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立花エレテック8159

TACHIBANA ELETECH CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 100円
安全性
普通
自己資本比率 46.8%
稼ぐ力
普通
ROE 5.6%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

この会社ってなに?

あなたが毎日使うスマートフォンや自動車、家電製品。これらが作られる工場の裏側で、立花エレテックは活躍しています。例えば、製品を組み立てるロボットや、品質をチェックするセンサーがスムーズに動くための部品やシステムを提供しているのが同社です。また、エアコンやエレベーターといったビルの設備にも関わっており、私たちの快適な生活を陰で支えています。普段目にすることはないかもしれませんが、日本の「ものづくり」に欠かせない重要な役割を担っている会社なのです。

三菱電機系の技術商社。FAシステムと半導体デバイスを事業の両輪とし、安定した顧客基盤を持つ。直近の2025年3月期決算では、売上高2201.1億円、営業利益82.22億円を記録したが、半導体市況の調整を受け前年比で減収減益となった。2026年3月期は営業利益75.00億円とさらなる減益を見込むが、配当は100円を維持する方針で株主還元への意識は高い。PBRは0.72倍と解散価値を依然として下回っており、資本効率の改善が今後の課題となる。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
3月
本社
大阪府大阪市西区西本町1-13-25

サービスの実績は?

49%
FAシステム事業 売上構成比
工場の自動化を支える主力事業
FY2024
38%
半導体デバイス事業 売上構成比
ルネサス製などが中心の第2の柱
FY2024
10%
施設事業 売上構成比
空調などビル設備関連
FY2024
100
1株当たり配当金
2025期実績
±0% YoY
33.4%
配当性向
2025期実績
-3.8pt YoY
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.6%(累計)
株主資本の利回り
ROA
2.7%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
3.1%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期4.6%2.9%-
2022/03期6.7%4.0%-
2023/03期9.7%5.4%-
2024/03期9.6%5.1%4.7%
2025/03期7.5%4.1%3.7%
3Q FY2026/35.6%(累計)2.7%(累計)3.1%

収益性については、FA機器関連の好調が寄与し2023/03期には営業利益率が4.5%まで向上しました。ROE(自己資本利益率)は安定して9%前後を維持しており、資本効率を意識した経営が評価されています。しかし、足元では市況の減速を反映し、2025/03期の営業利益率は3.7%へと低下傾向にあります。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期1,614億円34.6億円137.0円-
2022/03期1,934億円51.4億円204.2円+19.8%
2023/03期2,273億円78.4億円313.9円+17.5%
2024/03期2,310億円108億円84.7億円347.3円+1.7%
2025/03期2,201億円82.2億円70.5億円299.7円-4.7%

立花エレテックは三菱電機系の技術商社として、FAシステムや半導体デバイスを軸に安定した収益基盤を構築しています。売上高は2024/03期に2,310億円と過去最高水準を達成しましたが、その後は市況の影響を受け2025/03期には2,201億円へと減収となりました。2026/03期に向けては微増収の2,250億円を予想しており、景気動向に応じた柔軟な事業運営を行っています。 【3Q 2026/03期実績】売上1584億円(通期予想比70%)、営業利益49億円(同65%)、純利益46億円(同84%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.6%(累計)
業界平均
7.9%
営業利益率下回る
この会社
3.1%
業界平均
3.6%
自己資本比率上回る
この会社
46.8%
業界平均
46.0%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億9,000万円
取締役4名の合計

主力のFAシステム事業が売上の約半分を占め、次いで半導体デバイス事業が収益を牽引する構造です。事業リスクとしては、特定のメーカー(三菱電機やルネサス等)への依存度が高く、それらの企業の業績変動やサプライチェーンの乱れが直接的な経営リスクとなります。

会社の計画は順調?

C
総合評価
過去の中計は未達。直近の業績予想は外部環境悪化で下方修正が多く、精度に課題。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

2026年3月期 連結業績予想
2026期
売上高: 目標 2,250億円 順調 (2,201.1億円)
97.8%
営業利益: 目標 75.00億円 順調 (82.22億円)
109.6%
当期純利益: 目標 55.00億円 順調 (70.46億円)
128.1%
(旧)中期経営計画 C.C.J2200
〜2021期
売上高: 目標 2,200億円 未達 (1,614.4億円)
73.4%
営業利益: 目標 70億円 未達 (40.33億円)
57.6%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期2,280億円2,201億円-3.5%
2024期2,230億円2,310億円+3.6%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期100億円82億円-17.8%
2024期95億円108億円+13.3%
2023期68億円103億円+52.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現在、明確な中期経営計画は公表されておらず、単年度の業績予想で経営目標が示されています。過去の中計「C.C.J2200」は主要目標が未達に終わりました。業績予想の精度を見ると、市況が良い局面では大幅な上振れ、悪化局面では下振れする傾向があり、外部環境の影響を受けやすい事業構造がうかがえます。投資家としては、安定した計画達成能力より、市況サイクルを見極めることが重要になります。

どんな話題が多い?

決算・業績40%
株価・市況30%
ガバナンス・人事15%
DX・技術15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +5.4%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 会社四季報オンライン ほか
業界内ランキング
上位 15%
卸売業 300社中 45位
報道のトーン
45%
好意的
35%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年6月DX戦略

マーケティングプラットフォームを導入し、デジタルトランスフォーメーションを加速させている。

2026年2月減収減益

2026年3月期第3四半期累計の経常利益は前年同期比9.4%減の60.1億円となった。

2026年3月健康経営

人的資本経営の評価として、「健康経営優良法人 2026」に初めて選定された。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率46.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
123億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,011億円
会社の純資産

同社の財務健全性は極めて良好で、自己資本比率は50%台後半を安定的に維持しています。かつては実質無借金経営を継続してきましたが、2024/03期には有利子負債が327億円発生したものの、2025/03期には174億円まで圧縮し、強固な財務体質を再構築しています。今後も手元流動性を確保しつつ、成長投資と株主還元のバランスを重視する方針です。 【3Q 2026/03期】総資産1755億円、純資産1011億円、自己資本比率46.8%、有利子負債123億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+165億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-8.3億円
投資に使ったお金
Financing CF
-93.5億円
借入・返済など
Free CF
+156億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期49.5億円13.0億円18.4億円36.5億円
2022/03期76.0億円9.7億円7.0億円85.6億円
2023/03期2.9億円2.1億円8,800万円7,500万円
2024/03期21.3億円12.9億円22.7億円8.4億円
2025/03期165億円8.3億円93.5億円156億円

2025/03期は営業キャッシュフローが165億円のプラスへと大きく改善し、フリーキャッシュフローは156億円の黒字を記録しました。これは運転資本の効率化が進んだことが主な要因です。過去には一時的に営業CFがマイナスとなる期もありましたが、現在は安定したキャッシュ創出能力を取り戻しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 0名(0.0% 男性 10
100%
監査報酬
5,200万円
連結子会社数
16
平均勤続年数(従業員)
17

女性役員比率が0.0%である点は課題ですが、健康経営優良法人への認定など、人的資本経営への取り組みを強化しています。監査報酬5,200万円を投じた強固な監査体制により、連結子会社16社を含むグループ全体のガバナンスが確保されています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主48.8%
浮動株51.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関20.8%
事業法人等28%
外国法人等8.6%
個人その他41%
証券会社1.6%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は三菱電機・サンセイテクノス・三菱UFJ銀行。

三菱電機株式会社(1,921,000株)8.36%
株式会社サンセイテクノス(1,661,000株)7.23%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,591,000株)6.93%
株式会社三菱UFJ銀行(1,082,000株)4.71%
株式会社きんでん(754,000株)3.28%
立花エレテック従業員持株会(747,000株)3.25%
株式会社ノーリツ(742,000株)3.23%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(494,000株)2.15%
日本生命保険相互会社(471,000株)2.05%
株式会社たけびし(459,000株)2%

三菱電機が筆頭株主(8.36%)であり、同社の主要特約店としての強固な協力関係が経営の安定基盤となっています。また、金融機関や事業会社が上位に名を連ねる一方、従業員持株会も一定比率を保有しており、安定株主構成が特徴的です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1経済状況の変動について当社企業グループは、FA機器製品・半導体デバイス製品、設備機器製品のシステム販売を主な事業とする企業であり、取引先は製造業を中心として幅広い業種に及んでおります
2大規模災害の発生について当社企業グループは、大規模な地震、台風、火災などの大規模災害が発生した場合、社屋の損壊、本社機能をはじめ物流機能及び営業機能に支障が生じるリスクがあります
3社会、政治の混乱について当社企業グループは、テロや国際紛争、新型感染症の流行等によって社会的、政治的に大きな混乱が発生し事業活動の停滞が長期化した場合、経営全般に悪影響が及ぶリスクがあります
4債権回収について当社企業グループは、取引先の定期調査分析を実施するなど、与信管理に細心の注意を払っておりますが、取引先の資金繰りの急激な悪化や倒産などにより、債権が回収不能となり貸倒損失が発生する可能性があります
5退職給付債務について当社企業グループの従業員退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算で設定される前提条件や年金資産の長期期待収益率で算出されます

社員の給料はどのくらい?

平均年収
798万円
従業員数
1,478
平均年齢
43.4歳
平均年収従業員数前年比
当期798万円1,478-

従業員平均年収は798万円と業界内でも高水準にあります。技術商社として専門的な知見が求められるため、高い付加価値を創出する人材への報酬水準が維持されており、技術サービスを伴うビジネスモデルがこの給与水準を支えています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、株価変動と配当を合わせた投資家の総合的なリターンを示す指標です。2025期までの5年間でみると、2024期を除きTOPIXのパフォーマンスを下回る(アンダーパフォーム)年が多くなっています。これは、市況変動により株価が伸び悩む期間があった一方、安定配当は実施してきたものの、それを上回るTOPIXの上昇ペースに追いつけなかったことが背景にあります。2024期は半導体関連株への物色を背景に株価が大きく上昇し、一時的にTOPIXを上回る高いリターンを実現しました。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
100
方針: 配当性向30%目標
1株配当配当性向
2016/03期2618.2%
2017/03期2818.2%
2018/03期4022.2%
2019/03期4824.7%
2020/03期4827.6%
2021/03期3727.0%
2022/03期6029.4%
2023/03期9028.7%
2024/03期10028.8%
2025/03期10033.4%
4期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

同社は持続的な成長と株主還元のバランスを重視し、安定的な配当維持を基本方針としています。配当性向30%程度を一つの指標として掲げており、業績の拡大とともに増配を実施してきました。株主優待制度と組み合わせることで、長期保有を推奨するインカムゲイン重視の設計となっています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 192.7万円 になりました (92.7万円)
+92.7%
年度末時点評価額損益TSR
2021期114.0万円14.0万円14.0%
2022期120.4万円20.4万円20.4%
2023期150.3万円50.3万円50.3%
2024期243.2万円143.2万円143.2%
2025期192.7万円92.7万円92.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残52,200株
売り残14,500株
信用倍率3.60倍
2026年3月6日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
2026年3月期 第2四半期決算発表2026年11月上旬
定時株主総会2026年6月下旬

PER12.4倍、PBR0.72倍と、卸売業の業界平均と比較して割安な水準にあります。特にPBRが1倍を大きく下回っている点は、株価の割安感を示す一方で、資本効率性の改善が市場から求められていることを示唆します。配当利回りは3.37%と業界平均より高く、高配当株としての魅力があります。信用倍率は3.60倍と標準的な水準で、需給面の懸念は限定的です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期43.9億円9.3億円21.2%
2022/03期74.1億円22.7億円30.6%
2023/03期110億円31.6億円28.7%
2024/03期119億円34.1億円28.7%
2025/03期86.9億円16.4億円18.9%

法人税等の支払額は、税引前利益の増減に伴い変動しています。2025/03期は繰延税金資産の取り崩し等により実効税率が一時的に18.9%まで低下しました。2026/03期の見通しでは、標準的な税負担水準である約27%程度に戻ることを想定しています。

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もっと知る

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立花エレテック まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 100円
安全性
普通
自己資本比率 46.8%
稼ぐ力
普通
ROE 5.6%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

「創業100年超、三菱電機系の老舗技術商社が工場の自動化と半導体の安定供給を支える縁の下の力持ち」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU