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東邦ホールディングス8129

TOHO HOLDINGS CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 65円
安全性
普通
自己資本比率 31.0%
稼ぐ力
低い
ROE -(累計)
話題性
不評
ポジ 25%

この会社ってなに?

あなたが病院で処方箋をもらったり、ドラッグストアで風邪薬を買ったりするとき、その薬が安全かつ確実に棚に並んでいるのはなぜだと思いますか?実は、製薬会社から全国の医療機関や薬局へ医薬品を届ける「卸売」という重要な役割を担う会社があるのです。東邦ホールディングスは、まさにその巨大な物流ネットワークを動かしている会社の一つ。普段はあまり意識することのない、医療の裏側を支える「縁の下の力持ち」として、私たちの健康を守るために欠かせない存在です。

医薬品卸国内4位の東邦ホールディングスは、2025期に売上高1兆5,185億円(前期比2.8%増)、営業利益189.36億円(同2.0%減)を達成しました。増収ながらも薬価改定やコスト増の影響で減益となるなど、業界特有の課題に直面しています。一方で、アクティビスト(物言う株主)からの経営改革要求もあり、資本効率の改善やガバナンス強化が急務です。同社は中期経営計画「次代を創る」の下、物流DXと顧客支援サービスによる収益性向上を目指しています。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
3月
本社
東京都中央区八重洲二丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲

サービスの実績は?

7,274法人
薬局共創未来 会員法人数
2025年3月末時点
+2.9% YoY
21,113店舗
薬局共創未来 会員店舗数
2025年3月末時点
+3.5% YoY
2.8%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
減速
-2.0%
営業利益成長率
2025期実績 (YoY)
マイナス転換
65
1株当たり配当金
2025期実績
+62.5% YoY
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

赤字で稼げていません
ROE
-(累計)
株主資本の利回り
ROA
-(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
1.0%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期2.1%0.7%-
2022/03期5.6%1.9%-
2023/03期5.6%1.9%-
2024/03期8.4%2.8%1.3%
2025/03期7.8%2.7%1.2%
3Q FY2026/3-(累計)-(累計)1.0%

収益性指標であるROE(自己資本利益率)は、2021/03期の2.1%から2024/03期には8.3%まで向上しており、資本効率の改善が着実に進んでいます。営業利益率は依然として1%台前半と低水準ですが、これは医薬品流通業界特有の構造的な要因によるものです。今後も高付加価値サービスの提供を通じて、競合他社に負けない収益性向上を図る方針です。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期1.2兆円49.9億円70.8円-
2022/03期1.3兆円134億円189.7円+4.6%
2023/03期1.4兆円136億円196.7円+9.9%
2024/03期1.5兆円193億円207億円320.1円+6.1%
2025/03期1.5兆円189億円198億円313.2円+2.8%

東邦ホールディングスは医薬品卸売を核に安定した収益を上げており、売上高は2021/03期の約1.2兆円から2025/03期には約1.5兆円まで成長しました。利益面でも、調剤薬局事業の好調や流通効率化の進展により、純利益は2021/03期の約50億円から2025/03期には約198億円へと大きく拡大しています。今後は既存事業の深掘りとデジタル活用によるDX推進で、更なる利益の質的向上を目指しています。 【3Q 2026/03期実績】売上1.2兆円(通期予想比75%)、営業利益124億円(同60%)、純利益0百万円(同0%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE
この会社: -(累計)業界平均: 7.9%
営業利益率下回る
この会社
1.0%
業界平均
3.6%
自己資本比率下回る
この会社
31.0%
業界平均
46.1%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

3億2,800万円
取締役6名の合計

東邦ホールディングスは、医薬品卸売事業を中核に調剤薬局事業や医薬品製造販売事業を展開する複合企業です。近年は医薬品流通のDX(デジタル・トランスフォーメーション)や調剤薬局の多店舗化により基盤を強化していますが、薬価改定やアクティビストからの買収圧力といった事業リスクを抱えています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
業績予想は保守的で、超過達成が続いており信頼性は高い。ただし中計目標の利益達成には一段の努力が必要。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画 2023-2025 (FY2026 業績目標)
2023期〜2025期
売上高: 目標 1兆5,720億円 順調 (1兆5,185億円)
96.6%
営業利益: 目標 207億円 順調 (189.36億円)
91.5%
親会社株主に帰属する当期純利益: 目標 157億円 順調 (198.44億円)
126.4%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1兆4,920億円1兆5,185億円+1.8%
2024期1兆3,250億円1兆4,767億円+11.4%
2023期1兆2,690億円1兆3,885億円+9.4%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期182億円189億円+4.0%
2024期115億円193億円+68.1%
2023期123億円128億円+4.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は中期経営計画の具体的な数値目標を開示していませんが、代わりに来期(2026期)の業績目標を計画値と見なせます。直近の業績予想は期初予想を上回って着地する傾向が強く、保守的な見積もりを行う企業文化がうかがえます。2024期は営業利益が予想比+68.1%と大幅に上振れしており、経営環境の変化に柔軟に対応できていると言えます。一方で、来期目標に対する進捗は、利益面でややビハインドしており、収益性向上が今後の課題です。

最新ニュース

ネガティブ
2026年3月期 第2四半期決算短信発表
11/11 · 東邦ホールディングス IR
ネガティブ
東邦HD、株式買い増し説明書受領 3Dインベストメントから最大27%まで
10/15 · 日刊薬業

どんな話題が多い?

資本政策・株主対応40%
決算・財務情報30%
サステナビリティ・ESG20%
業務提携・新サービス10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
142
前月比 +12.4%
メディア数
48
日本経済新聞, 日刊薬業, 株探, PR TIMES, ダイヤモンド・オンライン
業界内ランキング
上位 30%
卸売業 850社中 255位
報道のトーン
25%
好意的
45%
中立
30%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年9月健康経営認定

グループ3社が健康経営優良法人2025に認定され、高いESG評価を獲得。

2025年11月資本提携

3Dインベストメントからの大規模買付行為に関連する対応が本格化。

2026年2月第3四半期決算

2026年3月期第3四半期決算短信を発表し、市場の注目を集めた。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率31.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
76.6億円
借金(有利子負債)
Net Assets
2,689億円
会社の純資産

同社の財務健全性は極めて強固であり、2025/03期時点での自己資本比率は35.5%を維持しています。2024/03期には一時的に約508億円の有利子負債がありましたが、2025/03期には約324億円まで圧縮されており、健全なキャッシュフローによる負債削減が着実に実行されています。BPS(1株あたり純資産)も右肩上がりに推移しており、株主価値の安定した向上が示されています。 【3Q 2026/03期】総資産8261億円、純資産2689億円、自己資本比率31.0%、有利子負債77億円。

お金の流れは?

本業で稼げていません
Operating CF
-267億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-41.8億円
投資に使ったお金
Financing CF
-204億円
借入・返済など
Free CF
-309億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期87.7億円6.8億円6.8億円94.5億円
2022/03期163億円110億円44.7億円53.1億円
2023/03期900万円43.1億円131億円43.1億円
2024/03期599億円90.9億円222億円690億円
2025/03期267億円41.8億円204億円309億円

営業キャッシュフローは医薬品の在庫変動や売掛金の増減により大きく振れる傾向がありますが、本業では着実にキャッシュを創出できる体質を維持しています。2024/03期には大幅なプラスを記録しましたが、2025/03期のマイナスは主に運転資金の増減に伴う一時的な要因です。継続的に財務CFで負債を返済しており、バランスシートの安全性に配慮した資金繰りを実施しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 2名(25.0% 男性 6
25%
75%
監査報酬
1億6,500万円
連結子会社数
21
設備投資額
64.0億円
平均勤続年数(従業員)
18.3
臨時従業員数
2452

同社は女性役員比率25.0%を達成しており、多様性確保に向けた体制整備が進んでいます。監査体制についても社外取締役比率が55%と高く、監査等委員会設置会社として透明性の高い経営監視が期待される規模のガバナンス体制を有しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主27.4%
浮動株72.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関13.2%
事業法人等14.2%
外国法人等33.6%
個人その他34.6%
証券会社4.4%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主はSTATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505018(常任代理人 みずほ銀行決済営業部)・塩野義製薬・3D WH OPPORTUNITY MASTER OFC - 3D WH OPPORTUNITY HOLDINGS(常任代理人 みずほ銀行決済営業部)。

STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505018(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(9,646,000株)15.41%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(6,059,000株)9.68%
塩野義製薬株式会社(3,500,000株)5.59%
3D WH OPPORTUNITY MASTER OFC - 3D WH OPPORTUNITY HOLDINGS(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(2,400,000株)3.83%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,494,000株)2.39%
河野 博行(1,333,000株)2.13%
みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 第一三共口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行(1,328,000株)2.12%
東邦ホールディングス従業員持株会(1,310,000株)2.09%
みずほ証券株式会社(1,282,000株)2.05%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,231,000株)1.97%

同社はステート・ストリート・バンク等の海外機関投資家が上位を占める一方で、塩野義製薬などの事業法人や従業員持株会が安定株主として名を連ねています。近時は3Dインベストメント等のアクティビスト(物言う株主)による大規模買付行為への対応が注目されており、資本政策の透明性確保が経営上の重要課題となっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13 【事業等のリスク】当社および当社グループの事業その他に関する主なリスクは以下のとおりであります
2なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであり、当社および当社グループの事業その他に関する全てのリスクを網羅したものではありません
3(1)法的規制等について ● リスク当社グループの主な事業、取り扱い品目は、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)および関連法規等の規定により、必要な許可、登録、指定または免許を受け、販売活動を行っております
4これらの規定から逸脱し監督官庁による指導・処分の対象となる事例が確認された場合や、許認可の状況により当社グループの業績に影響を与える可能性があります
5なお、2022年3月に当社連結子会社である東邦薬品株式会社が、独立行政法人地域医療機能推進機構を発注者とする医療用医薬品の入札に関する独占禁止法違反で、また、2023年3月には、連結子会社である九州東邦株式会社が、独立行政法人国立病院機構本部を発注者とする「九州エリア」に所在する病院が調達する医療用医薬品の入札に関する独占禁止法違反で、それぞれ排除措置命令および課徴金納付命令を受けました

社員の給料はどのくらい?

平均年収
617万円
従業員数
7,609
平均年齢
47.3歳
平均年収従業員数前年比
当期617万円7,609-

従業員平均年収は617万円と、医薬品卸業界の水準と比較しても安定的な給与体系を維持しています。卸売業界は薄利多売のビジネスモデルであるため、業務効率化やDX推進による収益性の向上が、将来的な賃金上昇の鍵を握る構造にあります。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

2025期において、当社のTSR(株主総利回り)は205.4%となり、初めてTOPIXの213.4%をわずかに下回りましたが、過去4年間アンダーパフォームが続いていた状況からは大きく改善しました。これは、アクティビストからの提案などを背景とした株主還元強化への期待感や、安定的な業績が評価され、株価が上昇したことが主な要因です。これまではTOPIXの後塵を拝していましたが、資本効率改善に向けた取り組みが本格化すれば、今後はTOPIXをアウトパフォームする可能性も秘めています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
65
方針: 連結配当性向を意識した安定配当
1株配当配当性向
2016/03期288.8%
2017/03期3014.5%
2018/03期3014.3%
2019/03期3014.4%
2020/03期4017.1%
2021/03期3042.4%
2022/03期3015.8%
2023/03期3216.3%
2024/03期4012.5%
2025/03期6520.8%
4期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

配当方針として安定的な利益還元を重視しており、近年は増配基調が続いています。2025/03期には年間65円まで増配し、株主還元を積極的に強化する姿勢を明確に示しました。今後も成長投資とのバランスを見極めつつ、配当性向を意識した持続的な還元を目指す方針です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 205.4万円 になりました (105.4万円)
+105.4%
年度末時点評価額損益TSR
2021期90.9万円9.1万円-9.1%
2022期84.3万円15.7万円-15.7%
2023期107.7万円7.7万円7.7%
2024期166.9万円66.9万円66.9%
2025期205.4万円105.4万円105.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残23,800株
売り残21,100株
信用倍率1.13倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2025年8月上旬
定時株主総会2025年6月27日
2026年3月期 通期決算発表2026年5月中旬

信用倍率は1.13倍と拮抗しており、買い方と売り方の需給バランスが取れている状態です。これは、株価の先行きに対して強気と弱気が交錯していることを示唆します。業界平均と比較すると、PERは割高、PBRは同水準ですが、配当利回りはやや見劣りします。アクティビストの存在が今後の株主還元策への期待を高めており、これが株価の評価に織り込まれている可能性があります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期103億円53.0億円51.5%
2022/03期182億円48.0億円26.4%
2023/03期192億円55.5億円28.9%
2024/03期218億円11.3億円5.2%
2025/03期207億円8.7億円4.2%

実効税率は年度によって変動しており、特に直近の2024/03期から2025/03期にかけては税負担率が低く推移しています。これは主に繰延税金資産の取り崩しや税務上の優遇措置などが影響していると考えられます。2026/03期予想では24.2%を見込んでおり、中期的には法定実効税率に近い水準で推移する見通しです。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

東邦ホールディングス まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 65円
安全性
普通
自己資本比率 31.0%
稼ぐ力
低い
ROE -(累計)
話題性
不評
ポジ 25%

「『医薬品流通の静脈』を担う国内4強の一角が、物言う株主と対峙しつつデジタル物流への脱皮を急ぐ過渡期」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU