7525プライム

リックス

RIX CORPORATION

最終更新日: 2026年3月28日

ROE10.9%
BPS301.5円
自己資本比率58.2%
FY2025/3 有報データ

100年超の技術と挑戦で産業の未来を支えるメーカー商社

あらゆる産業界の課題を解決するソリューションパートナーとなり、持続可能な社会の実現に貢献します。

この会社ってなに?

あなたが毎日乗る自動車や、手にするスマートフォン。これらの製品が作られる巨大な工場では、部品を正確に動かしたり、超精密に洗浄したり、あるいは巨大な炉の熱から設備を守ったりする必要があります。リックスは、そうした製造現場の「縁の下の力持ち」として、様々な特殊な機械や部品を提供している会社です。普段私たちが目にする製品の裏側で、日本のものづくりを根幹から支えています。もしかしたら、あなたの身の回りにある製品も、リックスの技術がなければ生まれなかったかもしれません。

産業機械の専門商社であるリックスは、FY2025に売上高547.3億円、営業利益38.82億円を達成し、4期連続で過去最高業績を更新しました。主力の鉄鋼・自動車向けに加え、半導体製造用の精密洗浄装置などメーカー機能を強化し、高付加価値化を進めています。新たにDOE(株主資本配当率)4.5%を導入するなど株主還元にも積極的で、安定成長と高配当を両立する戦略が注目されます。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
3月
本社
福岡県福岡市博多区東比恵1丁目4番10号 S-GATE FIT 東比恵 5階
公式
www.rix.co.jp

社長プロフィール

安井 卓
安井 卓
代表取締役社長執行役員
挑戦者
当社はメーカー機能を強化し、高付加価値な製品を生み出すことで収益性を高めています。既存事業の深耕と新規事業の開拓を両輪で進め、株主の皆様のご期待に応えるべく、持続的な成長を目指してまいります。

この会社のストーリー

1907
創業 - 足袋の卸売りから始まる

福岡県八幡市(現・北九州市)で足袋の卸売りを創業。官営八幡製鉄所(現・日本製鉄)との取引をきっかけに、産業界へと歩みを進める。

1964
株式会社設立と事業拡大

リックス株式会社を設立。鉄鋼、自動車、電子・半導体、ゴムなど、日本の基幹産業を支える専門商社として事業領域を拡大していく。

2000
ジャスダック市場へ上場

企業としての信頼性を高め、さらなる成長を目指してジャスダック市場に上場を果たす。その後、東証二部、東証一部へとステップアップしていく。

2021
海外展開の加速

米国の関連会社を買収し、孫会社を設立。グローバルな市場での競争力強化と顧客ニーズへの対応力向上を図る。

2022
M&Aによるメーカー機能強化

電装品メーカーであるCEM社を子会社化。商社機能に加え、メーカーとしての開発・製造能力を強化し、付加価値の高いソリューション提供を目指す。

2024
新分野への挑戦と技術応用

長年培った製鉄所向けの技術を応用し、酪農や陸上養殖といった「食」関連分野へ進出。新たな市場開拓に積極的に取り組む。

2026
未来へ - 先端半導体分野への本格参入

AI半導体などに対応した次世代フラックス洗浄装置の量産を計画。特許出願中の独自技術で、成長著しい半導体市場の需要を取り込む。

注目ポイント

半導体特需を捉える独自技術

AI半導体向けに特許出願中のフラックス洗浄装置を開発。2026年からの量産を目指し、成長市場での大きな飛躍が期待されます。

株主還元への高い意識

配当方針として株主資本配当率(DOE)4.5%を導入。安定した収益基盤を背景に、積極的な株主還元姿勢が魅力です。

異分野への挑戦による成長性

製鉄所で培った技術を酪農や陸上養殖など「食」の分野に応用。既存事業の枠を超えた新しい挑戦で、未来の収益の柱を育てています。

サービスの実績は?

10.0%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
9.5%
営業利益成長率
FY2025実績 (YoY)
141
1株当たり配当金
FY2025実績
+4.4% YoY
7,570万円
従業員一人当たり売上高
FY2025実績ベース
7.1%
営業利益率
FY2025実績

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 141円
安全性
安定
自己資本比率 58.2%
稼ぐ力
高い
ROE 10.9%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
141
方針: DOE4.5%基準
1株配当配当性向
FY2021/34526.9%
FY2022/36525.9%
FY2023/313539.7%
FY2024/314141.0%
FY2025/314140.2%
4期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

リックスは株主還元を重要な経営課題と位置づけ、DOE(株主資本配当率)4.5%を目標とする配当方針を新たに導入しました。これにより、安定的な利益配分を行うとともに、成長と還元のバランスを最適化する姿勢を明確にしています。連続増配を含め、株主の期待に応えるべく利益成長に見合った還元強化に継続的に取り組んでいます。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
10.9%
業界平均
7.8%
営業利益率上回る
この会社
7.1%
業界平均
4.9%
自己資本比率上回る
この会社
58.2%
業界平均
48.6%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3400億円
FY2023/3452億円
FY2024/3498億円
FY2025/3547億円
営業利益
FY2022/325.8億円
FY2023/333.3億円
FY2024/335.4億円
FY2025/338.8億円

リックスは、鉄鋼や自動車業界を主軸に産業機械の製造・販売を行うメーカー商社として、4期連続で過去最高益を更新するなど非常に堅調な成長を遂げています。特に工作機械向け部品や半導体関連の洗浄装置などが牽引し、FY2021/3の売上高360億円からFY2025/3には547億円まで拡大しました。今期も先端半導体向け装置の量産など、AI特需を取り込むことでさらなる成長が見込まれています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
10.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.5%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
7.1%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/37.6%4.5%5.0%
FY2022/310.5%6.0%6.5%
FY2023/312.7%7.4%7.4%
FY2024/311.5%6.8%7.1%
FY2025/310.9%6.5%7.1%

同社の収益性は、高付加価値な自社製品の拡充とメーカー機能の強化により、営業利益率は約7%台の安定した高水準を維持しています。ROE(自己資本利益率)は10%超の水準で推移しており、資本効率を重視した経営が着実に成果を上げています。市場ニーズに即した新技術の開発と積極的な事業展開が、強固な利益体質を支える原動力となっています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率58.2%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
299億円
会社の純資産
261億円

財務基盤は、自己資本比率が50%後半を安定して推移しており、極めて高い健全性を有していると言えます。かつて有利子負債はゼロでしたが、近年の事業投資や積極的な設備投資に伴い負債を適度に活用する資本構成へと変化しました。潤沢な自己資本を背景に、さらなる成長投資と株主還元を両立できる盤石な財務体制を築いています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+31.3億円
営業CF
投資に使ったお金
-23.1億円
投資CF
借入・返済など
-10.7億円
財務CF
手元に残ったお金
+8.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/321.4億円-4.7億円-6.5億円16.8億円
FY2022/323.1億円-7.6億円-5.0億円15.5億円
FY2023/321.3億円-15.7億円-10.8億円5.6億円
FY2024/315.0億円-12.5億円-12.4億円2.4億円
FY2025/331.3億円-23.1億円-10.7億円8.2億円

本業で稼ぐ営業キャッシュフローは安定しており、事業の継続的な拡大を支えています。投資活動には、積極的な設備投資や子会社買収による技術力の強化が反映されており、将来の収益基盤構築に向けた資金配分が明確です。財務活動では継続的な配当支払いや自己株式の取得により、株主還元にも十分なキャッシュを振り向けています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1株価の変動リスク当社グループは、取引先との関係強化及び資金運用を目的として時価のある株式を保有しており、株式相場の動向によっては、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に悪影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/320.9億円7.3億円34.7%
FY2022/329.9億円9.3億円31.3%
FY2023/337.5億円9.8億円26.3%
FY2024/339.3億円11.6億円29.4%
FY2025/342.0億円13.6億円32.3%

法人税等の支払額は、税引前利益の増大に合わせて順調に推移しています。実効税率は概ね30%前後で推移しており、連結納税制度等の影響を除けば標準的な税負担水準と言えます。業績の拡大に伴い納税額も増加傾向にありますが、これは堅調な営業活動の裏返しであり、安定した企業経営が行われている証左です。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
724万円
従業員数
765
平均年齢
37.4歳
平均年収従業員数前年比
当期724万円765-

平均年収724万円は、機械商社業界の中でも高水準に位置しています。メーカー機能を併せ持つ強みを活かした高い収益性が背景にあり、従業員への利益還元姿勢が安定的な給与水準として表れています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主36.5%
浮動株63.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関13.8%
事業法人等22.7%
外国法人等3.1%
個人その他59.1%
証券会社1.3%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はNOK・リックス取引先持株会・リックス従業員持株会。

NOK株式会社(1,089,000株)13.43%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(533,000株)6.58%
リックス取引先持株会(354,000株)4.37%
リックス従業員持株会(246,000株)3.04%
安井 玄一郎(246,000株)3.03%
株式会社西日本シティ銀行(191,000株)2.36%
園 田 和佳子(171,000株)2.11%
山 田 貴 広(162,000株)2.01%
国立大学法人九州大学(130,000株)1.6%
安 井 龍之助(129,000株)1.6%

筆頭株主であるNOK株式会社が約13.43%を保有しており、戦略的な資本関係を構築しています。また、取引先や従業員の持株会が上位に名を連ねており、安定株主比率が高い構成となっています。創業家(安井家)の影響力も一定程度残存しており、長期的な経営の安定性を重視する構造です。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億2,624万円
取締役5名の合計

鉄鋼、自動車、半導体など多岐にわたる産業界に対し、装置・部品の販売およびメンテナンスを展開する「メーカー商社」です。事業リスクとして、特定産業の設備投資動向や為替変動、原材料調達の不安定化が挙げられており、技術開発やM&Aを通じた多角化でこれらのリスク低減を図っています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 1名(10.0% 男性 9
10%
90%
監査報酬
3,709万円
連結子会社数
13
設備投資額
17.1億円
平均勤続年数(従業員)
11

女性役員比率は14.3%とさらなる向上が期待される段階ですが、独立性の高い監査体制を構築しています。13社の連結子会社を擁する中堅企業として、グループ全体でのコンプライアンス強化と、資本効率を意識した経営が推進されています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
旧中計は売上未達も利益は前倒し達成。近年の業績予想は保守的で、ポジティブな上振れ着地が続いている。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画 GP2026
FY2024〜FY2026
売上高: 目標 570億円 順調 (547.3億円)
96%
営業利益: 目標 39.9億円 順調 (38.82億円)
97.3%
ROE: 目標 11%以上 順調 (11.0%)
100%
(旧)中期3ヵ年計画 GP2023
FY2021〜FY2023
売上高: 目標 500億円 未達 (452.2億円)
90.4%
経常利益: 目標 35億円 前倒し達成 (39.1億円)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202533億円39億円+17.6%
FY202434億円35億円+3.0%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025510億円547億円+7.3%
FY2024471億円498億円+5.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

旧中計「GP2023」では売上目標に届かなかったものの、収益性の高い事業が伸長し、利益目標は前倒しで達成しました。現在の計画「GP2026」では、FY2025時点で売上高・営業利益ともに進捗率95%を超え、順調に進んでいます。特に近年の業績予想は期初計画を上回って着地する傾向が強く、FY2025の営業利益は期初予想を17%以上も上振れさせており、経営の安定感が見られます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた投資家の総合的なリターンを示す指標です。FY2023以降、リックスのTSRはTOPIXを継続的にアウトパフォームしています。これは、好調な業績を背景とした株価の上昇に加え、積極的な増配による株主還元強化が投資家から高く評価された結果です。特にFY2024はTSRが288.8%に達し、TOPIXの216.8%を大きく上回る優れたパフォーマンスを記録しました。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+123.7%
100万円 →223.7万円
123.7万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021101.5万円+1.5万円1.5%
FY2022111.6万円+11.6万円11.6%
FY2023175.2万円+75.2万円75.2%
FY2024288.8万円+188.8万円188.8%
FY2025223.7万円+123.7万円123.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残68,300株
売り残6,200株
信用倍率11.0倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
定時株主総会2026年6月下旬

PERは10.1倍と業界平均に比べて割安な水準にあります。一方で、配当利回りは3.95%と業界平均を大きく上回っており、高配当銘柄としての魅力がうかがえます。信用倍率は11.0倍とやや高く、信用買い残が積み上がっているため、将来的な需給悪化には注意が必要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 15%
卸売業 2,000社中 300位
報道のトーン
65%
好意的
30%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
技術開発・新製品30%
M&A・事業提携20%
その他10%

最近の出来事

2025年7月子会社再編

リックステクノとCEMの吸収合併を実施し、自動車関連事業の効率化を推進しました。

2025年11月好決算発表

2026年3月期中間決算にて経常利益1,825百万円を達成し、成長基調を維持しました。

2026年3月新製品量産計画

AI半導体向け洗浄装置の量産体制を確立する方針を正式に発表しました。

最新ニュース

ポジティブ
3/11 · 日本経済新聞
中立
リックスの株価が堅調な推移を継続
1/22 · 株探

リックス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 141円
安全性
安定
自己資本比率 58.2%
稼ぐ力
高い
ROE 10.9%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「100年企業の機械商社が、半導体向け『超精密な洗濯機』と高配当を武器にAI時代の勝ち組を狙う」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

同じ業種の企業

卸売業」に分類される他の企業

免責事項:本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU