2790スタンダード

ナフコ

NAFCO Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年4月1日

ROE0.1%
BPS6262.8円
自己資本比率68.3%
FY2025/3 有報データ

家具から工具まで、九州発の暮らしまるごとホームセンター

ホームセンターと家具を融合したコンビネーション型店舗で、暮らしのトータルサポートを提供する。

この会社ってなに?

「ホームプラザ ナフコ」は、DIY工具や園芸用品から家具まで何でも揃う大型ホームセンターです。九州や中国地方を中心に全国に展開しており、家具コーナー「TWO-ONE STYLE」を併設した広い店舗が特徴。日曜大工の材料を買いに行ったついでに、おしゃれなソファやテーブルも見られる「ついで買い」の楽しさがあります。プロの職人さんも通う品揃えの豊富さと、手頃な価格の家具が魅力の、暮らしをまるごと支えるお店です。

ナフコは九州を中心に全国360店舗を展開するホームセンター大手です。家具専門店「TWO-ONE STYLE」を併設する独自のコンビネーション型店舗が特徴。FY2025/3はコロナ特需の反動と原材料高で営業利益が75%減と厳しい決算でしたが、FY2026/3はコスト削減効果でQ3経常利益が前年比+26.7%と改善基調。PBR0.34倍・自己資本比率68%・無借金という鉄壁の財務を持つ資産バリュー株です。

小売業スタンダード市場

会社概要

業種
小売業
決算期
3月
本社
福岡県北九州市小倉北区魚町2-6-10
公式
www.nafco.tv

社長プロフィール

石田卓巳
代表取締役社長
堅実経営者
お客様の暮らしに寄り添い、家具からDIY資材まで幅広い品揃えでお応えしてまいります。コスト構造改革と商品力の強化により、収益性の回復と持続的な成長を目指します。

この会社のストーリー

1947
深町家具として創業

創業者・深町勝義が福岡県で家具店をスタート。戦後復興期に人々の暮らしを支える家具づくりから事業を始めました。

1970
株式会社ナフコ設立

大牟田市に第1号店を開設。家具販売で培ったノウハウを活かし、本格的な小売チェーン展開をスタートしました。

1973
ホームセンター事業に参入

家具だけでなくDIY・建材・園芸用品を扱うホームセンター業態に進出。家具との併設という独自モデルを確立しました。

2001
グループ再編・経営統合

深町家具店・西日本ナフコ・宮崎ナフコを吸収合併し、経営の効率化を実現。全国展開への基盤を整えました。

2003
ジャスダック上場

株式を公開し、資本市場からの信頼を獲得。成長資金を確保し、店舗網の拡大を加速させました。

2021
コロナ特需で過去最高益

巣ごもり需要によるDIY・園芸ブームで売上高2,346億円・営業利益182億円の過去最高を記録しました。

2026
業績底打ちと構造改革

コスト削減とPB商品の拡充により、FY2026/3はQ3時点で経常利益が前年比+26.7%と改善基調に転じています。

注目ポイント

PBR0.34倍・無借金の鉄壁財務

自己資本比率68%、有利子負債ゼロの無借金経営。純資産の3分の1で買える圧倒的な資産バリューが魅力です。

業績底打ちからの反転期待

FY2025/3を底にQ3経常利益は前年比+26.7%と改善中。コスト構造改革の効果が収益に現れ始めています。

配当+優待で総合利回り3.5%

配当利回り2.69%に加え、UCギフト券・お買物券の株主優待で総合利回り約3.5%。個人投資家に人気の還元策です。

サービスの実績は?

360店舗
全国店舗数
34府県に展開
微減
40%
資材・DIY構成比
主力カテゴリ
横ばい
30%
家具構成比
TWO-ONE STYLE
横ばい
5499
臨時雇用者数
パート・アルバイト
横ばい

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 58円
安全性
安定
自己資本比率 68.3%
稼ぐ力
普通
ROE 0.1%
話題性
普通
ポジティブ 40%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
58
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/33821.8%
FY2017/33826.0%
FY2018/33825.8%
FY2019/33824.1%
FY2020/33922.5%
FY2021/35012.2%
FY2022/35620.1%
FY2023/35628.4%
FY2024/35852.6%
FY2025/358834.5%
9期連続増配
株主優待
あり
UCギフト券1,000円分またはナフコお買物券2,000円分(3月末)+UCギフト券1,000円分またはお買物券1,000円分(9月末)
必要株数100株以上(約22万円)
金額相当年間約2,000~3,000円相当
権利確定月3月・9月

配当はFY2021/3の50円からFY2024/3には58円へと4期連続で増配を実施しています。しかしFY2025/3は純利益が2億円弱まで落ち込んだため配当性向は834%と完全にタコ足配当の状態です。株主優待はUCギフト券またはナフコお買物券を年2回贈呈しており、優待込みの総合利回りは約3.5%と一定の還元水準を維持しています。

同業比較(収益性)

小売業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
0.1%
業界平均
5.1%
営業利益率上回る
この会社
100.4%
業界平均
5.3%
自己資本比率上回る
この会社
68.3%
業界平均
49.9%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2024/31,921億円
FY2025/31,811億円
営業利益
FY2024/31,930億円
FY2025/31,819億円

ナフコの業績はFY2021/3のコロナ特需をピークに5期連続の減収が続いています。売上高はFY2021/3の2,346億円からFY2025/3には1,819億円へと約22%縮小し、営業利益も182億円から13億円へ激減しました。ホームセンター業界全体の競争激化、原材料高、消費者の節約志向が収益を圧迫しています。FY2026/3は営業利益27億円と持ち直し予想ですが、コスト削減頼みの回復で本格的な成長軌道への復帰は道半ばです。

事業ごとの売上・利益

資材・DIY・園芸用品
約727億円40.0%)
生活用品
約545億円30.0%)
家具・ホームファッション用品
約546億円30.0%)
資材・DIY・園芸用品約727億円

売上構成比約40%。建材・工具・塗料・園芸用品等。プロ向け需要も取り込む主力カテゴリ

生活用品約545億円

売上構成比約30%。日用消耗品・ペット用品・家電等。来店頻度を支える集客カテゴリ

家具・ホームファッション用品約546億円

売上構成比約30%。家具専門店「TWO-ONE STYLE」を併設。利益率が高い収益カテゴリ

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
0.1%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
0.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
100.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2024/31.9%1.3%100.4%
FY2025/30.1%0.1%100.4%

収益性はFY2021/3の営業利益率7.8%からFY2025/3には0.7%へと急低下しており、コロナ特需の反動減が鮮明です。ROEも7.6%から0.1%へと著しく悪化しており、株主資本の有効活用ができていない状況です。ホームセンター業界平均の営業利益率3~5%と比較しても大幅に下回っており、PB商品の拡充や物流効率化による利益率の改善が急務となっています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率68.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
184億円
会社の純資産
1,540億円

財務基盤は非常に堅実であり、自己資本比率は5期を通じて64~69%と高い水準を維持しています。さらに有利子負債はゼロの実質無借金経営であり、業績が悪化しても財務面での不安はありません。BPS(1株あたり純資産)は6,263円と株価2,158円を大幅に上回っており、PBR0.34倍という割安さの根拠となっています。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-7.1億円
営業CF
投資に使ったお金
-59.5億円
投資CF
借入・返済など
-78.4億円
財務CF
手元に残ったお金
-66.5億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3248億円-35.0億円-44.9億円213億円
FY2022/311.8億円-35.0億円-45.6億円-23.2億円
FY2023/396.6億円-34.3億円-42.2億円62.3億円
FY2024/391.7億円-49.4億円-73.6億円42.3億円
FY2025/3-7.1億円-59.5億円-78.4億円-66.5億円

営業キャッシュフローはFY2021/3の248億円からFY2025/3にはマイナス7億円へと大幅に悪化しており、本業のキャッシュ創出力が著しく低下しています。FY2025/3はフリーキャッシュフローもマイナス67億円と赤字に転落。配当支払い(財務CF)を続けながら設備投資(投資CF)も継続しているため、手元資金の減少が懸念されます。ただし無借金経営であり、資産の厚みで当面の資金繰りに問題はありません。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1競争激化リスク:ホームセンター業界の再編・大手による寡占化が進行中
2原材料価格リスク:木材・建材等の仕入価格高騰が利益を圧迫
3消費動向リスク:インフレによる消費者の節約志向が来店頻度・客単価に影響
4人手不足リスク:小売業界全体の人材確保難と人件費の上昇
5自然災害リスク:九州地盤のため台風・豪雨等による店舗被害の可能性

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3189億円72.3億円38.2%
FY2022/3126億円46.1億円36.7%
FY2023/396.6億円40.2億円41.6%
FY2024/355.5億円24.4億円44.0%
FY2025/313.3億円11.5億円86.2%

FY2021/3からFY2024/3までの実効税率は36~44%と概ね法定税率に準じた水準で推移していましたが、FY2025/3は86.2%と異常な高さを示しています。これは税引前利益が13億円と極めて小さいため、税効果会計上の繰延税金資産の取り崩し等の影響が相対的に大きくなったためです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
612万円
従業員数
1,287
平均年齢
40.5歳
平均年収従業員数前年比
当期612万円1,287-

従業員の平均年収は612万円、平均年齢40.5歳、平均勤続年数18.4年と小売業界としては高い年収水準を維持しています。従業員数1,287名に対し臨時雇用者5,499名とパート比率が約81%に達しており、人件費の変動費化が進んでいます。長い勤続年数は安定した雇用環境を示しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主58.5%
浮動株41.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
事業法人等31.6%
外国法人等6.2%
個人その他62.2%

筆頭株主の深勝興産(創業家の資産管理会社)31.6%に加え、深町家・石田家等の創業家一族が合計約27%を保有。創業家による強固な経営支配体制。

株式会社深勝興産(7,759,000株)31.57%
THE SFP VALUE REALIZATION MASTER FUND LTD.(常任代理人立花証券株式会社)(1,511,000株)6.15%
髙野 將光(893,000株)3.64%
髙野 裕子(893,000株)3.64%
深町 宏子(893,000株)3.63%
石田 佳子(893,000株)3.63%
永野 共世(893,000株)3.63%
深町 圭司(825,000株)3.36%
深町 正(754,000株)3.07%
時山 典子(558,000株)2.27%

筆頭株主の深勝興産(31.6%)は創業者・深町勝義の資産管理会社であり、代表取締役は深町宏子氏です。上位10名のうち8名が深町家・石田家・髙野家等の創業家関係者で合計約58%を保有しており、典型的なオーナー企業の構成です。社長の石田卓巳氏は創業者の長女・石田佳子氏(副社長)の夫で、創業家の婿養子として経営を担っています。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億5,600万円
取締役13名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
資材・DIY・園芸用品約727億円--
生活用品約545億円--
家具・ホームファッション用品約546億円--

ナフコはホームセンターと家具専門店を併設するコンビネーション型店舗が特徴で、九州を中心に全国360店舗を展開しています。事業リスクとしては、コーナン商事やカインズ等の大手との競争激化に加え、原材料価格の高騰、消費者の節約志向による客単価の低下が挙げられます。特に業界再編の波が押し寄せており、規模の経済で劣後するリスクがあります。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 18名)
女性 2名(11.1% 男性 16
11%
89%
設備投資額
82.0億円
平均勤続年数(従業員)
18.4
臨時従業員数
5499

取締役18名のうち女性は2名で、女性役員比率は11.1%と改善余地があります。臨時雇用者5,499名と正社員1,287名のパート比率が高い小売業型の人員構成です。設備投資は82億円と店舗の改装・維持に積極的な投資を継続しており、平均勤続年数18.4年は小売業界では長く、安定した雇用環境を反映しています。

会社の計画は順調?

D
総合評価
2期連続で期初予想を下回る着地、特に利益面の下ブレが大きい

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

直近業績ガイダンス(FY2026予想)
FY2026
売上高: 目標 1730.8億円 順調 (1289.2億円)
74.5%
営業利益: 目標 27.0億円 順調 (23.0億円)
85.2%
経常利益: 目標 27.0億円 順調 (29.3億円)
108.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20241,960億円1,921億円-2.0%
FY20251,850億円1,819億円-1.7%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202470億円52億円-26.2%
FY202530億円13億円-57.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ナフコの業績予想精度は2期連続で売上・利益ともに未達が続いており、特にFY2025/3の営業利益は期初予想30億円に対し12.7億円と57.8%もの下ブレで着地しました。ホームセンター業界の構造的な逆風を十分に織り込めていない印象です。ただしFY2026/3はQ3時点で経常利益の進捗率が108.5%と通期計画を超過しており、保守的な計画策定に転換した可能性があります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

株主総利回り(TSR)はFY2025時点で211.8%と、投資元本の約2.1倍のリターンを実現しています。同期間のTOPIXリターン213.4%とほぼ同水準であり、市場平均並みのパフォーマンスです。FY2024にはTSR293.9%と大きく上振れましたが、FY2025/3の業績悪化で株価が調整し、TOPIXとの差が縮小しました。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+111.8%
100万円 →211.8万円
111.8万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021223.8万円+123.8万円123.8%
FY2022184.7万円+84.7万円84.7%
FY2023196.9万円+96.9万円96.9%
FY2024293.9万円+193.9万円193.9%
FY2025211.8万円+111.8万円111.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残24,100株
売り残547株
信用倍率44.1倍
2026/3/21時点
今後の予定
FY2026 本決算発表2026年5月上旬
月次売上高速報毎月上旬

PERは42.1倍と一見割高に見えますが、これはFY2025/3の純利益がわずか2億円と異常に低い水準であるためです。一方でPBR0.34倍はセクター平均1.20倍を大幅に下回る超割安水準であり、純資産に対する株価の低さが際立っています。信用倍率44.1倍と買い残が多く、需給面ではやや重い状況ですが、業績回復が確認されれば見直し余地は大きいです。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや改善
報道件数(30日)
35
前月比 -8.2%
メディア数
18
株探, 日本経済新聞, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 松井証券 ほか
業界内ランキング
上位 65%
小売業 1,300社中 845位
報道のトーン
40%
好意的
35%
中立
25%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績50%
業界再編・競合25%
株主優待・配当15%
店舗・出店10%

最近の出来事

2025年5月大幅減益

FY2025/3本決算にて営業利益75.5%減の13億円と厳しい着地。コロナ特需の反動減と原材料高が直撃。

2025年8月回復兆し

FY2026/3期Q1決算にて経常利益18.0億円を計上し、コスト削減効果による収益改善の兆しが見え始めた。

2026年2月Q3改善

Q3累計の経常利益は前年同期比26.7%増の29.3億円。利益率の回復が確認され、業績底打ちの期待が高まる。

最新ニュース

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11/07 · 株探
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08/08 · 松井証券
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05/09 · 株探
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03/01 · 日本経済新聞

ナフコ まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 58円
安全性
安定
自己資本比率 68.3%
稼ぐ力
普通
ROE 0.1%
話題性
普通
ポジティブ 40%

PBR0.34倍の超割安、無借金経営のホームセンター大手が業績底打ちへ

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU