SRSホールディングス
SRS HOLDINGS CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月29日
「和食さと」を核にM&Aで成長する、お腹も株主も嬉しい外食の雄
多様な食のニーズに応えるブランドポートフォリオを構築し、国内外で愛される「食の社会的インフラ」となることで、人々の豊かな生活に貢献します。
この会社ってなに?
あなたが家族や友人と「どこでご飯食べようか?」と話すとき、選択肢に上がる「和食さと」を運営しているのがこの会社です。しゃぶしゃぶ食べ放題や季節の和膳など、三世代で楽しめるメニューが特徴のお店を全国に展開しています。また、関西圏で「安くてうまい」でおなじみの定食屋「宮本むなし」や、本格的なお寿司が楽しめる「にぎり長次郎」もSRSグループの一員です。あなたが普段何気なく利用している街のレストランの裏側で、豊かな食生活を支えています。
和食ファミリーレストラン「和食さと」を主力とする外食チェーン。FY2025は売上高674.8億円(前期比12.0%増)、営業利益26.78億円(同24.2%増)とコロナ禍の不振からV字回復を遂げ、増収増益基調にあります。近年は「うまい鮨勘」やビフテキ重専門店などを買収するなどM&Aに積極的で、事業ポートフォリオの多角化を推進。新中期経営計画「SRS VISION 2030」ではM&Aや海外展開を加速させ、2030年3月期に売上高1,300億円、経常利益70億円という野心的な目標を掲げています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13号大阪国際ビルディング30階
- 公式
- srsholdings.com
社長プロフィール
私たちは、お客様、従業員、そして社会にとって価値ある企業であり続けることを目指します。食の社会的インフラとしての基盤を築き、多様なブランド展開とDX推進を通じて、持続的な成長を実現してまいります。
この会社のストーリー
和食レストランチェーン展開の礎を築くため、前身となる株式会社サトを設立。ここから和食さとの歴史が始まる。
関西地盤の外食企業として着実に成長を遂げ、株式上場を果たす。企業としての信頼性と知名度を高め、さらなる飛躍への一歩を踏み出す。
本格的な回転寿司業態である「にぎり長次郎」をグループに迎え入れる。和食領域でのブランドポートフォリオを拡充し、成長を加速させる。
日本の和食文化を世界に広めるべく、初の海外店舗をタイ・バンコクにオープン。グローバル展開への挑戦を開始する。
グループ経営の効率化とM&A戦略の加速を目的としてホールディングス体制へ移行。新たな成長ステージへと舵を切る。
寿司店「うまい鮨勘」や「ビフテキ重専門店」などを運営する企業を相次いで子会社化。M&Aによる成長戦略を本格化させる。
2030年に向けた新たな成長戦略を発表。売上高1,000億円、経常利益60億円という高い目標を掲げ、さらなる飛躍を目指す。
注目ポイント
「和食さと」に加え、「にぎり長次郎」や「うまい鮨勘」など人気ブランドを次々とグループ化。新中計ではM&Aを成長の柱に据え、さらなる事業拡大を目指します。
グループ店舗で使える食事券が年間24,000円分(1,000株保有時)もらえる魅力的な株主優待制度があります。食事を楽しみながら企業を応援できるのがポイントです。
2030年までの成長目標として売上高1,000億円、経常利益60億円を掲げる中期経営計画を発表。M&Aや海外展開を通じて「食の社会的インフラ」を目指す姿に期待が持てます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 5円 | 2381.0% |
| FY2017/3 | 5円 | - |
| FY2018/3 | 5円 | 152.9% |
| FY2019/3 | 6円 | 70.5% |
| FY2020/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 5円 | 12.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 7.5円 | 17.2% |
| FY2025/3 | 7.5円 | 33.5% |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
配当については、業績回復に合わせて復配を行い、現在は安定的な配当の継続を重視する方針です。株主還元策として、金銭配当に加え、自社店舗で活用できる優待食事割引券の提供を継続しています。今後は、業績の成長に応じた配当性向の向上や、中長期的な株主価値の最大化を目指す姿勢です。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の業績は、コロナ禍の影響を受けたFY2021/3から回復基調にあり、FY2024/3以降は売上高が600億円を超える水準まで拡大しています。店舗運営の効率化や不採算店の見直しが進んだことで、営業利益は赤字から黒字転換を果たしました。今後はさらなる店舗展開やM&Aを通じた事業拡大により、売上高760億円規模への成長を見込んでいます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -40.7% | -13.1% | - |
| FY2022/3 | 13.2% | 4.4% | - |
| FY2023/3 | -10.3% | -4.2% | - |
| FY2024/3 | 12.2% | 5.0% | 3.6% |
| FY2025/3 | 5.7% | 2.0% | 4.0% |
収益性は、外食需要の回復に伴い営業利益率がFY2024/3に3.6%まで改善しました。一時は大幅な赤字を計上しましたが、経営改善策が功を奏しROE(自己資本利益率)も10%を超える期が見られるなど、収益力は向上傾向にあります。今後はさらなるコスト管理の徹底により、安定した利益水準の確保を目指すフェーズにあります。
財務は安全?
財務健全性については、積極的な投資活動に伴い有利子負債がFY2025/3には約366億円まで増加していますが、自己資本比率は35.9%を維持しています。事業拡大のための店舗投資やM&A資金を調達しつつも、総資産を459億円規模にまで拡大させました。今後は、拡大した資産を活用した利益創出により、財務バランスの最適化を図る段階にあります。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -35.3億円 | 8.8億円 | 32.0億円 | -26.5億円 |
| FY2022/3 | 47.0億円 | -18.6億円 | 5.5億円 | 28.4億円 |
| FY2023/3 | 20.8億円 | -28.0億円 | -3,000万円 | -7.3億円 |
| FY2024/3 | 37.3億円 | -22.9億円 | -12.2億円 | 14.3億円 |
| FY2025/3 | 36.8億円 | -105億円 | 69.8億円 | -67.8億円 |
本業からのキャッシュフローを示す営業CFは、FY2022/3以降安定してプラスを維持しており、事業から現金を創出する力が戻っています。一方で、FY2025/3にはM&Aや店舗展開といった成長投資のために投資CFが約105億円の支出となりました。不足分は借入等の財務CFで補完しており、成長加速に向けた積極的な投資戦略がキャッシュフローに現れています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -20.7億円 | 0円 | - |
| FY2022/3 | 26.7億円 | 10.9億円 | 41.0% |
| FY2023/3 | -6.7億円 | 0円 | - |
| FY2024/3 | 21.6億円 | 3.6億円 | 16.8% |
| FY2025/3 | 25.4億円 | 16.1億円 | 63.6% |
赤字期には法人税等の負担が発生しませんが、黒字回復後は適切な納税を行っています。FY2025/3の実効税率が高くなっているのは、繰延税金資産の取り崩しなど、会計上の一時的な調整項目が影響したためと考えられます。安定的な黒字化に伴い、今後は法定の実効税率に近い水準で推移する見通しです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 702万円 | 1,742人 | - |
平均年収は702万円と、外食産業の中では比較的高い水準を維持しています。背景には、店舗展開の拡大に伴う組織の効率化や、従業員の生産性向上を目的としたグループ共通基盤の構築など、労働環境改善への継続的な取り組みが寄与していると考えられます。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はエイチ・ツー・オー リテイリング。
主要株主に日本マスタートラスト信託銀行やエイチ・ツー・オー リテイリングが名を連ねており、機関投資家および事業会社による安定した出資体制が構築されています。また、創業者一族の重里氏らが大株主として存在しており、経営の安定性が確保される一方で、浮動株の比率は一定程度に留まる傾向にあります。
会社の公式開示情報
役員報酬
主な事業は「和食さと」を中心としたフードサービスであり、国内外の店舗網拡大およびM&A戦略による事業多角化を推進しています。事業リスクとしては、原材料価格の高騰や深刻な人手不足、消費者の節約志向といった外食業界特有の要因に加え、急激な店舗展開に伴うシステム開発リスクなどが挙げられます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が25.0%に達しており、多様な視点を取り入れた経営体制を推進しています。監査体制については、監査報酬4,800万円を投じて実効性の高い監査を実施しており、連結子会社10社を抱えるグループ企業として、組織的なガバナンスとリスク管理の強化に注力しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 640億円 | — | 675億円 | +5.4% |
| FY2024 | 580億円 | — | 602億円 | +3.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 24億円 | — | 27億円 | +11.6% |
| FY2024 | 15億円 | — | 22億円 | +43.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
新中期経営計画「SRS VISION 2030」では、2030年3月期に売上高1,300億円、経常利益70億円という非常に野心的な目標を掲げています。これはFY2025実績比で売上高約2倍、経常利益約2.6倍に相当し、M&Aや海外展開の成否が鍵を握ります。一方で、直近2期の業績予想は期初計画を上回って着地しており、足元の事業運営は堅調と言えます。計画達成に向けた実行力、特に大型M&Aの成果が今後の評価を左右するでしょう。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫して市場平均であるTOPIXを下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、コロナ禍における外食産業全体の厳しい経営環境や、同社の利益率の低迷が株価に反映されたことが主な要因と考えられます。ただし、FY2025は業績回復を背景にTOPIXとの差が縮小しており、今後の新中期経営計画の進捗による企業価値向上がTSR改善の鍵となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 95.1万円 | -4.9万円 | -4.9% |
| FY2022 | 89.9万円 | -10.1万円 | -10.1% |
| FY2023 | 105.5万円 | +5.5万円 | 5.5% |
| FY2024 | 129.4万円 | +29.4万円 | 29.4% |
| FY2025 | 132.9万円 | +32.9万円 | 32.9% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER57.8倍、PBR3.24倍と、業界平均に比べて割高な水準で取引されており、市場からの成長期待が高いことが示唆されます。一方で、信用買い残が売り残を大幅に上回る29.3倍となっており、将来の株価上昇を見込む個人投資家が多いものの、需給面では将来的な売り圧力への警戒も必要です。今後の決算で高い成長期待に応えられるかが、現在の株価水準を維持・向上させる上での鍵となります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
SRS VISION 2030を策定し、売上高年平均成長率11%超を掲げる成長戦略を公表。
株式会社アミノを買収し、グルメ寿司事業へ本格参入。
ビフテキ重専門店を展開する株式会社シンガを子会社化しブランドポートフォリオを強化。
最新ニュース
SRSホールディングス まとめ
ひとめ診断
「『和食さと』を核に関西から全国、そして世界へ。積極M&Aで『食の総合サービス企業』への脱皮を急ぐ外食大手」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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