2668スタンダード

タビオ

Tabio Corporation

最終更新日: 2026年3月30日

ROE11.2%
BPS711.5円
自己資本比率53.7%
FY2025/3 有報データ

足元から世界を変える、メイドインジャパンの靴下魂

素材・商品・販売の研究を行い、世界のトップを走る靴下専業の総合企業を目指し、プレミアムブランドを確立します。

この会社ってなに?

あなたが普段、駅ビルやショッピングモールで見かける「靴下屋」や「Tabio」。実はそのお店、タビオという会社が運営しています。多くの商品が安価な海外製になる中で、タビオは「メイドインジャパン」にこだわり、履き心地を追求した高品質な靴下を作り続けています。ちょっとしたプレゼントを選んだり、大切な日に履く一足を探したりするとき、あなたも知らず知らずのうちにタビオの商品を手に取っているかもしれません。次に靴下を買うときは、ぜひタグの裏側を見てみてください。

「靴下屋」ブランドで知られる靴下専業メーカー。コロナ禍の2021年2月期には10.8億円の営業赤字に陥るも、その後は急速に回復。2025年2月期には売上高168.5億円、営業利益7.39億円と過去最高益を更新し、5期連続の増収増益を達成しました。値引き販売の抑制による採算改善に加え、同業のナイガイとの資本業務提携による共同店舗展開など、新たな成長戦略も動き出しています。メンズ商品の強化とEC売上の拡大が今後の成長の鍵を握ります。

卸売業スタンダード市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
2月
本社
大阪府大阪市浪速区難波中二丁目10番70号 なんばパークス内パークスタワー16F
公式
tabio.com

社長プロフィール

越智 勝寛
越智 勝寛
代表取締役社長
堅実派
私たちは創業以来「モノづくり」にこだわり、世界最高水準の品質と技術力を追求してきました。「Made in Japan」のこだわりと職人技が光る履き心地は、国内外で高く評価されています。これからもお客様に本当に喜んでいただける商品を提供し、感動と信頼を得られるよう努力を続けてまいります。

この会社のストーリー

1968
創業。たった一台の靴下編機から始まる

創業者・越智直正が「ダン」(旧社名)を設立。たった一台の靴下編機から、品質へのこだわりを持った靴下づくりが始まった。

1982
「靴下屋」1号店をオープン

卸売業から小売業へ進出。初の直営店「靴下屋」を神戸・三宮高架下にオープンし、消費者へ直接想いを届ける挑戦を開始した。

1984
「靴下屋」フランチャイズ展開を開始

直営店の成功を受け、フランチャイズシステムを導入。全国へ「靴下屋」ブランドを拡大していく礎を築いた。

2000
大阪証券取引所市場第二部に上場

創業から約30年、社会的信用を高め、さらなる成長を目指して株式上場を果たす。企業として新たなステージへ。

2002
ロンドンに海外1号店をオープン

日本製靴下の品質を世界に問うため、イギリス・ロンドンに海外初出店。グローバル展開への第一歩を踏み出した。

2006
「タビオ株式会社」へ社名変更

グローバルなブランドイメージを確立するため、社名を「タビオ」に変更。「Tabi」と「Bio」を組み合わせた造語で新たな出発を誓った。

2023
ナイガイとの資本業務提携

同じく靴下大手のナイガイと資本業務提携を締結。両社の強みを活かし、業界内での競争力強化と持続的な成長を目指す。

2025
EC売上23.5億円へ、新たな顧客体験を創造

中期戦略としてEC事業の強化を掲げ、デジタルと実店舗を融合させた新しい顧客体験の提供を目指し、さらなる成長を追求する。

注目ポイント

職人技が光る「Made in Japan」品質

創業以来、日本製にこだわり、熟練の職人技による高品質な靴下を製造。「第二の皮膚」と称されるほどの快適な履き心地で、国内外のファンを魅了し続けています。

海外にも広がる「Tabio」ブランド

ロンドンやパリにも店舗を展開し、日本の高い技術力と品質を世界に発信。インバウンド需要の回復も追い風に、グローバルブランドとしての成長が期待されます。

継続保有で魅力が増す株主優待

「靴下屋」などで使える優待ポイントがもらえます。1年以上の継続保有で優待額がアップするため、長期的なファン株主を大切にする姿勢がうかがえます。

サービスの実績は?

168.5億円
連結売上高
2025年2月期実績
+3.9% YoY
7.39億円
連結営業利益
2025年2月期実績
+23.6% YoY
30
1株当たり配当金
2025年2月期実績
4期連続同額
20.8億円
国内EC売上高実績
2025年2月期実績
+13.0% 目標
7,294万円
従業員一人当たり売上高
2025年2月期時点 (単独)
+3.5% YoY

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 30円
安全性
安定
自己資本比率 53.7%
稼ぐ力
高い
ROE 11.2%
話題性
普通
ポジティブ 45%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
30
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/33047.5%
FY2017/33087.4%
FY2018/330185.1%
FY2019/33056.1%
FY2020/3302702.7%
FY2021/320-
FY2022/330110.9%
FY2023/33087.8%
FY2024/33043.4%
FY2025/33039.2%
4期連続増配
株主優待
あり
自社グループ店舗で利用可能な優待ポイント
必要株数100株以上(約12.6万円)
金額相当1,000円相当~
権利確定月2月
長期特典1年以上および3年以上保有でポイント増額

タビオは、業績に応じた利益還元を基本方針としており、安定的な配当維持を重視する姿勢を見せています。配当性向は近年の業績改善により40%前後の健全な水準へ収束し、持続可能な還元体制が整いました。株主優待と合わせたトータルリターンで、中長期的な株主価値向上を目指しています。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
11.2%
業界平均
7.9%
営業利益率上回る
この会社
4.4%
業界平均
3.5%
自己資本比率上回る
この会社
53.7%
業界平均
46.5%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3137億円
FY2023/3153億円
FY2024/3162億円
FY2025/3169億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/36.0億円
FY2025/37.4億円

タビオは、新型コロナウイルスの影響を受けたFY2021/3の赤字から、直営・FC展開による販売回復と値引き抑制で力強い成長を実現しています。FY2024/3には売上高が約162億円まで拡大し、純利益も約4.7億円を計上するなど収益体制が大幅に改善しました。FY2025/3以降も高単価商品の好調を背景に、売上高は170億円規模へ向かう見通しです。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
11.2%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
4.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/3-32.3%-20.4%-
FY2022/34.7%2.4%-
FY2023/35.8%3.0%-
FY2024/311.1%6.1%3.7%
FY2025/311.2%6.1%4.4%

収益性の改善が目覚ましく、営業利益率はFY2021/3のマイナス水準からFY2025/3には4.4%まで回復しました。これは、徹底した原価管理とブランド価値向上による粗利益率の維持が功を奏した結果と言えます。その結果、ROEも10.8%まで上昇し、資本効率を重視した経営へ転換しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率53.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
10.3億円
会社の純資産
48.3億円

財務健全性は極めて良好で、自己資本比率は50%台後半という強固な資本基盤を維持しています。FY2025/3にかけて有利子負債は増加しましたが、総資産の拡大に伴う戦略的な投資の一環であり、返済能力に大きな問題はありません。安定した財務体質は、長期的な成長投資を支える重要な土台となっています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+9.5億円
営業CF
投資に使ったお金
-2.5億円
投資CF
借入・返済など
-1.8億円
財務CF
手元に残ったお金
+7.0億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3-6.9億円-1.8億円5.9億円-8.7億円
FY2022/38.4億円-1,700万円-5.0億円8.2億円
FY2023/36.1億円-2.7億円-5.8億円3.4億円
FY2024/33.6億円-8.7億円-5.6億円-5.1億円
FY2025/39.5億円-2.5億円-1.8億円7.0億円

営業キャッシュフローはFY2022/3以降、安定した本業の利益創出によりプラス水準で推移しており、強固な稼ぐ力を示しています。FY2024/3は投資活動による支出が先行したものの、全体としてフリーキャッシュフローを創出する基盤が確立されています。総じて、キャッシュポジションに余裕があり、安定的な株主還元と成長投資を両立できる構造です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1市況変動等によるリスク当社グループの商品に対する需要は、市況変動等による影響を受けるため、ファッションの変化による需要の減少、天候不良や景気減退による個人消費の減少等は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります
2情報管理に関するリスク当社グループは、社員情報、取引先情報、インターネット販売等により、多くの個人情報を保有しております
3パンデミックに関するリスク新型コロナウイルス感染症は落ち着きを見せておりますが、新たなウイルス等の発生により大規模なパンデミックが生じた場合、物流の停滞、店舗の臨時休業や営業時間の短縮等、サービス提供への支障が生じる可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3-8.7億円0円-
FY2022/32.0億円1,800万円8.9%
FY2023/35.3億円3.0億円56.2%
FY2024/36.2億円1.5億円24.6%
FY2025/37.5億円2.4億円31.1%

FY2021/3の赤字局面を除き、法人税等は税引前利益の回復に伴い適正に支払われています。FY2023/3は一時的に税負担率が上昇しましたが、近年の実効税率は概ね30%前後で推移しています。将来に向けた業績安定化により、今後は税率が平準化していく見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
556万円
従業員数
274
平均年齢
41.2歳
平均年収従業員数前年比
当期556万円274-

従業員平均年収は556万円(FY2025/3)となっており、アパレル・靴下販売業界の中では安定した水準を維持しています。値引き販売の抑制やメンズ商品の強化といった採算改善策が奏功しており、人件費を含めた労働分配率の適正化と成長投資のバランスが図られている状況です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主56.2%
浮動株43.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関0.4%
事業法人等55.8%
外国法人等0.3%
個人その他42.8%
証券会社0.6%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はエム・エス・エヌ・越智ホールディングス・タビオ取引先持株会。

有限会社越智産業(1,852,000株)27.27%
エム・エス・エヌ株式会社(1,075,000株)15.84%
越智ホールディングス株式会社(626,000株)9.22%
タビオ取引先持株会(212,000株)3.13%
高 山 清 行(100,000株)1.47%
株式会社ナイガイ(100,000株)1.47%
越 智 康 彦(75,000株)1.11%
石 坂 秊 之(75,000株)1.1%
越 智 恵 子(66,000株)0.98%
真 砂 純 子(66,000株)0.98%

大株主構成は、筆頭株主である有限会社越智産業(27.27%)をはじめとする創業者一族関連企業が上位を占めており、創業家による安定的な支配権が維持されています。流通株式比率は相対的に限定的となる可能性がある一方、エム・エス・エヌ株式会社や越智ホールディングス等の安定株主が名を連ねており、長期的な経営の安定性を重視する構造といえます。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億3,542万円
取締役6名の合計

EDINET開示情報によれば、主力事業である靴下の企画・製造・卸・小売において、「靴下屋」等の店舗網と独自の国内生産システムを軸とした強固な収益基盤を確立しています。主な事業リスクとして、原材料価格の高騰や消費動向の変化、またSNS等でのブランド毀損リスクが挙げられており、機動的な経営対応が求められています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 1名(9.1% 男性 10
9%
91%
監査報酬
1,700万円
連結子会社数
4
設備投資額
5.9億円
平均勤続年数(従業員)
15
臨時従業員数
610

ガバナンス体制においては女性役員比率が9.1%(1名)と、ダイバーシティ推進の余地があります。一方で、年間1,700万円の監査報酬を支払うなど監査体制の強化に努めており、4社の連結子会社を擁するグループとして、資本効率の向上とコーポレート・ガバナンスの充実に継続して取り組んでいます。

会社の計画は順調?

A
総合評価
期初予想を上回る着地が続いており、業績の勢いは計画以上。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

2026年2月期 業績予想
FY2026
売上高: 目標 171.2億円 順調 (168.5億円)
98.4%
営業利益: 目標 8.03億円 順調 (7.39億円)
92%
当期純利益: 目標 4.91億円 順調 (5.20億円)
105.9%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025166億円166億円169億円+1.8%
FY2024156億円162億円+4.1%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20257億円7億円7億円+8.0%
FY20245億円6億円+32.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

タビオは明確な中期経営計画の数値目標を開示していませんが、毎期の業績予想に対する達成度は高い評価ができます。特に、FY2024は営業利益で期初予想を30%以上も上回る大幅なポジティブサプライズを記録しました。コロナ禍からの回復ペースが想定を上回り、値引き抑制による収益性改善が奏功している形です。FY2026も増収増益を見込んでおり、計画達成への期待は高いと言えます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、全ての年で市場平均であるTOPIXをアンダーパフォームしています。これは、コロナ禍での業績悪化による株価低迷が主な要因です。しかし、FY2023以降は業績のV字回復に伴い、TSRも改善傾向にあります。今後の持続的な成長と株主還元の強化によってTOPIXを上回るパフォーマンスを達成できるかが注目されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+36.3%
100万円 →136.3万円
36.3万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021105.5万円+5.5万円5.5%
FY2022106.7万円+6.7万円6.7%
FY2023118.9万円+18.9万円18.9%
FY2024130.9万円+30.9万円30.9%
FY2025136.3万円+36.3万円36.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残7,400株
売り残0株
信用倍率買建のみ
2026年3月27日時点時点
今後の予定
2027年2月期 第1四半期決算発表2026年7月上旬
2027年2月期 中間決算発表2026年10月上旬

信用取引では売り残がなく、買い残のみが積み上がっている状況で、短期的な需給の重さはありません。PER・PBRともに卸売業の業界平均を上回っており、市場からはそのブランド力と収益性を評価されていることがうかがえます。時価総額は85億円と小規模ですが、安定した配当利回りは投資家にとって魅力的です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
22
日経電子版, 株探, PR TIMES, 繊研新聞, 東洋経済オンライン
業界内ランキング
上位 30%
卸売業 300社中 85位
報道のトーン
45%
好意的
40%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・IR40%
提携・買収25%
新商品・コラボ20%
その他15%

最近の出来事

2026年1月資本業務提携

株式会社ナイガイが資本業務提携の一環としてタビオの株式を追加取得し、関係を強化しました。

2025年12月制度変更

株主優待制度の一部変更を発表し、長期保有株主への還元強化を行いました。

2025年9月新規出店

ニュウマン高輪にて、ナイガイとの初の共同店舗『靴下屋 UPDATE』を開業しました。

最新ニュース

ポジティブ
京都の老舗綿布商、永樂屋とタビオのコラボ企画を発売
2/13 · PR TIMES
中立
自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ
2/3 · タビオIR
ポジティブ
ナイガイによるタビオ株式の追加取得を実施
1/15 · ナイガイIR
中立
2026年2月期 第3四半期決算を発表
1/13 · 株探
中立
株主優待制度の一部変更に関するお知らせ
12/9 · 日経電子版

タビオ まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 30円
安全性
安定
自己資本比率 53.7%
稼ぐ力
高い
ROE 11.2%
話題性
普通
ポジティブ 45%

「『たかが靴下、されど靴下』を地で行く、メイドインジャパンのプライドでV字回復を遂げた足元の巨人」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/09 / データ提供: OSHIKABU