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三愛オブリ8097

SAN-AI OBBLI CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 100円
安全性
安定
自己資本比率 51.2%
稼ぐ力
普通
ROE 5.6%(累計)
話題性
不評
ポジ 30%

この会社ってなに?

あなたが車でドライブするとき、街で見かける「キグナス石油」のガソリンスタンド。その運営の裏側には三愛オブリがいます。また、ご家庭で使われるLPガスを届けたり、旅行で飛行機に乗る際には、翼に燃料を給油する特殊な車両を動かしているのも同社の重要な仕事です。実は、羽田空港で使われる航空燃料の半分以上を扱っており、日本の空の旅を支える縁の下の力持ちのような存在なのです。私たちの快適な暮らしに欠かせないエネルギーを、安全かつ安定的に届けています。

石油・ガス卸を主力とする三愛オブリは、2025期に売上高6,544億円、営業利益118.08億円を記録し、前期比で減益となりました。これは主に国内石油製品の市況変動が影響しており、足元の業績は軟調に推移しています。一方で、1株あたり配当は100円へと大幅に増配し、株主還元姿勢を強化。再生可能エネルギー分野へのM&Aやアバター技術への出資など、脱炭素社会を見据えた事業ポートフォリオの転換を積極的に進めている点が注目されます。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
3月
本社
東京都千代田区大手町2丁目3番2号 大手町プレイス イーストタワー10階

サービスの実績は?

100
1株当たり配当金
2025期実績
+25.0% YoY
6,595.9億円
連結売上高
2024期実績
+1.8% YoY
168.73億円
連結営業利益
2024期実績
+39.8% YoY
112.17億円
連結純利益
2024期実績
+2.9% YoY
60.4億円
営業CF
2025期実績
-83.3% YoY
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.6%(累計)
株主資本の利回り
ROA
2.9%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
1.5%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期6.6%3.8%-
2022/03期7.6%4.3%-
2023/03期9.5%5.5%-
2024/03期9.3%5.3%2.6%
2025/03期7.1%4.1%1.8%
3Q FY2026/35.6%(累計)2.9%(累計)1.5%

売上高純利益率は1-2%台で推移しており、エネルギー商社としての薄利多売の構造が色濃く反映されています。ROE(自己資本利益率)は概ね7-9%の水準を維持しており、資本効率を意識した経営が一定程度なされていることが伺えます。今後は、既存事業の採算性向上に加え、新規事業への投資による利益率の底上げが中期的な課題となります。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期4,739億円70.5億円101.6円-
2022/03期5,987億円83.1億円120.7円+26.3%
2023/03期6,478億円109億円160.2円+8.2%
2024/03期6,596億円169億円112億円171.2円+1.8%
2025/03期6,544億円118億円86.6億円136.9円-0.8%

当社の売上高は石油・ガス等のエネルギー事業を主軸に安定的に推移しており、2024/03期には売上高約6,596億円、純利益約112億円を達成しました。しかし、2025/03期は市況変動や子会社の業績影響を受け、利益面で一時的な減益となりました。現在は収益力の改善と持続的な成長を目指し、エネルギー以外の新事業やDX推進による効率化を軸とした再成長を図る局面です。 【3Q 2026/03期実績】売上4595億円(通期予想比70%)、営業利益69億円(同53%)、純利益62億円(同68%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.6%(累計)
業界平均
7.9%
営業利益率下回る
この会社
1.5%
業界平均
3.6%
自己資本比率上回る
この会社
51.2%
業界平均
46.0%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億2,625万円
取締役6名の合計

主な事業セグメントは石油製品販売、LPガス、航空燃料等です。エネルギー市況の影響を大きく受けるリスクを抱えていますが、羽田空港等の特定インフラでの給油施設運営といった独自性の高い事業が、業績の安定化に寄与しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
利益目標の進捗は遅れているが、株主還元目標は大幅に超過達成しており評価が分かれる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
2024期〜2026期
営業利益: 目標 200億円 やや遅れ (118.08億円)
59%
親会社株主に帰属する当期純利益: 目標 130億円 やや遅れ (86.56億円)
66.6%
ROE: 目標 12%以上 順調 (8.7%)
72.5%
総還元性向: 目標 40%以上 順調 (73%)
182.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期6,600億円6,544億円-0.9%
2024期6,600億円6,596億円-0.1%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1,300億円118億円-9.2%
2024期150億円169億円+12.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画では、2026期に営業利益200億円、ROE12%以上を掲げています。初年度(2025期)の実績は営業利益118億円(進捗率59%)、ROE8.7%と、利益目標に対してはビハインドしている状況です。一方で、総還元性向40%以上の目標に対し、初年度で73%と大幅に上回る株主還元を実現しており、この点は高く評価できます。事業環境の変化に対応し、計画後半での巻き返しが期待されます。

どんな話題が多い?

決算・業績50%
M&A・出資25%
DX・技術連携15%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
42
前月比 -12.5%
メディア数
18
株探, 日本経済新聞, PR TIMES, みんかぶ ほか
業界内ランキング
上位 35%
卸売業 300社中 105位
報道のトーン
30%
好意的
25%
中立
45%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年12月子会社化

熊本石油株式会社の全株式を取得し、グループの成長戦略の一環として石油製品販売網を拡大しました。

2025年11月業績発表

上期経常利益が前年同期比29%減となり、石油製品の市況悪化が業績に影響を与えたことを開示しました。

2024年7月戦略的出資

avatarin株式会社への総額37億円の共同出資に参加し、人手不足解消に向けたAI・ロボティクス技術の活用に着手しました。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率51.2%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
32.4億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,195億円
会社の純資産

自己資本比率は約55%前後で安定しており、非常に高い財務健全性を維持しています。2024/03期以降、有利子負債が約280-334億円計上されましたが、潤沢な資産基盤を背景に経営への影響は軽微です。盤石なバランスシートを活かし、将来の成長投資や株主還元を積極的に行える余力が確保されています。 【3Q 2026/03期】総資産2154億円、純資産1195億円、自己資本比率51.2%、有利子負債32億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+9.4億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-25.3億円
投資に使ったお金
Financing CF
-115億円
借入・返済など
Free CF
-15.9億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期90.1億円44.1億円54.6億円46.0億円
2022/03期105億円33.0億円57.2億円72.5億円
2023/03期189億円32.5億円69.2億円157億円
2024/03期272億円87.1億円119億円185億円
2025/03期9.4億円25.3億円115億円15.9億円

2024/03期までは営業CFが順調に伸び、年間180億円以上のフリーキャッシュフローを創出する高い収益体質でした。2025/03期は営業キャッシュフローが大きく減少しましたが、これは一時的な運転資本の変動等が主因です。今後は安定した事業運営により、再び強固なキャッシュ創出力の回復が期待されます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 2名(15.4% 男性 11
15%
85%
監査報酬
7,600万円
連結子会社数
23
設備投資額
44.8億円
平均勤続年数(従業員)
15.4
臨時従業員数
1239

女性役員比率は15.4%と改善傾向にあります。23社の連結子会社を抱える巨大な組織体制に対し、監査報酬7,600万円を投じることで、グループガバナンスとコンプライアンス遵守を徹底する姿勢を強く打ち出しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主55%
浮動株45%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関32.8%
事業法人等22.2%
外国法人等25.3%
個人その他18.5%
証券会社1.2%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は公益財団法人市村清新技術財団・NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE FIDELITY FUNDS (常任代理人 香港上海銀行東京支店)。

公益財団法人市村清新技術財団(8,282,000株)13.29%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(7,840,000株)12.58%
株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・株式会社リコー退職給付信託口)(5,800,000株)9.31%
NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE FIDELITY FUNDS (常任代理人 香港上海銀行東京支店)(3,559,000株)5.71%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,885,000株)3.03%
光通信株式会社(1,854,000株)2.98%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,224,000株)1.96%
株式会社(1,113,000株)1.79%
THE NOMURA TRUST AND BANKING CO., LTD. AS THE TRUSTEE of REPURCHASE AG FUND 2024 - 09 (LIMITED OT FINANC IN RESALE RSTRCT) (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(1,100,000株)1.77%
三愛オブリ持株会(1,032,000株)1.66%

主要株主には公益財団法人市村清新技術財団や国内大手信託銀行が名を連ねており、安定した株主基盤を維持しています。創業家や関連団体による影響力が一定程度残る一方で、フィデリティ等の海外機関投資家の保有比率も高く、長期保有を目的とした投資家が多い構成です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1保有有価証券について[影響度:小、発生可能性:中] ① リスク内容 経済の状況や株式市場の変動により、当社グループの保有する有価証券の価格が著しく下落した場合には、保有株式の評価損が発生し、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性がある

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1,002万円
従業員数
1,841
平均年齢
40.1歳
平均年収従業員数前年比
当期1,002万円1,841-

従業員の平均年収は1,002万円とエネルギー業界の中でも非常に高い水準にあります。商社機能を持ちながら石油製品の卸売や物流インフラを安定的に運営していることが、この強固な給与水準を支える背景にあると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫して市場平均であるTOPIXを下回る「アンダーパフォーム」という結果になっています。2024期には株価上昇と増配により202.9%と高いリターンを記録しましたが、それでも同期間のTOPIX(216.8%)には及びませんでした。これは、石油市況の変動に業績が左右されやすい事業構造や、脱炭素への移行という業界全体の課題が、株価の本格的な上昇を抑制してきたことが背景にあると考えられます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
100
方針: 配当性向目標
1株配当配当性向
2016/03期1925.5%
2017/03期2125.0%
2018/03期2723.6%
2019/03期2726.1%
2020/03期2823.9%
2021/03期2827.6%
2022/03期4033.2%
2023/03期5534.3%
2024/03期8046.7%
2025/03期10073.0%
9期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

当社は株主還元を重要な経営課題と位置づけ、配当性向の向上に努めています。近年は増配基調が続いており、2025/03期には年間100円の配当を実施しました。今後も業績とバランスを取りながら、安定的な利益還元を目指す方針を継続する見込みです。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 179.4万円 になりました (79.4万円)
+79.4%
年度末時点評価額損益TSR
2021期118.8万円18.8万円18.8%
2022期89.2万円10.8万円-10.8%
2023期132.3万円32.3万円32.3%
2024期202.9万円102.9万円102.9%
2025期179.4万円79.4万円79.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残57,400株
売り残28,200株
信用倍率2.04倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2025年8月上旬
2026年3月期 第2四半期決算発表2025年11月上旬

信用倍率は2.04倍と比較的落ち着いており、投機的な売買は限定的です。PERは16.9倍と業界平均の12.6倍を上回っており、市場からは一定の成長期待が織り込まれていると考えられます。特筆すべきは配当利回りで、4.06%と業界平均(1.80%)を大幅に超える高水準です。これは、同社の積極的な株主還元策が評価されている証左と言えるでしょう。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期100億円29.5億円29.5%
2022/03期131億円48.1億円36.7%
2023/03期160億円51.4億円32.0%
2024/03期177億円65.2億円36.8%
2025/03期129億円42.0億円32.7%

実効税率は概ね30%から37%の範囲で推移しており、日本国内の標準的な法人税率に準じた納税を行っています。利益水準の変動に伴い納税額も上下していますが、税務上の大きな特異点は見当たりません。業績連動で適正に税負担を履行しており、財務会計と税務会計の整合性は保たれています。

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三愛オブリ まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 100円
安全性
安定
自己資本比率 51.2%
稼ぐ力
普通
ROE 5.6%(累計)
話題性
不評
ポジ 30%

「羽田空港の給油を一手に担う石油商社が、再生可能エネルギーとDXで脱炭素時代に挑む巨人」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU