明治電機工業3388
MEIJI ELECTRIC INDUSTRIES CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが毎日乗る自動車や、普段使っている家電製品。それらが作られる最先端の工場の裏側で、明治電機工業は活躍しています。工場の生産ラインを自動で動かすロボットやセンサー、モーターといった「工場の神経や筋肉」となる部品を供給するのが主な仕事です。さらに、それらの部品を組み合わせて「どうすればもっと効率よく、速く、正確に製品を作れるか」という生産ライン全体の設計図を描くコンサルティングも行っています。普段目にすることはないかもしれませんが、日本のものづくりを根幹から支える重要な役割を担っている会社です。
ファクトリーオートメーション(FA)分野を得意とする技術商社で、特にトヨタ自動車関連向けが売上の4割強を占める安定基盤が特徴です。2025期は売上高786.7億円(前期比5.5%増)、営業利益32.9億円(同13.1%増)と増収増益を達成し、安定した成長を継続しています。近年は子会社の吸収合併による技術力強化や、工場内物流のコンサルティングサービス「ロディック」を開始するなど、ソリューション提供力を高めることで更なる成長を目指しています。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 名古屋市中村区亀島二丁目13番8号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 6.2% | 3.6% | - |
| 2022/03期 | 6.9% | 4.1% | - |
| 2023/03期 | 7.7% | 4.6% | - |
| 2024/03期 | 7.8% | 4.7% | 3.9% |
| 2025/03期 | 7.2% | 4.6% | 4.2% |
| 3Q FY2026/3 | 5.7%(累計) | 3.4%(累計) | 4.1% |
売上高純利益率は概ね3%から4%台で推移しており、着実な収益性の向上が見られます。ROEは7%前後で安定しており、資本効率を意識した経営が一定の成果を上げています。今後もエンジニアリング力を活かした高付加価値サービスの提供により、さらなる利益率の改善が期待されます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 639億円 | — | 15.2億円 | 132.1円 | - |
| 2022/03期 | 677億円 | — | 17.8億円 | 154.1円 | +6.0% |
| 2023/03期 | 709億円 | — | 21.9億円 | 173.2円 | +4.7% |
| 2024/03期 | 746億円 | 29.1億円 | 24.3億円 | 191.5円 | +5.1% |
| 2025/03期 | 787億円 | 33.0億円 | 24.4億円 | 191.3円 | +5.5% |
明治電機工業は売上高が順調に拡大傾向にあり、FAエンジニアリング事業の成長が全体を牽引しています。営業利益も堅調に推移しており、2026/03期期には営業利益37.3億円を見込むなど、高い増益基調を継続していることが特徴です。自動車産業をはじめとする主要顧客の設備投資需要を着実に取り込み、安定的な成長を実現しています。 【3Q 2026/03期実績】売上538億円(通期予想比65%)、営業利益22億円(同59%)、純利益18億円(同64%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業リスクとして特定の顧客(トヨタグループ等)への売上依存度が挙げられ、自動車産業の動向が業績に直結しやすい構造です。また、海外展開の拡大や為替変動、原材料価格の変動などが経営上の重要課題として開示されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 785億円 | — | 787億円 | +0.2% |
| 2024期 | 760億円 | — | 746億円 | -1.9% |
| 2023期 | 735億円 | — | 710億円 | -3.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 33億円 | — | 33億円 | +1.4% |
| 2024期 | 30億円 | — | 29億円 | -1.6% |
| 2023期 | 27億円 | — | 27億円 | +0.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は具体的な中期経営計画の数値目標を対外的に大きく掲げるタイプではありませんが、毎期の業績予想に対する達成度は比較的高い傾向にあります。2025期は売上・利益ともに期初予想を若干上回って着地しました。過去3期を見ても、予想からの乖離率は数%以内に収まっており、非常に堅実な経営計画を立て、それを着実に実行する能力があると評価できます。2026期は増収増益を見込んでおり、この計画達成が株価の鍵を握ります。
最新ニュース
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メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第3四半期累計の経常利益が前年同期比38.5%増を達成し、成長期待が高まりました。
工場内物流の課題解決を支援する新サービス「ロディック」を開始し、エンジニアリング事業の深耕を図っています。
連結子会社エム・ディーマシナリーを吸収合併し、技術力の強化と経営効率の向上を実現しました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
同社は自己資本比率が60%を超えており、極めて強固な財務体質を有しています。有利子負債についてはほぼゼロで推移しており、実質的な無借金経営を継続しているため、財務面での安定性は非常に高いです。豊富な自己資本を背景に、将来の成長投資や安定配当を支える強固な基盤が構築されています。 【3Q 2026/03期】総資産523億円、純資産364億円、自己資本比率60.6%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 34.5億円 | 8.8億円 | 7.4億円 | 25.7億円 |
| 2022/03期 | 11.4億円 | 7.1億円 | 4.9億円 | 4.3億円 |
| 2023/03期 | 38.2億円 | 9.0億円 | 16.6億円 | 47.2億円 |
| 2024/03期 | 57.3億円 | 3.3億円 | 31.3億円 | 54.1億円 |
| 2025/03期 | 16.1億円 | 4.8億円 | 8.9億円 | 11.3億円 |
営業キャッシュフローは年度によって変動がありますが、事業の拡大に伴い安定したキャッシュ創出能力を維持しています。2023/03期期の大幅なマイナスは一時的な運転資本の増減が主な要因であり、翌期には力強く回復しています。強固な財務基盤を背景に、成長投資と株主還元を両立できるキャッシュフロー体制が整っています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が28.6%と上場企業平均を上回る水準を達成しており、ダイバーシティ推進に積極的です。監査等委員会設置会社として経営監視機能が強化されており、連結子会社5社を擁する組織規模に対して、適正なガバナンス体制が整えられています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 649万円 | 720人 | - |
従業員平均年収は649万円であり、業界水準と比較して安定した給与体系といえます。FAシステムを中心とした技術商社として専門性の高い人材を確保する必要があり、継続的な人材投資が反映されていると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
同社のTSR(株主総利回り)は、分析対象期間である過去5年間において、一貫して市場平均であるTOPIXをアンダーパフォーム(下回る)しています。これは、安定的な配当は実施しているものの、株価の上昇が市場全体の成長ペースに追いついていないことが主な要因です。特に好調な相場であった2024期や2025期においてもTOPIXに大きく劣後しており、PBRが1倍を割れていることからも、市場からの成長期待がまだ十分に株価に織り込まれていない状況が示唆されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 40円 | 29.5% |
| 2017/03期 | 40円 | 30.2% |
| 2018/03期 | 55円 | 29.3% |
| 2019/03期 | 82円 | 29.8% |
| 2020/03期 | 72円 | 29.9% |
| 2021/03期 | 60円 | 45.4% |
| 2022/03期 | 47円 | 30.5% |
| 2023/03期 | 52円 | 30.0% |
| 2024/03期 | 58円 | 30.3% |
| 2025/03期 | 60円 | 31.4% |
株主優待制度は現在導入されておりません。
同社は業績連動型の配当政策を採用しており、配当性向40%を目標水準としています。継続的な利益成長に合わせて増配を図る姿勢を示しており、株主還元への意識は高いです。安定的かつ持続的な配当を重視する方針のもと、株主価値の向上に取り組んでいます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 113.1万円 | 13.1万円 | 13.1% |
| 2022期 | 82.9万円 | 17.1万円 | -17.1% |
| 2023期 | 99.7万円 | 0.3万円 | -0.3% |
| 2024期 | 130.5万円 | 30.5万円 | 30.5% |
| 2025期 | 129.9万円 | 29.9万円 | 29.9% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
市場評価の面では、PER10.5倍、PBR0.86倍と、いずれも卸売業の業界平均を下回っており、株価は割安な水準にあると考えられます。特にPBRが1倍を割れている点は、資産価値に対して株価が評価されていないことを示唆しています。信用取引の買い残が売り残を上回る状況が続いていますが、信用倍率は10倍前後と過熱感のある水準ではなく、需給は比較的安定しています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 21.6億円 | 6.5億円 | 30.0% |
| 2022/03期 | 24.4億円 | 6.6億円 | 27.0% |
| 2023/03期 | 30.5億円 | 8.6億円 | 28.2% |
| 2024/03期 | 33.3億円 | 9.1億円 | 27.2% |
| 2025/03期 | 36.0億円 | 11.6億円 | 32.3% |
実効税率は概ね法定実効税率に近い水準で推移しており、適切な納税が行われています。2025/03期期の税負担率の変動は会計上の調整によるものですが、長期的には安定した税務コストで推移しています。将来の業績予想に基づいても、計画的かつ合理的な税金支払いが想定されています。
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