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GSIクレオス8101

GSI Creos Corporation

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 97円
安全性
普通
自己資本比率 31.7%
稼ぐ力
普通
ROE 7.9%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが着ているお気に入りの洋服、その生地や糸はGSIクレオスが世界中から調達したものかもしれません。また、普段使っている化粧品の原料や、スマートフォンの内部で活躍する電子部品の材料といった特殊な化学品も、同社が縁の下の力持ちとして供給しています。さらに、プラモデル好きなら誰もが知る塗料『Mr.カラー』や工具は、実はGSIクレオスのホビー事業の製品で、多くのファンに長年愛されています。このように、同社はファッションからハイテク、趣味の世界まで、私たちの生活の様々な場面を裏側で支えているのです。

GSIクレオスは繊維と工業製品を両輪とする専門商社で、2025期には売上高1,655.4億円、営業利益29.50億円を達成し、増収増益基調を維持しています。近年は三菱ケミカルからの事業譲受やEC事業への参入などM&Aにも積極的で、既存事業の強化と並行してナノテクノロジーなどの新規事業育成にも注力。2031年の創立100周年に向けた長期ビジョン「GSI CONNECT」の下、持続的な成長を目指しています。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
3月
本社
東京都港区芝3丁目8番2号

サービスの実績は?

1,655億円
連結売上高
2025期実績
+13.2% YoY
29.5億円
連結営業利益
2025期実績
+2.4% YoY
97
1株当たり配当金
2025期実績
+14円 YoY
50.5%
配当性向
2025期実績
+4.9pt YoY
25拠点
海外事業拠点数
2024年時点
34拠点
グローバルネットワーク数
2024年時点(国内9+海外25)
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.9%(累計)
株主資本の利回り
ROA
2.5%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
2.1%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期8.7%3.4%-
2022/03期6.9%2.7%-
2023/03期7.0%2.7%-
2024/03期7.6%2.8%2.0%
2025/03期8.2%3.0%1.8%
3Q FY2026/37.9%(累計)2.5%(累計)2.1%

収益性は、繊維事業の構造改革や工業製品の成長投資が功を奏し、ROEは直近で7.8%まで改善するなど、資本効率の向上が着実な成果として表れています。一方で営業利益率は1%台後半から2%程度で推移しており、薄利多売な商社モデルからの脱却と利益率改善が今後の課題です。今後は高付加価値商材の比率を高めることで、利益水準と収益性の同時底上げが期待されます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期1,164億円20.3億円161.7円-
2022/03期1,118億円16.4億円132.9円-3.9%
2023/03期1,311億円17.7億円144.3円+17.2%
2024/03期1,462億円28.8億円20.2億円164.6円+11.6%
2025/03期1,655億円29.5億円23.6億円192.2円+13.2%

GSIクレオスは繊維と工業製品の二本柱を展開する事業創造型商社であり、直近2025/03期には売上高が約1,655億円、最終利益が約23.6億円に達し、過去最高水準の業績を達成しました。特に繊維事業における高付加価値化や工業製品の伸長が成長を牽引しており、2026/03期も微増ながら売上高1,660億円の過去最高更新を見込んでいます。事業ポートフォリオの再構築が進んだことで、安定的な利益成長フェーズへと移行しています。 【3Q 2026/03期実績】売上1307億円(通期予想比79%)、営業利益28億円(同86%)、純利益21億円(同86%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.9%(累計)
業界平均
7.9%
営業利益率下回る
この会社
2.1%
業界平均
3.6%
自己資本比率下回る
この会社
31.7%
業界平均
46.1%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億6,400万円
取締役5名の合計

繊維事業を基幹としながら、機械・ナノテクノロジー等の工業製品事業を展開する事業創造型商社としてポートフォリオの多角化を進めています。事業リスクとしては、原材料価格の変動や為替リスク、主要な輸出入先である海外市場の政治・経済状況の変化が挙げられ、これらへの対策としてグローバルなサプライチェーン管理を強化しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上目標は上回る傾向にあるが、利益目標の達成と予想精度に課題を残す。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画 “GSI CONNECT Phase 2”
2025期〜2027期
売上高: 目標 1,800億円 順調 (1,655.4億円)
91.9%
営業利益: 目標 45億円 やや遅れ (29.5億円)
65.5%
親会社株主に帰属する当期純利益: 目標 30億円 順調 (23.58億円)
78.6%
ROE: 目標 8.0%以上 順調 (7.6%)
95%
旧・中期経営計画 “GSI CONNECT 2024”
2022期〜2024期
売上高: 目標 1,350億円 達成 (1,461.9億円)
100%
営業利益: 目標 30億円 未達 (28.81億円)
96%
親会社株主に帰属する当期純利益: 目標 22億円 未達 (20.19億円)
91.7%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1,500億円1,655億円+10.4%
2024期1,370億円1,462億円+6.7%
2023期1,170億円1,311億円+12.0%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期31億円30億円-4.8%
2024期28億円29億円+2.9%
2023期24億円18億円-23.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画「GSI CONNECT Phase 2」では、2027期に営業利益45億円を目指しています。過去の中計では、売上高は計画を上回って着地することが多い一方、営業利益は目標に届かないケースや期初予想を下回るケースが見られます。これは、原料価格の変動や為替の影響を受けやすい事業構造が背景にあると考えられます。計画達成の確度を高めるには、収益性の安定化が鍵となるでしょう。

最新ニュース

ポジティブ
GSIクレオス、26年3月期第3四半期連結経常利益は前年同期比20.7%増の29.5億円に伸長
2/09 · 松井証券
ポジティブ
GSIクレオス、人的資本強化に向けた賃金制度改革を実施
3/05 · 日本経済新聞
ポジティブ
GSIクレオス、年初来高値2,800円を更新
2/27 · 松井証券
中立
GSIクレオス、初の統合報告書2025を発行し経営ビジョンを明確化
12/01 · 日本経済新聞
ポジティブ
三菱ケミカルグループが繊維事業をGSIクレオスに売却
9/15 · 日本経済新聞

どんな話題が多い?

決算・業績40%
M&A・事業提携30%
株価・IR20%
サステナビリティ・その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 繊維ニュース, PR TIMES
業界内ランキング
上位 32%
卸売業 299社中 96位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年9月事業譲受

三菱ケミカルグループよりトリアセテート繊維事業を譲り受け、繊維事業の競争力を強化。

2025年12月統合報告書

創立100周年に向けた長期ビジョンを提示する初の統合報告書2025を発行。

2026年3月制度改革

人的資本経営の一環として、賃金制度改革を断行し従業員のエンゲージメント向上を図る。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率31.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
120億円
借金(有利子負債)
Net Assets
315億円
会社の純資産

財務健全性は、2024/03期以降の有利子負債導入により総資産が約800億円規模へと拡大し、自己資本比率は約37.6%を維持しつつ、成長投資のための資金調達を機動的に行っています。これまでの無借金経営から投資主導型の財務戦略へ転換したことで、純資産も積み上がり、1株当たり純資産(BPS)は2,451円まで上昇しました。適度なレバレッジを活用しつつ、健全な自己資本を維持するバランスの取れた経営を継続しています。 【3Q 2026/03期】総資産837億円、純資産315億円、自己資本比率31.7%、有利子負債120億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+27.1億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-9.6億円
投資に使ったお金
Financing CF
-42.2億円
借入・返済など
Free CF
+17.6億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期53.8億円1.1億円24.4億円52.6億円
2022/03期70.8億円6.2億円4.8億円64.6億円
2023/03期17.2億円12.6億円6.3億円4.6億円
2024/03期1.8億円14.9億円4,300万円16.7億円
2025/03期27.1億円9.6億円42.2億円17.6億円

営業キャッシュフローは事業環境の影響を受けやすいものの、2025/03期には約27億円のプラスを確保し、安定的な事業運営によるキャッシュ創出力が回復しています。投資活動では新規事業への投資や事業買収を継続しつつ、財務活動での借入返済により資本構成を適正化しています。成長と株主還元の両立に向けて、FCF(フリーキャッシュフロー)を年間約18億円規模でプラス維持できている点は評価に値します。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 2名(22.2% 男性 7
22%
78%
監査報酬
4,400万円
連結子会社数
19
平均勤続年数(従業員)
15.6
臨時従業員数
159

女性役員比率は22.2%と多様性の確保に積極的に取り組んでおり、透明性の高い経営体制を構築しています。連結子会社19社を抱える企業グループとして、適切な内部統制と監査等委員会による監督機能を通じて、健全かつ迅速な意思決定が行われる体制を整備しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主35%
浮動株65%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関22.9%
事業法人等12.2%
外国法人等3.5%
個人その他55.9%
証券会社5.5%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は日本生命保険相互会社・東レ・みずほ銀行。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,449,000株)11.81%
日本生命保険相互会社(442,000株)3.6%
東レ株式会社(396,000株)3.23%
株式会社みずほ銀行(379,000株)3.09%
グンゼ株式会社(378,000株)3.09%
野村証券株式会社(324,000株)2.64%
QR2号ファンド投資事業有限責任組合(300,000株)2.44%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(194,000株)1.58%
SMBC日興証券株式会社(155,000株)1.26%
松下彰利(147,000株)1.2%

同社は機関投資家や事業会社が上位株主に名を連ねており、日本マスタートラスト信託銀行が筆頭株主として約11.81%を保有する安定的な構成です。東レやグンゼ、みずほ銀行といった関係会社や金融機関が上位に位置し、長期的な経営の安定とステークホルダー間の協調体制が重視されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1経済情勢変動によるリスク当社グループは、上記のとおり、様々な国や地域で事業を展開しております
2為替レート変動によるリスク当社グループは、様々な通貨で取引を行っております
3金利変動によるリスク当社グループは、主として金融機関からの借入金によって事業資金を調達しております
4株価変動によるリスク当社グループは、取引先を中心に市場性のある株式を保有しております
5退職給付債務に関するリスク当社グループの退職給付制度は、一部を除いて確定給付型制度を採用しております
6消費者の嗜好変化及び気候不順によるリスク当社グループは、流行や消費者の嗜好を追求する衣料品やファッション商品を取り扱っております
7カントリ-リスク当社グループは、広く海外でも事業展開を図っております
8法規制に関するリスク当社グループは、繊維関連と工業製品関連の様々な商品を取り扱っており、国内外の各種法令・規制の適用を受けております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
744万円
従業員数
823
平均年齢
42.1歳
平均年収従業員数前年比
当期744万円823-

従業員の平均年収は744万円であり、繊維・商社セクターの中でも堅実な水準を維持しています。近年、人的資本経営の一環として賃金制度改革を推進しており、市場環境の変化に応じた競争力のある人材確保と処遇改善が図られています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

GSIクレオスのTSR(株主総利回り)は、過去5年間にわたりTOPIXを一貫して大幅に上回るパフォーマンスを示しています。特に2024期には543.6%と驚異的な数値を記録しました。この背景には、継続的な増配による高い配当利回りと、業績拡大期待を背景とした株価上昇が複合的に寄与しています。株価上昇と高い株主還元が両立できている点が、TOPIXを大きくアウトパフォームする原動力となっています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
97
方針: 配当性向50%目標
1株配当配当性向
2016/03期217.2%
2017/03期311.8%
2018/03期3524.7%
2019/03期4022.4%
2020/03期4528.2%
2021/03期6037.1%
2022/03期6548.9%
2023/03期7350.6%
2024/03期8350.4%
2025/03期9750.5%
9期連続増配
株主優待
あり
権利確定月9月

配当方針は配当性向50%を目標として掲げており、業績成長に伴う積極的な増配で株主還元を強化しています。5期連続の増配を実施するなど、安定的な収益基盤を背景にした還元姿勢が鮮明です。株主優待と合わせた総合利回りは高水準であり、中長期的な投資魅力が高い銘柄の一つです。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 474.7万円 になりました (374.7万円)
+374.7%
年度末時点評価額損益TSR
2021期267.8万円167.8万円167.8%
2022期253.1万円153.1万円153.1%
2023期359.0万円259.0万円259.0%
2024期543.6万円443.6万円443.6%
2025期474.7万円374.7万円374.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残53,200株
売り残6,400株
信用倍率8.31倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
2027年3月期 第2四半期決算発表2026年11月上旬

PER・PBRは業界平均と比較してやや割高な水準にあり、市場からの成長期待が織り込まれていると考えられます。一方、配当利回りは3.80%と業界平均を上回っており、株主還元への積極的な姿勢が評価されています。信用倍率は8倍台と買い残が多く、短期的な需給面では上値が重くなる可能性も注視が必要です。次の決算発表は8月上旬に予定されています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期37.0億円16.7億円45.2%
2022/03期18.8億円2.4億円13.0%
2023/03期17.9億円1,800万円1.0%
2024/03期30.0億円9.8億円32.7%
2025/03期25.5億円1.9億円7.5%

実効税率は毎期変動が大きく、繰延税金資産の取り崩しや個別要因による一時的な税負担の増減が影響しています。特に2023/03期や2025/03期などは一時的な会計上の調整により税負担が圧縮されました。今後は業績の安定に伴い、法定実効税率に近い水準で推移することが見込まれます。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

GSIクレオス まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 97円
安全性
普通
自己資本比率 31.7%
稼ぐ力
普通
ROE 7.9%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「創業90年超の繊維商社が、化学品・ホビー・ナノテクを武器に『事業創造型商社』へ進化する現在進行形」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU