まんだらけ
MANDARAKE INC.
最終更新日: 2026年3月30日
”好き”を世界の宝に。サブカルチャーの価値を創造し続ける企業
日本のサブカルチャーを世界中の人々が楽しめる文化として確立し、その価値を未来永劫に伝えていくこと。
この会社ってなに?
昔夢中になった漫画の全巻セットや、押し入れに眠っている懐かしいゲームやおもちゃはありませんか?まんだらけは、そうした「誰かにとってのお宝」を専門に扱うお店です。あなたが手放したくなったアイテムを丁寧に査定して買い取り、それを探している別のファンの元へと届けています。あなたが街中で見かける「まんだらけ」の店舗やオンラインストアの裏側では、世界中のコレクターが熱い視線を注ぐアイテムが取引されています。もしかしたら、あなたのお宝も驚くような価値を持っているかもしれません。
FY2025年9月期は売上高151.8億円、営業利益17.92億円を見込む。前期(FY2024)の過去最高益(20.78億円)からは一旦落ち着くものの、インバウンド需要の回復やEC販売の好調を背景に高水準を維持。独自の鑑定力による希少価値の高い商品の仕入れと販売が強みで、コレクターズアイテム市場の拡大が追い風となっている。来期(FY2026)は再び20億円台の営業利益を目指す計画であり、持続的な成長が期待される。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 9月
- 本社
- 東京都中野区中野5丁目52番15号
- 公式
- www.mandarake.co.jp
社長プロフィール
私たちは「時を司る集団」として、誰もが心の奥に持つ「あの日なくしたもの」を見つけ出すお手伝いをしています。単なる商品の売買ではなく、モノに宿る時間や想いを次の世代へと繋ぐことで、世界中のコレクターの夢を支え続けます。
この会社のストーリー
創業者・古川益蔵が自身の漫画コレクションをもとに、中野ブロードウェイにわずか2坪の漫画専門古書店を開業。ここからサブカルチャーの殿堂の歴史が始まった。
事業の成長に伴い、法人化。店舗を拡大し、漫画だけでなくアニメグッズや玩具など、取り扱いジャンルを広げていった。
中野以外の初の大型店舗として渋谷店をオープン。専門知識を持つスタッフによる鑑定・買取システムを確立し、ビジネスモデルの基盤を築いた。
コレクターズショップとして異例の上場を果たし、社会的信用を獲得。さらなる店舗展開と事業拡大のための資金を調達した。
サブカルチャーのもう一つの聖地、秋葉原に8階建ての大型複合店をオープン。国内外のファンにとってのランドマークとなる。
東証マザーズから東証二部へ市場変更し、同年のうちに東証一部に指定替え。企業の安定性と成長性が市場に認められた。
コロナ禍を背景に、オンライン販売と海外コレクター向けの越境ECを強化。eBayへの出店などで世界中のファンへ商品を届け、売上を大きく伸ばした。
売上・利益ともに好調を維持し、新たな店舗展開も視野に入れる。サブカルチャー市場の世界的リーダーとして、独自の価値創造を続けていく。
注目ポイント
マンガ古書から玩具、アニメ原画まで、専門スタッフが一点一点を鑑定。他では見つからない希少なアイテムが眠る、コレクターにとっての宝の山です。
日本のマンガやアニメは世界的な人気を誇ります。越境ECを通じて海外売上も好調で、グローバルな成長ポテンシャルを秘めています。
店舗で使える優待券がもらえ、長期保有で優待額がアップします。まんだらけのファンなら見逃せない、投資と趣味を両立できる魅力的な制度です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 0.2円 | 1.8% |
| FY2017/3 | 0.2円 | 1.6% |
| FY2018/3 | 0.2円 | 1.6% |
| FY2019/3 | 0.2円 | 1.2% |
| FY2020/3 | 0.2円 | 4.8% |
| FY2021/3 | 0.2円 | 1.9% |
| FY2022/3 | 0.2円 | 1.1% |
| FY2023/3 | 0.2円 | 0.5% |
| FY2024/3 | 1円 | 2.4% |
| FY2025/3 | 1円 | 2.9% |
| 必要株数 | 100株以上(約3.4万円) |
| 金額相当 | 2,000円~20,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
同社は安定的な配当の維持を基本方針としつつ、株主優待を重視した株主還元策を採用しています。配当性向は低い水準で推移していますが、これは内部留保による事業成長を優先しているためです。優待制度を含めた総合的な利回りは投資家にとって魅力的であり、長期保有を推奨する設計となっています。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
まんだらけは、マンガ・アニメ関連古書や玩具販売の最大手として、独自の値付けと鑑定力により安定した成長を続けてきました。売上高はFY2021/3の約96億円からFY2025/3には約152億円へと順調に拡大しており、世界的なサブカルチャー人気の高まりが収益を支えています。今後は店舗の拡充や買取の強化により、さらなる売上高の成長が見込まれています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 6.1% | 2.5% | 7.5% |
| FY2017/3 | 6.5% | 2.8% | 7.7% |
| FY2018/3 | 6.3% | 2.8% | 7.1% |
| FY2019/3 | 7.7% | 3.6% | 8.8% |
| FY2020/3 | 1.9% | 0.9% | 2.9% |
| FY2021/3 | 4.6% | 2.2% | 6.2% |
| FY2022/3 | 7.0% | 3.5% | 8.8% |
| FY2023/3 | 13.0% | 7.0% | 14.6% |
| FY2024/3 | 12.7% | 7.6% | 14.4% |
| FY2025/3 | 9.5% | 5.9% | 11.8% |
収益性は非常に高く、FY2023/3には営業利益率が14.6%に達するなど、希少性の高いアイテムを扱う専門商社としての強みが発揮されています。一時期は仕入れの拡充に向けた先行投資が利益を圧迫したものの、売上総利益率の高いビジネスモデルにより、ROE(自己資本利益率)は10%前後の水準を安定して維持しています。専門的な鑑定技術が参入障壁となり、高い競争優位性を構築しています。
財務は安全?
財務状況は非常に健全であり、長年にわたり有利子負債ゼロの無借金経営を継続しています。自己資本比率も60%を超えており、強固な資本基盤が構築されているため、景気変動に対する抵抗力も高いと言えます。潤沢な自己資本を背景に、将来的な新店舗展開やECプラットフォームの強化に向けた積極的な投資が可能な体制が整っています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 3.7億円 | -2.5億円 | 3,700万円 | 1.2億円 |
| FY2017/3 | 4.0億円 | -2.8億円 | -2.3億円 | 1.2億円 |
| FY2018/3 | 5.7億円 | -5,200万円 | -3.3億円 | 5.2億円 |
| FY2019/3 | -3,900万円 | -4,300万円 | 900万円 | -8,200万円 |
| FY2020/3 | 2.3億円 | -2.0億円 | 7,900万円 | 2,800万円 |
| FY2021/3 | 3.9億円 | -1.4億円 | -2.8億円 | 2.5億円 |
| FY2022/3 | 5.6億円 | -1.2億円 | -3.3億円 | 4.4億円 |
| FY2023/3 | 11.9億円 | -2.6億円 | -3.1億円 | 9.3億円 |
| FY2024/3 | 10.8億円 | -9,000万円 | -12.1億円 | 9.9億円 |
| FY2025/3 | 2.1億円 | -3.9億円 | -3.1億円 | -1.7億円 |
営業キャッシュフローは本業の好調により概ねプラスで推移していますが、FY2025/3は買取の拡充や棚卸資産への投資を優先した結果、一時的にFCF(フリーキャッシュフロー)がマイナスとなりました。財務活動によるキャッシュフローは、配当金支払いや借入がないため主に自己株の取得や財務の安定化に向けられています。今後は蓄積された在庫の回転を通じて、再び安定的なキャッシュ創出体制へと回帰する見通しです。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 6.2億円 | 2.5億円 | 41.4% |
| FY2017/3 | 6.9億円 | 2.8億円 | 40.6% |
| FY2018/3 | 6.6億円 | 2.4億円 | 35.7% |
| FY2019/3 | 8.5億円 | 2.8億円 | 33.4% |
| FY2020/3 | 2.5億円 | 1.1億円 | 43.3% |
| FY2021/3 | 5.7億円 | 2.1億円 | 37.0% |
| FY2022/3 | 9.1億円 | 3.2億円 | 35.2% |
| FY2023/3 | 18.5億円 | 6.0億円 | 32.6% |
| FY2024/3 | 20.6億円 | 6.8億円 | 33.0% |
| FY2025/3 | 17.5億円 | 6.3億円 | 35.9% |
実効税率は概ね33%から37%の範囲で推移しており、国内の標準的な法人税負担と整合的です。会計上の利益と税務上の課税所得との間には大きな乖離がなく、安定した納税実績を残しています。今後も業績拡大に伴い、適正な納税を通じて地域社会および国への貢献を維持するものと考えられます。
会社の公式開示情報
単一セグメントとしてまんが・アニメ関連の古書や玩具の仕入・販売を展開するビジネスモデルを開示しています。独自の鑑定能力に基づく仕入と販売のサイクルが事業の源泉ですが、希少品の在庫リスクや店舗展開に係るコスト管理が主要なリスク要因です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 22億円 | — | 18億円 | 未達見込み |
| FY2024 | 20億円 | — | 21億円 | +3.3% |
| FY2023 | 6億円 | — | 19億円 | +195.1% |
| FY2022 | 6億円 | — | 9億円 | +54.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
まんだらけは、中期経営計画を公表していませんが、毎期の業績予想を計画として評価できます。特にFY2023は期初予想6.35億円を大幅に上回る18.74億円の営業利益を達成し、驚異的な成長を見せました。これはインバウンド需要の急回復とコレクターズアイテム市場の活況を的確に捉えた結果です。しかし、FY2025は増収ながらも減益予想となっており、仕入れコスト増や人件費増が利益を圧迫する可能性を示唆しています。市況の追い風を継続的に利益に転換できるかが今後の課題です。
株の売買状況と今後の予定
まんだらけの株価は、PER7.5倍、PBR0.89倍と、小売業の業界平均と比較して著しく割安な水準にあります。これは、市場が同社のニッチな事業モデルや将来の成長性に対して慎重な見方をしていることを示唆しています。一方で、信用買い残が多く信用倍率が66倍と高い水準にあるため、将来の株価上昇を見込む個人投資家の期待も大きいですが、需給面での重さも懸念されます。今後の決算発表で市場の期待を超える成長を示せるかが、株価上昇のカギとなるでしょう。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2026年9月期第1四半期決算にて経常利益74.6%増を達成し、市場の期待を上回る成長を見せた。
8月既存店売上高が前年同月比14.4%増を記録し、サブカル需要の根強さを改めて証明した。
株式分割に伴う株主優待の実質拡充を発表し、中長期的な投資家層の拡大を図った。
最新ニュース
まんだらけ まとめ
ひとめ診断
「"サブカルの聖地"が鑑定眼を武器に、インバウンド需要も飲み込むコレクターズアイテムの帝国」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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