3388プライム

明治電機工業

MEIJI ELECTRIC INDUSTRIES CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE8.5%
BPS2700.7円
自己資本比率56.8%
FY2025/3 有報データ

モノづくりの未来を支える、FAエンジニアリングの技術商社

製造業をご支援する「サポーティング・インダストリー・カンパニー」として、モノづくり産業の発展を支え、持続可能な社会の実現に貢献します。

この会社ってなに?

あなたが毎日乗る自動車や、普段使っている家電製品。それらが作られる最先端の工場の裏側で、明治電機工業は活躍しています。工場の生産ラインを自動で動かすロボットやセンサー、モーターといった「工場の神経や筋肉」となる部品を供給するのが主な仕事です。さらに、それらの部品を組み合わせて「どうすればもっと効率よく、速く、正確に製品を作れるか」という生産ライン全体の設計図を描くコンサルティングも行っています。普段目にすることはないかもしれませんが、日本のものづくりを根幹から支える重要な役割を担っている会社です。

ファクトリーオートメーション(FA)分野を得意とする技術商社で、特にトヨタ自動車関連向けが売上の4割強を占める安定基盤が特徴です。FY2025は売上高786.7億円(前期比5.5%増)、営業利益32.9億円(同13.1%増)と増収増益を達成し、安定した成長を継続しています。近年は子会社の吸収合併による技術力強化や、工場内物流のコンサルティングサービス「ロディック」を開始するなど、ソリューション提供力を高めることで更なる成長を目指しています。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
3月
本社
名古屋市中村区亀島二丁目13番8号
公式
www.meijidenki.co.jp

社長プロフィール

杉脇 弘基
杉脇 弘基
代表取締役社長
挑戦者
私たちはお客様にとって欠かせないパートナーとなることを目指しています。高度な技術力と提案力を通じて新たな価値を創造し、事業を通じて社会課題の解決にも貢献してまいります。

この会社のストーリー

1958
明治電機工業株式会社設立

愛知県名古屋市にFA機器などを扱う技術商社として設立。日本のモノづくりを支える企業としての歩みをスタートさせる。

2005
JASDAQ証券取引所に上場

企業としての信頼性と透明性を高め、さらなる成長を目指して株式市場に上場。社会的な公器としての責任を負う。

2009
リーマンショックによる業績への影響

世界的な金融危機の影響を受け、株価が上場来安値を記録するなど厳しい経営環境に直面。事業基盤の強化が課題となる。

2014
東京証券取引所第一部へ市場変更

着実な事業拡大と経営基盤の強化が評価され、東証一部(現プライム市場)へステップアップ。企業の信頼性をさらに向上させる。

2020
工場内物流コンサルティングサービス「ロディック」開始

単なる商社機能だけでなく、顧客の課題を解決するソリューション提供を強化。工場内の物流効率化を支援する新サービスを開始した。

2023
連結子会社エム・ディーマシナリーを吸収合併

グループ内の技術力を結集し、エンジニアリング体制をさらに強化。産業機械に関する専門知識を深め、より高度な提案力を目指す。

2024
生成AIの全社的な活用プロジェクトを開始

最新テクノロジーを積極的に導入し、社内の業務効率化と新たな価値創造を推進。変化に対応し続ける企業文化を構築する。

注目ポイント

FAエンジニアリングの技術力

FA(ファクトリーオートメーション)機器の専門商社として、高度な技術力と提案力が強み。トヨタ関連向けが売上の4割を占めるなど、大手メーカーからの信頼も厚い。

安定した財務基盤と株主還元

財務は堅実で、安定した業績を背景に増配傾向が続いています。配当性向40%を目安としており、株主への利益還元に積極的な姿勢を示しています。

ソリューション提供への進化

単なる機器販売にとどまらず、M&Aや新サービス開発を積極的に推進。工場内物流コンサルなど、顧客の課題を根本から解決するソリューション企業へと進化を続けています。

サービスの実績は?

786.7億円
連結売上高
FY2025実績
+5.5% YoY
32.9億円
連結営業利益
FY2025実績
+13.0% YoY
60
1株当たり配当金
FY2025実績
+2円 YoY
31.4%
配当性向
FY2025実績
FY2024は30.3%
24.3億円
親会社株主に帰属する当期純利益
FY2025実績
+0.4% YoY

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 60円
安全性
安定
自己資本比率 56.8%
稼ぐ力
普通
ROE 8.5%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
60
方針: 配当性向40%目標
1株配当配当性向
FY2016/34029.5%
FY2017/34030.2%
FY2018/35529.3%
FY2019/38229.8%
FY2020/37229.9%
FY2021/36045.4%
FY2022/34730.5%
FY2023/35230.0%
FY2024/35830.3%
FY2025/36031.4%
3期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は現在導入されておりません。

同社は業績連動型の配当政策を採用しており、配当性向40%を目標水準としています。継続的な利益成長に合わせて増配を図る姿勢を示しており、株主還元への意識は高いです。安定的かつ持続的な配当を重視する方針のもと、株主価値の向上に取り組んでいます。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
8.5%
業界平均
7.8%
営業利益率下回る
この会社
4.2%
業界平均
4.9%
自己資本比率上回る
この会社
56.8%
業界平均
48.6%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3677億円
FY2023/3709億円
FY2024/3746億円
FY2025/3787億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/329.1億円
FY2025/333.0億円

明治電機工業は売上高が順調に拡大傾向にあり、FAエンジニアリング事業の成長が全体を牽引しています。営業利益も堅調に推移しており、FY2026/3期には営業利益37.3億円を見込むなど、高い増益基調を継続していることが特徴です。自動車産業をはじめとする主要顧客の設備投資需要を着実に取り込み、安定的な成長を実現しています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
4.5%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
4.2%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/36.7%3.6%-
FY2022/36.5%4.0%-
FY2023/38.3%4.3%-
FY2024/38.1%4.7%3.9%
FY2025/38.5%4.5%4.2%

売上高純利益率は概ね3%から4%台で推移しており、着実な収益性の向上が見られます。ROEは7%前後で安定しており、資本効率を意識した経営が一定の成果を上げています。今後もエンジニアリング力を活かした高付加価値サービスの提供により、さらなる利益率の改善が期待されます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率56.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
348億円

同社は自己資本比率が60%を超えており、極めて強固な財務体質を有しています。有利子負債についてはほぼゼロで推移しており、実質的な無借金経営を継続しているため、財務面での安定性は非常に高いです。豊富な自己資本を背景に、将来の成長投資や安定配当を支える強固な基盤が構築されています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+16.1億円
営業CF
投資に使ったお金
-4.8億円
投資CF
借入・返済など
-8.9億円
財務CF
手元に残ったお金
+11.3億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/334.5億円-8.8億円-7.4億円25.7億円
FY2022/311.4億円-7.1億円4.9億円4.3億円
FY2023/3-38.2億円-9.0億円16.6億円-47.2億円
FY2024/357.3億円-3.3億円-31.3億円54.1億円
FY2025/316.1億円-4.8億円-8.9億円11.3億円

営業キャッシュフローは年度によって変動がありますが、事業の拡大に伴い安定したキャッシュ創出能力を維持しています。FY2023/3期の大幅なマイナスは一時的な運転資本の増減が主な要因であり、翌期には力強く回復しています。強固な財務基盤を背景に、成長投資と株主還元を両立できるキャッシュフロー体制が整っています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります
2なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります
3(1) 特定の取引先への依存度について ① 特定の販売先について 当社グループは制御機器、産業機器、計測機器等の販売の他、検査装置、生産支援システムなど自社開発製品の設計、製造等を主な事業としております
4当社グループでは、これらの商・製品等の販売において自動車関連産業及びトヨタグループへの依存度が高くなっております
5したがいまして、当社グループの経営成績は自動車関連産業及びトヨタグループの設備投資動向に影響を受ける可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/321.6億円6.5億円30.0%
FY2022/324.4億円6.6億円27.0%
FY2023/330.5億円8.6億円28.2%
FY2024/333.3億円9.1億円27.2%
FY2025/336.0億円11.6億円32.3%

実効税率は概ね法定実効税率に近い水準で推移しており、適切な納税が行われています。FY2025/3期の税負担率の変動は会計上の調整によるものですが、長期的には安定した税務コストで推移しています。将来の業績予想に基づいても、計画的かつ合理的な税金支払いが想定されています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
649万円
従業員数
720
平均年齢
41.2歳
平均年収従業員数前年比
当期649万円720-

従業員平均年収は649万円であり、業界水準と比較して安定した給与体系といえます。FAシステムを中心とした技術商社として専門性の高い人材を確保する必要があり、継続的な人材投資が反映されていると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主35.8%
浮動株64.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関19.5%
事業法人等16.4%
外国法人等5.1%
個人その他57%
証券会社2%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は明治電機工業従業員持株会・三菱UFJ銀行。

合同会社ワイコーポレーション(1,220,900株)9.59%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,131,100株)8.88%
明治電機工業従業員持株会(557,000株)4.37%
株式会社三菱UFJ銀行(459,400株)3.61%
林 正弘(361,000株)2.83%
吉田 年章(360,000株)2.83%
三井住友信託銀行株式会社(300,000株)2.36%
安井 博子(295,000株)2.32%
森田 操(250,500株)1.97%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(243,300株)1.91%

大株主には合同会社ワイコーポレーションや日本マスタートラスト信託銀行などが名を連ねており、安定株主が一定の割合を占めています。また、明治電機工業従業員持株会が上位株主となっており、従業員による中長期的な経営参画意識が保たれている構成です。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億7,635万円
取締役4名の合計

事業リスクとして特定の顧客(トヨタグループ等)への売上依存度が挙げられ、自動車産業の動向が業績に直結しやすい構造です。また、海外展開の拡大や為替変動、原材料価格の変動などが経営上の重要課題として開示されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 7名)
女性 2名(28.6% 男性 5
29%
71%
監査報酬
3,300万円
連結子会社数
5
設備投資額
3.2億円
平均勤続年数(従業員)
17

女性役員比率が28.6%と上場企業平均を上回る水準を達成しており、ダイバーシティ推進に積極的です。監査等委員会設置会社として経営監視機能が強化されており、連結子会社5社を擁する組織規模に対して、適正なガバナンス体制が整えられています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
業績予想の精度は高く、安定的だが、大きな上振れも少ない堅実な計画遂行力。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2026 連結業績予想
FY2026
売上高: 目標 825.0億円 順調 (786.7億円)
95.4%
営業利益: 目標 37.3億円 順調 (32.9億円)
88.3%
当期純利益: 目標 28.0億円 順調 (24.3億円)
87%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025785億円787億円+0.2%
FY2024760億円746億円-1.9%
FY2023735億円710億円-3.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202533億円33億円+1.4%
FY202430億円29億円-1.6%
FY202327億円27億円+0.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は具体的な中期経営計画の数値目標を対外的に大きく掲げるタイプではありませんが、毎期の業績予想に対する達成度は比較的高い傾向にあります。FY2025は売上・利益ともに期初予想を若干上回って着地しました。過去3期を見ても、予想からの乖離率は数%以内に収まっており、非常に堅実な経営計画を立て、それを着実に実行する能力があると評価できます。FY2026は増収増益を見込んでおり、この計画達成が株価の鍵を握ります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

同社のTSR(株主総利回り)は、分析対象期間である過去5年間において、一貫して市場平均であるTOPIXをアンダーパフォーム(下回る)しています。これは、安定的な配当は実施しているものの、株価の上昇が市場全体の成長ペースに追いついていないことが主な要因です。特に好調な相場であったFY2024やFY2025においてもTOPIXに大きく劣後しており、PBRが1倍を割れていることからも、市場からの成長期待がまだ十分に株価に織り込まれていない状況が示唆されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+29.9%
100万円 →129.9万円
29.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021113.1万円+13.1万円13.1%
FY202282.9万円-17.1万円-17.1%
FY202399.7万円-0.3万円-0.3%
FY2024130.5万円+30.5万円30.5%
FY2025129.9万円+29.9万円29.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残70,300株
売り残7,300株
信用倍率9.63倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年7月下旬
2027年3月期 第2四半期決算発表2026年10月下旬

市場評価の面では、PER10.5倍、PBR0.86倍と、いずれも卸売業の業界平均を下回っており、株価は割安な水準にあると考えられます。特にPBRが1倍を割れている点は、資産価値に対して株価が評価されていないことを示唆しています。信用取引の買い残が売り残を上回る状況が続いていますが、信用倍率は10倍前後と過熱感のある水準ではなく、需給は比較的安定しています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +12.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 38%
卸売業 240社中 91位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績45%
事業戦略30%
人事・組織15%
その他10%

最近の出来事

2026年1月好決算

第3四半期累計の経常利益が前年同期比38.5%増を達成し、成長期待が高まりました。

2026年1月新規サービス

工場内物流の課題解決を支援する新サービス「ロディック」を開始し、エンジニアリング事業の深耕を図っています。

2025年12月M&A

連結子会社エム・ディーマシナリーを吸収合併し、技術力の強化と経営効率の向上を実現しました。

明治電機工業 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 60円
安全性
安定
自己資本比率 56.8%
稼ぐ力
普通
ROE 8.5%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「工場の『自動化』を支える、トヨタも頼る縁の下の力持ち技術商社」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU