8158プライム

ソーダニッカ

SODA NIKKA CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE7.4%
BPS128.6円
自己資本比率40.3%
FY2025/3 有報データ

化学の力で暮らしと産業を支える、堅実成長の化学品専門商社

化学を基軸とした事業活動を通じ、お客様の満足と豊かな社会の実現を目指します。

この会社ってなに?

普段スーパーで手にする食品のパッケージ、実はその多くがソーダニッカの扱うフィルムで作られているかもしれません。同社は、食品を新鮮でおいしく保つための包装材から、毎日使う石鹸や洗剤の原料となる化学薬品まで、私たちの暮らしに欠かせない素材を企業に届けています。あなたが使っているスマートフォンや乗っている自動車の部品にも、同社の扱う合成樹脂が隠れた主役として活躍しているのです。このように、ソーダニッカは目立たないながらも、日本の産業と私たちの快適な生活を根底から支えています。

独立系の化学品専門商社で、苛性ソーダなど工業薬品で国内トップクラスのシェアを誇ります。FY2025は売上高651.5億円、営業利益21.09億円と増収増益を継続しており、収益性は着実に向上しています。中期経営計画「Go forward STAGE 3」ではM&Aも活用した事業拡大と、配当性向40%以上を掲げる積極的な株主還元を両立させており、PBR0.83倍という指標には割安感が見られます。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
3月
本社
東京都中央区日本橋三丁目6番2号 日本橋フロント 5階
公式
www.sodanikka.co.jp

社長プロフィール

目﨑 龍二
目﨑 龍二
代表取締役 社長執行役員
堅実派
中期経営計画『Go forward STAGE 3』を推進し、事業の拡大・成長と経営基盤の強化に取り組んでいます。株主還元の両立も重視しており、企業価値の持続的な向上を通じて、すべてのステークホルダーの皆様のご期待に応えてまいります。

この会社のストーリー

1947
化学品専門商社として創業

戦後の復興期に、化学工業薬品の専門商社として設立。ソーダ工業薬品の販売から事業を開始し、日本の産業発展の礎を築く。

1986
東京証券取引所市場第二部に上場

着実な事業拡大を背景に株式を上場。社会的信用を高め、さらなる成長に向けた経営基盤を強化する。

2013
東京証券取引所市場第一部に指定

継続的な業績向上と企業価値の増大が評価され、東証一部銘柄に指定。日本を代表する企業の一つとしての地位を確立する。

2021
包装資材事業を強化、日本包装を子会社化

関西地区での事業基盤強化のため、印刷・包装資材を手がける日本包装を子会社化。M&Aによる成長戦略を加速させる。

2023
中期経営計画「Go forward STAGE 3」を策定

持続的な成長と企業価値向上を目指す新中期経営計画をスタート。既存事業の深化と新規事業の探索を両輪で進める。

2024
2期連続の過去最高益を更新

堅調な化学品需要と戦略的な事業展開が実を結び、売上・利益ともに過去最高を記録。安定した収益力を証明する。

2026
持続可能な社会への貢献を加速

環境配慮型製品の取り扱いを拡大し、サステナビリティ経営を推進。化学の知見を活かし、社会課題の解決に貢献していく。

注目ポイント

積極的な株主還元姿勢

中期経営計画で配当性向40%を目標に掲げ、安定配当を継続。2期連続で増配を実施するなど、株主への利益還元に積極的です。

安定した事業基盤と成長性

化学品商社として75年以上の歴史を持ち、苛性ソーダなど国内トップクラスのシェアを誇る製品で安定した収益を確保。近年はM&Aも活用し、着実な成長を続けています。

割安な株価指標

PBR(株価純資産倍率)が1倍を割れており、企業の資産価値に比べて株価が割安な水準にあると考えられます。今後の成長による株価の見直しが期待されます。

サービスの実績は?

40
1株あたり配当金
FY2025 実績
+11.1% YoY
41.4%
配当性向
FY2025 実績
+4.3pt YoY
22.13億円
営業利益
FY2024 実績
+27.1% YoY
18.50億円
当期純利益
FY2024 実績
+22.8% YoY
651.5億円
売上高
FY2025 実績
+1.6% YoY

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 40円
安全性
普通
自己資本比率 40.3%
稼ぐ力
普通
ROE 7.4%
話題性
好評
ポジティブ 60%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
40
方針: 配当性向40%目標
1株配当配当性向
FY2021/31443.7%
FY2022/32440.8%
FY2023/34060.3%
FY2024/33644.4%
FY2025/34041.4%
1期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

配当方針として配当性向40%を目途に掲げ、利益成長に合わせて積極的に株主還元を強化しています。近年の増益トレンドに伴い配当金額も上昇しており、株主を意識した利益分配の姿勢が明確です。今後も安定した収益をベースに、配当性向の維持・向上を通じた株主還元が期待されます。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.4%
業界平均
7.8%
営業利益率下回る
この会社
3.2%
業界平均
5.0%
自己資本比率下回る
この会社
40.3%
業界平均
48.7%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3555億円
FY2023/3627億円
FY2024/3641億円
FY2025/3651億円
営業利益
FY2022/312.5億円
FY2023/317.4億円
FY2024/322.1億円
FY2025/321.1億円

当社の業績は、化学品専門商社としての安定した基盤を背景に、FY2021/3からFY2025/3にかけて力強い拡大を続けています。特に営業利益はFY2021/3の約7.8億円からFY2025/3には約21.1億円へと大きく成長しており、収益力の向上が顕著です。FY2026/3予想においても増収増益を見込んでおり、経営効率化と事業領域の拡大が着実に成果を上げています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.4%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
3.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
3.2%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/33.1%1.3%0.8%
FY2022/35.4%2.2%2.3%
FY2023/35.7%2.2%2.8%
FY2024/36.3%2.3%3.5%
FY2025/37.4%3.0%3.2%

収益性については、営業利益率がFY2021/3の0.8%からFY2025/3には3.2%へと大幅に改善しており、高付加価値製品の拡販やコスト管理の徹底が奏功しています。ROE(自己資本利益率)も同様に上昇傾向にあり、限られた自己資本を効率的に活用して利益を創出する体制が整いつつあります。今後もさらなる利益率の向上と、資本効率の追求が期待される状況です。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率40.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
61.7億円
会社の純資産
295億円

財務健全性に関しては、FY2025/3時点で自己資本比率が40.3%を確保しており、比較的安定した財務基盤を維持しています。一時的に有利子負債が増加した局面もありましたが、現在は着実に返済が進み、財務の引き締めが図られています。強固な資産構成を背景に、今後の事業投資や株主還元を支える十分な体力を有していると評価できます。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+32.9億円
営業CF
投資に使ったお金
-18.4億円
投資CF
借入・返済など
-39.1億円
財務CF
手元に残ったお金
+14.5億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/312.6億円-4.0億円-3.5億円8.7億円
FY2022/34.5億円5.9億円-44.2億円10.5億円
FY2023/32.1億円-6.7億円13.4億円-4.5億円
FY2024/334.3億円-23.1億円1.5億円11.2億円
FY2025/332.9億円-18.4億円-39.1億円14.5億円

営業キャッシュフローがFY2024/3以降、30億円規模へと大幅に改善しており、本業による稼ぐ力が着実に向上しています。投資キャッシュフローは事業拡大に伴う設備投資等でマイナスが続いていますが、これは将来の成長に向けた必要な支出と見なせます。強固なフリーキャッシュフローを維持することで、配当の原資や借入金の削減に充てる健全な資金循環が確立されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1なお、記載しているリスクは、当社が現状で認識しているものに限られており、すべてのリスク要因が網羅されているわけではありません
2(1) 関連市場の急激な変動(経済動向)について 当社グループの大部分は、基礎素材である各種商品・加工品等の売買を主体としております
3これら商品の用途は工業用、民生用と多岐に亘り、販売先・納入先はあらゆる業種に関わっております
4従って、当社グループが事業を遂行する限りにおいては、同業他社及び他業種企業と同様に、世界及び各地域、特に日本における経済環境に急激な変化が発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります
5(2) 取扱商品の価格変動について当社グループの大部分は、取扱商品の価格が変動した時には、適正に価格転嫁を行うよう努めております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/310.7億円2.7億円25.4%
FY2022/315.5億円1.9億円12.0%
FY2023/321.3億円6.3億円29.3%
FY2024/326.1億円7.7億円29.3%
FY2025/324.8億円2.8億円11.4%

実効税率は年によって変動していますが、これは税効果会計の適用や繰越欠損金の活用などが影響していると考えられます。利益の増大に伴い法人税等の負担も適切に計上されており、適正な納税が行われています。直近や予想期における税率の低下は、特定の税務上の優遇措置や一時的な差異が寄与しており、キャッシュフローの効率化に貢献しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
723万円
従業員数
411
平均年齢
43歳
平均年収従業員数前年比
当期723万円411-

平均年収は723万円となっており、卸売業の平均水準と比較しても堅実な給与水準を維持しています。化学品商社として長年の安定した業績が、従業員の待遇にも反映されている背景があります。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主46.2%
浮動株53.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関16.5%
事業法人等29.7%
外国法人等1.9%
個人その他51.5%
証券会社0.5%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はAGC・セントラル硝子・ADEKA。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(1,770,000株)7.71%
AGC株式会社(1,124,000株)4.89%
セントラル硝子株式会社(1,124,000株)4.89%
株式会社ADEKA(953,000株)4.15%
株式会社りそな銀行(535,000株)2.33%
ソーダニッカ従業員持株会(532,000株)2.31%
株式会社大阪ソーダ(430,000株)1.87%
株式会社三井住友銀行(410,000株)1.78%
東ソー株式会社(398,000株)1.73%
株式会社みずほ銀行(380,000株)1.65%

主要株主には日本マスタートラスト信託銀行をはじめとする金融機関や、AGC、セントラル硝子、ADEKAといった化学業界の有力企業が名を連ねており、安定した関係性を有しています。また、従業員持株会が一定比率を保有しており、中長期的な経営安定を志向する構成となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億8,200万円
取締役3名の合計

ソーダニッカは化学品商社として苛性ソーダ等で強固なシェアを持ち、現在は中期経営計画「Go forward STAGE 3」を推進中です。事業リスクとしては、化学品市況の変動や主要サプライヤーの生産動向が業績に影響を与える可能性がある点が開示されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 2名(20.0% 男性 8
20%
80%
監査報酬
4,200万円
連結子会社数
8
設備投資額
27.1億円
平均勤続年数(従業員)
17

取締役会における女性役員比率は20.0%と一定水準を確保しており、多様な視点を取り入れた経営体制を推進しています。子会社8社を抱える企業規模に対し、監査報酬4,200万円を投じることで監査機能を強化し、健全なガバナンス体制を構築しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
利益目標は前倒し達成の勢いだが、売上高予想はやや保守的。総合的には高く評価できる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画 “Go forward STAGE 3”
FY2024〜FY2026
売上高: 目標 705億円 順調 (651.5億円)
92.41%
営業利益: 目標 23.4億円 順調 (21.09億円)
90.13%
配当性向: 目標 40%以上 達成 (41.4%)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025668億円652億円-2.5%
FY2024653億円641億円-1.8%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202517億円21億円+26.3%
FY202419億円22億円+19.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画「Go forward STAGE 3」では、最終年度のFY2026に売上高705億円、営業利益23.4億円を目標に掲げています。直近FY2025実績では、営業利益の進捗率が90%を超えており、目標の前倒し達成も視野に入る好調ぶりです。一方で、会社側の業績予想は保守的な傾向があり、特に売上高は期初予想を下回ることが散見されますが、利益面ではそれをカバーして上振れさせており、収益性改善への強い意志がうかがえます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、ほぼ一貫してTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、同社の安定的ながらも爆発的な成長が見込みにくい事業特性や、卸売業セクター全体が市場の注目を集めにくいことが背景にあると考えられます。しかし、近年の増益・増配トレンドが続くことで、TSRが改善し、TOPIXを上回るパフォーマンスを達成することが期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+99.0%
100万円 →199.0万円
99.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202198.8万円-1.2万円-1.2%
FY2022115.0万円+15.0万円15.0%
FY2023149.6万円+49.6万円49.6%
FY2024211.6万円+111.6万円111.6%
FY2025199.0万円+99.0万円99.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残69,300株
売り残874,600株
信用倍率0.08倍
2026年3月19日時点
今後の予定
通期本決算発表2026年5月中旬
第1四半期決算発表2026年8月上旬

同業他社比較では、PER・PBRともに業界平均を下回り、割安感が際立っています。特にPBRは0.83倍と、解散価値とされる1倍を大きく割り込んでいます。信用取引では売り残が買い残を大幅に上回る「貸借倍率0.08倍」の状況で、将来的な株価上昇を見込んだ際の買い戻し(踏み上げ)への期待が持てる需給環境です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +5.2%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, まいどなニュース, M&A速報 ほか
業界内ランキング
上位 35%
卸売業 299社中 105位
報道のトーン
60%
好意的
35%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算発表45%
M&A・経営戦略25%
株主還元・優待20%
その他10%

最近の出来事

2025年5月財務目標上方修正

中期経営計画「Go forward STAGE 3」における財務目標の上方修正を発表し、成長期待が高まりました。

2025年6月子会社吸収合併

経営効率化の一環として、子会社で包装資材販売を行う日進を吸収合併し、グループ体制を再編しました。

2026年2月3Q決算発表

2026年3月期第3四半期累計で経常利益23.71億円を達成し、堅調な業績推移を証明しました。

ソーダニッカ まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 40円
安全性
普通
自己資本比率 40.3%
稼ぐ力
普通
ROE 7.4%
話題性
好評
ポジティブ 60%

「堅実な化学品専門商社が、安定成長と積極的な株主還元で『地味だが強い』を体現している状態」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU