ソーダニッカ8158
SODA NIKKA CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
普段スーパーで手にする食品のパッケージ、実はその多くがソーダニッカの扱うフィルムで作られているかもしれません。同社は、食品を新鮮でおいしく保つための包装材から、毎日使う石鹸や洗剤の原料となる化学薬品まで、私たちの暮らしに欠かせない素材を企業に届けています。あなたが使っているスマートフォンや乗っている自動車の部品にも、同社の扱う合成樹脂が隠れた主役として活躍しているのです。このように、ソーダニッカは目立たないながらも、日本の産業と私たちの快適な生活を根底から支えています。
独立系の化学品専門商社で、苛性ソーダなど工業薬品で国内トップクラスのシェアを誇ります。2025期は売上高651.5億円、営業利益21.09億円と増収増益を継続しており、収益性は着実に向上しています。中期経営計画「Go forward STAGE 3」ではM&Aも活用した事業拡大と、配当性向40%以上を掲げる積極的な株主還元を両立させており、PBR0.83倍という指標には割安感が見られます。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都中央区日本橋三丁目6番2号 日本橋フロント 5階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 3.1% | 1.3% | - |
| 2022/03期 | 5.3% | 2.2% | - |
| 2023/03期 | 5.8% | 2.3% | - |
| 2024/03期 | 6.6% | 2.5% | 3.5% |
| 2025/03期 | 7.4% | 2.9% | 3.2% |
| 3Q FY2026/3 | 7.9%(累計) | 2.4%(累計) | 3.9% |
収益性については、営業利益率が2021/03期の0.8%から2025/03期には3.2%へと大幅に改善しており、高付加価値製品の拡販やコスト管理の徹底が奏功しています。ROE(自己資本利益率)も同様に上昇傾向にあり、限られた自己資本を効率的に活用して利益を創出する体制が整いつつあります。今後もさらなる利益率の向上と、資本効率の追求が期待される状況です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 946億円 | — | 8.0億円 | 32.0円 | - |
| 2022/03期 | 555億円 | — | 13.7億円 | 58.8円 | -41.3% |
| 2023/03期 | 627億円 | — | 15.1億円 | 66.3円 | +13.0% |
| 2024/03期 | 641億円 | 22.1億円 | 18.5億円 | 81.1円 | +2.2% |
| 2025/03期 | 651億円 | 21.1億円 | 21.9億円 | 96.5円 | +1.6% |
当社の業績は、化学品専門商社としての安定した基盤を背景に、2021/03期から2025/03期にかけて力強い拡大を続けています。特に営業利益は2021/03期の約7.8億円から2025/03期には約21.1億円へと大きく成長しており、収益力の向上が顕著です。2026/03期予想においても増収増益を見込んでおり、経営効率化と事業領域の拡大が着実に成果を上げています。 【3Q 2026/03期実績】売上501億円(通期予想比71%)、営業利益19億円(同83%)、純利益18億円(同80%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
ソーダニッカは化学品商社として苛性ソーダ等で強固なシェアを持ち、現在は中期経営計画「Go forward STAGE 3」を推進中です。事業リスクとしては、化学品市況の変動や主要サプライヤーの生産動向が業績に影響を与える可能性がある点が開示されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 668億円 | — | 652億円 | -2.5% |
| 2024期 | 653億円 | — | 641億円 | -1.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 17億円 | — | 21億円 | +26.3% |
| 2024期 | 19億円 | — | 22億円 | +19.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画「Go forward STAGE 3」では、最終年度の2026期に売上高705億円、営業利益23.4億円を目標に掲げています。直近2025期実績では、営業利益の進捗率が90%を超えており、目標の前倒し達成も視野に入る好調ぶりです。一方で、会社側の業績予想は保守的な傾向があり、特に売上高は期初予想を下回ることが散見されますが、利益面ではそれをカバーして上振れさせており、収益性改善への強い意志がうかがえます。
最新ニュース
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メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
中期経営計画「Go forward STAGE 3」における財務目標の上方修正を発表し、成長期待が高まりました。
経営効率化の一環として、子会社で包装資材販売を行う日進を吸収合併し、グループ体制を再編しました。
2026年3月期第3四半期累計で経常利益23.71億円を達成し、堅調な業績推移を証明しました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性に関しては、2025/03期時点で自己資本比率が40.3%を確保しており、比較的安定した財務基盤を維持しています。一時的に有利子負債が増加した局面もありましたが、現在は着実に返済が進み、財務の引き締めが図られています。強固な資産構成を背景に、今後の事業投資や株主還元を支える十分な体力を有していると評価できます。 【3Q 2026/03期】総資産838億円、純資産330億円、自己資本比率28.4%、有利子負債37億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 12.6億円 | 4.0億円 | 3.5億円 | 8.7億円 |
| 2022/03期 | 4.5億円 | 5.9億円 | 44.2億円 | 10.5億円 |
| 2023/03期 | 2.1億円 | 6.7億円 | 13.4億円 | 4.5億円 |
| 2024/03期 | 34.3億円 | 23.1億円 | 1.5億円 | 11.2億円 |
| 2025/03期 | 32.9億円 | 18.4億円 | 39.1億円 | 14.5億円 |
営業キャッシュフローが2024/03期以降、30億円規模へと大幅に改善しており、本業による稼ぐ力が着実に向上しています。投資キャッシュフローは事業拡大に伴う設備投資等でマイナスが続いていますが、これは将来の成長に向けた必要な支出と見なせます。強固なフリーキャッシュフローを維持することで、配当の原資や借入金の削減に充てる健全な資金循環が確立されています。
この会社のガバナンスは?
取締役会における女性役員比率は20.0%と一定水準を確保しており、多様な視点を取り入れた経営体制を推進しています。子会社8社を抱える企業規模に対し、監査報酬4,200万円を投じることで監査機能を強化し、健全なガバナンス体制を構築しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 723万円 | 411人 | - |
平均年収は723万円となっており、卸売業の平均水準と比較しても堅実な給与水準を維持しています。化学品商社として長年の安定した業績が、従業員の待遇にも反映されている背景があります。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、ほぼ一貫してTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、同社の安定的ながらも爆発的な成長が見込みにくい事業特性や、卸売業セクター全体が市場の注目を集めにくいことが背景にあると考えられます。しかし、近年の増益・増配トレンドが続くことで、TSRが改善し、TOPIXを上回るパフォーマンスを達成することが期待されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 14円 | 41.8% |
| 2017/03期 | 14円 | 41.0% |
| 2018/03期 | 14円 | 35.8% |
| 2019/03期 | 14円 | 31.2% |
| 2020/03期 | 14円 | 41.6% |
| 2021/03期 | 14円 | 43.7% |
| 2022/03期 | 24円 | 40.8% |
| 2023/03期 | 40円 | 60.3% |
| 2024/03期 | 36円 | 44.4% |
| 2025/03期 | 40円 | 41.4% |
| 権利確定月 | 3月 |
配当方針として配当性向40%を目途に掲げ、利益成長に合わせて積極的に株主還元を強化しています。近年の増益トレンドに伴い配当金額も上昇しており、株主を意識した利益分配の姿勢が明確です。今後も安定した収益をベースに、配当性向の維持・向上を通じた株主還元が期待されます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 98.8万円 | 1.2万円 | -1.2% |
| 2022期 | 115.0万円 | 15.0万円 | 15.0% |
| 2023期 | 149.6万円 | 49.6万円 | 49.6% |
| 2024期 | 211.6万円 | 111.6万円 | 111.6% |
| 2025期 | 199.0万円 | 99.0万円 | 99.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同業他社比較では、PER・PBRともに業界平均を下回り、割安感が際立っています。特にPBRは0.83倍と、解散価値とされる1倍を大きく割り込んでいます。信用取引では売り残が買い残を大幅に上回る「貸借倍率0.08倍」の状況で、将来的な株価上昇を見込んだ際の買い戻し(踏み上げ)への期待が持てる需給環境です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 10.7億円 | 2.7億円 | 25.4% |
| 2022/03期 | 15.5億円 | 1.9億円 | 12.0% |
| 2023/03期 | 21.3億円 | 6.3億円 | 29.3% |
| 2024/03期 | 26.1億円 | 7.7億円 | 29.3% |
| 2025/03期 | 24.8億円 | 2.8億円 | 11.4% |
実効税率は年によって変動していますが、これは税効果会計の適用や繰越欠損金の活用などが影響していると考えられます。利益の増大に伴い法人税等の負担も適切に計上されており、適正な納税が行われています。直近や予想期における税率の低下は、特定の税務上の優遇措置や一時的な差異が寄与しており、キャッシュフローの効率化に貢献しています。
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ソーダニッカ まとめ
「堅実な化学品専門商社が、安定成長と積極的な株主還元で『地味だが強い』を体現している状態」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。