イオン九州2653
AEON KYUSHU CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段、九州の「イオン」や「マックスバリュ」でお買い物をするとき、そのお店を運営しているのがイオン九州です。食品や日用品はもちろん、衣料品まで揃う便利なお店の裏側で、地域に根ざした品揃えやサービスを提供しています。最近では、地元のスーパーがイオン九州の仲間入りをすることも増えており、あなたの街の馴染みのお店も、実はイオン九州が支えているかもしれません。お買い物の際に使える株主優待券も人気で、私たちの暮らしにとても身近な企業です。
イオン九州は、九州全域で総合スーパーや食品スーパーを展開するイオングループの中核企業です。2025年2月期は売上高5,316億円、営業利益105億円を達成し、増収基調を維持しています。近年はトキハインダストリー(大分)やジョイフルサン(長崎)など地場スーパーのM&Aを加速させ、ドミナント戦略を強化しています。今後はM&Aによる規模拡大効果に加え、DX投資による収益性改善が成長の鍵となります。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 福岡県福岡市東区香椎浜二丁目8番30号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/02期 | 25.5% | 8.2% | 2.1% |
| 2025/02期 | 11.4% | 3.4% | 2.1% |
| 2026/02期 | - | - | 2.1% |
収益性指標は、営業利益率が2021/03期の0.9%から2025/03期には2.0%へと着実に改善しており、経営効率の向上が顕著に表れています。ROE(自己資本利益率)は2024/03期に14.0%まで上昇するなど、投資家から見た資本効率の面でも高い水準を記録しました。近年は店舗運営の生産性向上が利益率の押し上げに寄与しており、限られた経営資源で利益を生み出す体質が着実に強化されています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/02期 | 4,847億円 | 104億円 | 70.3億円 | 205.2円 | - |
| 2025/02期 | 5,055億円 | 105億円 | 60.4億円 | 177.4円 | +4.3% |
イオン九州は、店舗のデジタルトランスフォーメーション(DX)による運営効率化や、食品部門を中心とした積極的な販促策が奏功し、売上高は2021/03期の約3,482億円から2025/03期には約5,316億円まで順調に拡大しました。営業利益についても、店舗再編やコスト管理の徹底により、2021/03期の約31億円から2025/03期には約105億円へと飛躍的な成長を遂げています。今後は既存店での収益性向上に加え、M&Aによるグループ規模の拡大を背景に、安定的な増収増益基調の維持を目指しています。 【2026/02期実績】売上5206億円(前期比3.0%)、営業利益107億円、純利益0百万円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
九州・山口エリアでの総合スーパーや食品スーパー運営を主軸とし、収益の大部分は店舗販売に依存しています。主要な事業リスクとして、地域経済の人口減少に伴う消費の伸び悩みや、原材料費・物流費の高騰による利益率の圧迫が重要視されており、デジタル活用によるコスト削減が進められています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | 4,800億円 | — | 4,812億円 | +0.3% |
| 2024期 | 4,985億円 | — | 5,103億円 | +2.4% |
| 2025期 | 5,340億円 | — | 5,316億円 | -0.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | 34億円 | — | 57億円 | +66.6% |
| 2024期 | 85億円 | — | 104億円 | +22.1% |
| 2025期 | 106億円 | — | 105億円 | -0.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
イオン九州は現在、明確な中期経営計画を開示していませんが、単年度の業績予想を公表しています。2026年2月期は期中に利益予想を上方修正し、経常利益で115億円を目指します。過去の業績予想は期初時点では保守的で、期中に増額修正される傾向にあります。特に利益面での上振れが目立ち、コスト管理や生産性向上が奏功していることが伺えます。投資家としては、M&Aによる規模拡大が利益にどう貢献していくか、今後の計画達成力に注目です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026年2月期の経常利益を従来予想から増額修正し、最高益更新を達成。
完全子会社のジョイフルサンを吸収合併し、経営効率化を推進。
物流効率化を目指し、他社との共同輸配送の実証実験を開始。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性については、積極的な投資に伴い有利子負債が2024/03期から発生したものの、自己資本比率は30.6%まで改善し、経営の安定性は維持されています。資産規模も店舗網の拡大とともに2021/03期の約1,682億円から2025/03期には約1,802億円へと増大し、成長に向けた投資の蓄積が見て取れます。今後も負債をコントロールしつつ、強固な資本基盤を活用した出店戦略や設備投資を推進していく方針です。 【2026/02期】総資産2064億円、純資産606億円、自己資本比率28.5%、有利子負債476億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2023/02期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2024/02期 | 146億円 | 116億円 | 38.2億円 | 29.9億円 |
| 2025/02期 | 144億円 | 174億円 | 50.6億円 | 29.3億円 |
営業キャッシュフローは近年140億円前後で安定しており、本業でしっかりと現金を稼ぐ力が高まっています。一方で、投資キャッシュフローは新規出店や店舗改装などの成長投資により年間100億円から170億円規模の支出が継続しています。将来の成長に向けた積極的な設備投資を優先しているため、フリーキャッシュフローは年度により変動していますが、事業基盤の強化には不可欠な投資といえます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は16.7%であり、多様性の確保に向けて一定の登用が進められています。監査体制については監査役会を設置し、適切に監視機能が働いています。また、連結子会社を抱え1万4000人超の臨時従業員を擁する大規模な小売企業として、ガバナンスとコンプライアンスの強化に努めています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 484万円 | 5,317人 | - |
従業員平均年収は484万円であり、小売業界の平均的な水準に位置しています。昨今の物価高や人手不足を背景に、生産性向上による賃上げや待遇改善が経営課題となっており、グループ全体の賃金体系の動向に左右される傾向があります。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
開示されたデータによると、イオン九州のTSR(株主総利回り)は、分析対象期間(2021期~2025期)を通じて一貫してTOPIX(東証株価指数)を下回る(アンダーパフォーム)結果となっています。これは、同期間にTOPIXが好調に推移した一方で、同社の株価上昇と配当が市場全体の成長ペースに追いつけなかったことを示唆しています。特に2025期には差が拡大しており、M&Aによる事業拡大が株主価値向上に直結するかが今後の課題と言えます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/02期 | 5.4円 | - |
| 2017/02期 | 5.4円 | 46.1% |
| 2018/02期 | 5.4円 | 185.2% |
| 2019/02期 | 5.4円 | 113.6% |
| 2020/02期 | 5.4円 | 63.4% |
| 2021/02期 | 15円 | 20.1% |
| 2022/02期 | 20円 | 25.0% |
| 2023/02期 | 28円 | 20.8% |
| 2024/02期 | 50円 | 24.4% |
| 2025/02期 | 45円 | 25.4% |
| 権利確定月 | 2月・8月 |
配当方針として安定的な利益還元を重視しており、成長投資とバランスを取りながら継続的な配当を目指しています。配当性向25%程度を目安とした適正な水準での還元を行っており、株主の皆様への利益配分を経営の重要課題と位置付けています。また、株主優待と合わせた総合的な利回りの高さも個人投資家から支持されており、長期保有を促す株主還元策が充実しています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 108.4万円 | 8.4万円 | 8.4% |
| 2022期 | 122.1万円 | 22.1万円 | 22.1% |
| 2023期 | 131.1万円 | 31.1万円 | 31.1% |
| 2024期 | 186.5万円 | 86.5万円 | 86.5% |
| 2025期 | 148.2万円 | 48.2万円 | 48.2% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
イオン九州のPERは18.1倍と、小売業の業界平均(約25.6倍)と比較して割安な水準にあります。PBRは1.74倍で業界平均並みです。信用取引では買い残が売り残を大幅に上回る「信用倍率36.43倍」となっており、短期的な株価上昇への期待が高い一方で、将来の売り圧力となる可能性も注視が必要です。今後の決算発表は4月9日に予定されており、M&Aの効果が業績にどう反映されるかが焦点となります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2024/02期 | 105億円 | 35.1億円 | 33.3% |
| 2025/02期 | 110億円 | 49.9億円 | 45.2% |
法人税等の支払額は利益の成長に連動して増加傾向にあります。年度によって実効税率に変動があるのは、税効果会計の適用や繰延税金資産の取り崩し等の調整項目が影響しているためです。今後も利益水準の維持が見込まれるため、税負担も一定の規模で推移することが予想されます。
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