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ユアサ商事

YUASA TRADING CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE9.4%
BPS495.1円
自己資本比率37.8%
FY2025/3 有報データ

創業350年超、時代と未来を「つなぐ」複合専門商社

業界トップレベルの収益構造を持つ複合専門商社グループとなり、企業の成長と社会の発展に貢献する。

この会社ってなに?

あなたが毎日暮らしている家やマンション、そこで使われている建材やエクステリア製品の裏側で、ユアサ商事が活躍しているかもしれません。また、普段利用する商業施設やオフィスの快適な空調設備や、工場で様々な製品を作るために使われる最先端のロボットや機械も、同社が世界中から調達し、日本のものづくりを支えています。最近では再生可能エネルギー事業にも力を入れており、クリーンな社会の実現にも貢献している、まさに社会を支える縁の下の力持ちのような存在です。

ユアサ商事は1666年創業の歴史を持つ複合専門商社です。2025年3月期決算では売上高5,283.9億円、営業利益157.61億円と堅調な業績を維持しました。現在進行中の中期経営計画では、2026年3月期に売上高5,500億円、経常利益180億円の目標を掲げ、成長戦略を加速させています。空調設備やエクステリア分野でのM&Aを積極的に行い、事業領域を拡大することで、持続的な成長と収益性向上を目指しています。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
3月
本社
東京都千代田区神田美土代町7
公式
www.yuasa.co.jp

社長プロフィール

田村 博之
田村 博之
代表取締役社長
挑戦者
当社は創業360周年を迎える2026年に向け、中期経営計画「Growing Together 2026」を推進しています。社会の変化を的確に捉え、人、モノ、技術、情報などを『つなぐ』ことで社会課題を解決し、業界トップレベルの収益構造を持つ複合専門商社グループを目指してまいります。

この会社のストーリー

1666
京都で創業

京都で木炭や鉄などを扱う金物商として創業。350年以上にわたる歴史の第一歩を踏み出す。

1919
株式会社湯淺七左衛門商店設立

合名会社から株式会社へ改組し、近代的な企業としての体制を確立。事業拡大の基盤を築く。

1940
ユアサ商事株式会社へ商号変更

現在の社名に変更し、全国的な専門商社としてのブランドを確立していく。

1970
海外進出を開始

ニューヨークに駐在員事務所を開設。グローバル展開を本格化させ、新たな成長ステージへ進む。

2010
環境・エネルギー分野へ本格参入

太陽光発電システムなどの取り扱いを強化。時代のニーズに応え、新たな事業領域へ挑戦する。

2020
積極的なM&A戦略の推進

AIコンサル企業への出資やエクステリア商社の買収など、M&Aを通じて事業領域を拡大し、成長を加速させる。

2023
新中期経営計画「Growing Together 2026」始動

創業360周年を見据え、売上高5,500億円、経常利益180億円を目標に掲げ、持続的な成長を目指す計画をスタート。

注目ポイント

安定した株主還元

中期経営計画でDOE(株主資本配当率)3.5%以上を目標に掲げています。安定的な配当を継続しており、株主への還元意欲が高い企業です。

M&Aによる積極的な成長戦略

AI関連企業への出資やエクステリア商社の買収など、M&Aを積極的に活用しています。既存事業の強化と新規事業の創出で、未来の成長を目指しています。

時代と共に進化する老舗企業

1666年創業の歴史を持ちながら、産業機械から再生可能エネルギー、AI活用まで事業を多角化。変化を恐れず挑戦し続ける、進化する老舗商社です。

サービスの実績は?

5,283.9億円
連結売上高
2025年3月期
-0.6% YoY
157.61億円
連結営業利益
2025年3月期
+7.0% YoY
102.42億円
連結純利益
2025年3月期
-13.3% YoY
190
1株当たり配当金
2025年3月期実績
+4.4% YoY
2
主なM&A件数
2025年9月以降

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 190円
安全性
普通
自己資本比率 37.8%
稼ぐ力
普通
ROE 9.4%
話題性
好評
ポジティブ 60%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
190
方針: DOE 3.5%基準
1株配当配当性向
FY2021/310031.9%
FY2022/312333.7%
FY2023/314030.0%
FY2024/318232.4%
FY2025/319039.0%
4期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

ユアサ商事は株主還元を経営の重要課題と位置づけ、配当性向33%以上およびDOE(株主資本配当率)3.5%以上を目標とした安定的な配当を実施しています。業績の拡大に合わせて増配を継続しており、株主還元への意欲は高いと言えます。今後もキャッシュフローの状況を見極めつつ、持続的な還元強化が期待されます。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
9.4%
業界平均
7.8%
営業利益率下回る
この会社
3.0%
業界平均
5.0%
自己資本比率下回る
この会社
37.8%
業界平均
48.7%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/34,627億円
FY2023/35,048億円
FY2024/35,266億円
FY2025/35,284億円
営業利益
FY2022/3119億円
FY2023/3146億円
FY2024/3147億円
FY2025/3158億円

ユアサ商事は産業機械や住設機器の卸売を主力とする老舗商社であり、堅調な需要を背景に売上高は右肩上がりで推移しています。FY2021/3からFY2025/3にかけて、売上高は約4,322億円から約5,284億円へと拡大し、安定した成長を見せています。FY2026/3予想では売上高5,500億円、純利益120億円を見込んでおり、事業領域の拡大により過去最高水準の業績更新を継続しています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
9.4%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
3.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
3.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/37.7%2.9%2.1%
FY2022/38.7%3.1%2.6%
FY2023/310.6%3.7%2.9%
FY2024/311.5%4.1%2.8%
FY2025/39.4%3.6%3.0%

売上高の成長に伴い収益性も向上しており、営業利益率は2%台前半から3.0%へ改善傾向にあります。ROE(自己資本利益率)はFY2023/3以降10%前後の水準を維持しており、資本効率を重視した経営が浸透しています。効率的な販路管理と付加価値の高い商材提供により、卸売業として安定した収益基盤を構築しています。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率37.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
127億円
会社の純資産
1,094億円

総資産は拡大傾向にありますが、自己資本比率は35%〜38%程度で安定的に推移しており、健全な財務体質を維持しています。近年は成長投資やM&Aを推進する一方で、有利子負債を適切にコントロールしつつ事業規模を拡大させています。強固なバランスシートを背景に、さらなる新規事業への投資余力を確保しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+160億円
営業CF
投資に使ったお金
-99.7億円
投資CF
借入・返済など
-48.0億円
財務CF
手元に残ったお金
+60.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/359.8億円-35.1億円-37.1億円24.7億円
FY2022/3102億円47.8億円-35.5億円150億円
FY2023/383.4億円-28.4億円-68.9億円54.9億円
FY2024/3241億円-342億円-4.8億円-101億円
FY2025/3160億円-99.7億円-48.0億円60.2億円

営業活動によるキャッシュフローは概ね安定してプラスを計上しており、本業での稼ぐ力が強固であることを示しています。FY2024/3には投資活動による支出が増大しフリーキャッシュフローが一時的にマイナスとなりましたが、これは戦略的な成長投資やM&Aに伴うものです。その後は再びプラスに転じており、適切な投資規律と安定したキャッシュ創出能力の両立を実現しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1景気変動リスク 当社グループは産業設備関連投資や新設住宅着工戸数等の建設投資の動向と密接な関連性を有しております
2株価変動リスク 当社グループは取引先を中心とした市場性のある株式を保有しており、株価変動のリスクを負っております
3金利変動リスク 当社グループの有利子負債には、変動金利条件となっているものがあり、総資産に占める借入依存度は低いものの、今後の金利動向によっては当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります
4信用リスク 当社グループは、多様な営業活動を通じて国内外の取引先に対して信用供与を行っており、信用リスクを負っております
5為替変動リスク 当社グループは、外貨による輸出入取引において、為替予約を用いて為替レートの変動リスクの軽減に努めておりますが、為替レートの変動によって当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります
6製造物責任リスク 当社グループは、生活家電の製造・販売事業を行っております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3100億円30.8億円30.8%
FY2022/3117億円36.9億円31.4%
FY2023/3154億円53.0億円34.5%
FY2024/3157億円39.3億円24.9%
FY2025/3160億円57.7億円36.0%

法人税等の支払額は税引前利益の増減に連動しており、概ね法定実効税率に近い水準で推移しています。FY2024/3には税効果会計等の影響により一時的に税負担率が低下しましたが、平準的には利益に応じた適切な納税を行っています。将来の業績見通しに基づく納税予測も安定しており、税務コンプライアンス面で懸念はありません。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
811万円
従業員数
2,891
平均年齢
38.6歳
平均年収従業員数前年比
当期811万円2,891-

従業員の平均年収は811万円であり、卸売業界の中でも高水準を維持しています。1666年創業という老舗商社としての安定した収益基盤と、継続的な業績向上を背景に、従業員へ着実に利益を還元する体制が整っていると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主43.2%
浮動株56.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関23.5%
事業法人等19.7%
外国法人等26.8%
個人その他28.6%
証券会社1.3%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は光通信・ユアサ炭協持株会・BNYM AS AGT/CLTS 10PERCENT (常任代理人 三菱UFJ銀行)。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(2,674,000株)12.59%
光通信株式会社(1,001,000株)4.71%
ユアサ炭協持株会(959,000株)4.51%
野村信託銀行株式会社(884,000株)4.16%
BNYM AS AGT/CLTS 10PERCENT (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(868,000株)4.09%
株式会社日本カストディ銀行(841,000株)3.95%
東部ユアサやまずみ持株会(654,000株)3.08%
西部ユアサやまずみ持株会(607,000株)2.86%
ユアサ商事社員持株会(540,000株)2.54%
STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT OMNIBUS ACCOUNT OM02 505002 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(483,000株)2.27%

主要株主に日本マスタートラスト信託銀行等の信託口が名を連ねており、機関投資家の影響力が一定程度存在します。一方で、ユアサ炭協持株会をはじめとする各種持株会が合計で約10%近くを安定的に保有しており、創業家や従業員の結束に基づく堅実な経営体制が維持されているのが特徴です。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億5,300万円
取締役6名の合計

産業機器、工業機械、住設機器などを扱う複合専門商社として事業を展開しています。開示情報からは、M&AやAI技術との融合といった成長戦略を推進する一方、市場環境の変化による調達価格の変動リスク等が経営上の注視事項として挙げられています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 3名(23.1% 男性 10
23%
77%
監査報酬
5,900万円
連結子会社数
30
設備投資額
80.5億円
平均勤続年数(従業員)
12.1
臨時従業員数
525

女性役員比率は23.1%と、上場企業の中でも比較的高い水準で多様性の確保が進んでいます。30社の連結子会社を擁するグループ全体を管理するため、監査報酬5,900万円を投じた強固な監査体制を構築し、透明性の高い経営を維持しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
業績予想は概ね達成圏内だが、最終目標達成には成長の再加速が求められる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画「Growing Together 2026」
FY2024〜FY2026
連結売上高: 目標 5,500億円 順調 (5,283.9億円)
96.07%
連結経常利益: 目標 180億円 順調 (166.5億円)
92.5%
DOE(株主資本配当率): 目標 3.5%以上 順調 (3.9%)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20224,710億円4,627億円-1.8%
FY20234,900億円5,048億円+3.0%
FY20245,230億円5,266億円+0.7%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2022117億円119億円+1.5%
FY2023135億円146億円+8.1%
FY2024154億円147億円-4.4%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現中計「Growing Together 2026」では、最終年度の売上高5,500億円、経常利益180億円を目標としています。直近実績では進捗率が90%台と射程圏内にありますが、目標達成にはもう一段の成長が必要です。DOE3.5%以上の株主還元目標は達成しており、資本効率を意識した経営姿勢が評価されます。過去の業績予想は売上・利益ともにおおむね達成しており、経営の安定感は高いと言えます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当による総合的なリターンを示す指標です。FY2024までは長らくTOPIXをアンダーパフォームしていましたが、FY2025には212.9%とTOPIX(213.4%)とほぼ同水準までキャッチアップしました。これは、近年の業績拡大、積極的な株主還元策(増配)、そしてM&Aによる成長戦略が市場に評価され始めた結果と考えられます。株価が上昇基調に転じたことで、過去の劣後を挽回しつつあります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+112.9%
100万円 →212.9万円
112.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021103.5万円+3.5万円3.5%
FY2022117.0万円+17.0万円17.0%
FY2023144.0万円+44.0万円44.0%
FY2024151.5万円+51.5万円51.5%
FY2025212.9万円+112.9万円112.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残10,400株
売り残3,300株
信用倍率3.15倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2025年8月上旬
2026年3月期 第2四半期決算発表2025年11月上旬
2026年3月期 通期決算発表2026年5月上旬

卸売業の業界平均と比較して、PERは割安な水準にありますが、PBRは平均並みです。これは安定的な収益力と資産背景が評価されていることを示唆します。特筆すべきは3%を超える高い配当利回りで、業界平均を上回っており、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。信用倍率は3.15倍と標準的で、需給バランスに大きな偏りはありません。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
22
株探, 日本経済新聞, PR TIMES, M&Aニュース ほか
業界内ランキング
上位 15%
卸売業 300社中 45位
報道のトーン
60%
好意的
30%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務40%
M&A・事業拡大30%
ESG・サステナビリティ20%
その他10%

最近の出来事

2026年2月事業買収

連結子会社を通じてシナネンファシリティーズを完全子会社化し、施工ネットワークを強化。

2026年1月社会貢献

イタリア型避難所運営の実証実験に参画し、社会課題解決への取り組みを対外的に発信

2025年9月M&A実行

住宅エクステリア商社2社を買収し、住環境分野における販売チャネルの拡大を図る。

ユアサ商事 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 190円
安全性
普通
自己資本比率 37.8%
稼ぐ力
普通
ROE 9.4%
話題性
好評
ポジティブ 60%

「350年超の歴史を持つ老舗商社が、M&Aを駆使して『ものづくり』から『まちづくり』までを繋ぐ現代の黒子役」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU