7552プライム

ハピネット

HAPPINET CORPORATION

最終更新日: 2026年3月28日

ROE12.1%
BPS115.7円
自己資本比率45.5%
FY2025/3 有報データ

エンタメ界の黒子役、子どもから大人まで笑顔を届ける総合商社

私たちは、人々に感動を提供し、夢のある明日をつくります。

この会社ってなに?

あなたがゲームショップで最新ソフトを買うとき、その商品を全国のお店に届けているのがハピネットかもしれません。街でよく見かけるカプセルトイ『ガシャポン』も、その多くはハピネットが機械を設置し、景品を補充しています。さらに、好きなアニメのDVDやBlu-rayが発売されるとき、その流通を担っているのも同社です。このように、ハピネットは玩具、ゲーム、映像ソフトといったエンタメ商品が私たちの手元に届くまでの「橋渡し」役を担う、縁の下の力持ちなのです。

玩具卸で国内トップシェアを誇るエンタメ総合商社。FY2025は売上高3,644.2億円、営業利益116.77億円と5期連続の増収増益を達成し、過去最高益を更新しました。好調な業績は、安定した玩具事業に加え、ビデオゲーム事業でのヒット商品の貢献が大きく、利益率を押し上げています。現在は第10次中期経営計画を推進中で、グローバル展開と事業ポートフォリオ再編を軸に、さらなる成長を目指しています。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
3月
本社
東京都台東区駒形2丁目4-5駒形CAビル
公式
www.happinet.co.jp

社長プロフィール

水谷 敏之
水谷 敏之
代表取締役社長
挑戦者
当社は、第10次中期経営計画を始動させ、「グローバル展開」と「事業ポートフォリオの再編」を戦略の柱として更なる成長を目指します。社員一人ひとりが会社の未来を自分事として捉え、一丸となってビジョンの実現に邁進できるよう、対話を重視した経営を推進してまいります。

この会社のストーリー

1969
創業の原点、玩具問屋「トウショウ」設立

玩具卸売業を営む「株式会社トウショウ」として事業を開始。後のエンタテインメント総合商社ハピネットの礎が築かれる。

1991
「ハピネット」へ商号変更、新たなステージへ

株式会社ハピネットに商号を変更。「Happiness(幸せ)」と「Network(ネットワーク)」を組み合わせ、人々に幸せを届ける企業を目指す意志を明確にした。

1994
ビデオゲーム事業への参入

玩具に加え、成長市場であったビデオゲームの卸売事業に本格参入。事業の多角化を進め、エンタメ商社としての基盤を強化した。

1998
株式店頭登録(現JASDAQ)

日本証券業協会に株式を店頭登録し、公開企業となる。社会的な信用を高め、さらなる事業拡大への弾みをつけた。

2008
映像・音楽事業の強化とM&A戦略

映像・音楽ソフトの企画制作を行う株式会社ランティス(現:バンダイナムコミュージックライブ)を子会社化するなど、M&Aを通じて事業領域を拡大。

2017
東証一部(現プライム市場)へ市場変更

東京証券取引所市場第一部に市場変更(後にプライム市場へ移行)。日本を代表する企業の一つとして、さらなる飛躍を誓う。

2023
ブロッコリーを完全子会社化し、IP創出力を強化

キャラクターコンテンツの企画・制作に強みを持つ株式会社ブロッコリーを完全子会社化。卸売だけでなく、コンテンツ創出から関わる体制を強化した。

2025
未来へ:グローバル展開の加速

第10次中期経営計画を策定し、「グローバル展開」を重点戦略に掲げる。北米でのカプセルトイ事業を足掛かりに、世界市場での成長を目指す。

注目ポイント

玩具卸で圧倒的トップシェア

玩具卸売業界で圧倒的なシェアを誇り、バンダイナムコグループの主力商品を扱うなど、強固な事業基盤を持っています。日本のエンタメ市場に不可欠な存在です。

安定配当と株主優待が魅力

安定的な配当(1株当たり年間30円を維持)に加え、連結配当性向40%を目標とする株主還元方針を掲げています。人気のおもちゃなどがもらえる株主優待も人気です。

M&Aによる事業領域の拡大

ゲームコンテンツのブロッコリーを子会社化するなど、積極的なM&Aで事業ポートフォリオを拡大。卸売だけでなく、IP創出から関わる総合エンタメ企業へと進化を続けています。

サービスの実績は?

約40万
カプセルトイ自販機 設置・運営面数
2026年3月時点(全国)
約30%
玩具中間流通 国内シェア
2025年10月時点
4.0%
売上高成長率(前期比)
FY2025実績
+4.0% YoY
34.5%
営業利益成長率(前期比)
FY2025実績
+34.5% YoY
130
1株当たり配当金
FY2025実績
42.4%
連結配当性向
FY2025実績(目標40%)

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 65円
安全性
普通
自己資本比率 45.5%
稼ぐ力
高い
ROE 12.1%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
65
方針: 配当性向40%目標
1株配当配当性向
FY2021/32542.3%
FY2022/332.540.2%
FY2023/332.540.4%
FY2024/362.542.3%
FY2025/36542.4%
2期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

同社は連結配当性向40%を目標とした利益還元方針を掲げており、業績向上に伴い増配を継続しています。安定的な経営基盤を背景に、高い配当利回りを維持する姿勢は投資家から高く評価されています。株主優待と合わせたトータルリターンも魅力的であり、長期保有に適した還元方針を採用しています。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
12.1%
業界平均
7.7%
営業利益率下回る
この会社
3.2%
業界平均
5.0%
自己資本比率下回る
この会社
45.5%
業界平均
48.7%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/32,824億円
FY2023/33,073億円
FY2024/33,505億円
FY2025/33,644億円
営業利益
FY2022/355.8億円
FY2023/358.4億円
FY2024/386.8億円
FY2025/3117億円

ハピネットは玩具やビデオゲーム、映像音楽ソフトの卸売事業を主軸に、5期連続の増収増益を達成し成長を続けています。バンダイナムコグループとしての強固な流通網を背景に、ヒット商品による収益拡大が続き、2025年3月期には売上高3,644億円、純利益67億円と過去最高水準を記録しました。今期もビデオゲーム事業の好調が予測されており、売上高3,900億円、純利益72億円のさらなる拡大を見込んでいます。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
12.1%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
3.2%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/36.3%3.1%1.6%
FY2022/38.2%4.2%2.0%
FY2023/37.9%3.8%1.9%
FY2024/312.8%5.8%2.5%
FY2025/312.1%5.6%3.2%

収益性指標は着実に改善しており、営業利益率はFY2021/3の1.6%からFY2025/3には3.2%へと倍増しました。これは付加価値の高い商品企画やアミューズメント事業の強化が利益率向上に寄与した結果です。また、ROE(自己資本利益率)も12.1%に達しており、資本効率を重視した経営が株主からの評価を高めています。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率45.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
557億円

同社の財務体質は極めて健全であり、有利子負債ゼロの実質無借金経営を維持しています。総資産はFY2025/3時点で1,214億円に達し、自己資本比率も45.5%と安定した水準を確保しています。手元流動性を十分に確保しながら、ブロッコリーの完全子会社化など戦略的な投資を継続できる強固なバランスシートを構築しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+181億円
営業CF
投資に使ったお金
-28.0億円
投資CF
借入・返済など
-39.9億円
財務CF
手元に残ったお金
+153億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3103億円-15.3億円-12.2億円87.3億円
FY2022/337.1億円-12.4億円-11.0億円24.8億円
FY2023/367.4億円-7.7億円-14.5億円59.7億円
FY2024/383.6億円-50.8億円-14.8億円32.9億円
FY2025/3181億円-28.0億円-39.9億円153億円

営業キャッシュフローは本業の好調を反映し、特にFY2025/3には約181億円と大幅なプラスを計上しました。本業で稼いだ潤沢な資金を元手に、戦略的なM&Aや設備投資を行いつつも、安定して高いフリーキャッシュフローを創出しています。財務キャッシュフローでは継続的な配当支払いや自己株式の取得など、株主還元への資金配分も積極的に行われています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1市場環境の変化 S
2事業投資・企業買収 H (B) 特定の仕入先・販売先への依存に関するリスク
3特定の仕入先・販売先への依存 H (C) 棚卸資産に関するリスク
4過剰在庫の発生 H (D) 外部委託先管理に関するリスク
5外部委託先管理 H (E) 人材の確保と育成に関するリスク
6人材の確保と育成 H (F) IT・情報管理・デジタル対応に関するリスク
7システムの停止 S
8情報管理 H (G) 事故・災害対応、事業継続に関するリスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/343.2億円17.3億円40.0%
FY2022/358.5億円23.0億円39.3%
FY2023/361.9億円26.3億円42.5%
FY2024/389.7億円23.9億円26.7%
FY2025/3120億円52.0億円43.5%

税引前利益の増大に伴い、法人税等の支払い額も増加傾向にあります。FY2024/3には実効税率が一時的に低下しましたが、通常期はおおむね40%前後の水準で推移しています。業績の拡大に応じて適正な納税が行われており、連結納税制度や税効果会計の影響を受けつつも安定した税務処理がなされています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
729万円
従業員数
1,123
平均年齢
39歳
平均年収従業員数前年比
当期729万円1,123-

従業員平均年収は729万円であり、玩具・エンターテインメント卸売業という業界特性を考慮すると比較的高い水準を維持しています。過去の業績向上に伴い、適切な利益還元がなされている点がこの数字に反映されています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主49%
浮動株51%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関20.5%
事業法人等28.5%
外国法人等11.1%
個人その他36.8%
証券会社3.2%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主はバンダイナムコホールディングス。

株式会社バンダイナムコホールディングス(5,883,000株)26.16%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,796,000株)7.99%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,732,000株)7.7%
株式会社SMBC信託銀行(株式会社三井住友銀行退職給付信託口)(676,000株)3.01%
株式会社日本カストディ銀行(信託E口)(547,000株)2.43%
井平 康彦(483,000株)2.15%
河合 洋(300,000株)1.33%
ハピネット社員持株会(287,000株)1.28%
みずほ証券株式会社(257,000株)1.15%
SMBC日興証券株式会社(250,000株)1.11%

バンダイナムコホールディングスが約26%を保有する筆頭株主として強固な関係を構築しており、同社との流通網が事業の安定基盤となっています。加えて、信託銀行系が上位を占める一方で、経営陣や社員持株会も一定の持ち分を保有し、長期的かつ安定的な株主構成を維持しています。

会社の公式開示情報

役員報酬

4億2,900万円
取締役5名の合計

事業リスクとして、特定商材への依存や為替変動、市場トレンドの急激な変化が挙げられますが、玩具から映像ソフト、ゲーム、アミューズメントまで多角的なセグメント展開を行うことで、リスクの分散と収益機会の拡大を図っています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 3名(25.0% 男性 9
25%
75%
監査報酬
6,000万円
連結子会社数
7
設備投資額
26.6億円
平均勤続年数(従業員)
13
臨時従業員数
502

女性役員比率は25.0%と一定の多様性が確保されており、執行と監督の分離を進める透明性の高い経営体制を構築しています。連結子会社7社を統括しつつ、適切な監査体制によって企業規模拡大に伴うリスク管理を強化しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
保守的な業績予想を大幅に上回る実績を連発しており、計画達成能力は高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第10次中期経営計画
FY2026~FY2028
売上高: 目標 3,900億円 順調 (3,644.2億円)
93.4%
営業利益: 目標 118億円 順調 (116.77億円)
99%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20253,300億円3,644億円+10.4%
FY20243,100億円3,505億円+13.0%
FY20232,800億円3,073億円+9.7%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202578億円117億円+49.7%
FY202460億円87億円+44.7%
FY202353億円58億円+10.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ハピネットは現在、FY2028年3月期を最終年度とする「第10次中期経営計画」を推進中です。初年度のFY2026目標として売上高3,900億円、営業利益118億円を掲げています。直近FY2025実績が売上高3,644.2億円、営業利益116.77億円と、目標値に極めて近い水準にすでに到達しており、計画の前倒し達成も視野に入ります。また、過去3年間の業績予想は期初計画を大幅に上回って着地する傾向が顕著で、保守的な予想を出しつつも、ビデオゲーム事業のヒットなどで力強い成長を遂げる実行力の高さが伺えます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、FY2021からFY2025までの5年間、一貫してTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。特にFY2025には自社TSRが508.7%に達し、TOPIXの213.4%を大きく上回りました。この背景には、5期連続の増収増益と過去最高益更新という好調な業績を背景とした株価上昇に加え、連結配当性向40%を目標とする積極的な株主還元策が投資家に評価されたことが挙げられます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+408.7%
100万円 →508.7万円
408.7万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021144.6万円+44.6万円44.6%
FY2022148.3万円+48.3万円48.3%
FY2023186.3万円+86.3万円86.3%
FY2024303.8万円+203.8万円203.8%
FY2025508.7万円+408.7万円408.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残266,100株
売り残231,600株
信用倍率1.15倍
2026年3月19日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年8月上旬
第2四半期決算発表2026年11月上旬

信用取引では、買い残と売り残が拮抗しており、信用倍率は1.15倍と落ち着いています。需給面での大きな偏りはない状況です。PER(17.3倍)とPBR(2.25倍)は卸売業の業界平均(PER 12.1倍、PBR 1.0倍)と比較して割高ですが、これは同社の高い成長性と収益性への市場の期待を反映していると考えられます。配当利回りは4.59%と業界平均を大きく上回り、高配当銘柄としての魅力も備えています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +8.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, gamebiz, PR TIMES
業界内ランキング
上位 15%
卸売業 2,000社中 300位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
M&A・提携30%
カプセルトイ事業20%
その他10%

最近の出来事

2025年11月資本業務提携

ブロッコリーを完全子会社化し、玩具・キャラクタービジネスのさらなる収益基盤の強化を図りました。

2025年10月中期経営計画

第10次中期経営計画を公表し、グローバル展開と事業ポートフォリオ再編へ190億円の投資を掲げました。

2026年2月決算発表

2025年3月期第3四半期決算を発表し、売上高2831億8000万円を達成しました。

最新ニュース

ポジティブ
2/12 · 日本M&Aセンター
ポジティブ
第10次中期経営計画を策定し190億円の投資を計画
10/01 · ハピネットIR

ハピネット まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 65円
安全性
普通
自己資本比率 45.5%
稼ぐ力
高い
ROE 12.1%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「『推し活』を川上から支える、玩具・ゲーム卸のガリバー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU