ビューティガレージ
BEAUTY GARAGE Inc.
最終更新日: 2026年3月27日
美容業界のインフラを支える、プロ向けECの巨人
テクノロジーとリアルを融合させ、アジアNo.1のビューティープラットフォーマーになることを目指しています。
この会社ってなに?
あなたが美容室やネイルサロン、エステに行ったとき、そこで使われているシャンプー台やスタイリッシュな椅子、あるいは最新の美容機器や化粧品を目にしますよね。実はその多くが、ビューティガレージのような専門商社を通じてサロンに届けられています。同社は、全国68万以上の美容サロンと取引実績がある業界のガリバー的存在。普段私たちが利用する「キレイ」の裏側で、プロ向けの道具や材料をオンラインで販売し、日本の美容業界を根底から支えている会社です。
プロ向け美容商材ECの最大手。FY2025は売上高337.2億円、営業利益15.94億円と増収減益で着地しましたが、続くFY2026は売上高380.8億円、営業利益18.41億円と再び成長軌道に戻る会社計画です。近年は美容クリニック向け卸のアルク買収などM&Aを積極化し、美容医療領域へ本格参入。既存のEC事業に加え、周辺領域への拡張によるトップライン成長が期待されます。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 4月
- 本社
- 東京都世田谷区桜新町1-34-25
- 公式
- www.beautygarage.co.jp
社長プロフィール

「美容業界の繁栄に貢献すること」を使命とし、ITと物流を駆使して、業界が抱える様々な課題を解決する革新的な仕組みを提供し続けています。アジアNo.1のビューティープラットフォーマーを目指し、業界の発展に貢献していきます。
この会社のストーリー
創業者である野村秀輝氏が、高価な新品が中心だった美容業界に風穴を開けるべく、中古美容器具をオンラインで販売する事業を開始。
事業拡大に伴い法人化。プロ向け美容商材のECサイト「BEAUTY GARAGE Online Shop」を本格的にスタートさせ、業界の注目を集める。
創業から10年で株式上場を達成。美容業界のECプラットフォーマーとしての地位を確立し、さらなる成長への基盤を築いた。
マザーズ上場からわずか3年で東証一部(現プライム市場)へ。信頼性と知名度を向上させ、事業展開を加速させる。
出版社「女性モード社」の子会社化など、M&Aを積極的に活用。物販だけでなく、メディアやソリューション事業へと領域を広げる。
医療機器卸のアルクを買収し、成長市場である美容医療分野へ本格的に進出。新たな収益の柱を育てる挑戦を開始した。
初期費用0円で開業できる「スマート経営プラン」を提供開始。物販に留まらず、開業から経営支援まで一気通貫でサポートする体制を強化。
売上高1,000億円を目指す長期ビジョンを掲げる。アジアNo.1プラットフォーマーとして、美容業界全体のDXを牽引していく未来を目指す。
注目ポイント
理美容室やエステサロンなどプロ向けに、機器から消耗品まで幅広く扱う国内最大級のECサイトを運営。業界の価格破壊と流通革命を実現し、今や70万以上のサロンが利用するインフラとなっています。
物販のECに留まらず、M&Aを積極的に活用し事業領域を拡大。メディア、店舗設計、開業・経営支援、そして成長著しい美容医療分野へも参入し、総合プラットフォーマーへと進化し続けています。
創業以来、増収基調を維持しており、安定した成長を続けています。さらに、自社製品がもらえる株主優待制度(1年以上継続保有)も魅力的で、株主への還元にも積極的な姿勢を見せています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 2.6円 | 12.4% |
| FY2017/3 | 3.3円 | 13.4% |
| FY2018/3 | 4.4円 | 12.0% |
| FY2019/3 | 4.5円 | 15.1% |
| FY2020/3 | 5円 | 15.5% |
| FY2021/3 | 7円 | 13.5% |
| FY2022/3 | 8円 | 14.2% |
| FY2023/3 | 10円 | 14.6% |
| FY2025/3 | 15円 | 18.5% |
| 権利確定月 | 3月 |
配当方針として安定的な利益還元を重視しており、成長投資と株主還元のバランスを考慮しています。配当性向は20%未満を維持しつつ、業績の成長に合わせた増配に意欲的です。長期保有優遇制度を含めた総合的な還元策により、中長期的な株主価値の向上を目指しています。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
ビューティガレージは、理美容サロン向けECの拡大により売上高は一貫して成長を続けており、直近では約337億円に達しています。営業利益についても、規模の拡大に伴い着実に利益を積み上げる構造を維持しており、2026年3月期にはさらなる増益を見込んでいます。高単価な機器販売やM&Aを通じた周辺事業への参入が、安定した業績拡大の主要な牽引役となっています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 15.2% | 7.8% | 5.3% |
| FY2017/3 | 15.3% | 7.6% | 5.8% |
| FY2018/3 | 14.4% | 7.4% | 5.5% |
| FY2019/3 | 10.0% | 5.6% | 4.5% |
| FY2020/3 | 9.9% | 5.6% | 4.6% |
| FY2021/3 | 13.8% | 6.5% | 5.1% |
| FY2022/3 | 13.0% | 6.7% | 5.1% |
| FY2023/3 | 13.9% | 7.2% | 5.1% |
| FY2024/3 | 15.2% | 8.0% | 5.7% |
| FY2025/3 | 13.0% | 6.3% | 4.7% |
自己資本利益率(ROE)は概ね13%から15%という高い水準で推移しており、資本効率の高さを示しています。営業利益率は5%前後で安定しており、薄利多売になりがちな卸売業の中で、ECプラットフォームによるコスト効率化が利益を下支えしています。今後も事業規模の拡大と高利益率商品の販売強化により、収益性の向上と維持を目指しています。
財務は安全?
同社は有利子負債を全く持たない強固な無借金経営を継続しており、財務健全性は非常に高い水準です。自己資本比率も40%から50%の間で推移し、経営の安定性が極めて高いことが分かります。潤沢な自己資本を背景に、将来的な成長投資やM&Aを機動的に実行できる財務基盤を築いています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 2.4億円 | -7,300万円 | 9,100万円 | 1.7億円 |
| FY2017/3 | 4.7億円 | -3.8億円 | -2,500万円 | 9,300万円 |
| FY2018/3 | 1.5億円 | -4.6億円 | 7.7億円 | -3.1億円 |
| FY2019/3 | 6.1億円 | -3.2億円 | 1.4億円 | 2.9億円 |
| FY2020/3 | 1.3億円 | -1.8億円 | 6,900万円 | -4,200万円 |
| FY2021/3 | 8.6億円 | -6.2億円 | 9,700万円 | 2.4億円 |
| FY2022/3 | 7.1億円 | -4.4億円 | -1.9億円 | 2.7億円 |
| FY2023/3 | 10.0億円 | -2.0億円 | -1.0億円 | 8.0億円 |
| FY2024/3 | 5.8億円 | -5.9億円 | 1.4億円 | -1,600万円 |
| FY2025/3 | 14.2億円 | -6.4億円 | 1.7億円 | 7.8億円 |
営業活動によるキャッシュフローは本業の好調さにより安定してプラスを維持しており、強固な稼ぐ力を示しています。一方で、投資活動についてはショールームの拡充やM&Aのためのキャッシュアウトが継続的に発生しています。全体として、営業活動で得た潤沢な資金を将来の成長に向けた積極的な投資に回す理想的なサイクルを実現しています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 4.2億円 | 1.5億円 | 36.5% |
| FY2017/3 | 5.3億円 | 2.2億円 | 41.2% |
| FY2018/3 | 6.5億円 | 2.0億円 | 31.2% |
| FY2019/3 | 6.5億円 | 2.7億円 | 41.2% |
| FY2020/3 | 7.5億円 | 3.4億円 | 45.4% |
| FY2021/3 | 10.8億円 | 4.3億円 | 39.4% |
| FY2022/3 | 12.2億円 | 5.1億円 | 41.6% |
| FY2023/3 | 13.5億円 | 4.9億円 | 36.1% |
| FY2024/3 | 17.2億円 | 6.3億円 | 36.9% |
| FY2025/3 | 15.8億円 | 5.7億円 | 35.7% |
実効税率は概ね30%台後半で推移しており、日本の標準的な法人税率に準じた納税を行っています。FY2026/3予想においては税負担の軽減が見込まれていますが、これは税効果会計の影響や業績伸長に伴う一時的な差異などが考慮されているためです。業績の拡大とともに納税額も着実に増加しており、企業としての社会貢献を果たしています。
会社の公式開示情報
売上高の大部分を理美容機器・化粧品のEC販売が占め、直近では美容クリニック向け卸やサロン経営サポートといった高付加価値な周辺サービスへ収益源を多角化しています。事業のリスク要因としては、美容業界特有の景気敏感性や、競合他社とのEC市場における価格競争が挙げられます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 381億円 | — | 337億円 | -11.4% |
| FY2024 | 302億円 | — | 298億円 | -1.1% |
| FY2023 | 270億円 | — | 264億円 | -2.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 18億円 | — | 16億円 | -13.4% |
| FY2024 | 16億円 | — | 17億円 | +8.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
FY2025の業績予想は売上・利益ともに未達で着地し、下方修正となりました。しかし、続くFY2026以降は増益を見込む中期計画を発表。FY2026に経常利益18.3億円、FY2027には22.4億円という具体的な目標を掲げています。過去の業績予想はやや未達となる傾向が見られますが、利益成長に対する経営陣のコミットメントは評価でき、計画達成に向けた進捗が注視されます。
株の売買状況と今後の予定
同業種(卸売業)の平均PER18.9倍に対し、当社のPERは14.5倍とやや割安な水準にあります。一方でPBRは業界平均をわずかに上回っています。信用倍率は10.94倍と高く、信用買い残が積み上がっている状態で、将来的な売り圧力への警戒が必要です。時価総額は190億円と業界平均に比べて小規模であり、今後の成長余地が大きいとも言えます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
初期費用0円の「スマート経営プラン」を提供開始し、顧客の店舗開業をトータルサポートする体制を強化。
医療機器卸のアルクを完全子会社化し、成長著しい美容医療領域への参入を果たした。
第3四半期決算にて、売上高278.38億円を達成し、二桁成長を継続する堅調な業績を維持した。
最新ニュース
ビューティガレージ まとめ
ひとめ診断
「美容室の裏側を支えるECの巨人が、M&Aで美容クリニックや鍼灸院まで触手を伸ばす美の総合商社」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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