8142プライム

トーホー

TOHO Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE13.2%
BPS34.9円
自己資本比率35.7%
FY2026/3 有報データ

食のプロを支える、西日本発の業務用食品卸トップランナー

業務用食品卸のリーディングカンパニーとして、国内での盤石な基盤を活かし、将来的にはアジア市場へも食のソリューションを提供することで、世界の食文化に貢献する企業を目指します。

この会社ってなに?

あなたが週末に家族とレストランで食事をしたり、友人と居酒屋で楽しんだりするとき、そのお店のキッチンを裏側で支えているのがトーホーです。お店のシェフが使うプロ向けの食材や調味料を全国に届ける「食のインフラ」を担っています。また、「A-プライス」という名前の業務用スーパーを見かけたことはありませんか?実はあれもトーホーが運営しており、プロだけでなく一般のお客さんも大容量でお得な商品を購入できます。あなたが外で美味しい食事を楽しむ、そのほとんどの場面でトーホーが活躍しているのです。

業務用食品卸の最大手で、コロナ禍からの外食需要回復を追い風に業績を急回復させています。直近のFY2026決算では売上高2,597.5億円、営業利益78.53億円と増収増益を達成。不採算だった食品スーパー事業を売却し、経営資源を主力のディストリビューター事業と現金卸売の「A-プライス」事業に集中させています。積極的なM&Aも奏功し、6期連続の増配を発表するなど株主還元にも積極的な姿勢が評価されています。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
1月
本社
兵庫県神戸市東灘区向洋町西5丁目9番
公式
www.to-ho.co.jp

社長プロフィール

奥野 邦治
奥野 邦治
代表取締役社長
堅実派
私たちは、外食産業を支える食のプロフェッショナルとして、お客様の多様なニーズに応えることを使命としています。食品スーパー事業からの撤退という大きな決断を経て、今後は強みである業務用食品卸事業に経営資源を集中させ、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。

この会社のストーリー

1947
創業

神戸市にて創業。戦後の復興期から、日本の食文化を支える事業をスタートさせる。

1983
大阪証券取引所・福岡証券取引所へ上場

着実な成長を背景に証券取引所に上場。企業としての信頼性を高め、さらなる飛躍への基盤を築く。

1987
キャッシュアンドキャリー事業「A-プライス」開始

プロの料理人向けに現金卸売を行う「A-プライス」事業を開始。新たなビジネスモデルで顧客層を拡大する。

2018
関東への本格進出

共栄フーヅの買収などを通じて関東への進出を加速。西日本地盤から全国展開へと舵を切る。

2020
コロナ禍という試練

主要顧客である外食産業が新型コロナウイルス感染症の拡大により大きな打撃を受け、厳しい経営状況に直面する。

2023
食品スーパー事業からの撤退

競争が激化する食品スーパー事業から撤退を決定。経営資源を中核事業である業務用食品卸に集中させる大きな転換点を迎える。

2024
新中期経営計画の始動

2027年1月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を発表。インバウンド需要の回復も追い風に、過去最高益更新を目指す。

注目ポイント

選択と集中による成長戦略

食品スーパー事業から撤退し、強みである業務用食品卸事業に経営資源を集中。インバウンド需要の回復も追い風に、新中期経営計画では過去最高益を目指しています。

株主への積極的な利益還元

業績好調を背景に、6期連続の増配を発表。安定した配当と、グループ店舗で使える優待買物割引券などの株主優待制度で、株主への還元意欲が高い企業です。

未来の食を支えるサステナビリティ

フェアトレード認証コーヒーの取り扱い拡大や、持続可能な調達を目指すなど、SDGsにも積極的に取り組んでいます。食の未来を見据えた事業展開が魅力です。

サービスの実績は?

2,598億円
連結売上高
2026年1月期
+5.4% YoY
78.5億円
連結営業利益
2026年1月期
+4.8% YoY
150
1株当たり配当金
2026年1月期実績
+25円 YoY
96店舗
C&C事業(A-プライス)店舗数
2026年1月時点
横ばい
101.1%
C&C事業 既存店売上高
直近月次 前年同月比

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 4.53円
安全性
普通
自己資本比率 35.7%
稼ぐ力
高い
ROE 13.2%
話題性
好評
ポジティブ 60%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
4.53
方針: 配当性向30%目標
1株配当配当性向
FY2022/30.1716.0%
FY2023/30.1716.0%
FY2024/32.7326.9%
FY2025/33.830.0%
FY2026/34.53104.9%
3期連続増配
株主優待
あり
権利確定月1月

配当方針として配当性向30%を目標に掲げており、成長利益を株主へ積極的に還元する姿勢が明確です。業績連動型の配当を基本としつつ、安定した配当の継続にも注力しています。株主優待と合わせたトータルリターンを重視し、中長期的な投資魅力の向上に取り組んでいます。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
13.2%
業界平均
7.7%
営業利益率下回る
この会社
3.0%
業界平均
5.0%
自己資本比率下回る
この会社
35.7%
業界平均
48.8%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2023/31,886億円
FY2024/32,449億円
FY2025/32,465億円
FY2026/32,597億円
営業利益
FY2023/3-4.5億円
FY2024/378.2億円
FY2025/375.0億円
FY2026/378.5億円

トーホーの業績は、業務用食品卸売事業の回復とインバウンド需要の取り込みにより、2024年3月期以降、売上高・利益ともに大幅に成長しています。食品スーパー事業からの撤退による構造改革を経て、外食産業向けの供給体制を強化したことが収益基盤の安定に寄与しました。2027年3月期には売上高2,740億円、純利益48億円を見込んでおり、強固な事業ポートフォリオへの転換が業績拡大を牽引しています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
13.2%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
4.7%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
3.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2022/31.7%0.4%-0.2%
FY2023/31.7%0.4%-0.2%
FY2024/313.1%4.1%3.2%
FY2025/314.4%5.1%3.0%
FY2026/313.2%4.7%3.0%

収益性は、コロナ禍での苦戦から一転して営業利益率が3%台で安定し、ROE(自己資本利益率)も13%〜14%台の高水準を維持しています。売上総利益率の改善と高収益な業務用食品卸事業へのリソース集中が、効率的な経営を実現しました。資本効率を重視した経営方針が奏功しており、健全な収益体質が定着しています。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率35.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
345億円

財務健全性は、利益剰余金の積み上げにより自己資本比率が24.1%から35.7%まで着実に向上しており、長期的な安定性を確保しています。有利子負債については、実質無借金経営を維持しており、強固な財務体質が不透明な経済環境下での経営柔軟性を支えています。純資産の積み増しが続いており、中長期的な企業価値向上に向けた投資余力も十分に備わっています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+79.3億円
営業CF
投資に使ったお金
-5.0億円
投資CF
借入・返済など
-54.8億円
財務CF
手元に残ったお金
+74.3億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2022/335.5億円20.8億円-40.0億円56.3億円
FY2023/335.5億円20.8億円-40.0億円56.3億円
FY2024/393.0億円-12.5億円-65.2億円80.5億円
FY2025/364.9億円-21.6億円-46.3億円43.3億円
FY2026/379.3億円-5.0億円-54.8億円74.3億円

本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは、外食産業の回復により年間60億円から90億円規模の創出能力を確立しています。投資活動には戦略的なM&Aや物流網強化を継続していますが、潤沢な営業キャッシュフローによってフリー・キャッシュフローは常にプラスを維持しています。この余剰資金を配当原資や事業投資へ効率的に配分する、好循環な資金サイクルが構築されています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2022/31.8億円0円0.0%
FY2023/31.8億円0円0.0%
FY2024/379.7億円43.7億円54.8%
FY2025/376.9億円32.1億円41.7%
FY2026/379.3億円33.5億円42.3%

2024年3月期以降、業績の急回復に伴い法人税等の納税額も増加しています。過去の欠損金解消や税務上の調整により実効税率が一時的に変動していますが、現在は安定的な水準で推移しています。適切な税務処理を通じて、企業活動の成長を裏付ける形で社会貢献を果たしています。

会社の公式開示情報

業務用食品の卸売事業を主軸とし、外食産業向けの食材提供やキャッシュアンドキャリー事業「A-プライス」を全国展開しています。食品スーパー事業からの撤退による構造改革を断行し、収益性の高い業務用食品流通にリソースを集中させている点が特徴です。

会社の計画は順調?

A
総合評価
食品スーパー事業撤退の英断で収益性が向上。計画達成に向け順調に進捗。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(FY2025-FY2027)
FY2025~FY2027
売上高: 目標 2,740億円 順調 (2,597.5億円)
94.8%
営業利益: 目標 82億円 順調 (78.53億円)
95.8%
純利益: 目標 48億円 順調 (45.76億円)
95.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20252,460億円2,465億円+0.2%
FY20262,530億円2,598億円+2.7%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202573億円75億円+2.7%
FY202682億円79億円-4.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2027年1月期を最終年度とする新中期経営計画では、売上高2,740億円、営業利益82億円を目標に掲げています。これは不採算事業であった食品スーパー事業からの撤退を完了し、主力の業務用食品卸売事業(ディストリビューター事業)と業務用スーパー「A-プライス」の収益性向上に注力する戦略を反映したものです。直近のFY2026実績は営業利益が会社予想をやや下回ったものの、売上高は上振れており、外食需要の回復やインバウンド需要の増加を追い風に、計画達成への確度は高いと評価できます。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残782,700株
売り残46,550株
信用倍率16.81倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2027年1月期 第1四半期決算発表2026年6月上旬
2027年1月期 第2四半期決算発表2026年9月中旬

PERは9.0倍と、卸売業の業界平均12.1倍と比較して割安な水準にあります。一方、PBRは1.25倍と業界平均をやや上回っており、資産価値に対しては一定の評価を受けていることが伺えます。信用買い残が売り残を大幅に上回る16.81倍となっており、短期的な需給面では上値が重くなる可能性に注意が必要です。高配当利回りも魅力ですが、将来の業績成長を株価がどこまで織り込んでいくかが焦点となります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +15.4%
メディア数
24
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, 流通ニュース, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 15%
卸売業 299社中 42位
報道のトーン
60%
好意的
30%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
M&A・事業再編30%
株主還元・配当20%
その他10%

最近の出来事

2025年6月事業拡大

三協流通グループを傘下に収め、販売網の拡充とシナジー効果を創出。

2025年10月事業撤退

競争激化を背景に、食品スーパー事業の一部をバローHDへ譲渡する契約を締結。

2025年12月新店舗

直営コーヒーショップを神戸元町に新設し、外食向けソリューション事業を強化。

最新ニュース

ポジティブ
トーホー、2027年1月期の連結純利益が前期比5%増の48億円になる見通しを発表
3/13 · 日本経済新聞
中立
トーホー、141万株の売出を実施
1/26 · IPOポータル
ポジティブ
直営コーヒーショップ「toho coffee shop 神戸元町」を12月15日にオープン
12/9 · PR TIMES
中立
トーホーストアの食品スーパー事業の一部をバローHD傘下企業へ譲渡
10/23 · 流通ニュース
ポジティブ
トーホー、三協流通グループを傘下に収め事業拡大へ
6/12 · 日本M&Aセンター

トーホー まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 4.53円
安全性
普通
自己資本比率 35.7%
稼ぐ力
高い
ROE 13.2%
話題性
好評
ポジティブ 60%

「不採算のスーパー事業を売却し、本業の『業務用食品卸』に経営資源を集中投下する選択と集中の鬼」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU