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セイコーグループ8050

SEIKO GROUP CORPORATION

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 100円
安全性
普通
自己資本比率 32.7%
稼ぐ力
高い
ROE 16.9%(累計)
話題性
好評
ポジ 75%

この会社ってなに?

あなたが人生の節目に記念の腕時計を選んだり、大切な人への贈り物を探したりする時、きっとセイコーの製品を目にするでしょう。実は、高級腕時計の「グランドセイコー」もこの会社のブランドです。また、陸上競技や水泳などの国際大会で、選手たちの記録を精密に計測している公式タイマーも、セイコーが手掛けています。普段何気なく目にしている「正確な時間」の裏側で、セイコーグループの技術が世界中の信頼を支えているのです。

腕時計の国内首位、セイコーグループは高価格帯へのシフトで収益性を急改善させています。2025期は売上高3,047.4億円(前期比10.1%増)、営業利益212.4億円(同44.1%増)と大幅な増益を達成しました。特に高級ブランド「グランドセイコー」が海外富裕層を中心に人気を博し、全体の利益率を牽引しています。財務体質の改善を背景に、次期中期経営計画では時計関連のM&Aも視野に入れており、さらなる成長戦略に注目が集まります。

精密機器プライム市場

会社概要

業種
精密機器
決算期
3月
本社
東京都中央区銀座1丁目26-1

サービスの実績は?

3,047億円
連結売上高
2025期実績
+10.1% YoY
212.4億円
連結営業利益
2025期実績
+44.1% YoY
100
1株当たり配当金
2025期実績
+25.0% YoY
13.2%
5年間配当成長率(年平均)
2021期-2025期
513
組入投資信託ファンド数
2026年3月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
16.9%(累計)
株主資本の利回り
ROA
5.4%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
11.4%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期3.1%1.1%-
2022/03期5.5%2.0%-
2023/03期4.0%1.5%-
2024/03期7.1%2.7%5.3%
2025/03期8.6%3.6%7.0%
3Q FY2026/316.9%(累計)5.4%(累計)11.4%

収益性指標は改善傾向にあり、営業利益率は2021/03期の1.1%から2025/03期には7.0%まで大幅に向上しました。徹底した高付加価値化とコスト管理により、ROE(自己資本利益率)も8.4%と資本効率が高まっています。これはブランド力強化による単価上昇が奏功しており、稼ぐ力が着実に強化されている証左です。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期2,027億円34.8億円84.3円-
2022/03期2,374億円64.2億円155.6円+17.1%
2023/03期2,605億円50.3億円121.9円+9.7%
2024/03期2,768億円147億円101億円244.3円+6.3%
2025/03期3,047億円212億円133億円326.2円+10.1%

セイコーグループは、時計事業のラグジュアリー戦略の成功やデバイス事業の成長により、2025/03期には売上高が約3,047億円、営業利益が約212億円まで拡大する力強い成長軌道を描いています。高価格帯の腕時計が海外で高く評価されていることに加え、構造改革の効果が利益率の向上に直結しました。2026/03期も増収増益の継続を予想しており、収益基盤は着実に強固なものとなっています。 【3Q 2026/03期実績】売上2541億円(通期予想比81%)、営業利益290億円(同129%)、純利益205億円(同142%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

精密機器の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
16.9%(累計)
業界平均
8.3%
営業利益率下回る
この会社
11.4%
業界平均
12.4%
自己資本比率下回る
この会社
32.7%
業界平均
60.3%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

3億4,200万円
取締役6名の合計

主な事業は時計事業(エモーショナルバリューソリューション)を中心に、デバイスおよびシステムソリューションの3柱で構成されています。円安による海外売上の押し上げや高価格帯モデルの好調が業績を牽引する一方、為替変動や原材料価格の高騰を主要な事業リスクとして注視しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
好調な業績を背景に強気な計画を掲げ、期初予想を上回る着地が続いており信頼性は高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第8次中期経営計画 “SMILE145”
2025期〜2027期
売上高: 目標 3,120億円 順調 (3,047.4億円)
97.7%
営業利益: 目標 225億円 順調 (212.4億円)
94.4%
純利益: 目標 145億円 順調 (133.16億円)
91.8%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期3,000億円3,047億円+1.6%
2024期2,680億円2,768億円+3.3%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期170億円212億円+24.9%
2024期120億円147億円+22.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の第8次中期経営計画「SMILE145」は、2027期年3月期を最終年度とし、売上高3,120億円、営業利益225億円を目指しています。2025期実績は売上高3,047.4億円(進捗率97.7%)、営業利益212.4億円(同94.4%)と、初年度から極めて高い水準で推移しており、計画達成への期待が高まります。特に、営業利益は2期連続で期初予想を20%以上も上回る大幅なポジティブサプライズとなっており、会社の収益力に対する見通しの保守性と、それを上回る実行力を示しています。

最新ニュース

ポジティブ
セイコーG、1株を2株に分割、3月31日を基準日として実施
2/10 · Yahoo!ファイナンス

どんな話題が多い?

業績・株価50%
戦略・M&A25%
ESG・広報15%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
142
前月比 +15.4%
メディア数
48
日本経済新聞, Yahoo!ファイナンス, 株探, 会社四季報オンライン, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 12%
精密機器業界 280社中 34位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年3月業績上方修正

第3四半期の大幅な増収増益に伴い通期業績予想を上方修正し、株式分割の実施を公表。

2026年1月成長戦略

次期中期経営計画に向け、時計関連を中心としたM&Aの積極的な検討をCFOが表明。

2025年9月イベント協力

「東京2025世界陸上」においてオフィシャルタイマーを担当し、グローバルでのブランド認知を拡大。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率32.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
1,060億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,761億円
会社の純資産

財務健全性は着実に向上しており、自己資本比率は2025/03期時点で42.2%に達し、財務基盤の安定性が高まっています。かつて高水準であった有利子負債も削減が進んでおり、ネットキャッシュの改善が企業のレジリエンス(回復力)を下支えしています。今後もこの強固な財務体質を背景に、成長投資を加速させる戦略をとることが可能です。 【3Q 2026/03期】総資産3972億円、純資産1761億円、自己資本比率32.7%、有利子負債1060億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+326億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-91.2億円
投資に使ったお金
Financing CF
-165億円
借入・返済など
Free CF
+235億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期28.7億円78.4億円105億円49.6億円
2022/03期204億円93.2億円139億円110億円
2023/03期92.6億円155億円106億円62.7億円
2024/03期327億円151億円230億円176億円
2025/03期326億円91.2億円165億円235億円

営業キャッシュフローは近年大幅な改善を見せており、2025/03期には約326億円の営業キャッシュ・インフローを創出する高水準を維持しています。投資キャッシュフローは戦略的な設備投資を継続しているものの、潤沢な営業キャッシュによりフリーキャッシュフローは黒字を定着させました。この余剰資金を配当や戦略的なM&Aに充てることで、株主還元と成長を両立させています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 15名)
女性 1名(6.7% 男性 14
7%
93%
監査報酬
2億3,100万円
連結子会社数
61
設備投資額
33.6億円
平均勤続年数(従業員)
16.4
臨時従業員数
500

女性役員比率は6.7%と依然として低水準ですが、女性活躍推進法の認定を受けるなど改善の姿勢を見せています。独立社外役員が過半数を占める指名・報酬諮問委員会を設置し、経営の客観性と透明性を担保する体制を構築しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主42.2%
浮動株57.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関23.1%
事業法人等19.1%
外国法人等20.1%
個人その他36.4%
証券会社1.2%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は三光起業・第一生命保険。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(4,756,000株)11.5%
三光起業株式会社(4,436,000株)10.7%
服部 悦子(3,613,000株)8.7%
服部 真二(2,279,000株)5.5%
第一生命保険株式会社(1,710,000株)4.1%
服部 秀生(1,622,000株)3.9%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,426,000株)3.4%
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)(797,000株)1.9%
清水建設株式会社(744,000株)1.8%
株式会社不二ビルディング(671,000株)1.6%

同社は創業家である服部家が主要株主として名を連ねており、安定的な経営基盤を支えています。日本マスタートラスト信託銀行をはじめとした信託口の保有比率も高く、機関投資家の関心も一定水準で維持されている構成です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1海外製造拠点のカントリーリスクEVS事業及びDS事業は、シンガポール・マレーシア・タイ・中国に製造拠点を有しており、これら地域における政治・経済等による社会情勢変動が、同事業の生産活動に大きな影響を与える可能性があります
2主要顧客への依存DS事業の一部においては、主要顧客への売上依存が高い傾向にあり、これら顧客からの発注量の減少が、同事業の業績に影響を及ぼす可能性があります
3資材等の不足・高騰原油・電力などのエネルギーや原材料となる資材等が需給環境の変化に伴い不足・高騰した場合、製造活動に影響が生じる、あるいは製造コストが上昇し業績に影響を与える可能性があります
4保有資産の時価変動の影響当社グループは、事業上の理由により投資有価証券を保有しております
5自然災害・感染症の影響地震・台風等の自然災害やウイルス等の感染症の流行により、当社グループの国内外製造拠点及び諸施設または国内外の地域経済全般が被害あるいは規制等を受けた場合、製造の中断、営業・物流・調達機能の停滞等が発生し業績に影響を与える可能性があります
6コンプライアンスリスク すべての事業に従事する社員等に向けた各国における法令遵守等のための社内教育を充実させておりますが、何らかの問題が発生するリスクは皆無とは言えません

社員の給料はどのくらい?

平均年収
877万円
従業員数
11,367
平均年齢
43.8歳
平均年収従業員数前年比
当期877万円11,367-

平均年収は877万円であり、国内の精密機器業界の中でも比較的高水準な給与体系を維持しています。堅調な業績を背景に、従業員への利益還元と長期的な処遇改善に努めていることが伺えます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

2021期から2025期までの5年間で、同社のTSR(株主総利回り)はTOPIXを一貫してアウトパフォームしています。特に2024期以降はその差が拡大しており、2025期には自社TSRが256.7%に達し、TOPIXの213.4%を大きく上回りました。この背景には、高級腕時計「グランドセイコー」のブランド価値向上による収益性改善と、それに伴う大幅な増配が株価を押し上げたことが挙げられます。積極的な株主還元策と好調な業績が、市場から高く評価されていることを示しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
100
方針: 配当性向30%〜40%目標
1株配当配当性向
2016/03期12.521.3%
2017/03期1557.4%
2019/03期7533.4%
2020/03期7591.1%
2021/03期37.544.5%
2022/03期5032.1%
2023/03期7561.5%
2024/03期8032.7%
2025/03期10030.7%
4期連続増配
株主優待
あり
自社製品詰合せ
必要株数100株以上(約119万円)
金額相当約1,000円相当
権利確定月3月・9月

配当方針は、業績連動を基本としつつも配当性向30%〜40%を目安とした株主還元を重視しています。近年の大幅な増益を背景に、1株あたり配当金は2021/03期の37.5円から2025/03期には100円まで大幅に増配されました。今後も持続的な業績成長を原資として、安定した還元と企業価値向上の両立を目指す方針です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 256.7万円 になりました (156.7万円)
+156.7%
年度末時点評価額損益TSR
2021期109.8万円9.8万円9.8%
2022期136.6万円36.6万円36.6%
2023期175.3万円75.3万円75.3%
2024期253.0万円153.0万円153.0%
2025期256.7万円156.7万円156.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残71,800株
売り残79,000株
信用倍率0.91倍
2026年3月19日時点
今後の予定
通期決算発表2026年5月中旬
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬

信用倍率は0.91倍と1倍を割り込んでおり、売り残が買い残を上回る「売り長」の状態です。これは、将来の株価下落を見込む空売りと、株価上昇時に発生する買い戻し(踏み上げ)の需給要因が交錯していることを示唆します。同業他社比較では、PER・PBRともに業界平均より割安な水準にあり、株価の割安感が見られます。一方で配当利回りは業界平均を大きく上回っており、株主還元への意識の高さが伺えます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期6.3億円0円0.0%
2022/03期99.4億円35.2億円35.5%
2023/03期112億円61.4億円55.0%
2024/03期159億円58.4億円36.8%
2025/03期208億円74.5億円35.9%

法人税等の支払いは、連結業績の伸長に伴い増加傾向にあります。2021/03期は利益水準が低く負担が軽微でしたが、直近では税引前利益が約208億円まで拡大したことで、実効税率は概ね35%から36%の法定実効税率に近い水準で推移しています。安定した利益を生み出すことで、社会的な納税義務を果たす体制が確立されています。

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まとめと、関連情報・似た会社へ

セイコーグループ まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 100円
安全性
普通
自己資本比率 32.7%
稼ぐ力
高い
ROE 16.9%(累計)
話題性
好評
ポジ 75%

「『時の支配者』が、伝統の技とM&Aで富裕層の腕を狙い撃つ高級ブランドへ脱皮中」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU