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サンゲツ8130

Sangetsu Corporation

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 150円
安全性
安定
自己資本比率 58.3%
稼ぐ力
普通
ROE 9.7%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが新しい家に引っ越したり、部屋の模様替えを考えたりするとき、壁紙やカーテン、床のカーペットを選ぶことがあるかもしれません。そのとき、カタログやお店で目にする多くの商品がサンゲツのものです。実は、日本で使われている壁紙の約半分はサンゲツが手掛けており、業界のトップ企業です。おしゃれなカフェやホテルの内装、オフィスの床材など、普段あなたが何気なく過ごしている空間の多くも、サンゲツの製品で彩られています。まさに、私たちの暮らしの背景をデザインしている会社なのです。

インテリア業界最大手のサンゲツは、2025期に売上高2,003.8億円、営業利益181.7億円を達成し、増収基調を維持しています。ただし、利益面では原材料価格の高騰などにより前期比で減益となるなど、課題も残ります。同社は壁紙メーカーの買収や新工場への投資を通じて製販一体体制を強化しており、コスト削減と安定供給を目指しています。7期連続増配を実施するなど株主還元にも積極的で、配当性向の高さも投資家から注目されています。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
3月
本社
愛知県名古屋市西区幅下一丁目4番1号

サービスの実績は?

2,003.8億円
連結売上高
2025期実績
+5.5% YoY
181.7億円
連結営業利益
2025期実績
-4.9% YoY
150
1株当たり配当金
2025期実績
+7.1% YoY
7期連続
連続増配期間
2025期時点
継続中
70.2%
配当性向
2025期実績
高水準を維持
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
9.7%(累計)
株主資本の利回り
ROA
5.6%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
9.0%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期5.1%3.0%-
2022/03期0.3%0.2%-
2023/03期15.2%9.0%-
2024/03期14.1%8.5%10.1%
2025/03期11.4%7.1%9.1%
3Q FY2026/39.7%(累計)5.6%(累計)9.0%

2023/03期には営業利益率が11.5%まで上昇し、収益性が大幅に改善しました。これは商品ミックスの最適化や価格転嫁の進展が利益を押し上げた結果であり、ROE(自己資本利益率)も14.6%という高水準を記録しています。2025/03期以降は原材料価格の変動や競争環境の変化により利益率はやや落ち着きましたが、依然として効率的な資産運用による高い収益性を維持しています。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期1,453億円47.8億円79.0円-
2022/03期1,495億円2.8億円4.7円+2.9%
2023/03期1,760億円140億円238.7円+17.8%
2024/03期1,899億円191億円143億円243.4円+7.9%
2025/03期2,004億円182億円126億円213.9円+5.5%

サンゲツは、インテリア業界最大手の専門商社として強固な基盤を持ち、2023/03期以降は売上高が1,700億円超から2,000億円規模へと成長フェーズに移行しました。2025/03期には売上高2,003億円を達成し、壁紙・床材の安定的な需要に加え、高付加価値製品の販売が寄与しています。今後は、住宅リフォーム需要や新建材「INNO PANEL®」の投入により、さらなる売上高の拡大と収益性の維持を目指す見通しです。 【3Q 2026/03期実績】売上1514億円(通期予想比72%)、営業利益136億円(同72%)、純利益102億円(同78%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
9.7%(累計)
業界平均
7.9%
営業利益率上回る
この会社
9.0%
業界平均
3.6%
自己資本比率上回る
この会社
58.3%
業界平均
46.0%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億2,900万円
取締役3名の合計

主な事業リスクとして原材料価格や物流コストの変動、および建設業界の景況感依存が挙げられます。壁装材国内最大手の強みを活かした製販一貫体制を強化しており、子会社29社を抱えるグループ経営で、変化する内装市場のトレンドに対応しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
旧中計は大幅な前倒し達成。現中計も概ね順調だが、直近の業績予想はやや未達。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(FY2024-2026)
2024期〜2026期
売上高: 目標 2,100億円 順調 (2,003.8億円)
95.4%
営業利益: 目標 190億円 順調 (181.74億円)
95.7%
ROE: 目標 10%以上 達成 (12%)
100%
(旧)中期経営計画(FY2021-2023)
2021期〜2023期
売上高: 目標 1,590億円 前倒し達成 (1,760.2億円)
100%
営業利益: 目標 100億円 前倒し達成 (202.8億円)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期2,100億円2,004億円-4.6%
2024期1,830億円1,899億円+3.7%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期190億円182億円-4.3%
2024期150億円191億円+27.4%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

旧中期経営計画では目標を大幅に前倒しで達成しており、計画実行能力は高く評価できます。現在進行中の新中期経営計画(2024期-2026)では、最終年度の売上高2,100億円、営業利益190億円を目標に掲げています。2025期実績ベースでの進捗率は約95%と順調ですが、期初の会社予想に対しては若干の未達で着地しており、原材料高騰などの外部環境の影響を受けやすい側面も見られます。今後はM&Aで傘下に収めた工場の稼働によるシナジー創出が、目標達成の鍵となります。

どんな話題が多い?

業績・決算30%
新製品・技術30%
サステナビリティ20%
DX・生産性向上20%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.4%
メディア数
48
日本経済新聞, 日経電子版, PR TIMES, ダイヤモンドオンライン, 株探
業界内ランキング
上位 15%
卸売業 2,500社中 375位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月新製品発表

施工時間を3割短縮する壁紙と石こうボード一体型建材を発売。

2026年2月業務提携

帝人フロンティアとカーテンの水平循環リサイクルシステムを開始。

2025年10月DX推進

社内DX活動としてノーコードアプリ導入数が300件を突破

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率58.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
122億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,161億円
会社の純資産

自己資本比率は60%台を安定的に維持しており、非常に健全な財務基盤を構築しています。2025/03期には有利子負債が約535億円まで増加しましたが、これは積極的な設備投資や事業基盤強化のための資金調達によるものであり、資産拡大に伴うものです。強固なネット資産を背景に、将来の成長投資と株主還元の両立が可能な財務体質を保っています。 【3Q 2026/03期】総資産1819億円、純資産1161億円、自己資本比率58.3%、有利子負債122億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+193億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-68.7億円
投資に使ったお金
Financing CF
-39.8億円
借入・返済など
Free CF
+124億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期96.9億円26.0億円118億円71.0億円
2022/03期57.2億円8.3億円133億円48.9億円
2023/03期174億円4.1億円93.5億円170億円
2024/03期128億円18.5億円112億円110億円
2025/03期193億円68.7億円39.8億円124億円

営業キャッシュフローは安定してプラスを維持しており、本業でしっかりと潤沢なキャッシュを創出する体制が整っています。2025/03期には投資活動による支出が約69億円まで増加しましたが、これは広島新工場への投資など将来の成長に向けた戦略的支出が主因です。創出したフリー・キャッシュフロー(FCF)は、株主還元や事業拡大のための資金として効率的に活用されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 7名)
女性 3名(42.9% 男性 4
43%
57%
監査報酬
6,000万円
連結子会社数
29
設備投資額
55.9億円
平均勤続年数(従業員)
15.4
臨時従業員数
246

女性役員比率が42.9%と非常に高く、ダイバーシティ経営を積極的に推進しています。監査体制においても6,000万円の監査報酬を投じるなどガバナンスの透明性を確保しており、連結子会社29社を擁する大規模な企業グループとして強固な統治体制を構築しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主41.3%
浮動株58.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関29.1%
事業法人等12.2%
外国法人等16.9%
個人その他39.3%
証券会社2.5%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(9,643,000株)16.4%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(2,740,000株)4.66%
サンゲツ共栄会(1,730,000株)2.94%
日 比 喜 雄(1,708,000株)2.9%
三 輪 雅 恵(1,699,000株)2.89%
日 比 東 三(1,689,000株)2.87%
株式会社大垣共立銀行 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(1,514,000株)2.57%
住友不動産株式会社(1,170,000株)1.99%
日 比 麻 友 美(1,160,000株)1.97%
日 比 茂 雄(1,104,000株)1.87%

上位株主には日本マスタートラスト信託銀行等の信託口が名を連ね、機関投資家による保有割合が一定程度存在します。一方で創業家関連の個人名やサンゲツ共栄会も上位に位置しており、安定株主としての側面と創業家一族の一定の影響力が共存する構成となっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります
2なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります
31.リスクマネジメントに関する考え方及びリスク管理体制 当社グループは、多様なリスクに対し、適切かつスピード感のある対応を行うことで、企業価値の最大化と経営や業務への影響の最小化を図っています
4当社のリスク管理体制は、社長を最高責任者とする全社リスク管理委員会を設置して管理を行っています
5当社グループ全体の企業価値の維持・向上に努め、リスク発生時の影響を最小化するとともに、当社の活動や社員に対して影響をおよぼす可能性があるさまざまなリスクに対し、マネジメントを行っています

社員の給料はどのくらい?

平均年収
790万円
従業員数
3,001
平均年齢
37.9歳
平均年収従業員数前年比
当期790万円3,001-

従業員平均年収は790万円であり、専門商社・建材業界としては上位の水準に位置します。インテリア需要の安定性に加え、付加価値の高い提案型営業や生産体制の強化が、高水準の賃金原資を支える背景にあると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

同社のTSR(株主総利回り)は、2022期まではTOPIXをアンダーパフォームする期間が続いていましたが、2023期以降はTOPIXを上回るパフォーマンスを示しています。これは、業績の大幅な改善を背景とした積極的な増配方針が、株価にプラスに作用した結果です。特に2024期には自社TSRが231.3%と急伸しており、市場が同社の成長性と株主還元策を高く評価し始めたことが明確に表れています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
150
方針: 累進配当
1株配当配当性向
2016/03期47.552.8%
2017/03期52.553.8%
2018/03期55.580.5%
2019/03期5697.8%
2020/03期57.5244.1%
2021/03期5873.4%
2022/03期701502.1%
2023/03期10544.0%
2024/03期14057.5%
2025/03期15070.1%
9期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

サンゲツは、年間配当金130円を下限とした累進的な配当政策を掲げており、安定的な増配を継続しています。業績の成長に合わせて配当額を積極的に引き上げており、株主還元への意欲が非常に高い企業です。高い配当利回りと優待制度を組み合わせた充実した還元策は、長期投資家にとって大きな魅力となっています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 213.8万円 になりました (113.8万円)
+113.8%
年度末時点評価額損益TSR
2021期108.1万円8.1万円8.1%
2022期103.2万円3.2万円3.2%
2023期153.7万円53.7万円53.7%
2024期231.3万円131.3万円131.3%
2025期213.8万円113.8万円113.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残142,200株
売り残21,400株
信用倍率6.64倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年3月期 第3四半期決算発表2026年2月13日(予定)
2026年3月期 本決算発表2026年5月中旬(予定)

信用倍率は6.64倍と買い残が多く、株価上昇への期待感がうかがえますが、将来的な売り圧力になる可能性もあります。業界平均と比較すると、PBRはやや割高な水準ですが、PERは標準的で、配当利回りが4.75%と非常に高い点が特徴です。この高い利回りが、株価の下支え要因として機能していると考えられます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期70.4億円22.6億円32.1%
2022/03期82.0億円79.3億円96.6%
2023/03期207億円66.8億円32.3%
2024/03期197億円54.0億円27.4%
2025/03期186億円60.4億円32.5%

法人税等の支払いは、概ね標準的な実効税率である30%前後で推移しています。2022/03期に実効税率が著しく高まったのは、当期純利益が一時的に低迷したことに伴う特殊要因が影響したためです。基本的には業績に応じた適切な納税を行っており、経営の透明性は高く保たれています。

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もっと知る

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サンゲツ まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 150円
安全性
安定
自己資本比率 58.3%
稼ぐ力
普通
ROE 9.7%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「国内インテリアの巨人が、M&Aと新技術で『製販一体』へ舵を切り、職人不足という社会課題の解決にも挑む」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU