リックス7525
RIX CORPORATION
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが毎日乗る自動車や、手にするスマートフォン。これらの製品が作られる巨大な工場では、部品を正確に動かしたり、超精密に洗浄したり、あるいは巨大な炉の熱から設備を守ったりする必要があります。リックスは、そうした製造現場の「縁の下の力持ち」として、様々な特殊な機械や部品を提供している会社です。普段私たちが目にする製品の裏側で、日本のものづくりを根幹から支えています。もしかしたら、あなたの身の回りにある製品も、リックスの技術がなければ生まれなかったかもしれません。
産業機械の専門商社であるリックスは、2025期に売上高547.3億円、営業利益38.82億円を達成し、4期連続で過去最高業績を更新しました。主力の鉄鋼・自動車向けに加え、半導体製造用の精密洗浄装置などメーカー機能を強化し、高付加価値化を進めています。新たにDOE(株主資本配当率)4.5%を導入するなど株主還元にも積極的で、安定成長と高配当を両立する戦略が注目されます。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 福岡県福岡市博多区東比恵1丁目4番10号 S-GATE FIT 東比恵 5階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 7.6% | 4.5% | - |
| 2022/03期 | 11.0% | 6.4% | - |
| 2023/03期 | 13.4% | 7.7% | - |
| 2024/03期 | 12.2% | 7.1% | 7.1% |
| 2025/03期 | 11.3% | 6.7% | 7.1% |
| 3Q FY2026/3 | 9.2%(累計) | 5.0%(累計) | 6.9% |
同社の収益性は、高付加価値な自社製品の拡充とメーカー機能の強化により、営業利益率は約7%台の安定した高水準を維持しています。ROE(自己資本利益率)は10%超の水準で推移しており、資本効率を重視した経営が着実に成果を上げています。市場ニーズに即した新技術の開発と積極的な事業展開が、強固な利益体質を支える原動力となっています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 360億円 | — | 13.7億円 | 167.1円 | - |
| 2022/03期 | 400億円 | — | 20.5億円 | 251.1円 | +11.0% |
| 2023/03期 | 452億円 | — | 27.6億円 | 340.0円 | +13.1% |
| 2024/03期 | 498億円 | 35.4億円 | 27.8億円 | 343.8円 | +10.0% |
| 2025/03期 | 547億円 | 38.8億円 | 28.4億円 | 351.0円 | +10.0% |
リックスは、鉄鋼や自動車業界を主軸に産業機械の製造・販売を行うメーカー商社として、4期連続で過去最高益を更新するなど非常に堅調な成長を遂げています。特に工作機械向け部品や半導体関連の洗浄装置などが牽引し、2021/03期の売上高360億円から2025/03期には547億円まで拡大しました。今期も先端半導体向け装置の量産など、AI特需を取り込むことでさらなる成長が見込まれています。 【3Q 2026/03期実績】売上405億円(通期予想比71%)、営業利益28億円(同70%)、純利益22億円(同79%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
鉄鋼、自動車、半導体など多岐にわたる産業界に対し、装置・部品の販売およびメンテナンスを展開する「メーカー商社」です。事業リスクとして、特定産業の設備投資動向や為替変動、原材料調達の不安定化が挙げられており、技術開発やM&Aを通じた多角化でこれらのリスク低減を図っています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 33億円 | — | 39億円 | +17.6% |
| 2024期 | 34億円 | — | 35億円 | +3.0% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 510億円 | — | 547億円 | +7.3% |
| 2024期 | 471億円 | — | 498億円 | +5.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
旧中計「GP2023」では売上目標に届かなかったものの、収益性の高い事業が伸長し、利益目標は前倒しで達成しました。現在の計画「GP2026」では、2025期時点で売上高・営業利益ともに進捗率95%を超え、順調に進んでいます。特に近年の業績予想は期初計画を上回って着地する傾向が強く、2025期の営業利益は期初予想を17%以上も上振れさせており、経営の安定感が見られます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
リックステクノとCEMの吸収合併を実施し、自動車関連事業の効率化を推進しました。
2026年3月期中間決算にて経常利益1,825百万円を達成し、成長基調を維持しました。
AI半導体向け洗浄装置の量産体制を確立する方針を正式に発表しました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務基盤は、自己資本比率が50%後半を安定して推移しており、極めて高い健全性を有していると言えます。かつて有利子負債はゼロでしたが、近年の事業投資や積極的な設備投資に伴い負債を適度に活用する資本構成へと変化しました。潤沢な自己資本を背景に、さらなる成長投資と株主還元を両立できる盤石な財務体制を築いています。 【3Q 2026/03期】総資産459億円、純資産278億円、自己資本比率54.4%、有利子負債23億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 21.5億円 | 4.7億円 | 6.5億円 | 16.8億円 |
| 2022/03期 | 23.1億円 | 7.7億円 | 5.0億円 | 15.4億円 |
| 2023/03期 | 21.3億円 | 15.7億円 | 10.8億円 | 5.6億円 |
| 2024/03期 | 15.0億円 | 12.5億円 | 12.4億円 | 2.4億円 |
| 2025/03期 | 31.3億円 | 23.1億円 | 10.7億円 | 8.2億円 |
本業で稼ぐ営業キャッシュフローは安定しており、事業の継続的な拡大を支えています。投資活動には、積極的な設備投資や子会社買収による技術力の強化が反映されており、将来の収益基盤構築に向けた資金配分が明確です。財務活動では継続的な配当支払いや自己株式の取得により、株主還元にも十分なキャッシュを振り向けています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は14.3%とさらなる向上が期待される段階ですが、独立性の高い監査体制を構築しています。13社の連結子会社を擁する中堅企業として、グループ全体でのコンプライアンス強化と、資本効率を意識した経営が推進されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 724万円 | 765人 | - |
平均年収724万円は、機械商社業界の中でも高水準に位置しています。メーカー機能を併せ持つ強みを活かした高い収益性が背景にあり、従業員への利益還元姿勢が安定的な給与水準として表れています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた投資家の総合的なリターンを示す指標です。2023期以降、リックスのTSRはTOPIXを継続的にアウトパフォームしています。これは、好調な業績を背景とした株価の上昇に加え、積極的な増配による株主還元強化が投資家から高く評価された結果です。特に2024期はTSRが288.8%に達し、TOPIXの216.8%を大きく上回る優れたパフォーマンスを記録しました。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 30円 | 22.4% |
| 2017/03期 | 34円 | 25.5% |
| 2018/03期 | 50円 | 24.2% |
| 2019/03期 | 65円 | 25.1% |
| 2020/03期 | 60円 | 26.8% |
| 2021/03期 | 45円 | 26.9% |
| 2022/03期 | 65円 | 25.9% |
| 2023/03期 | 135円 | 39.7% |
| 2024/03期 | 141円 | 41.0% |
| 2025/03期 | 141円 | 40.2% |
| 権利確定月 | 3月 |
リックスは株主還元を重要な経営課題と位置づけ、DOE(株主資本配当率)4.5%を目標とする配当方針を新たに導入しました。これにより、安定的な利益配分を行うとともに、成長と還元のバランスを最適化する姿勢を明確にしています。連続増配を含め、株主の期待に応えるべく利益成長に見合った還元強化に継続的に取り組んでいます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 101.5万円 | 1.5万円 | 1.5% |
| 2022期 | 111.6万円 | 11.6万円 | 11.6% |
| 2023期 | 175.2万円 | 75.2万円 | 75.2% |
| 2024期 | 288.8万円 | 188.8万円 | 188.8% |
| 2025期 | 223.7万円 | 123.7万円 | 123.7% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは10.1倍と業界平均に比べて割安な水準にあります。一方で、配当利回りは3.95%と業界平均を大きく上回っており、高配当銘柄としての魅力がうかがえます。信用倍率は11.0倍とやや高く、信用買い残が積み上がっているため、将来的な需給悪化には注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 20.9億円 | 7.3億円 | 34.7% |
| 2022/03期 | 29.9億円 | 9.3億円 | 31.3% |
| 2023/03期 | 37.5億円 | 9.8億円 | 26.3% |
| 2024/03期 | 39.3億円 | 11.5億円 | 29.3% |
| 2025/03期 | 42.0億円 | 13.6億円 | 32.3% |
法人税等の支払額は、税引前利益の増大に合わせて順調に推移しています。実効税率は概ね30%前後で推移しており、連結納税制度等の影響を除けば標準的な税負担水準と言えます。業績の拡大に伴い納税額も増加傾向にありますが、これは堅調な営業活動の裏返しであり、安定した企業経営が行われている証左です。
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「100年企業の機械商社が、半導体向け『超精密な洗濯機』と高配当を武器にAI時代の勝ち組を狙う」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。