.1万円55.1万円55.1%
2025期153.3万円53.3万円53.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残163,500株
売り残124,200株
信用倍率1.32倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2027年2月期 第1四半期決算発表2026年7月上旬(予定)
2027年2月期 第2四半期決算発表2026年10月上旬(予定)

信用倍率は1.32倍と拮抗しており、短期的な需給の偏りは限定的です。業界平均と比較するとPER・PBRともに割安な水準にあり、市場からの評価が低い状態を示唆しています。配当利回りは業界平均を上回っており、株価の下支え要因となる可能性があります。今後の決算発表で業績回復の兆しを示せるかが、市場評価改善のポイントとなります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2017/02期95.8億円45.7億円47.7%
2018/02期100億円46.3億円46.1%
2019/02期106億円49.6億円46.6%
2020/02期104億円55.5億円53.4%
2021/02期170億円82.3億円48.5%
2022/02期233億円68.9億円29.6%
2023/02期192億円95.1億円49.6%
2024/02期166億円74.7億円45.0%
2025/02期192億円90.4億円47.2%

実効税率は年度によって変動があり、特に近年の40%台後半という数値は、会計上の利益と税務上の課税所得との差異や、繰延税金資産の取り崩し等の影響を受けた可能性があります。税金費用の絶対額は、概ね80億円から90億円前後で推移しています。2026年3月期予想では約40%の水準へ収束する見通しであり、税務コストの平準化が見込まれます。

07 / 3 sections

もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

アークランズ まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 40円
安全性
普通
自己資本比率 36.8%
稼ぐ力
普通
ROE 6.5%
話題性
不評
ポジ 25%

「ホームセンターの巨人が『かつや』と『ロピア』を従え、生活インフラの覇権を狙う」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU