8022プライム

美津濃

Mizuno Corporation

最終更新日: 2026年3月29日

ROE9.7%
BPS197.1円
自己資本比率71.6%
FY2025/3 有報データ

100年以上の歴史を誇る、世界のアスリートを支える総合スポーツメーカー

スポーツの力で世界中の人々を幸せにすること。人々がより豊かで快適な生活を送れる世界を目指します。

この会社ってなに?

あなたが週末に楽しむゴルフやランニング、あるいは学生時代に打ち込んだ野球の試合。その手にしたゴルフクラブやバット、足元のシューズに「MIZUNO」のロゴを見つけたことはありませんか?美津濃は、そうしたスポーツシーンを支える製品を作る会社です。普段テレビで見るプロ野球選手が使うグラブから、市民ランナーが履くランニングシューズまで、実は私たちの身近なところで多くの人々の「最高のパフォーマンス」を裏側から支えています。

総合スポーツ用品メーカーの美津濃は、FY2025に売上高2,403.3億円(前期比4.6%増)、営業利益207.77億円(同20.2%増)と過去最高益を更新し、力強い成長を続けています。特に高機能素材や新技術への投資が奏功し、ゴルフやランニングシューズといった主力分野で高い収益性を確保。今後は、カーボンナノチューブなどの先端技術開発や、韓国市場への本格進出など、グローバルでの事業拡大を加速させる方針です。

その他製品プライム市場

会社概要

業種
その他製品
決算期
3月
本社
大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番35号
公式
corp.mizuno.com

社長プロフィール

水野 明人
水野 明人
代表取締役社長
ビジョナリー
「より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する」という経営理念のもと、創業以来スポーツの発展と共に歩んできました。これからもスポーツの持つ価値を信じ、世界中の人々が健やかで豊かな生活を送れるよう、革新的な製品とサービスで貢献し続けます。

この会社のストーリー

1906
水野兄弟商会、創業

水野利八が弟の利三と大阪市北区に「水野兄弟商会」を創業。野球ボールなどの販売を開始し、ここからミズノの歴史が始まる。

1961
東京証券取引所第二部に上場

事業の成長とともに社会的信用を高めるため、株式を上場。企業として大きな飛躍を遂げるための基盤を築いた。

1980s
ゴルフ用品のグローバル展開とヒット

ゴルフクラブ「ミズノプロ」シリーズなどが国内外で高い評価を獲得。ゴルフ市場でのブランド地位を確立し、海外事業を大きく拡大させた。

1990s
独自技術「ミズノウエーブ」開発

シューズのクッション性と安定性を両立させる画期的なソール技術「ミズノウエーブ」を開発。ランニングシューズ市場に革新をもたらした。

2010s
グローバル市場での競争激化

海外の巨大スポーツブランドとの競争が激化。ブランド価値の再構築と、地域特性に合わせた戦略的なマーケティングが課題となった。

2020
コロナ禍とライフスタイルの変化への対応

パンデミックによりスポーツイベントが中止になる一方、個人の健康意識が高まる。ライフスタイル領域の製品を強化し、新たな需要に応えた。

2024
新素材スタートアップへの出資

次世代素材カーボンナノチューブを開発するスタートアップ「カーボンフライ」へ出資。未来のスポーツ用品開発に向けた技術革新を加速させる。

2026
持続的な成長へ

中期経営計画に基づき、グローバルビジネスの拡大と高収益事業への集中を推進。過去最高の利益更新を目指し、持続的な成長軌道を描く。

注目ポイント

100年超の歴史とブランド力

1906年創業。野球やゴルフを中心に、様々な競技でトップアスリートから支持される高い技術力とブランド力を確立しています。

革新的な技術開発への挑戦

ランニングシューズの「ミズノウエーブ」など独自技術を多数開発。近年は新素材スタートアップにも出資し、未来の製品革新に積極的です。

安定した財務と株主還元

コロナ禍を乗り越え、近年は増収増益基調で過去最高益を更新。配当に加え、オンラインストアで使える割引券などの株主優待も魅力です。

サービスの実績は?

2,403億円
売上高
FY2025実績
+4.6% YoY
207.77億円
営業利益
FY2025実績
+20.2% YoY
152.43億円
純利益
FY2025実績
+6.5% YoY
150
1株当たり配当金
FY2025実績
+25.0% YoY
8.6%
売上高営業利益率
FY2025実績
+1.1pt YoY

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 50円
安全性
安定
自己資本比率 71.6%
稼ぐ力
普通
ROE 9.7%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
50
方針: 連結配当性向25%~30%目標
1株配当配当性向
FY2021/316.6734.0%
FY2022/32019.9%
FY2023/323.3318.1%
FY2024/34021.4%
FY2025/35025.2%
4期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月・9月

同社は業績連動型の配当政策を採用しており、利益成長に応じて配当を増額する姿勢を鮮明にしています。直近では配当性向を25%前後で維持しつつ、大幅な増配を実現しています。安定的な成長と株主還元のバランスを重視した、投資家にとって魅力的な分配方針です。

同業比較(収益性)

その他製品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
9.7%
業界平均
9.0%
営業利益率下回る
この会社
8.6%
業界平均
9.9%
自己資本比率上回る
この会社
71.6%
業界平均
65.5%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31,727億円
FY2023/32,120億円
FY2024/32,297億円
FY2025/32,403億円
営業利益
FY2022/398.7億円
FY2023/3129億円
FY2024/3173億円
FY2025/3208億円

ミズノは、国内外でのスポーツ用品販売が好調に推移し、直近5年間で売上高を約1.6倍の約2,403億円まで拡大させました。特にグローバル市場における競争力強化と高機能品の拡販が奏功し、営業利益も持続的に増加する成長軌道を辿っています。2026年3月期も増収増益を見込んでおり、堅調な業績基盤を確立しています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
9.7%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
7.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
8.6%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/33.6%2.4%2.5%
FY2022/36.9%4.6%5.7%
FY2023/38.0%5.0%6.1%
FY2024/310.1%6.9%7.5%
FY2025/39.7%7.0%8.6%

売上規模の拡大に伴い、営業利益率はFY2021/3の2.5%からFY2025/3には8.6%へと大幅に向上しました。これにより、ROE(自己資本利益率)は10%水準に達し、資本効率の改善が着実に進んでいます。高付加価値商品の提供による収益構造の適正化が、収益性指標を押し上げる主因となっています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率71.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
333億円
会社の純資産
1,571億円

有利子負債はFY2024/3から発生しているものの、自己資本比率は71.6%と極めて高い水準を維持しており、財務体質の健全性は強固です。潤沢なネット資産を背景に、将来の成長投資に向けた余力も十分に確保しています。安定したバランスシートが、経営の持久力を支える礎となっています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+70.1億円
営業CF
投資に使ったお金
-35.1億円
投資CF
借入・返済など
-40.1億円
財務CF
手元に残ったお金
+34.9億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/387.8億円-8.4億円-23.1億円79.4億円
FY2022/3120億円-21.8億円-87.7億円98.6億円
FY2023/3-80.5億円-44.5億円110億円-125億円
FY2024/3214億円1.3億円-140億円215億円
FY2025/370.1億円-35.1億円-40.1億円34.9億円

営業活動によるキャッシュフローは、FY2023/3の一時的な変動を除き、本業での安定的な稼ぎを示しています。特にFY2024/3には約215億円ものフリーキャッシュフローを創出し、高い資金生成能力を実証しました。得られた資金は、配当や財務体質の改善、戦略的な投資に充当される循環が構築されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1固定資産の減損 当社グループは適切な手続を経て策定された事業計画に基づき固定資産の投資を行っております
2人材の確保、育成当社グループの競争力の維持や成長の実現には、優秀な人材の採用と育成、維持が課題となります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/360.3億円22.8億円37.8%
FY2022/3110億円32.6億円29.7%
FY2023/3140億円41.3億円29.4%
FY2024/3193億円49.8億円25.8%
FY2025/3214億円61.1億円28.6%

法人税等の支払額は、業績拡大に伴い増加傾向にあります。税引前利益が右肩上がりとなる中で、実効税率は概ね26%から30%の範囲で安定的に推移しています。これは、国内外の所得に対する適正な税務処理が行われていることを示唆しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
699万円
従業員数
3,649
平均年齢
43歳
平均年収従業員数前年比
当期699万円3,649-

従業員平均年収は699万円で、スポーツ用品業界の中でも安定した給与水準を維持しています。長年の歴史を持つ企業として福利厚生や安定性が評価されており、業績連動型のインセンティブが着実に還元されている背景があります。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主55.4%
浮動株44.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関31.5%
事業法人等23.8%
外国法人等19.8%
個人その他23%
証券会社1.8%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は公益財団法人ミズノスポーツ振興財団・STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY(常任代理人 みずほ銀行決済営業部)・三井住友銀行。

公益財団法人ミズノスポーツ振興財団(4,377,000株)17.11%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(3,338,000株)13.05%
株式会社日本カストディ銀行(2,131,000株)8.33%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,745,000株)6.82%
株式会社三井住友銀行(930,000株)3.63%
J.P. MORGAN CHASE BANK(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部))(787,000株)3.07%
日本生命保険相互会社(684,000株)2.67%
美津濃従業員持株会(505,000株)1.97%
THE BANK OF NEW YORK MELLON(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(444,000株)1.73%
第一生命保険株式会社(334,000株)1.3%

公益財団法人ミズノスポーツ振興財団が筆頭株主として17.11%を保有しており、創業家である水野家に関連する財団が経営の安定性を支えています。また、信託銀行などの金融機関が上位に名を連ねており、機関投資家の影響力が大きい安定的な株主構成と言えます。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億9,700万円
取締役4名の合計

EDINET開示データでは、連結子会社23社を擁するグループ体制で、スポーツ用品の製造・販売を中核としたグローバルな事業リスクを抱えています。為替変動や原材料価格の高騰、および国際的な競争環境が経営上の主要な監視対象となっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 2名(25.0% 男性 6
25%
75%
監査報酬
5,300万円
連結子会社数
23
設備投資額
42.8億円
平均勤続年数(従業員)
18
臨時従業員数
1641

女性役員比率は25.0%と、上場企業平均と比較しても高い水準で多様性の確保に取り組んでいます。連結子会社23社を管理するガバナンス体制を敷き、監査報酬5,300万円を投じることで適切な経営監視と透明性の高い企業統治を実現しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
期初予想を上回る着地が続いており、計画達成力は非常に高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画 (旧)
FY2022~FY2024
売上収益: 目標 2,000億円 前倒し達成 (2,297億円)
114.9%
事業利益: 目標 100億円 前倒し達成 (172.8億円)
172.8%
ROE: 目標 8.0%以上 前倒し達成 (16.7%)
208.8%
FY2026 業績予想
FY2026
売上高: 目標 2,600億円 順調 (2,403.3億円)
92.4%
営業利益: 目標 225億円 順調 (207.77億円)
92.3%
純利益: 目標 165億円 順調 (152.43億円)
92.4%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20221,750億円1,727億円-1.3%
FY20231,830億円2,120億円+15.9%
FY20242,250億円2,297億円+2.1%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202250億円99億円+97.5%
FY2023105億円129億円+23.3%
FY2025190億円208億円+9.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は具体的な中期経営計画を公表していませんが、毎期の業績予想で成長目標を示しています。過去の業績予想を振り返ると、特に営業利益は保守的な予想を大幅に上回る傾向にあり、市場の期待を超える実績を上げてきました。FY2026の予想では売上高2,600億円、営業利益225億円を掲げており、2桁成長を継続できるかが今後の注目点です。これは、同社の収益性改善と成長戦略が順調に進んでいることを示唆しています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、FY2023以降TOPIXを大幅にアウトパフォームしており、株主価値の向上に成功しています。特にFY2025には439.7%という高い数値を記録し、同期間のTOPIX(189.5%)を2倍以上も上回りました。これは、継続的な業績拡大と積極的な増配が株価に好影響を与え、キャピタルゲインとインカムゲインの両面で株主に高いリターンをもたらした結果です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+339.7%
100万円 →439.7万円
339.7万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021118.9万円+18.9万円18.9%
FY2022118.7万円+18.7万円18.7%
FY2023175.6万円+75.6万円75.6%
FY2024356.0万円+256.0万円256.0%
FY2025439.7万円+339.7万円339.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残184,300株
売り残19,700株
信用倍率9.36倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
2027年3月期 第2四半期決算発表2026年11月上旬

PERは47.4倍、PBRは1.67倍と、業界平均に比べて割高な水準にあります。これは、同社の高い成長性と収益性に対する市場の期待が株価に織り込まれていることを示唆しています。信用倍率は9.36倍とやや高水準で、将来の株価上昇を見込んだ買いが多い一方、需給面での重さも意識されます。配当利回りは4.41%と高く、株主還元への意識も評価できます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +8.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 日刊工業新聞 ほか
業界内ランキング
上位 15%
その他製品業種 520社中 78位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績45%
新製品・技術開発25%
M&A・提携15%
スポーツイベント15%

最近の出来事

2025年5月技術提携

カーボンフライ社と共同研究開発契約を締結し、次世代素材を活用したスポーツ用品の開発を本格化。

2025年11月好決算

2026年3月期上期決算にて経常利益13%増益を達成し、主力商品の販売堅調さが鮮明となった。

2026年2月業績続伸

第3四半期累計で経常利益12.1%増益となり、通期業績への期待感が高まっている。

美津濃 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 50円
安全性
安定
自己資本比率 71.6%
稼ぐ力
普通
ROE 9.7%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「老舗スポーツ用品メーカーが、技術革新とグローバル展開で再成長を加速させる『第二の創業期』」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU