ラクト・ジャパン3139
Lacto Japan Co.,Ltd.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段コンビニで買うヨーグルトやパン、スーパーで手に取るピザ用チーズ。その原料の多くは、実は世界中からラクト・ジャパンが調達したものです。同社は世界各国の酪農地帯から最適な乳製品を買い付け、日本の食品メーカーに安定して届ける『食の黒子』のような存在です。普段何気なく口にしている乳製品のおいしさや安定した価格の裏側で、同社のグローバルなネットワークと専門知識が活躍しています。
独立系の食品専門商社として、乳製品原料やチーズの輸入を主力に成長を続ける。2025年11月期は売上高1,828.2億円(前期比7.0%増)、営業利益59.47億円(同33.5%増)と過去最高益を更新する見通しで、業績は好調に推移。世界的なサプライチェーンの知見を武器に、食肉や機能性食品原料へも事業領域を拡大しており、10期連続の増配計画など株主還元にも積極的な姿勢を見せている。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 11月
- 本社
- 東京都中央区日本橋二丁目11番2号 太陽生命日本橋ビル22F
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/11期 | 8.3% | 2.5% | 3.8% |
| 2017/11期 | 14.5% | 4.2% | 1.9% |
| 2018/11期 | 13.1% | 3.8% | 2.6% |
| 2019/11期 | 12.9% | 4.0% | 2.7% |
| 2020/11期 | 12.3% | 4.5% | 2.7% |
| 2021/11期 | 10.5% | 4.1% | 2.5% |
| 2022/11期 | 10.9% | 3.6% | 2.0% |
| 2023/11期 | 8.7% | 2.8% | 2.0% |
| 2024/11期 | 12.0% | 4.1% | 2.6% |
| 2025/11期 | 14.4% | 5.0% | 3.3% |
| 1Q FY2026/11 | 2.7%(累計) | 0.8%(累計) | 2.7% |
同社の収益性は改善傾向にあり、2025年3月期(11月期)にはROE(自己資本利益率)が13.3%へと向上しました。営業利益率も2%台から3.3%へ上昇しており、付加価値の高い商品構成へのシフトやコスト管理の徹底が利益率改善に寄与しています。効率的な資本活用が進むことで、株主に対する収益還元能力も高まっています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/11期 | 1,109億円 | 27.9億円 | 19.6億円 | 198.7円 | +0.0% |
| 2022/11期 | 1,474億円 | 29.7億円 | 22.9億円 | 231.6円 | +33.0% |
| 2023/11期 | 1,583億円 | 31.8億円 | 20.5億円 | 206.5円 | +7.4% |
| 2024/11期 | 1,709億円 | 44.5億円 | 31.5億円 | 315.8円 | +7.9% |
| 2025/11期 | 1,828億円 | 59.5億円 | 43.2億円 | 433.2円 | +7.0% |
ラクト・ジャパンは、乳原料や食肉食材の輸入販売を主軸とする独立系専門商社であり、過去5年間で売上高・利益ともに着実な成長を遂げています。特に2025年11月期には売上高が約1,828億円、純利益が約43億円に達し、過去最高を更新しました。グローバルな調達網と専門性を活かした安定供給体制が功を奏し、商社機能の強化が業績拡大を後押ししています。 【1Q 2026/11期実績】売上486億円(前年同期比5.6%)、営業利益13億円、純利益7.7億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
乳原料・チーズ部門を主力とし、食肉食材や機能性食品原料の輸入卸を展開しています。グローバルな調達網の構築とアジア圏への事業拡大が成長の鍵となっており、為替や海外市況の影響を受けやすいことが主要なリスク要因です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 1,930億円 | 1,828億円 | — | -5.3% |
| 2024期 | 1,800億円 | — | 1,709億円 | -5.0% |
| 2023期 | 1,600億円 | — | 1,583億円 | -1.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 59億円 | — | — | ±0.0% |
| 2024期 | 45億円 | — | 45億円 | ±0.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2028年を最終年度とする新中期経営計画「NEXT LJ 2028」を策定し、売上高2,400億円、経常利益80億円を目指しています。旧中計では事業環境の変化により売上目標は未達でしたが、利益目標は前倒しで達成しており、収益性改善への意識は高いと評価できます。業績予想については、売上高は期初予想から下方修正される傾向がある一方、利益予想は比較的精度が高いのが特徴です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
商社とメーカーのハイブリッド経営による事業領域の拡大戦略がメディア特集として報じられました。
2025年11月期連結決算にて売上高1828.2億円を達成し、過去最高を更新しました。
2026年11月期から開始する3か年の中期経営計画「NEXT LJ 2028」を策定し、発表しました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、実質無借金経営を継続している点が最大の特徴です。自己資本比率は35.9%で推移しており、健全なバランスシートを背景に将来の成長投資や株主還元を行う余力を十分に確保しています。安定した財務基盤は、不透明な経済環境下でも柔軟に事業を拡大するための強固な支柱となっています。 【1Q 2026/11期】総資産978億円、純資産323億円、自己資本比率28.9%、有利子負債389億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/11期 | 35.6億円 | 400万円 | 16.6億円 | 35.6億円 |
| 2017/11期 | 50.5億円 | 1.4億円 | 23.8億円 | 51.9億円 |
| 2018/11期 | 3.6億円 | 8.6億円 | 9.9億円 | 5.1億円 |
| 2019/11期 | 33.6億円 | 8.5億円 | 36.9億円 | 42.1億円 |
| 2020/11期 | 45.3億円 | 1.4億円 | 37.6億円 | 44.0億円 |
| 2021/11期 | 40.4億円 | 2.9億円 | 46.6億円 | 43.3億円 |
| 2022/11期 | 104億円 | 2.9億円 | 111億円 | 107億円 |
| 2023/11期 | 32.2億円 | 13.6億円 | 7.7億円 | 18.6億円 |
| 2024/11期 | 6.4億円 | 6.0億円 | 11.0億円 | 4,000万円 |
| 2025/11期 | 2.7億円 | 15.1億円 | 24.3億円 | 17.8億円 |
営業キャッシュフローは運転資金の増減により変動が大きいものの、潤沢な手元資金をベースに成長投資を優先する姿勢が見て取れます。特に仕入れに伴う大規模な在庫投資や海外拠点の強化にキャッシュを投下しており、中長期的な収益最大化を目指しています。財務キャッシュフローでは必要に応じて資金を調達しつつも、強固な財務体質により事業基盤を維持しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/11期 | 15.6円 | 16.5% |
| 2017/11期 | 18.6円 | 10.6% |
| 2018/11期 | 19.5円 | 10.9% |
| 2019/11期 | 22円 | 11.0% |
| 2020/11期 | 30円 | 14.3% |
| 2021/11期 | 32円 | 16.1% |
| 2022/11期 | 40円 | 17.3% |
| 2023/11期 | 48円 | 23.2% |
| 2024/11期 | 80円 | 25.3% |
| 2025/11期 | 132円 | 30.5% |
| 権利確定月 | 11月 |
同社は株主還元を重要経営課題と位置づけ、安定的かつ着実な増配を継続する方針を掲げています。業績の成長を背景に配当額は5年で約4倍に拡大しており、高い成長性とインカムゲインを両立させています。今後も配当性向の向上を通じ、株主との長期的な利益共有を目指す姿勢が明確です。
株の売買状況と今後の予定
PERは10.6倍と業界平均(12.6倍)に比べて割安な水準にあります。一方で、PBRは1.13倍と平均をやや上回り、資本効率は評価されているようです。配当利回りが3.59%と業界平均より高い点は、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。信用倍率は14倍台とやや高く、将来の売り圧力には注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/11期 | 14.3億円 | 4.9億円 | 34.0% |
| 2017/11期 | 25.2億円 | 7.7億円 | 30.4% |
| 2018/11期 | 26.1億円 | 8.3億円 | 31.7% |
| 2019/11期 | 27.5億円 | 7.8億円 | 28.5% |
| 2020/11期 | 27.8億円 | 7.2億円 | 25.8% |
| 2021/11期 | 26.8億円 | 7.2億円 | 26.9% |
| 2022/11期 | 31.3億円 | 8.5億円 | 27.1% |
| 2023/11期 | 28.5億円 | 8.0億円 | 28.1% |
| 2024/11期 | 43.2億円 | 11.7億円 | 27.2% |
| 2025/11期 | 58.0億円 | 14.8億円 | 25.5% |
実効税率は概ね25%から28%の範囲で推移しており、国内および海外拠点における税務負担は安定しています。事業の成長に伴い税引前利益が約58億円まで増加したため、納税額も約15億円規模へと拡大しました。各国の法人税制度や税務コンプライアンスを遵守しつつ、適切な税務処理が行われています。
もっと知る
まとめと、関連情報・似た会社へ
ラクト・ジャパン まとめ
「チーズやヨーグルトの『縁の下の力持ち』、世界の食糧需給を読み解き日本の食卓を支える独立系専門商社」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。