美津濃8022
Mizuno Corporation
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが週末に楽しむゴルフやランニング、あるいは学生時代に打ち込んだ野球の試合。その手にしたゴルフクラブやバット、足元のシューズに「MIZUNO」のロゴを見つけたことはありませんか?美津濃は、そうしたスポーツシーンを支える製品を作る会社です。普段テレビで見るプロ野球選手が使うグラブから、市民ランナーが履くランニングシューズまで、実は私たちの身近なところで多くの人々の「最高のパフォーマンス」を裏側から支えています。
総合スポーツ用品メーカーの美津濃は、2025期に売上高2,403.3億円(前期比4.6%増)、営業利益207.77億円(同20.2%増)と過去最高益を更新し、力強い成長を続けています。特に高機能素材や新技術への投資が奏功し、ゴルフやランニングシューズといった主力分野で高い収益性を確保。今後は、カーボンナノチューブなどの先端技術開発や、韓国市場への本格進出など、グローバルでの事業拡大を加速させる方針です。
会社概要
- 業種
- その他製品
- 決算期
- 3月
- 本社
- 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番35号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 3.6% | 2.4% | - |
| 2022/03期 | 7.1% | 4.8% | - |
| 2023/03期 | 8.4% | 5.4% | - |
| 2024/03期 | 10.7% | 7.1% | 7.5% |
| 2025/03期 | 10.2% | 7.2% | 8.6% |
| 3Q FY2026/3 | 10.3%(累計) | 6.7%(累計) | 9.6% |
売上規模の拡大に伴い、営業利益率は2021/03期の2.5%から2025/03期には8.6%へと大幅に向上しました。これにより、ROE(自己資本利益率)は10%水準に達し、資本効率の改善が着実に進んでいます。高付加価値商品の提供による収益構造の適正化が、収益性指標を押し上げる主因となっています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 1,504億円 | — | 37.5億円 | 49.0円 | - |
| 2022/03期 | 1,727億円 | — | 77.2億円 | 100.7円 | +14.8% |
| 2023/03期 | 2,120億円 | — | 99.1億円 | 129.2円 | +22.8% |
| 2024/03期 | 2,297億円 | 173億円 | 143億円 | 186.6円 | +8.3% |
| 2025/03期 | 2,403億円 | 208億円 | 152億円 | 198.7円 | +4.6% |
ミズノは、国内外でのスポーツ用品販売が好調に推移し、直近5年間で売上高を約1.6倍の約2,403億円まで拡大させました。特にグローバル市場における競争力強化と高機能品の拡販が奏功し、営業利益も持続的に増加する成長軌道を辿っています。2026年3月期も増収増益を見込んでおり、堅調な業績基盤を確立しています。 【3Q 2026/03期実績】売上1873億円(通期予想比72%)、営業利益179億円(同80%)、純利益149億円(同90%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
その他製品の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示データでは、連結子会社23社を擁するグループ体制で、スポーツ用品の製造・販売を中核としたグローバルな事業リスクを抱えています。為替変動や原材料価格の高騰、および国際的な競争環境が経営上の主要な監視対象となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | 1,750億円 | — | 1,727億円 | -1.3% |
| 2023期 | 1,830億円 | — | 2,120億円 | +15.9% |
| 2024期 | 2,250億円 | — | 2,297億円 | +2.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | 50億円 | — | 99億円 | +97.5% |
| 2023期 | 105億円 | — | 129億円 | +23.3% |
| 2025期 | 190億円 | — | 208億円 | +9.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は具体的な中期経営計画を公表していませんが、毎期の業績予想で成長目標を示しています。過去の業績予想を振り返ると、特に営業利益は保守的な予想を大幅に上回る傾向にあり、市場の期待を超える実績を上げてきました。2026期の予想では売上高2,600億円、営業利益225億円を掲げており、2桁成長を継続できるかが今後の注目点です。これは、同社の収益性改善と成長戦略が順調に進んでいることを示唆しています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
カーボンフライ社と共同研究開発契約を締結し、次世代素材を活用したスポーツ用品の開発を本格化。
2026年3月期上期決算にて経常利益13%増益を達成し、主力商品の販売堅調さが鮮明となった。
第3四半期累計で経常利益12.1%増益となり、通期業績への期待感が高まっている。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
有利子負債は2024/03期から発生しているものの、自己資本比率は71.6%と極めて高い水準を維持しており、財務体質の健全性は強固です。潤沢なネット資産を背景に、将来の成長投資に向けた余力も十分に確保しています。安定したバランスシートが、経営の持久力を支える礎となっています。 【3Q 2026/03期】総資産2284億円、純資産1683億円、自己資本比率65.8%、有利子負債132億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 87.8億円 | 8.4億円 | 23.1億円 | 79.4億円 |
| 2022/03期 | 120億円 | 21.8億円 | 87.7億円 | 98.6億円 |
| 2023/03期 | 80.5億円 | 44.5億円 | 110億円 | 125億円 |
| 2024/03期 | 214億円 | 1.3億円 | 140億円 | 215億円 |
| 2025/03期 | 70.1億円 | 35.1億円 | 40.1億円 | 34.9億円 |
営業活動によるキャッシュフローは、2023/03期の一時的な変動を除き、本業での安定的な稼ぎを示しています。特に2024/03期には約215億円ものフリーキャッシュフローを創出し、高い資金生成能力を実証しました。得られた資金は、配当や財務体質の改善、戦略的な投資に充当される循環が構築されています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は25.0%と、上場企業平均と比較しても高い水準で多様性の確保に取り組んでいます。連結子会社23社を管理するガバナンス体制を敷き、監査報酬5,300万円を投じることで適切な経営監視と透明性の高い企業統治を実現しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 699万円 | 3,649人 | - |
従業員平均年収は699万円で、スポーツ用品業界の中でも安定した給与水準を維持しています。長年の歴史を持つ企業として福利厚生や安定性が評価されており、業績連動型のインセンティブが着実に還元されている背景があります。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、2023期以降TOPIXを大幅にアウトパフォームしており、株主価値の向上に成功しています。特に2025期には439.7%という高い数値を記録し、同期間のTOPIX(189.5%)を2倍以上も上回りました。これは、継続的な業績拡大と積極的な増配が株価に好影響を与え、キャピタルゲインとインカムゲインの両面で株主に高いリターンをもたらした結果です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 10円 | 60.5% |
| 2017/03期 | 10円 | 177.9% |
| 2019/03期 | 50円 | 21.1% |
| 2020/03期 | 50円 | 27.5% |
| 2021/03期 | 50円 | 34.0% |
| 2022/03期 | 60円 | 19.9% |
| 2023/03期 | 70円 | 18.1% |
| 2024/03期 | 120円 | 21.4% |
| 2025/03期 | 150円 | 25.2% |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
同社は業績連動型の配当政策を採用しており、利益成長に応じて配当を増額する姿勢を鮮明にしています。直近では配当性向を25%前後で維持しつつ、大幅な増配を実現しています。安定的な成長と株主還元のバランスを重視した、投資家にとって魅力的な分配方針です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 118.9万円 | 18.9万円 | 18.9% |
| 2022期 | 118.7万円 | 18.7万円 | 18.7% |
| 2023期 | 175.6万円 | 75.6万円 | 75.6% |
| 2024期 | 356.0万円 | 256.0万円 | 256.0% |
| 2025期 | 439.7万円 | 339.7万円 | 339.7% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは47.4倍、PBRは1.67倍と、業界平均に比べて割高な水準にあります。これは、同社の高い成長性と収益性に対する市場の期待が株価に織り込まれていることを示唆しています。信用倍率は9.36倍とやや高水準で、将来の株価上昇を見込んだ買いが多い一方、需給面での重さも意識されます。配当利回りは4.41%と高く、株主還元への意識も評価できます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 60.3億円 | 22.8億円 | 37.8% |
| 2022/03期 | 110億円 | 32.6億円 | 29.7% |
| 2023/03期 | 140億円 | 41.3億円 | 29.4% |
| 2024/03期 | 193億円 | 49.8億円 | 25.8% |
| 2025/03期 | 214億円 | 61.1億円 | 28.6% |
法人税等の支払額は、業績拡大に伴い増加傾向にあります。税引前利益が右肩上がりとなる中で、実効税率は概ね26%から30%の範囲で安定的に推移しています。これは、国内外の所得に対する適正な税務処理が行われていることを示唆しています。
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美津濃 まとめ
「老舗スポーツ用品メーカーが、技術革新とグローバル展開で再成長を加速させる『第二の創業期』」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。