7730プライム

マニー

MANI,INC.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE8.7%
BPS50.1円
自己資本比率92.4%
FY2025/3 有報データ

小さな針から世界へ。医療の最前線を支えるニッチトップ企業

100年企業に向けて、コア事業の強化、周辺領域への拡大、新規領域への挑戦を3つの柱として持続的な成長を続けること。

この会社ってなに?

あなたが歯医者さんで歯の根の治療を受けるとき、その細くて精密な器具、実はマニーの製品かもしれません。また、ご家族が白内障の手術を受ける際に使われる、極小のメスや針。これもマニーが世界トップクラスのシェアを誇る製品です。普段は目にすることのない手術室の裏側で、マニーの超精密技術が世界中の医師の「手」となり、繊細な治療を支えています。あなたの健康を守る最前線で、メイドインジャパンの品質が活躍しているのです。

手術用縫合針や眼科ナイフで世界トップシェアを誇る医療機器メーカー。FY2025は売上高299.7億円、営業利益81.93億円と増収ながらも減益に。しかし、営業利益率は約27%と依然として高い収益性を維持しています。近年はドイツの眼科医療機器会社を持分法適用関連会社化するなどM&Aに積極的で、2028年には中国に新工場を稼働させるなど、グローバルでの生産・販売体制を強化し、持続的な成長を目指しています。

精密機器プライム市場

会社概要

業種
精密機器
決算期
8月
本社
栃木県宇都宮市清原工業団地8番3
公式
www.mani.co.jp

社長プロフィール

髙井 壽秀
髙井 壽秀
代表取締役社長
堅実派
私たちは「世界一の品質を世界のすみずみへ」という経営理念のもと、全従業員が「for the Patient」の想いを共有し、世界中の患者さんのために製品開発・製造・販売を行っています。新たな中期経営計画では、100年企業を目指し、コア事業の強化と新領域への挑戦を通じて、持続的な成長を実現していきます。

この会社のストーリー

1956
創業 - 松谷製作所の設立

創業者である松谷正雄が、前身となる松谷製作所を設立。手術用縫合針(アイレス針)の製造を開始し、高品質な医療機器メーカーとしての歩みが始まる。

1959
マニー株式会社へ

法人化し、マニー株式会社を設立。ステンレス鋼線の独自開発に成功し、国産初のステンレスアイレス針の製品化を実現。

1970s
多角化と海外展開の礎

歯科治療分野や眼科分野へ進出。歯科用根管治療機器や眼科ナイフなどを開発し、事業の多角化を進め、海外への輸出も本格化させる。

1996
ベトナムに生産拠点を設立

初の海外生産拠点としてベトナムに工場を設立。グローバルな生産体制を構築し、高品質な製品を安定的に供給する基盤を強化。

2001
ジャスダック市場へ上場

ジャスダック市場に株式を上場(公募価格1,250円、初値1,630円)。企業としての透明性を高め、さらなる成長に向けた資金調達基盤を確立。

2015
ドイツ企業の子会社化と欧州市場強化

ドイツの歯科用器材メーカーSchütz社を子会社化し、グローバル市場での販売網を強化。しかし、2018年に同子会社は売却し、事業ポートフォリオの最適化を図る。

2025
グローバルM&A戦略の推進

ドイツの眼科医療機器販売会社iRIS EYEを持分法適用関連会社化するなど、M&Aを積極的に活用。米国企業とも戦略的提携を結び、グローバルでの成長を加速させる。

2029
100年企業への挑戦「中期経営計画2029」

2029年に向けた新たな中期経営計画を策定。コア事業の強化に加え、周辺・新規領域への挑戦を通じて、持続可能な成長と企業価値の向上を目指す。

注目ポイント

世界トップクラスの製品シェア

手術用縫合針、眼科ナイフ、歯科用根管治療機器など、複数のニッチな医療分野で世界トップクラスのシェアを誇ります。世界中の医療現場で同社の製品が使われています。

健全な財務と株主還元

高い営業利益率を維持し、安定したキャッシュフローを創出しています。また、300株以上を1年以上継続保有した株主にはQUOカード3,000円相当の優待があり、株主還元にも積極的です。

M&Aによるグローバル成長戦略

ドイツやアメリカの企業との提携・買収を積極的に行い、グローバル市場での販路拡大と製品ポートフォリオの強化を加速させています。海外売上高比率8割超えを目指します。

サービスの実績は?

299.7億円
連結売上高
FY2025実績
+5.1% YoY
81.93億円
連結営業利益
FY2025実績
-2.4% YoY
39
1株当たり配当金
FY2025実績
±0% YoY
80%超
海外売上高比率
推定値
1
M&A・資本提携件数
2025年12月時点
積極化

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 39円
安全性
安定
自己資本比率 92.4%
稼ぐ力
普通
ROE 8.7%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
39
方針: 配当性向50%〜60%目標
1株配当配当性向
FY2021/32352.8%
FY2022/33055.8%
FY2023/33557.9%
FY2024/33961.1%
FY2025/33982.7%
株主優待
あり
権利確定月8月

配当については業績の成長に合わせて安定した増配を継続する姿勢を示しています。配当性向は50%から60%台を基準としており、株主還元への意識が高い企業です。今後は成長投資とのバランスを考慮しつつ、長期的な視点での還元が期待されます。

同業比較(収益性)

精密機器の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
8.7%
業界平均
8.5%
営業利益率上回る
この会社
27.3%
業界平均
12.5%
自己資本比率上回る
この会社
92.4%
業界平均
60.9%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3204億円
FY2023/3245億円
FY2024/3285億円
FY2025/3300億円
営業利益
FY2022/361.6億円
FY2023/372.4億円
FY2024/383.9億円
FY2025/381.9億円

マニーの売上高はFY2021/3の約172億円からFY2025/3には約300億円まで継続的な成長を達成しました。主力の眼科ナイフや手術用縫合針が世界市場で高いシェアを維持していることが、安定した増収の要因です。FY2026/3予想では売上高328億円、純利益64.5億円を見込んでおり、海外市場での展開強化が業績を牽引しています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.7%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
8.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
27.3%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/310.9%10.1%31.1%
FY2022/311.6%10.6%30.2%
FY2023/311.9%10.8%29.6%
FY2024/312.0%11.0%29.4%
FY2025/38.7%8.0%27.3%

収益性は非常に高く、長年にわたり営業利益率は約30%前後という驚異的な水準を維持しています。FY2025/3には営業利益率が27.3%に低下しましたが、これは戦略的な成長投資や人件費などの先行投資による影響です。高い技術力を武器としたニッチトップ戦略が、安定した高い収益性を支える構造となっています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率92.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
536億円

同社は実質無借金経営を貫いており、自己資本比率は90%を超える極めて強固な財務体質を有しています。潤沢な自己資本を背景に、将来の成長に向けたM&Aや設備投資を積極的に行える環境が整っています。現預金等の流動資産も厚く、経営の安全性は極めて高いレベルにあります。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+70.2億円
営業CF
投資に使ったお金
-71.5億円
投資CF
借入・返済など
-39.0億円
財務CF
手元に残ったお金
-1.4億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/363.8億円-34.4億円-22.3億円29.5億円
FY2022/365.6億円-21.7億円-24.4億円43.9億円
FY2023/380.3億円-40.2億円-32.5億円40.1億円
FY2024/378.1億円-66.4億円-37.0億円11.7億円
FY2025/370.2億円-71.5億円-39.0億円-1.4億円

営業活動によるキャッシュフローは常にプラスで推移しており、本業で高い現金創出能力を有しています。近年は成長のための積極的な投資(M&Aや工場増設)を推進しており、投資CFの流出額が増加傾向にあります。一時的にフリーCFがマイナスとなる期もありますが、これは将来の収益拡大を見据えた前向きなキャッシュの使途です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/356.8億円13.9億円24.4%
FY2022/375.4億円22.5億円29.9%
FY2023/380.0億円20.4億円25.5%
FY2024/384.6億円21.8億円25.7%
FY2025/382.7億円36.3億円43.9%

実効税率は概ね30%前後で推移していましたが、FY2025/3には税負担が一時的に増加し43.9%となりました。これは繰延税金資産の取り崩しや、海外子会社からの配当に伴う源泉徴収などが影響した可能性があります。通常の事業年度においては、日本国内の法人税水準に準じた標準的な納税を行っています。

会社の公式開示情報

EDINET開示資料によると、同社は外科・歯科用医療機器に特化した事業を展開し、海外売上高比率が8割を超えるグローバル企業としての側面が特徴です。地政学リスクや中国市場での規制、材料価格の高騰などがリスク要因として挙げられていますが、ニッチトップ戦略による高いシェアが競争優位の源泉となっています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
過去の業績予想は比較的堅実だが、直近FY2025は計画を下振れ着地。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画2029
FY2026〜FY2029
売上高: 目標 328億円 順調 (299.7億円 (FY2025実績))
91.4%
営業利益: 目標 92億円 順調 (81.93億円 (FY2025実績))
89.1%
純利益: 目標 64.5億円 順調 (46.43億円 (FY2025実績))
72%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025302億円300億円-0.8%
FY2024275億円285億円+3.7%
FY2023234億円245億円+4.7%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202589億円82億円-8.0%
FY202483億円84億円+1.7%
FY202371億円72億円+2.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

新たな「中期経営計画2029」では、FY2026に売上高328億円、営業利益92億円を目指しています。これはFY2025実績比で増収増益の計画です。過去の業績予想は概ね達成していますが、FY2025は期初予想に対し営業利益が8.0%未達となりました。為替変動や地政学リスクが収益に与える影響が大きくなっており、計画達成の確実性が今後の評価ポイントとなります。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残204,500株
売り残106,000株
信用倍率1.93倍
2026年3月27日時点時点
今後の予定
第2四半期決算発表2026年4月14日(予定)
第3四半期決算発表2026年7月14日(予定)
通期決算発表2026年10月14日(予定)

PERは業界平均とほぼ同水準ですが、PBRは平均より高く、資本効率の良さが評価されていると考えられます。配当利回りは2.47%と業界平均を大きく上回っており、株主還元への意識が高いことが伺えます。信用倍率は1.93倍と拮抗しており、短期的な需給の偏りは見られません。時価総額は業界中央値に近く、中堅企業としてのポジションを確立しています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, 会社四季報オンライン, Yahoo!ファイナンス ほか
業界内ランキング
上位 15%
精密機器業界 280社中 42位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算35%
海外展開・M&A30%
生産体制・効率化20%
株主還元・その他15%

最近の出来事

2025年12月子会社化

ドイツの眼科医療機器販売会社iRIS EYEの株式を取得し持分法適用関連会社化を発表。

2026年1月業績好調

中国向け製品の再販が寄与し、四半期決算で経常利益17%増を達成。

2026年1月中国新工場

2028年3月稼働を目指し、中国に12億円を投じる新工場の建設を正式発表。

最新ニュース

中立
米国Microsurgical Technology社との戦略的パートナーシップ契約締結
04/18 · 適時開示

マニー まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 39円
安全性
安定
自己資本比率 92.4%
稼ぐ力
普通
ROE 8.7%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「手術室のミクロン単位を支配する、医療界の隠れた世界トップ企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU